キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

今日は、軍歌

2021年03月16日 | Music & Movie
八甲田山遭難の本を借りてきて読んでいたら、この曲が聴きたくなってしまいました。
映画「八甲田山」で高倉健が隊員に歌わせる軍歌で、極端な寒さに耐えながら進軍する
兵士達の境遇を自虐的な歌詞で表現しています。勇ましい曲が多い軍歌ですが、
私は兵士の本音が出ているこの歌詞がとても好きです。
因みに、間奏のメロディは高校野球の応援団がよく使っているようです。
(こちらは、暑さに耐えながら戦う生徒の応援曲ですが、、)
作詞作曲の永井建子は、「元寇」も作曲しており、こちらも大好きな曲です。

「軍歌ぁ 雪の進軍 始めっ!」 高倉健

雪の進軍氷をふんで どれが河やら道さえ知れず
馬は斃れる捨ててもおけず 此処は何処(いずこ)ぞ皆敵の国
ままよ大胆一服やれば 頼み少なや煙草が二本

焼かぬ干物に半煮え飯に なまじ生命(いのち)のあるそのうちは
こらえ切れない寒さの焚火 けむいはずだよ生木が燻る
渋い顔して功名談(ばなし) すいというのは梅干一つ

着の身着のまま気楽な臥所(ふしど) 背嚢枕に外套かぶりゃ
背(せな)の温みで雪解けかかる 夜具の黍殻しっぽり濡れて
結びかねたる露営の夢を 月は冷たく顔覗きこむ

命捧げて出てきた身ゆえ 死ぬる覚悟で吶喊(とっかん)すれど
武運拙(つたな)く討ち死にせねば 義理にからめた恤兵(じゅっぺい)真綿
そろりそろりと首締めかかる どうせ生かして還さぬつもり


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