20年ほど前、フィリップ・K・ディックの小説に嵌った時期があります。
ブレードランナー、マイノリティリポート等多くの作品が映画化されてブームに
なりましたが、彼の作品群の中に、「流れよ我が涙、と警官は言った」という
タイトルの小説があります。奇妙なタイトルだったけれど、読んでみると
これはダウランドのこの歌曲の事でした。16世紀頃のイギリスで、大ヒットしたらしい。
何だか暗いだけで刺激が足りないけれど、巣ごもりで時間を持て余しているなら、
こういう曲を聴いて音楽のレパートリーを広げるのも良いと思います。
シンプルな歌曲には、とても癒されます。
John Dowland: Flow my tears (Lachrimae); Phoebe Jevtovic Rosquist, soprano & David Tayler, lute