大英自然史博物館の舞台裏について。
大英自然史博物館は、大英博物館の一部として成立した。
この本では、著者が勤務する博物館の歴史とそこで活動する人々の姿と業績に
大英自然史博物館は、大英博物館の一部として成立した。
この本では、著者が勤務する博物館の歴史とそこで活動する人々の姿と業績に
焦点を当てて紹介している。著者の専門分野である古生物学や生物学、鉱物学の
様々なエピソードを集めたもの。
博物館の多くの職員は、自然に存在するものを研究し分類するのが主な仕事で、
数十年に渡ってひとつのテーマを研究する人もおり、意欲と根気が必要な職業だ。
職員の中には、いろいろ変わった人も多くて、エピソードに事欠かない。
著者は多くの先輩や同僚達を紹介していますが、ほとんどが一般には無名の人達
で、読んでいて映画のスタッフを一人一人紹介されているような印象があった。
まあそれも悪くはないのだけれど、読み終わったら誰が誰なのか全く名前を
覚えていなかった。(さすがに歴史に残るオーエンやハリソンの名前は知っている
けれど)博物館の舞台裏の紹介は面白いテーマで、エピソードは楽しめるの
ですが、もう少し系統立てて仕事の中身を紹介して欲しいと思いました。