キマグレ競馬・備忘録

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本「火星で生きる」

2019年03月19日 | Book
人類が現在の火星探査の段階から火星に移住するまでを語る。
著者は、火星への移住は夢物語ではないと説く。但し、様々な課題があるので、それを
解決することが必要である。現在の宇宙開発はNASAよりも民間の方が活発で、
特にイーロン・マスクのスペースX社に期待している。(期待し過ぎの感もあるが)
火星開発のアイデアは沢山あるようだが、火星は大変過酷な環境なので、
解決には大変時間が掛かる。著者は、火星移住を大航海時代の人々に例えるが、
少し観点が違うように感じる。同じ地球上で、場所は違えども生存に必要なものが
手に入った大航海時代と、全く未知の環境で、生存に必要なものが簡単に手に
入らない火星を同じ土俵で比較できないからだ。火星移住の話は、物語としては
面白いけれど、楽天的な著者とは違って実現はかなり厳しいように思った。

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