キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

古い競馬本は使えるか。(3)

2018年02月03日 | Book

今週、読んできた競馬の古本の残り2章は、競馬の勝負哲学。必勝セオリー。
第5章 勝負哲学(と言うほどのものでもないけれど)を紹介する。
・競馬と人生に勝ちたければ、まずは我慢しろ。
・100円ボックス馬券には、何の価値もない。
・勝負は1点3000円以上、6点以内で決めろ。
何故このような考え方に至ったかの経緯を、著者自身の体験を
交えながら指南する。競馬はダラダラやるものではなく、
目的を持ってやるべきというのが著者の主張のようだ。
競馬をやる動機は人それぞれなので、とやかく言う筋合いは無いけれど
目的も無く無計画で、ただ目の前の勝負に一喜一憂するのはどうかという話。
でも、ちょっとお節介のような感じもする。
人はそれぞれ経済状況が違うので、自分の稼ぎや小遣いが少ない人に、
100円ボックスは価値が無いとか、勝負は3000円以上と言われてもね、、。
第6章 必勝セオリー
・黒字を取るか、楽しみを取るか、答えは明白だ。
・負けた時のために貯金をする奴は、競馬なんかするな。
・年間100万円を儲ける「馬券のローテーション」を覚えろ。
 (推奨は、単複、馬単、ワイド)
最後は、ちょっと過激なタイトルが並んでいるが、
要は、競馬をやるなら儲けなければ意味がないということ。。
黒字を取るか、楽しみを取るか、本当はどちらでも良いと思うが、
でも本のタイトルが「儲けの法則」だから当然、黒字を取りたい。
恐らく大多数の競馬オヤジは、当然そう思っているし、
著者に言われなくても判っているけれど、それがうまく行かないのが
競馬というギャンブルなのだ。
この本では、著者自身の経験から導かれた色々な法則を紹介しているが、
読んでいるとだんだん仕事のノウハウ本みたいな気がしてきた。
サラリーマンは仕事を忘れて競馬を楽しんでいるのに、この本の内容を
実践すると競馬も仕事になってストレスが溜まりそうだ。
著者の勝負哲学の部分は、素直に受け取れない感じがした。

ということで、ざっと読み返したので、この本とはオサラバです。


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