年末の競馬のお楽しみ、中山大障害(G1)を見てきました。素晴らしい晴天に恵まれた中山競馬場でしたが、午前中から寒風が吹いてとても凍える一日でした。
中山大障害はJRAの障害レースの最高峰で、4100mの馬場に急坂や巨大な障害が配置された難易度の高いコースです。通常の競馬開催日には、申し訳程度に一日1レースだけ行われる障害レースですが、この日はG1ということもあって、大勢の観客が詰め掛けました。コースの内側で観戦していましたが、普段では考えられないほどの客の入りで、名物の大障害の前は大変混雑していました。あまり目立たない障害騎手の方もこれだけ注目されると、気分が良かったのではないかと思います。私の注目馬は、テイエムトッパズレでした。トッパズレとは鹿児島の方言で「飛び抜けている」という意味で、このレースにぴったりの名前です。数少ないテイエムオペラオー産駒の九州産馬としていつも応援していますが、最近は成績がイマイチなのが気になります。とにかく結果に拘らず、どこかで見せ場を作って欲しいと思いながら観戦していました。
1.コース設営風景。係員の方が他のコースに入らないように柵を設置しているところです。大障害のコースは滅多に使わないので、係の人もこの日は作業が多かった。
2.大障害がよく見えるターフビジョンの裏の位置には、報道関係者が大勢陣取っていました。普段は誰もいない場所です。
3.障害が設置されている場所には、救急車もスタンバイ。落馬しないことの方が珍しい。
4.レース前に下見をする風景。馬に慣れさせる?意味で、障害レースの場合は毎回やっています。
5.左はテイエムトッパズレ。良いレースをしましたが、バシケーンにやられました。
6.大障害の前には、大勢の観客が張り付いています。そして向かい側の竹柵障害の前にも、、。
7.レース開始直後の先陣争いの様子。坂を駆け上がって竹柵障害に向かいます。
8.竹柵障害を越える馬の様子。かなりのスピードで越えていくため、竹の先が折れて飛んでいきます。
9.ナドレは障害飛越でバランスを崩して危うく落馬しそうでしたが、騎手が上手くバランスを取って持ち直しました。観客からは大拍手。。。
10.2周目は、注目の大障害。しかしカメラの位置が悪くて手前の木立にピントが合ってしまい、残念な写真になってしまいました。これが撮りたかったのに、、。
11.接近戦を繰り広げるテイエムトッパズレの佐久間騎手と優勝候補(1番人気)トーワベガの北沢騎手。
12.最後の直線に向かうところで、テイエムトッパズレが先頭に立って、そのまま逃げ切るかと思いきや、後方より3頭に追い込まれて健闘空しく4着に終わりました。
テイエムトッパズレは、今年の成績を考えると終始レースをリードしてよく頑張ったと思います。また来年も、彼の活躍に期待したいです。