アメリカの探査機が太陽系の果てに近づきつつあるようです。
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ボイジャー1号、33年かけ太陽系の果てへ(読売新聞)
米航空宇宙局(NASA)は13日、1977年に打ち上げた探査機「ボイジャー1号」が観測している太陽風の速度がゼロになったと発表した。太陽から吹き出す太陽風が届く範囲「太陽圏」の端に近づいていることを示しているという。同機は現在、太陽から約170億キロ・メートル離れた場所を秒速約17キロ・メートルで飛行中。あと4年で「へリオポーズ」と呼ばれる太陽圏の境界を脱出、太陽系外探査へ踏み出す見通しだ。やはり1977年に打ち上げられた「ボイジャー2号」はやや遅れて別の方向へ向かっている。両機には、地球外の知的生命体に遭遇することを考え、様々な音楽や言語を録音したレコードが搭載されている。
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学生の頃、パイオニアやボイジャー探査機が撮影した惑星の画像を見て驚いた記憶があります。それから30年以上が経ちほとんど忘れかけていましたが、これらの探査機は未だに飛行を続けているようです。記事では太陽風の速度がゼロになったということで、太陽系の果てに近づいているそうですが、それよりも、これまで33年の長きに渡りボイジャーが観測を続けていたことは全く知りませんでした。太陽系の果てがいったいどうなっているのか、とても興味深いニュースです。今年は「はやぶさ」の業績が話題になった日本の宇宙開発ですが、このニュースを読むとアメリカの宇宙開発のスケールの大きさを感じます。