漫才ブームも終わりに近づきつつあるようです。
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漫才「M-1」今年で終了 吉本「目標、達成できた」(産経)
吉本興業と朝日放送は12日、若手漫才“日本一”決定戦「M-1グランプリ」を、10回目を迎えた今年の大会で終了すると発表した。吉本興業は、終了の理由について「漫才を全国に広め、若い才能を発掘する目標を達成できた」と説明。「M-1」を立ち上げた島田紳助大会委員長は「漫才を目指す若者が増え、漫才のレベルも上がった。ほんの少し漫才に恩返しできた」とコメントした。
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「M-1グランプリ」は一度も見たことがありませんが、このイベントは若い芸人の登竜門として人気があったようです。下積み期間が長かった漫才師がこれで優勝してブレイクしたという良い話も聞きました。しかし、最近は漫才をじっくり聴くというスタイルではなく、ひな壇にたくさんの漫才師を並べて面白いコメントを聴くバラエティ番組が増えてしまい、彼らの活躍の場が少なくなっているように思います。(あまりに多くの芸人が出演するため、一体誰が何のコンビ名なのか判らないことも多いです。)またバラエティのコメントでは面白いのに、「本業」の漫才ではさっぱり笑えないネタもあり、漫才の質の低下も活躍の場が無くなる要因になっているかもしれません。(スタジオの女性も面白くないネタに無理して笑ってます)今回、「M-1グランプリ」を立ち上げた島田紳助さんがこの大会の意義について述べています。でも本当に将来の漫才師の育成を考えるなら、規模は縮小してでもこの大会を維持するように働きかけて欲しかったです。でなければ、司会者としてではなく、若手芸人に是非「漫才の手本」を示して欲しいものです。