[シルク]アル Argente ジャンテ牝 その3
◇◇◇
アル Argente ジャンテ牝2[シルク]
父ディープインパクト母ナイキフェイバー
配合の累代は、ディープインパクト×Favorite Trick×Saratoga Six×Wise Exchange×First Landing。
クロスはPromised Land5S×5D。
その3で書いたように、母がLa Troienne血脈を3本内包していてパワーを補強し、Sir Ivorの強調で柔らかさを、Promised Landのクロスで斬れを引き出したとして、それらが上手く噛み合うことが必要。
しかし、まだ書いてなくて、影響力が大きそうな血脈がある。
それは、Saratoga Sixの父Alydarだ。
パワーが強くて、ピッチ走法的な機動力が特長だろう。
ディープインパクトは、しなやかに大きく俊敏に動ける馬。
柔らかく大きく動けることと、速く強く動けることを両立させることは難しいはずだ。
だが、ディープは両面を高い次元で持ち合わせていた。
ディープ産駒に求められるのは、父が持っていた特長のバランスを崩さずにパワーを補強することだろう。
そのためには、母がNorthern Dancerのクロスを持つことが有効なようだ。
Alydarを考えると、パワーが強すぎてバランスを崩しそうだ。
また、そのピッチ走法な機動力がディープに合うかどうか。
◇◇
母ナイキフェイバーは5代アウトクロス。
母父Favorite TrickはNearco5S×5Sで、母母はNasrullah5S×5Sで、緊張度は高くない。
母の血統表を見て気付くのは、複数の牝馬クロスを持っていること。
5代内でクロスを作る代わりにニアリークロスを作ろうと意図されたのだろう。
前述したように、母にはLa Troienne血脈が3本入る。
牝馬La Troienneはかなり前の馬なので血統表の奥に存在するが、影響力が比較的強いとされる。
ニアリークロスとして考えると、Better Self≒Mr. Busher5D×5S(La Troienneは共に7代)、Better Self≒Be Faithful5D×7S(La Troienneは7代と9代)。
┌War Admiral
Mr. Busher
└△
└La Troienne
┌Bimelech
│└La Troienne
Better Self
│┌War Admiral
└△
--------------
┌Black Toney
┌Bimelech
Better Self
└△ ┌Black Toney
│┌〇
└△
┌Black Toney
┌Bimelech
Be Faithful
│ ┌Black Toney
│ ┌〇
│┌〇
└△
◇
他にもNellie Flagの血脈が2本、Erinの血脈が3本入っている。
この辺りが有効に働くかは解らない。というか、おそらくほとんど影響がないのでは?
ニアリークロスと考えると、Last Wave≒Comely Nell5S×4D(Nellie Flagは共に6代)、Dynamo≒Longford5D×6D(Erinは7代と8代)、Bold Irish6S×7D(母Erinは7代と8代)。
それなりの濃さのニアリークロスになっている。
繁殖牝馬にはもっと強いクロスがあっても良い。
その方が爆発力という点で優れている。
しかし、生じにくい牝馬クロスを集めている点に興味を持ったため、半弟にも出資した。
それで走るかは解らないのだが。
◇◇
配合の基本は、優秀な種牡馬を重ねることだろう。
代々配合されてきたFavorite Trickも、Saratoga Sixも、Wise Exchangeも成功種牡馬とは言えない。
Wise Exchangeは、ウインバリアシオンやルージュバッグの牝系の奥の方で重ねられていて、それがサンデーの血と出会うことでPromised Landのクロスになって斬れを引き出すようだ。
ということで、Wise Exchangeはサンデー系との配合では有効に働く可能性がある。
Saratoga Sixは、上述したようにAlydar直仔で、あまり活躍馬を出していない。また、ディープと合うかという点でも疑問。
それでも、2つの牝馬クロスが出来る要因になっている種牡馬。血脈的にAlydarがMr.Prospectorだったら・・と思うのは、字面を気にし過ぎかな。
Favorite Trickも活躍馬を出せなかった種牡馬。母父としてもどうか?
血脈的な観点では、ナスキロラトロ的な血を活用するような配合をしたら・・と思った。
Favorite Trickは早熟だったようなので、3歳夏を越えて成長を期待することは出来ないだろう。
当然早めに勝ち上がりたいし、3歳夏の時点で2勝目は挙げていないと、その後は苦しいかもしれない。
◇◇
ディープの配合相手はレベルが高くて、ナイキフェイバーくらいだと成績でも血統でも劣る感じだ。
ディープ産駒の勝ち上がり率は60%近いはずで、ちょっと調べたら牝馬の勝ち上がり率は牡馬にそれほど劣らないようだ。おそらく50%はあるのではないか?
アル Argente ジャンテには勝ち上がる50%に入ってもらいたいし、ディープ牝馬だけに期待してしまうのだが、早めに勝ち上がってオープンや重賞に出走して欲しい。
現状だと、出資馬が上級クラスのレースに出走するとしたら、2歳~3歳春までの1勝馬が出られるレースだろう。
それには、デビュー戦か2戦目に勝ち上がるくらいじゃないとね。
また、デビューが遅くても可能性は無くなる。
出資馬の現状を考えると、難しい。
◇◇◇
アル Argente ジャンテ牝2[シルク]
父ディープインパクト母ナイキフェイバー
配合の累代は、ディープインパクト×Favorite Trick×Saratoga Six×Wise Exchange×First Landing。
クロスはPromised Land5S×5D。
その3で書いたように、母がLa Troienne血脈を3本内包していてパワーを補強し、Sir Ivorの強調で柔らかさを、Promised Landのクロスで斬れを引き出したとして、それらが上手く噛み合うことが必要。
しかし、まだ書いてなくて、影響力が大きそうな血脈がある。
それは、Saratoga Sixの父Alydarだ。
パワーが強くて、ピッチ走法的な機動力が特長だろう。
ディープインパクトは、しなやかに大きく俊敏に動ける馬。
柔らかく大きく動けることと、速く強く動けることを両立させることは難しいはずだ。
だが、ディープは両面を高い次元で持ち合わせていた。
ディープ産駒に求められるのは、父が持っていた特長のバランスを崩さずにパワーを補強することだろう。
そのためには、母がNorthern Dancerのクロスを持つことが有効なようだ。
Alydarを考えると、パワーが強すぎてバランスを崩しそうだ。
また、そのピッチ走法な機動力がディープに合うかどうか。
◇◇
母ナイキフェイバーは5代アウトクロス。
母父Favorite TrickはNearco5S×5Sで、母母はNasrullah5S×5Sで、緊張度は高くない。
母の血統表を見て気付くのは、複数の牝馬クロスを持っていること。
5代内でクロスを作る代わりにニアリークロスを作ろうと意図されたのだろう。
前述したように、母にはLa Troienne血脈が3本入る。
牝馬La Troienneはかなり前の馬なので血統表の奥に存在するが、影響力が比較的強いとされる。
ニアリークロスとして考えると、Better Self≒Mr. Busher5D×5S(La Troienneは共に7代)、Better Self≒Be Faithful5D×7S(La Troienneは7代と9代)。
┌War Admiral
Mr. Busher
└△
└La Troienne
┌Bimelech
│└La Troienne
Better Self
│┌War Admiral
└△
--------------
┌Black Toney
┌Bimelech
Better Self
└△ ┌Black Toney
│┌〇
└△
┌Black Toney
┌Bimelech
Be Faithful
│ ┌Black Toney
│ ┌〇
│┌〇
└△
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他にもNellie Flagの血脈が2本、Erinの血脈が3本入っている。
この辺りが有効に働くかは解らない。というか、おそらくほとんど影響がないのでは?
ニアリークロスと考えると、Last Wave≒Comely Nell5S×4D(Nellie Flagは共に6代)、Dynamo≒Longford5D×6D(Erinは7代と8代)、Bold Irish6S×7D(母Erinは7代と8代)。
それなりの濃さのニアリークロスになっている。
繁殖牝馬にはもっと強いクロスがあっても良い。
その方が爆発力という点で優れている。
しかし、生じにくい牝馬クロスを集めている点に興味を持ったため、半弟にも出資した。
それで走るかは解らないのだが。
◇◇
配合の基本は、優秀な種牡馬を重ねることだろう。
代々配合されてきたFavorite Trickも、Saratoga Sixも、Wise Exchangeも成功種牡馬とは言えない。
Wise Exchangeは、ウインバリアシオンやルージュバッグの牝系の奥の方で重ねられていて、それがサンデーの血と出会うことでPromised Landのクロスになって斬れを引き出すようだ。
ということで、Wise Exchangeはサンデー系との配合では有効に働く可能性がある。
Saratoga Sixは、上述したようにAlydar直仔で、あまり活躍馬を出していない。また、ディープと合うかという点でも疑問。
それでも、2つの牝馬クロスが出来る要因になっている種牡馬。血脈的にAlydarがMr.Prospectorだったら・・と思うのは、字面を気にし過ぎかな。
Favorite Trickも活躍馬を出せなかった種牡馬。母父としてもどうか?
血脈的な観点では、ナスキロラトロ的な血を活用するような配合をしたら・・と思った。
Favorite Trickは早熟だったようなので、3歳夏を越えて成長を期待することは出来ないだろう。
当然早めに勝ち上がりたいし、3歳夏の時点で2勝目は挙げていないと、その後は苦しいかもしれない。
◇◇
ディープの配合相手はレベルが高くて、ナイキフェイバーくらいだと成績でも血統でも劣る感じだ。
ディープ産駒の勝ち上がり率は60%近いはずで、ちょっと調べたら牝馬の勝ち上がり率は牡馬にそれほど劣らないようだ。おそらく50%はあるのではないか?
アル Argente ジャンテには勝ち上がる50%に入ってもらいたいし、ディープ牝馬だけに期待してしまうのだが、早めに勝ち上がってオープンや重賞に出走して欲しい。
現状だと、出資馬が上級クラスのレースに出走するとしたら、2歳~3歳春までの1勝馬が出られるレースだろう。
それには、デビュー戦か2戦目に勝ち上がるくらいじゃないとね。
また、デビューが遅くても可能性は無くなる。
出資馬の現状を考えると、難しい。