MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

玉簾 (たますだれ)

2013年10月30日 | Weblog
今日は、10月31日ハロウィン "キリスト教の聖人の祝日「万聖節」の前夜祭。

古代ヨーロッパの原住民ケルト族の収穫感謝祭がキリスト教に取り入れられ、現在のハロウィンになったとされている。ケルト族の1年の終わりは10月31日で、この夜は死者の霊が家族を訪ねたり、精霊や魔女が出てくると信じられていた。これらから身を守る為に仮面を被り、魔除けの焚火を焚いた。
これに因み、31日の夜、南瓜をくり貫いて作ったジャック・オー・ランタン(お化けカボチャ)に蝋燭を立て、魔女やお化けに仮装した子供達が「Trick or Treat(お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ)」と唱えて近くの家を1軒ずつ訪ねる。家庭では、カボチャの菓子を作り、子供達はもらったお菓子を持ち寄り、ハロウィン・パーティーを開いたりする。"


これは、彼岸花(ひがんばな)科、ゼフィランサス属の玉簾 (たますだれ)という花である。この玉簾 (たますだれ)が彼岸花科というのも意外である。何故ならば、彼岸花と雰囲気が全然異なっており、花の形がサフランを思わせるような形だからである。この花のネーミングの由来は分からないが、WEBを紐解けば、玉簾なのに南京玉簾ばかり、南京玉簾とは何の所縁もないはずなのに、不思議な感じがしないでもないのである。此の花は、今年最後の花になりそうである。


玉簾 (たますだれ)・彼岸花(ひがんばな)科。
・学名  Zephyranthes candida
   Zephyranthes : ゼフィランサス属
   candida : 純白の、輝きのある
 Zephyranthes (ゼフィランサス)は、
 ギリシャ語の
 「zephyros(西、西風)
  + anthos(花)」が語源。
 西インド諸島が
 原産地であることから。
 
・開花時期は、 8/ 5 ~ 10/10頃。
・白く美しい花を「玉」に、
 葉が集まっているようすを
 「簾」にたとえた。
 ”南京玉簾”   
 6弁花、上向きに咲く。
・葉は細長い。

・ずらっと並んで咲いていると壮観♪
・黒い実がなる。
 実の形は 狐の剃刀 に似ている。

・「珠簾」とも書く。

・別名「ゼフィランサス」 学名から。
   サフラン擬も同名。
 「カンジダ」 学名から。
 「レインリリー」 
  雨のあとで一斉に咲きはじめる
           ところから。
・秋頃に咲く、
 よく似た黄色い花があるが
 それは玉簾ではなく、
 「黄花玉簾(きばなたますだれ)
  = ステルンベルギア」と呼ぶ。

  (季節の花300から引用)

今日の誕生日の花:オケラ 花言葉:親しみやすい

  今日の一首:愛らしく小さく白い花をつけオケラは高く茎伸ばしけり  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

山黄櫨 (やまはぜ)

2013年10月29日 | Weblog
これは、漆(うるし)科、ウルシ属の山黄櫨 (やまはぜ)という樹である。この山黄櫨 (やまはぜ)は、知り合いのお店の店先に毎年、紅葉の時期になると展示するのが恒例になっている。今年も、真っ赤に紅葉したものを見せてくれたのである。
この山黄櫨 (やまはぜ)は、日本では木蝋(もくろう)採取が主役だったようである。
岡山県内では,南部ではハゼノキが多く,中部~北部では,ヤマハゼが多く分布するという。この山黄櫨 (やまはぜ) 樹皮にはウルシオールが含まれている。したがって、ウルシほど強烈ではないが、かぶれることも多いので注意が必要あということである。でも、この山黄櫨 (やまはぜ)の紅葉は、見事なものである。



山黄櫨 (やまはぜ)・漆(うるし)科。
・学名  Rhus sylvestris
   Rhus : ウルシ属
   sylvestris :
      森林生の、野生の
 
・ふつう、山地に生える。
・秋の紅葉がとてもきれい♪

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ナギナタコウジュ   花言葉:匂い立つ魅力

  今日の一句:ナギナタの術を学びし少女期はナギナタコウジュ知らずに過ぎき   鳥海昭子

 (NHKラジオ深夜便から引用)




布袋葵(ほていあおい)

2013年10月28日 | Weblog
これは、水葵(みずあおい)科、ホテイアオイ属の布袋葵(ほていあおい)という水草である。この水草のネーミングは、葉は卵形で、葉の基部がふくれてきて丁度、布袋様のおなか、そっくりなので布袋葵と名付けられたようである。調べてみると、以外にも、迷惑な水草であることが判った。その布袋葵を園芸店では、一株50円から100円で売って居るんですから世は様々面白い次第である。

週刊朝日百科 植物の世界によると「南アメリカ原産の多年生の浮遊植物である。1824年にブラジルで発見されてから今日までに、北緯40度から南緯45度までの5大陸50ヵ国以上に分布圏を広げた。伝播経路は観賞用としての導入が主で、日本への渡来も明治年間で、現在、東北地方以南の富栄養化の進んだ水域に群生している。水生植物で唯一、世界十大害草として、「青い悪魔(blue devil)の名で恐れられている。」




布袋葵(ほていあおい)・水葵(みずあおい)科。
・学名  Eichhornia crassipes
   Eichhornia : ホテイアオイ属
   crassipes : 太い柄(脚)のある
  Eichhornia(アイヒホルニア)は、
 ドイツ(プロシア)の 19世紀の政治家
 「Friedrich Eichorn さん」の
 名前にちなむ。
 
・浮き草の一種。
 葉は卵形で、葉の基部が
 ふくれてきて浮き袋になる。
 これを、
 布袋さん(七福神のひとつ)の
 丸いおなかにたとえた。

<布袋さん>
  中国、唐代末期の禅僧。
  住まいを定めず、
  常に杖と日用品を入れた
  大きな袋を背負って歩き、
  吉凶や天候を占った。
  額は狭く、腹は大きくふくれ、
  半裸でちょっと変わった風体。

・花は紫色の美しいものだが、
 一日で咲き終わる。
・繁殖力が強く、
 河川や池で広まってしまって
 いるところもある。

・別名 「布袋草(ほていそう)」
 「ウォーターヒアシンス」

  (移設の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ウメモドキ    花言葉:明朗

  今日の一首:つぶらなる赤き実の照るウメモドキさわやかにして神無月ゆく  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

芭蕉(ばしょう)

2013年10月27日 | Weblog
これは、芭蕉(ばしょう)科、バショウ属の芭蕉(ばしょう)という名の樹木である。散歩の途中、道すがらの畑に植えてあるものを写真に撮ったものである。この芭蕉(ばしょう)は、バナナのなる木だと思うが、温室ならばいざ知らず、此の辺りでは実を結ぶことはできない、不可能だと思う。なのに何故、畑に植えているのだろうか、と不思議な気がしないでもない。でも、俳人の芭蕉のところにも植えたあったと云うから、この芭蕉に愛着をもっている愛好者が居るからかも知れない。


芭蕉(ばしょう)・芭蕉(ばしょう)科。
・学名  Musa basjoo
   Musa : バショウ属
   basjoo : バショウ
 Musa(ムサ)は、ローマ時代の
 アウグスト王の侍医、
 「Antonio Musa さん」
 の名前にちなむ。
 
・でかい♪
 見上げるほどの高さ。
・葉もビッグサイズ。
 破れやすい。
・夏に、変わった形の花をつける。
 バナナ状の小さい実を
 つけることもある。
・「芭蕉布(ばしょうふ)」の
 材料となる。

・江戸時代に、
 長崎にいたシーボルトが
 この芭蕉を
 「ムサ・バショウ」という学名で
 発表した。
 「ムサ」とは
 バナナの仲間を意味する学名で、
 その後、イギリスでは、芭蕉を
 ジャパニーズ・バナナと
 呼んでいた。

・同じく、江戸時代の松尾芭蕉は、
 深川の自宅の庭にあった芭蕉から
 自分の名前を芭蕉としたらしい。

・名前に「水」をつけると水芭蕉。

  (季節の花300から引用)

   今日の誕生日の花:センブリ   花言葉:溌剌とした美しさ

  今日の一句:センブリの小さい束が軒下に吊るされいたり山里の家  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)


浅間風露(あさまふうろ)

2013年10月26日 | Weblog
これは、風露草(ふうろそう)科、ウロソウ属の浅間風露(あさまふうろ)という花である。この浅間風露は、友人のところに咲いていた花である。この浅間風露(あさまふうろ)は、初めて見た花で珍しい花なので写真に撮らせて貰ったもの。詳しいことは判らないが、山野草ではないかと思う。


浅間風露(あさまふうろ)・風露草(ふうろそう)科。
・学名  Geranium soboliferum
   Geranium : フウロソウ属
   soboliferum : 根元から勢いの良い
      徒長枝を出す
 Geranium(ゲラニウム)は、
 ギリシャ語の 
 「geranos(鶴)」が語源。
 実の形に由来。

・”浅間山”にちなんだ名前。
 長野県浅間山麓に多い風露草。
・「風露」にはいろいろあるが、
 この花がもっとも大型。

・「風露」シリーズ
 浅間風露  白山風露 立風露  千島風露

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ヨメナ    花言葉:隠れた美しさ

  今日の一首:朝冷えは来ていたりなり初花のヨメナのひとつなつかしく咲く  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)



コリウス

2013年10月25日 | Weblog
これは、紫蘇(しそ)科、コリウス属のコリウスという花?である。このコリウスは、恥ずかしながら我が家に鎮座ましましている花なのである。このコリウスは、紫蘇科というだけあって、花が咲き終わると実がなるのである。すなわちコリウスは、紫蘇そのものと言って良いほどのそっくりさんなのである。葉っぱの色合いから此のコリウスは、この紅葉の季節の花であることには違いないようである。


コリウス・紫蘇(しそ)科。
・学  Coleus blumei
   Coleus : コリウス属
   blumei オランダの分類学者
     「ブルーム」さんの
 Coleus は、その雄しべの形から
 ギリシャ語で
 「Koleos(刀のさや)」
 と呼ばれたことに由来。
 
・インドネシアのジャワ島原産。
・色鮮やかな葉っぱが特徴。
 とんがった紫色の花とともに
 秋によく見かける

・別名 「錦紫蘇(にしきじそ)」
 「金襴紫蘇(きんらんじそ)」

   紫蘇(しそ)に似ていて、
   かつ、葉っぱの色が 
   にぎやかなところから

・10月15日の誕生花
・花言葉は「健康」

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:モヨウビユ   花言葉:燃え上がった情熱

  今日の一首:燃えあがる炎のように色づきぬ秋のなかばをモヨウビユの葉  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

蔓梅擬(つるうめもどき)

2013年10月25日 | Weblog
これは、錦木(にしきぎ)科、ツルウメモドキ属の蔓梅擬(つるうめもどき)という木である。これは、友人が山から採取して、自宅の垣根にはわせていたものである。この蔓梅擬も、赤い実がなる梅擬きと同様、秋になると写真のような黄色い実を結ぶのである。これも、この時期、季節の花ということができると思う。


蔓梅擬(つるうめもどき)・錦木(にしきぎ)科。
・学名  Celastrus orbiculatus
   Celastrus : ツルウメモドキ属
   orbiculatus : 円形の
 Celastrus(セラストラス)は
 古代ギリシャ語の「Celastros」
 (セイヨウキヅタ)に由来。

・山地に生える。つる性。
・秋にできる実がオレンジ色で
 とてもきれい。
 生花にもよく使われる。

・別名 「蔓擬(つるもどき)」

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ダンギク(段菊)  花言葉:忘れ得ぬ思い

  今日の一首:忘れ得ぬ思いの中の友なれどその後を知らずダンギク咲けり  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

ダリア

2013年10月24日 | Weblog
これは、菊(きく)科、ダリア属のダリアという花である。わが家の近所、20メートルくらい歩いたところの畑に咲いていたものである。もうダリアの花も、咲く時期も過ぎたかと思ったら、テレビで調布市にある都立神代植物公園のダリア展が放映されていた。ということは、決して此の時期に相応しくない花ではないことが分かったのである。もっとも此のダリアは菊科の花、むしろこの時期に最も相応しい花だったかも知れない。
http://hottime.sakura.ne.jp/jindai-daria/jinndai-daria21.html

ダリア・菊科。
・学名 Dahlia pinnata
   Dahlia : ダリア属
   pinnata : 羽状の
 Dahlia(ダリア)は、
 18世紀のスウェーデンの
 植物学者の
 「Dahl ダールさん」の
 名前にちなむ。
 
・メキシコ原産で、
 メキシコの国花。
・以前からメキシコ高原地帯に
 自生していた。
 18世紀にそのタネが
 メキシコからスペインに送られ、
 それをダールさんが開花させて
 広まった。
 ナポレオンの妃
 ジョセフィーヌがこよなく
 愛したといわれている。
 その後品種改良がすすみ、
 19世紀のヨーロッパで流行した。

・日本には
 1842年にオランダから渡来。

・球形のものや、
 花びらの先がとがったもの、
 八重のもの・・・、
 咲き方はとても多彩。
・色も赤白黄色などさまざま。
 数万品種あるらしい。
 園芸植物のなかでも
 突出した品種数。
 変異を起こしやすい植物なので
 いろいろな品種が
 作れたとのこと。

・別名「天竺牡丹(てんじくぼたん)」

・7月12日、8月13日の
 誕生花(ダリア)・花言葉は
 「エレガント、華麗」(ダリア)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:カッコウアザミ   花言葉:信頼

  今日の一首:徒然なる日の陽だまりを信頼のやさしさに咲くカッコウアザミ  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

白い花のサルビア

2013年10月22日 | Weblog
これは、紫蘇(しそ)科、サルビア属のサルビアという花である。散歩の途中、白い花のサルビアと思われるような花に遭遇したが、これがサルビアかどうか分からなかった。そこで、この花がサルビアなのか、まったく別な花なのかを、WEBで検で索したところ、サルビア・アルゲンティアという白い花があることが分かった。今回、「白い花のサルビア」もあることをはじめて知ったのである。  

サルビア・紫蘇(しそ)科。
・学名  Salvia splendens
      (赤い方の花)
  Salvia guaranitica
      (グアラニチカ)

   Salvia : サルビア属
   splendens :
     立派な、きらめいた

 Salvia(サルビア)は、
 ラテン語の 
 「salvare(治療)」
 「salveo(健康)」
 が語源とされる。
 この種の植物は
 薬用になるものが多いことから。
 
・6月頃から11月頃まで、
 長い間咲き続ける。
 (花が落ちたあとも、
  同じ色の[がく]の部分が
  残るので、
  長く咲いているように見える)
・花の中のほうには蜜があり甘い。

・赤い花の別名
  「緋衣草」(ひごろもそう)。
  「スプレンデンス」
      → 学名から
・青い「サルビア・グアラニチカ」
 の花は、「ガオーッ」って
 ほえてるような形♪

・セージ、アメジストセージも、
 サルビアの一種。

・8月31日、10月4日の
 誕生花(サルビア)
・花言葉は 「全て良し」「エネルギー」 (サルビア)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:シコンノボタン   花言葉:平静

  日の一首:シコンノボタンひらきし朝のしずけさに守り続ける約束があり  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)




菊(きく)の花

2013年10月21日 | Weblog
これは、言わずもがな菊(きく)科、キク属の菊(きく)の花である。菊の花は、盆栽菊など色々あるけれども、東京の街中に菊の花を飾ってあったのは前回の東京オリンピックのときが一番印象に残っている。当時、菊の花の開花を調節をしてオリンピックの開催に間に合わせたという話だった。そのとき初めて、昼夜の日照時間を調節することによって菊の花の開花を左右できるということを知ったのだった。(電照菊?)



菊(きく)・菊(きく)科。
・学名 Chrysanthemum morifolium
   Chrysanthemum : キク属
   morifolium : クワ属(Morus)の
     ような葉の
 Chrysanthemum(クリサンセマム)は、
 ギリシャ語の 「chrysos(黄金色)
  + anthemon(花)」が語源。
 
・開花時期は、10/20 ~ 12/20頃。
・東洋で最も古くからある
 鑑賞植物らしい。
 平安時代に中国から渡来。
 改良が重ねられ多くの品種がある。
 園芸品種としては
 「スプレーマム」や「ポットマム」
 などがよく知られる。
 「マム」=「菊」、とのこと。

 (「小菊」「スプレーマム」
  「ポットマム」の区別が
  私にはよくわかりません。
  「スプレーマム」や  
  「ポットマム」の名前の看板が
  ついているものはその名前を、
  路地ものなどで看板のないものは
  「小菊」と
  表示したケースがあります。
  ご了承ください。
  どれもきれいな、菊の花です)。

・「きく」は
 漢名の「菊」を音読みしたもの。
 また、「菊」の漢字は、
 散らばった米を1ヶ所に集める、
 の意で、
 菊の花弁を米に見立てたもの。
 漢名の「菊」は
 ”究極、最終”を意味し、
 一年の一番終わりに
 咲くことから名づけられた。

・大輪の菊は、
 菊花展でよく見かける。
 11月の上、中旬頃が見頃。
 菊花展で見られるのは
 「厚物(あつもの)
     → 大輪もの」と
 「管物(くだもの)
     → 細い花びら」
 とに分けられる。

・中国では菊は
 不老長寿の薬効があるとされ、
 陰暦の9月9日(重陽の節句)には
 菊酒を飲み長寿の祈願をした。
 これがしだいに日本にも伝わり、
 菊の花を酒に浮かべて飲み
 花を鑑賞する「重陽の宴」が
 催されるようになった。
 のちに菊は皇室の紋章になり、
 日本の国花になった。
 (日本の国花は、この菊と桜の2つ)

・中国の「四君子(竹、梅、菊、蘭)」
 の一つ。
 水墨画の画材にもよく使われる。
            
・花の盛りは11月だが、
 冬になっても「残菊、晩菊」
 というサブネームで咲き続ける。
 これらはだいたい小菊のことだが、
 野性味の濃い小菊は寒さには強い。
 これらは冬になっても
 咲いているので「冬菊」とも、
 寒気の中で咲いているので
 「寒菊」とも呼ぶ。
 しかし、
 年を越える頃には
 やはり枯れてしまう → 「枯れ菊」になる

・ことわざ。
 「春蘭秋菊倶に廃す可からず」、
 (しゅんらんしゅうぎく
  ともにはいすべからず)。
  両者ともにすぐれており
  捨てがたい、の意。

・兵庫県の県花(野路菊)
・12月3日の誕生花(菊)
 1月5日、8月6日の誕生花 (小菊)
 10月10日の誕生花    (蛇の目菊)
 10月20日の誕生花    (スプレー菊)
 11月22日の誕生花     (東雲菊)
・花言葉は 「思慮深い」(菊)
 「真実、元気」(小菊)
 「いつも愉快」(蛇の目菊)
 「私はあなたを愛する」(スプレー菊)
 「困難に耐える」(東雲菊)


・「父母が  殿の後方(しりへ)の
  百代草(ももよぐさ)
  百代いでませ  わが来たるまで」
   (百代草=菊)万葉集 生玉部足国(いくたまべのたりくに)

 「心あてに 折らばや折らむ 初霜の
  置きまどはせる 白菊の花」
   古今集   凡河内躬恒 (おおしこうちのみつね)
   百人一首(29)

 「濡れて折る  袖の月影 ふけにけり
  籬(まがき)の菊の
  花のうへの露」   金槐和歌集 源実朝 

 「秋のきく おのずからなる 華は見で
  うるさく人の 作りなすかな」   橘曙覧
   (たちばなのあけみ、江戸末期の国学者)

 「冬菊の  まとふはおのが
  ひかりのみ」   水原秋櫻子(みずはらしゅうおうし)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:アキチョウジ  花言葉:秘めやかな思い

  今日の一首:秘めやかに思い深める昨日今日アキチョウジ咲くうつむきしまま  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)