MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

南天(なんてん)

2012年12月30日 | Weblog
これは、目木(めぎ)科、ナンテン属の南天(なんてん)の赤い実である。この南天の実も、お正月用の生け花として珍重されて鳥に食べられないようにビニールで覆われているのが多いようだ。南天には、色んな効用があり、知っていることも数多いが、次のような記事を見たので、紹介しておきたい。

殺風景な冬の時期は、ナンテンの鮮やかな赤い実がよく目立つ。昔から南天は生活に密着した植物で、「難を転じる」の語呂から縁起木、厄よけとしてとしても親しまれてきたところであり、生薬として現在でも利用されている。
しかし、南天の箸が広く販売されているのを見ると、あの細い南天で効率的に箸ができるとはとても考えられない。語呂合わせはともかくとして、そもそも箸材としてふさわしい素材なのだろうかと疑問のあるところである。


南天(なんてん)・目木(めぎ)科。
・学名 Nandina domestica
Nandina : ナンテン属
domestica :
国内の、その土地産の

Nandina(ナンディナ)は、
日本語の「ナンテン」が語源。

・開花時期は、 6/15 ~ 7/10頃。
・中国原産。
・花は比較的地味な白い花。
真ん中は黄色。

・漢名の「南天燭」を
略して「南天」。
「なんてん」は
「南天」を音読みしたもの。

・秋に赤い実をつける。
鳥が食べない限り
冬中見ることができる。
(鳥の大好物のようです)
実を乾燥させたものには
「せき」止めの効き目がある
→ のどあめがありますね。
また、葉には「ナンジニン」
という成分を含み、殺菌効果がある。

・福寿草の花と南天の実とセットで
「難を転じて福となす」という
縁起物の飾り付けが
されることがある。
(特にお正月に多いですね)。
また、無病息災を願う、
「南天の箸(はし)」と
いうのもある。
防火・厄除けとして
庭先や鬼門にも植えられる。

・京都の金閣寺の床柱は、
南天の材を使っていることで知られている。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:アオキ   花言葉:若く美しく

  今日の一句:つぎつぎに子が着き除夜の家となる   福田甲子雄

  (NHKラジオ深夜便から引用)

蜜柑(みかん)

2012年12月29日 | Weblog
これは、蜜柑(みかん)科、ミカン属の蜜柑(みかん)の樹である。この辺には、小規模ながら蜜柑園が何箇所か存在する。あるとき、その蜜柑園のオーナーとおぼしき人と、蜜柑について、話をする機会があった。その話では、むかし此の所沢辺では蜜柑が採れなかったそうである。現在のように採れるようになったのは、ごく最近のことだという。そこで、蜜柑の北限地を調べてみたら、次のような一文が見つかったので、参考まで添付した次第である。

温州みかんの生産の北限地筑波山。そこでとれた、地域独特の福来蜜柑(ふくれみかん)。見ていただければわかるように、2~3センチの小さなミカンです。江戸時代から栽培されており、普通のみかんに比べると味が濃く、酸味が強いのが特徴です。地元の七味とうがらしには、このふくれみかんの皮を乾燥させて粉にしたものが使われていて、とてもいい香りがします。

蜜柑(みかん)・蜜柑(みかん)科。
・学名 Citrus unshiu(温州蜜柑)
Citrus : ミカン属
unshiu : ウンシュウ(温州)

Citrus(シトラス)は、
レモンの木に対する古い呼び名。
これが属名になった。

・もっともポピュラーな
「みかん」♪
・中国から渡来した柑橘類をもとに
日本で作られた品種。
・鹿児島県原産で、全国で栽培されている。

・ふつう、種子(タネ)はない。
・初夏に白い5弁花が咲く。
・葉は光沢あり。
・みかんの皮を干したものを
「陳皮(ちんぴ)」と呼ぶ。

・別名 「温州蜜柑 (うんしゅうみかん)」
誕生地は鹿児島県だが、
市場に出回る名前として、
中国江南地方の、
柑橘類名産地の
「温州(うんしゅう)」
の名がつけられ、
そこから「温州みかん」
の名で呼ばれる。

・愛媛県の県花(蜜柑) → えひめみかん

・「橘(たちばな=みかん)は 実さへ花さへ その葉さへ
枝(え)に霜降れど いや常葉(とこは)の樹」
          万葉集 聖武(しょうむ)天皇

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ベニベンケイ、カランコエ    花言葉:幸福を告げる

  今日の一句:指揮者への拍手に年を惜みけり     森田峠

  (NHKラジオ深夜便から引用)

土手一面のピラカンサス

2012年12月28日 | Weblog
これは、薔薇(ばら)科、トキワサンザシ属のピラカンサスである。このピラカンサスは、散歩の途中、土手一面に恰も張り巡らしたかのように生えていたのであった。このピラカンサスは、薔薇科というのは意外な感じが拭いないが、でも、鋭い棘が生えているところを見ると、納得できないこともないと思う。いま花の乏しい此の時期、此のピラカンサスの赤い色は、少なくとも寂しさに彩りを与えてくれる貴重な植物であると思う。



ピラカンサス・薔薇(ばら)科。
・学名 Pyracantha angustifolia
(橘擬)
Pyracantha coccinea
(常盤山櫨子)

Pyracantha :
トキワサンザシ属
angustifolia :
幅の狭い葉をもつ
coccinea :
紅色の、緋紅色の

Pyracantha(ピラカンサ)は、
ギリシャ語の 「pyro(炎)
+ acantha(刺)」が語源。
火のような真っ赤な実をつけ、
枝にはいっぱいとげがあるところから。
これに「ス」がついて「ピラカンサス」。

・開花時期は、 5/10 ~ 5/末頃。
・花は白。
花より、秋になる「実」が目立つ。
・中国名は「火棘(かきょく)」。

・別名 「橘擬」(たちばなもどき)
オレンジ色の実。
中国南西部原産。
「常盤山櫨子」
(ときわさんざし)
赤い実。
ヨーロッパ東南部原産。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:カトレア  花言葉:優雅な人

  今日の一句:数へ日や昼の木立に子の遊び     岡本眸

  (NHKラジオ深夜便から引用)

シクラメン

2012年12月27日 | Weblog
これは、桜草(さくらそう)科、シクラメン属のシクラメンという花である。これは、畏れ多くも現在、我が家で咲いているシクラメンである。このシクラメンは、近所にある花の卸問屋から毎年、格安で購入している花なのである。このシクラメンは、夏場の管理が旨く出来て年を越せれば翌年も咲かせることが出来るそうであるが、我が家は、一年間、観賞しただけで、全部、枯らしてしまっている。我が義弟の処は、夏場の管理が上手で、毎年、見事な花を咲かせているのである。
シクラメンは、もともと香りのしない花だそうだが、最近、埼玉県農林総合研究センター園芸研究所は、バイオテクノロジーを駆使して、世界で初めて園芸種に野生種の芳香を取り入れたシクラメンの育成に成功したそうである。


シクラメン・桜草(さくらそう)科。
・学名 Cyclamen persicum
Cyclamen : シクラメン属
persicum : ペルシャの

Cyclamen(シクラメン)は、
ギリシャ語の
「kiklos(円)」が語源。
塊根が丸い球形のようなところから。

・開花時期は、10/25 ~ 翌 4/20頃。
・地中海沿岸地方原産。
明治末期に渡来。
・花屋さんでよく見かける。
・花びらは5枚あり、
いずれも上に強くそりかえる。

・初冬から春まで咲く。
年末年始頃から
室内でもよく飾られる。
色はさまざま。
鑑賞用の園芸植物。
寒さに強い品種のことを
「ガーデンシクラメン」と呼ぶ。
また、シクラメンのことを、
園芸では「ミニシクラメン」と
呼ぶことが多い。

・1月7日、2月4日、
12月8日の誕生花
・花言葉は「清純、思慮深い、内気、はにかみ」

・別名 「篝火花」(かがりびばな)、
花の形が、
ひっくりかえったような
形であるところから、篝火を連想。

「豚の饅頭」(ぶたのまんじゅう)。
シクラメンの原産地である
トルコやイスラエルで、
野生の豚が
シクラメンの球根を
食べたことから。
豚にとっては饅頭がわり、
ということで・・・。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ロウバイ   花言葉:慈愛心、思いやり

  今日の一句:酔少し回りてからが年忘れ    三村純也

  (NHKラジオ深夜便から引用)

金魚草(きんぎょそう)

2012年12月26日 | Weblog
これは、胡麻葉草(ごまのはぐさ)科、キンギョソウ属の金魚草(きんぎょそう)と言う花である。写真の此の花は、とても金魚草には見えなかったので、パソコン通信時代のフォーラムの仲間に問いただしたが、結局、判らず仕舞いだった。
何故、混乱したのか、それは、最初、此の花の持ち主のご主人に名前を聞いたところ、「何と言う名前か忘れてしまった」ということから疑問が始まったのである。結局は、この花の持ち主の奥方に聞きただしたところ、「あれは唯の金魚草です。」ということで、一件落着となった次第である。
混乱の原因は、この花が美しすぎて金魚草には見えなかったからである。


金魚草(きんぎょそう)・胡麻葉草(ごまのはぐさ)科。
・学名 Antirrhinum majus
Antirrhinum :
キンギョソウ属
majus : 巨大な

Antirrhinum は、ギリシャ語で
「鼻に似た」の意味あり。 花の形から。

・地中海沿岸原産。
江戸時代後半に日本に渡来。
・春の南房総では
たくさん温室栽培される。

・花が金魚のおちょぼ口に
似ているところから
この名前になったらしい。
または、波打つような花びらが
金魚の尾びれに
似ているところから。

・種子からは良質の油がとれる。

・英語では
「スナップドラゴン」と呼ぶ。
ミツバチが花の中に入って
蜜を吸う様子を、
ミツバチが
ドラゴン(竜)に飲み込まれて
いるような姿になぞらえて
表現した。
(スナップ = かみつく)

・1月8日、12月2日の誕生花。
・花言葉は「仮定、推測、予知」。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ナンテン    花言葉:福をなす、良き家庭

  今日の一句:日当たればみんなしあはせ寒南天    星野麦丘人  

  (NHKラジオ深夜便から引用)

ポンポンダリアのような菊の花

2012年12月25日 | Weblog
これは、菊(きく)科、キク属の菊の花である。この菊は、適切な表現ではないと思うが、恰もポンポンダリアのような花なのである。菊には、色んな菊があり、取り立てて珍しくないと思うが、花が乏しい現在、貴重な菊の花ではないかと思う。これは、日向でポットに植えてあった菊である。今年の菊も、これで見納めという処かも知れない。年を越えれば、もう枯れ菊になってしまうことだろう。



菊(きく)・菊(きく)科。
・学名 Chrysanthemum morifolium
Chrysanthemum : キク属
morifolium :
クワ属(Morus)のような葉の
Chrysanthemum (クリサンセマム)は、
ギリシャ語の 「chrysos(黄金色)
+ anthemon(花)」が語源。

・開花時期は、10/20 ~ 12/20頃。
・東洋で最も古くからある
鑑賞植物らしい。
平安時代に中国から渡来。
改良が重ねられ多くの品種がある。
園芸品種としては
「スプレーマム」や「ポットマム」
などがよく知られる。
「マム」=「菊」、とのこと。

(「小菊」「スプレーマム」
「ポットマム」の区別が
私にはよくわかりません。
「スプレーマム」や
「ポットマム」の名前の看板が
ついているものはその名前を、
路地ものなどで看板のないものは
「小菊」と
表示したケースがあります。
ご了承ください。
どれもきれいな、菊の花です)。

・「きく」は
漢名の「菊」を音読みしたもの。
また、「菊」の漢字は、
散らばった米を1ヶ所に集める、
の意で、
菊の花弁を米に見立てたもの。
漢名の「菊」は
”究極、最終”を意味し、
一年の一番終わりに
咲くことから名づけられた。

・大輪の菊は、
菊花展でよく見かける。
11月の上、中旬頃が見頃。
菊花展で見られるのは
「厚物(あつもの)
→ 大輪もの」と
「管物(くだもの)
→ 細い花びら」
とに分けられる。

・中国では菊は
不老長寿の薬効があるとされ、
陰暦の9月9日(重陽の節句)には
菊酒を飲み長寿の祈願をした。
これがしだいに日本にも伝わり、
菊の花を酒に浮かべて飲み
花を鑑賞する「重陽の宴」が
催されるようになった。
のちに菊は皇室の紋章になり、
日本の国花になった。
(日本の国花は、この菊と桜の2つ)

・中国の「四君子(竹、梅、菊、蘭)」
の一つ。
水墨画の画材にもよく使われる。

・花の盛りは11月だが、
冬になっても「残菊、晩菊」
というサブネームで咲き続ける。
これらはだいたい小菊のことだが、
野性味の濃い小菊は寒さには強い。
これらは冬になっても
咲いているので「冬菊」とも、
寒気の中で咲いているので
「寒菊」とも呼ぶ。
しかし、 年を越える頃には
やはり枯れてしまう → 「枯れ菊」になる

・ことわざ。
「春蘭秋菊倶に廃す可からず」、
(しゅんらんしゅうぎく
ともにはいすべからず)。
両者ともにすぐれており
捨てがたい、の意。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:フユベゴニア    花言葉:愛の告白

  今日の一句:大安の日を余しけり古暦    高浜虚子

  (NHKラジオ深夜便から引用)


ポインセチア

2012年12月24日 | Weblog
これは、灯台草(とうだいぐさ)科、ユーフォルビア属のポインセチアという(花)である。ポインセチアは、この花を見ると、いかにもクリスマのシンボルという感じがするのである。このポインセチアは、親しい友人の処の花である。ともすれば、平凡な日々に少しでもクリスマスの雰囲気を醸成したいという思う心遣いに敬服した次第である。
色々調べてみるとポインセチアは、葉は互生し、卵状楕円形で、先端はとがり、ふちには波状またはあらい鋸歯状に浅く3~4裂するようである。しかも枝先には、杯状花序が集まってつくようである。花弁のように見えるのは、苞葉で鮮やかな紅色やピンク、黄色、白などがあるという。何れにしても此のポインセチアは、紛れもなく此の時期の花なのである。




ポインセチア・灯台草(とうだいぐさ)科。
・学名 Euphorbia pulcherrima
Euphorbia :
ユーフォルビア属
pulcherrima : 非常に美しい
Euphorbia(ユーフォルビア)は、
ローマ時代のアフリカの
モーリタニア王の侍医
「Euphorbus さん」の名にちなんだもの。
「Euphorbus さん」が、
これらの植物の乳液を
初めて薬に使ったところから。

・11月から12月頃
よく見かける。まっ赤。
(ほんとうはまんなかの黄色い部分が花)。
なんとなく”クリスマス近し”という感じ。
赤と緑の組み合わせがいい。

・アメリカの駐メキシコ大使の
ポインセット氏がメキシコで発見し、
アメリカ帰国後に紹介して
広まったことから
「ポインセチア」になった。
・マダガスカルの国花。

・別名 「猩猩木」(しょうじょうぼく)

”猩猩”は中国の想像上の怪獣で
猿のような顔をもち、
毛は紅色。
赤い花なので
この猩猩にたとえられたと
思われる。
(猩猩=オランウータンの説あり)

・12月22日の 誕生花(ポインセチア)
・花言葉は 「聖なる願い」(ポインセチア)

  (季節の花300から引用)


朧月(おぼろずき)

2012年12月23日 | Weblog
今日は、12月24日
クリスマス・イヴ(クリスマス(キリスト降誕祭)の前夜)

これは、弁慶草(べんけいそう)科、グラプトペタルム属の「朧月(おぼろずき)」である。この花は、多肉植物として何方もよく知っているが、多くの方は此の優雅な名前をご存じない方が多いのではないかと思う。しかし、ベンケイソウの仲間だということで通用しているようである。この朧月(おぼろずき)は、凍るような寒い最中、屋外でも頑張っているのである。この朧月(おぼろずき)が、「アロエのように一片ずつ分けて食べることもできるらしい」とは、試した事がないが、本当だろうか。




朧月(おぼろずき)・弁慶草(べんけいそう)科。
・学名 Graptopetalum
paraguayense
Graptopetalum :
グラプトペタルム属
・メキシコ地方原産。
・多肉植物。
サボテンのように
茎を伸ばして花を咲かせる。
花は星型できれい。
多肉の部分は
アロエのように一片ずつ分けて
食べることもできるらしい。
(ちょっと酸っぱい「健康食品」とのこと)

・「朧月」は 園芸品種名のようだ。

・別名 「グラパラリーフ」
学名の
「Graptopetalum
paraguayense」の
「Gra」と「para」を
つなげたもの。
「リーフ」は 葉(leaf)。

・中国名では「石蓮花」というらしい。

・似ている花へのリンク 曙草

・似ている葉へのリンク
エケベリア アエオニューム
岩蓮華 朧月

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:シャコサボテン    花言葉:美しい眺め

  今日の一句:雪嶺の光をもらふ指輪かな   浦川聡子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

冬珊瑚(ふゆさんご)

2012年12月23日 | Weblog
これは、茄子(なす)科、 ナス属の冬珊瑚(ふゆさんご)という実である。これは、名前の通り、この時期の植物である。
和名は「フユサンゴ(冬珊瑚)」で、冬に、この鮮やかな美しい実が鈴なりにつく様子を、珊瑚に見立てたことからとされている。別名は「タマサンゴ(玉珊瑚)」である。見た目は美味しそうな実をしているが、毒草なので食べれない。

花言葉は神秘的、あどけない、あなたを信じる、愛情である。

冬珊瑚(ふゆさんご)・茄子(なす)科。
・学名 Solanum pseudo-capsicum
Solanum : ナス属
pseudo-capsicum :トウガラシに似た
Solanum(ソラナム)は、ラテン古名の
「solamen(安静)」が語源。
この属の植物に
鎮痛作用を持つものがあることから。

・ブラジル原産。明治中期に渡来。

・夏から冬にかけて
鮮やかな色の丸い実を
いっぱいつけるので、
その姿を珊瑚に見立て、
時期と合わせて
「冬珊瑚」という名前に
なったとのこと。

実の色の遷移がおもしろく、
花を咲かせたあとで
緑色の実になり、
それが「緑 → 黄 → 橙」の順で
色づく。
いろんな段階の色の実が同居して
緑色の実、黄色の実、橙色の実が
ほぼ同時に楽しめる。

・実はきれいだが毒があるらしく、
食用にはならない。
・寒さに強い。

・別名 「ビッグボーイ」
「クリスマスチェリー」
「玉珊瑚(たまさんご)」
いずれも、実の形からの命名のようだ。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花、ユズ    花言葉:健康美

  今日の一句:吾子はをみな柚子湯の柚子を胸に抱き  山口青邨   

  (NHKラジオ深夜便から引用)


枯れ尾花(かれおばな)

2012年12月21日 | Weblog
これは、稲(いね)科、ススキ属の薄(すすき)別名、尾花である。この尾花は、散歩の道すがら、枯れて仕舞った穂が完全に残っていたのに出会ったのである。枯れた薄(すすk)を表現する言葉は幾つかあるが、ここでは、「化物の正体見たり枯れ尾花」の擬えがあるので、枯れ尾花(かれおばな)を掲がたような次第である。
枯れ薄といえば、この歌を思い出すのである。それは、船頭小唄(枯れすすき)野口雨情(1882~1945年)中山晋平(1887~1952年)である。の一節は、

己(おれ)は河原の 枯れ芒(すすき)
同じお前も かれ芒
どうせ二人は この世では
花の咲かない 枯れ芒



尾花(おばな)・稲(いね)科。
・学名 Miscanthus sinensis(ススキ)
Miscanthus : ススキ属
sinensis : 中国の
Miscanthus(ミスカンサス)は
ギリシャ語の 「mischos(小花の柄)
+ anthos(花)」 が語源。

・秋の月見のおそなえとして
欠かせないもの。
【中秋の名月】(十五夜)には
収穫物と一緒に供えられるが
収穫物を悪霊から守り、
翌年の豊作を祈願する意味がある。

・屋根材のほかにも、
炭俵用、家畜の飼料用
などとしてもよく利用される。

・ススキの「スス」は、
葉がまっすぐに
すくすく立つことを表わし、
「キ」は芽が萌え出でる意味の
「萌(キ)」だと言われている。 (諸説あり)。

・箱根の仙石原や、
奈良の若草山で行われる
「山焼き」は、
ススキを野焼きすること。
春先に行う。
この野焼きをしないと、
ススキの草原には
次第に樹木が侵入し、
ススキの原として
維持することができなくなるので、
一年に一度全部焼き払って
ススキ草原を残すようにしている。

・「常磐(ときわ)すすき」
という種類は
「すすき」に比べて
開花が早いため、
真夏の頃から穂を楽しめる。
・「すすき」は「芒」とも書く。

・別名 「尾花(おばな)」
花穂が獣の尾に
似ていることから。

「茅(かや)」
民家の茅葺き屋根
(かやぶきやね)は、
この薄などの茎や葉を用いて
葺(ふ)いた屋根。

・9月7日の誕生花(薄)
・花言葉は「心が通じる」(薄)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ポインセチア    花言葉:博愛、祝福

  今日の一句:待つといふ静寂をポインセチアの灯   上田日差子

  (NHKラジオ深夜便から引用)