MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

四手辛夷(しでこぶし)という花

2018年03月31日 | Weblog
これは、木蓮(もくれん)科、モクレン属の四手辛夷(しでこぶし)という花である。この花の開花時期は、 3/15 ~ 4/15頃。昔の人は、この花の開花時期から農作業のタイミングを判断したり、花の向きから 豊作になるか否かを占ったりした。(種まき桜と呼ぶ地方もある)
つぼみが開く直前の形が子供のにぎりこぶしに似ているところからこの名前になったらしい。また、辛夷の実は ゴツゴツしており、その実の具合から「こぶし」と命名されたのでは、との説もある。
白い花で、花びらの幅は狭い。全開する。白木蓮より小さい。葉に先立って開花。花の下に小さい葉を一枚つける。
四手辛夷(しでこぶし)の別名は、「田打桜(たうちざくら)」昔は、コブシが咲く頃に田植えを始めたことから。
3月24日の誕生花 花言葉は「信頼」



  今日の誕生日の花:カブ    花言葉:慈愛

  今日の一句:花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ    杉田久女

  (NHKラジオ深夜便から引用)

柊南天(ひいらぎなんてん)の花

2018年03月30日 | Weblog
これは、目木(めぎ)科、ヒイラギナンテン属の柊南天(ひいらぎなんてん)という花である。この花の開花時期は、 2/20 ~ 4/10頃。これは、江戸時代初期に中国から渡来。この柊南天は、小さめの黄色い花がたくさん咲く。(ぶどうのような匂いがする♪)
葉っぱは柊に似てトゲトゲがある。(花は柊には似ていない。)
これは、南天の仲間。花のあとでぶどう色の実をつける。日陰でもよく育つ。




  今日の誕生日の花:アマナ    花言葉:運が向いてくる

  今日の一句:バスを待ち大路の春をうたがはず     石田波郷

  (NHKラジオ深夜便から引用)

八重の花桃の花

2018年03月29日 | Weblog
これは、薔薇(ばら)科、サクラ属の花桃という花である。花桃の開花時期は、 3/10 ~ 4/末頃。(ふつうの桃は 3/10 ~ 4/15頃で、「菊桃(きくもも)」の開花時期は、 4/10 ~ 4/末頃)。3月3日の「桃の節句(ひなまつり)」に桃をひな人形のとなりに添えるが、これは温室内で育てた桃で、屋外の桃の開花は、もう少しあとになってから。



  今日の誕生日の花:ダイコン   花言葉:適応力

  今日の一句:大原や日和定まる花大根      飯田蛇忽   

  (NHKラジオ深夜便から引用)

草木瓜(くさぼけ)という花

2018年03月29日 | Weblog
これは、薔薇(ばら)科、ボケ属の草木瓜(くさぼけ)という花である。この花は、冬から春にかけて、オレンジ色の花が咲く。盆栽としても利用される。枝にはトゲあり
草木瓜(くさぼけ)の別名は、「地梨」(じなし)。果実は果実酒にされる。果実は果実酒にされるが、その果実は、一度もお目に掛かったことがない,
草木瓜の木は、大きくならないと実がつかないのかもしれない。

<木瓜と草木瓜のちがい>

【木瓜(ぼけ)・背が高い。・枝のトゲはあまり目立たない。・実は草木瓜の実よりも 大きくて、色は黄色。 縦に「彫り」が入っている。

【草木瓜(くさぼけ)】・背は木瓜より低い。・枝にトゲがいっぱいある。・実はボケよりは小さく、色は黄色。縦に「彫り」は入っておらず 表面はつるつる。




  今日の誕生日の花:カタクリ    花言葉:初恋

  今日の一句:万葉の風に堅香子(かたかご)咲きにけり     渡辺萩風

  (NHKラジオ深夜便から引用)

花海棠(はなかいどう)という花

2018年03月27日 | Weblog
これは、薔薇(ばら)科、リンゴ属の海棠(かいどう)という花である。この花の開花時期は、 4/ 1 ~ 4/20頃。桜(ソメイヨシノ)に引き続いて咲きだす春の代表花の一つ。この花は、中国原産。江戸時代初期に日本に渡来した。それより前の15世紀に渡来した、実の大きな「実海棠(みかいどう)」に対して花が美しいので「花海棠」と命名されたそうだ。中国では、牡丹(ぼたん)とともに最も愛好される。花の色がなんとも美しい。開花前の、赤いつぼみが垂れ下がる姿もとても個性的♪その姿は、さくらんぼに似ている。
花海棠(はなかいどう)の別名は、「海棠」(かいどう)「垂糸海棠」(すいしかいどう)
4月8日の誕生花 花言葉は「艶麗(えんれい)」



  今日の誕生日の花:ソメイヨシノ(サクラ) 花言葉:優れた美人

  今日の一句:さまざまな事おもひ出す桜かな  芭蕉

  (NHKラジオ深夜便から引用)

三葉躑躅(みつばつつじ)という花

2018年03月26日 | Weblog

これは、躑躅(つつじ)科、ツツジ属の三葉躑躅(みつばつつじ)という花である。この花の開花時期は、 3/10 ~ 4/20頃。3月中旬頃から咲き出すものと4月5日頃から咲き出すものがあるようだ。山地に生えるが、都会でも庭植えしているのをよく見かける。この花のネーミングは、枝先に3枚葉を出すのが名の由来。葉を出す前に鮮やかなピンク色の花をたくさん咲かせる。
いろいろ種類があるが、代表種の「三葉躑躅」はおしべが5本あり、「東国(とうごく)、「大山(だいせん)、「小葉(こばの)」、「西国(さいごく)」、「南国(なんごく)」は おしべが10本ある。



  今日の誕生日の花:ヒヤシンス   花言葉:控えめ愛

  今日の一句:春の海ひねもすのたりのたりかな   蕪村

  (NHKラジオ深夜便から引用)

片栗といいう花

2018年03月25日 | Weblog
これは、百合(ゆり)科、カタクリ属の片栗といいう花である。片栗の開花時期は、 3/20 ~ 4/10頃ðえ山地に生える。(場所によっては群生する)。ピンク色の花が下向きに咲く。花は陽のあたるときのみ開く。くもった寒い日や雨の日は開花しにくいが曇ってても温度が高めだと開花する。なかなかデリケートな花です。種子が地中に入ってから平均8年目でようやく2枚の葉を出して開花。樹冠が緑の葉に覆われる前の(3、4月の)わずかな日光を利用して花を咲かせ、花のあと、5月頃に葉も枯れたあとは
ずっと次の年の3月頃まで、球根のまま休眠する(地面からは消える)。このように、早春、他の花に先がけて花を咲かせ、逆にまわりの木々や草がすっかり緑になる季節になると地上から全く姿を消してしまう植物のことをヨーロッパでは「スプリング・エフェメラル”春のはかない命”」や「エフェメラルプラント”短命植物”」と(エフェメラとは「かげろう」のこと)。(節分草(せつぶんそう)も同じ)



  今日の誕生日の花:チューリップ    花言葉:愛の宣告、魅惑

  今日の一句:チューリップ黄は黄に閉ぢて明日を待つ     横山房子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

白木蓮という花

2018年03月24日 | Weblog
これは、木蓮(もくれん)科、モクレン属の白木蓮という花である。この花の開花時期は、 3/10 ~ 4/10頃、白い清楚な花が咲く。花びらの幅が広く、厚みがある。花は上向きに閉じたような形で咲く。全開しない。これが辛夷と違うところ。開花しているときの風景は、白い小鳥がいっぱい木に止まっているように見える。花びらは太陽の光を受けて南側がふくらむため、花先は北側を指す。(よって、「つぼみ」の頃は片方にそり返っている)このことから、「磁石の木」と呼ばれることもある。

白木蓮ハクモクレンは中国原産の栽培種である。花被片は白色、9個、ほぼ同大。紫色のモクレンやサラサモクレンなどと同様によく栽培されている。大型、高さ25m以下(日本で最大とされる長崎県の海寺跡のハクモクレンは高さ15m、幹回り、2.2m)。樹皮は濃灰色、粗く、割れ目がある。冬芽や花柄には密に、淡灰黄色の長い絹毛がある。枝は広がり、広い樹冠をなす。小枝は灰褐色、やや太く、強い。葉痕は葉柄の長さの1/4~1/3。葉柄は長さ1~2.5㎝、 絨毛状。葉表は狭いしわがある。



  今日の誕生日の花:レンギョウ   花言葉:達せられた希望、情け深い

  今日の一句:連翹に挨拶ほどの軽(かろ)き風    遠藤悟逸

  (NHKラジオ深夜便から引用)

ストックという花

2018年03月23日 | Weblog
これは、油菜(あぶらな)科、アラセイトウ属のストックという花である。この花は、地中海地方原産で、遠くギリシャ時代から栽培。古代ギリシャやローマ時代では薬草として利用されていた。「ストック」は英語名で「幹」や「茎」を意味し、しっかりした茎を持つことに由来する。(そういえばスキーにも「ストック」がある♪)
ストックという花の別名は、「紫羅欄花(あらせいとう)」
1月25日、2月24日、12月21日の誕生花 花言葉は 「未来を見つめる、  努力、思いやり」



  今日の誕生日の花:ムスカリ    花言葉:夢にかける思い

  今日の一句:連山の肩組み合つて笑ふなり      本井英

  (NHKラジオ深夜便から引用)

菫(すみれ)という花

2018年03月22日 | Weblog
これは、菫(すみれ)科、スミレ属の菫(すみれ)という花である。この花の開花時期は、 3/10 ~ 5/10頃である。この花は、スミレ類全体を指してスミレと呼ぶ場合があり、マンジュリカと呼んで分ける場合もある。いろいろな種類があり、国産、外国種とも葉は長楕円状披針形(へら形)で、葉柄にはっきり翼があり、斜め上に伸びる。ミレというネーミングは、形が、大工道具の”墨入れ”に似ていることによる。「すみいれ」の呼びがしだいに「すみれ」になった。菫の葉身は長さ5~8cm。葉の根元が紫色を帯び、根も紫褐色。花後の葉は三角形に近くなり、葉柄も長くなる。花は直径約2㎝紫色。唇弁の中央部は白く、紫色の筋(紫条)が入り、側弁の基部には白色の毛が生える。すみれは、国産外国産を合わせると数百種類。



  今日の誕生日の花:ミツバツツジ   花言葉:節制

  今日の一首:約束はときに切なくあるものよミツバツツジは三つの葉あり  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)