MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

合歓木(ねむのき)の花

2014年06月30日 | Weblog
これは、豆(まめ)科、ネムノキ属の合歓木(ねむのき)の花である。この合歓木は、お辞儀草と葉っぱはよく似ているが、触っただけでは葉っぱが閉じない。が、夜になると自然に「寝たように」葉っぱが閉じるそうである。それでなたようなを捩って「ねむの木」というネーミングになったということである。この合歓木の花は、花の咲き方が面白い。最初の花は、一端、途絶えるが、8月になると再び咲き始めるという面白い花である。また、花が、化粧用の刷毛(はけ)に似ているというのも面白い。
 

合歓木(ねむのき)・豆(まめ)科。
・学名  Albizia julibrissin
   Albizia : ネムノキ属

 Albizia の名は、
 18世紀頃にヨーロッパに
 このネムノキ属を紹介した、
 イタリアの「Albizziさん」
 の名前にちなむ。
 
・開花時期は、 6/15 ~ 9/ 5頃。
 7月後半頃は花が途絶えるが、
 8月になると再び咲き始める。
・日当たりのよいところに生える。

・夏の夕方に、
 かわった紅の花を咲かせる。
 花は化粧用の刷毛(はけ)に
 似ている。

・オジギソウの葉は
 触るとシューッと閉じるが、
 ネムノキの葉は
 触っただけでは閉じない。
 夜になると
 ゆっくりと自分で閉じる。
 それがまるで眠るようなので
 「眠りの木」、
 そしてしだいに
 「ねむの木」に変化していった。

・地方によっては「七夕」の日に
 「ネム流し」といって
 合歓の木の枝と大豆の葉を
 川の流れに流して
 邪気をはらう行事がある。

・地方によって
 いろんな呼び名があるが、
 (ねんねの木、眠りの木、
  日暮らしの木・・・)
 眠りを意味するものがほとんど。

・「昼は咲き  夜は恋ひ寝(ぬ)る
  合歓木(ねぶ)の花  君のみ見めや
  戯奴(わけ)さへに見よ」 万葉集 紀女郎(きのいらつめ)

 「合歓咲く
  七つ下りの 茶菓子売り」   小林一茶

 「象潟(きさかた)や
  雨に西施(せいし)が
  ねぶの花」   奥の細道  松尾芭蕉 

 (”西施”とは、中国の春秋時代の
  傾国の美女のこと。花をこの美女にたとえた)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ハンゲショウ     花言葉:内に秘めた情熱

  今日の一首:どことなく寂しい風情の半夏生秘めた想いのさゆらぐような   鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

チェリーセージ

2014年06月29日 | Weblog
これは、紫蘇(しそ)科、サルビア属のチェリーセージという花である。このチェリーセージと言う花は、薬用、ハーブなどの有用植物なのである。この花は、半耐寒性がある園芸品種のセージの一種、これは、初夏から冬まで繁茂するという。この仲間のセージ類は、ヨーロッパなどでは、整腸などに用いられるようである。このチェリーセージには色んな種類があり、この赤と白のセージは、「ホットリップス」という種類の花なのかも知れない。これが、サルビアの仲間というのも意外な感じがしないでもある。ホットリップス(サルビア・ミクロフィラ・ホットリップス)


チェリーセージ・紫蘇(しそ)科。
・学名 Salvia microphylla
     (チェリーセージ)
   Salvia : サルビア属
   microphylla : 小さい葉の

 Salvia(サルビア)は、
 ラテン語の
 「salvare(治療)」
 「salveo(健康)」
 が語源とされる。
 この種の植物は
 薬用になるものが多いことから。
 
・地中海沿岸原産。
・多彩な品種があるが、
 大きく分類すると
 サルビアの一種。
・白、赤などいろんな色のものがある。

・葉っぱをもむと、ミントのような
 爽やかな香り♪
・アメジストセージの
 別名もセージという。

・「ホットリップス」は
 セージの1品種。
 赤と白のコントラストが
 とても目立つ。

  (季節の花300から引用)

   今日の誕生日の花:カンナ  花言葉:情熱、尊敬

  今日の一首:たくましくカンナ咲く道続きおり君のようだとあなたが言いき    鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

イソトマという花

2014年06月29日 | Weblog
これは、桔梗(ききょう)科、イソトマ属の「イソトマ」という花である。この細長い花茎の先端に星形のかわいらしい花を咲かしているのは、一体、何という花なのか名前が解らずに数日経ってしまったのである。が、偶然の機会の名前が解ったのであった。その名は、イソトマという花であった。
この花の花期は、5〜11月の頃で、可憐な花に似合わず、有毒植物で、その液汁が目に入ると失明すると言われている。花言葉も「猛毒」。半耐寒性の多年草であるが、2年目からは花つきが悪くなるので、園芸上は一年草扱いとするのが普通だそうである。綺麗な花だからといっても、侮れないのがイソトマという花である。


イソトマ・桔梗(ききょう)科。
・学名 Laurentia axillaris
 (Isotoma axillaris、との説もあり)

   Laurentia : イソトマ属
   axillaris : 腋生(えきせい)の

 Laurentia(ロウレンティア)は、
 イタリアの植物学者の
 名前に由来する。
 
・オーストラリア原産。
 乾燥した暖かい気候を好む。
 暑さにも強い。
・春から夏にかけての
 梅雨前後の季節に(5~6月頃)、
 紫色のきれいな5弁花が咲く。
 白花の品種もある。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:クチナシ   花言葉:私は幸福すぎる

  今日の一首:クチナシの香りただよう雨の宵こころ静かに人を待ちおり  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)、

木苺(きいちご)

2014年06月27日 | Weblog
これは、薇(ばら)科、キイチゴ属の木苺(きいちご)である。この木苺は、散歩の道すがら道端で見掛けたものである。が、いわゆる木苺と称するのは沢山あり、種類も多くあるようである。(ラズベリー・イエローラズベリー・ブラックベリーなど)小生、子供の頃、野山で見掛けた苺は、必ずしも真っ赤なものでは無かったような気がする。この写真は、紛れもなく木苺であるが、他に草苺(くさいちご)と称する苺もあるようである。この木苺のジャムを先日、食べたことがあるが、美味しかったが、少し種っぽいというか、ざらついた感じだった。

木苺(きいちご)・薔薇(ばら)科。
・学名  Rubus palmatus
    var. coptophyllus(紅葉苺)

  Rubus trifidus(構苺)

   Rubus : キイチゴ属
   palmatus : 掌(手のひら)状の
   coptophyllus : 分裂葉の
   trifidus : 三中裂の

 Rubus は、ラテン語の
 「ruber(赤)」が語源らしい。
 赤い果実に由来。
 
・3月から4月頃、
 白い5弁花が咲く。
・5月頃、オレンジ色で
 つぶつぶの球形の実がなり
 食べられる。

・葛西臨海公園の写真は、
 看板には「木苺」と
 あったけど、
 「構苺(かじいちご)」
 のようです。
 「構苺」も木苺の仲間です。

・ラズベリー、ブラックベリーも
 木苺の仲間。
 この木苺の種類は
 みんな似ています。

・木苺の別名
 「紅葉苺(もみじいちご)」

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ササユリ   花言葉:稀少価値

  今日の一首:お祭りの巫女の持ち舞うササユリの淡いピンクのさみしいまでに  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)


印度浜木綿(いんどはまゆう)

2014年06月26日 | Weblog
これは、彼岸花(ひがんばな)科、ハマオモト属の印度浜木綿(いんどはまゆう)という花である。
この花を最初見たときは、百合の花かと思ったのである。しかし、百合の花にしては、根本が余りにも立派な葉っぱ過ぎると思い、調べた結果、印度浜木綿という花であることが解ったのである。この花は、花茎先端に白いユリ(白百合) のような 花を多数付けるユリ目ヒガンバナ科ヒメノカリス属の耐寒性常緑多年草(球根植物)だそうである 。この印度浜木綿は白色花が代表的であるが、園芸品種には桃色花の品種もあるそうである。なお、この印度浜木綿(いんどはまゆう)というネーミングには、色々と異論もあるようである。



印度浜木綿(いんどはまゆう)・彼岸花(ひがんばな)科。
・学名 Crinum bulbispermum
    (アフリカ浜木綿)
   Crinum : ハマオモト属

 Crinum(クリナム)は、
 ギリシャ語の
 「crinon(ユリ)」から。
 
・開花時期は、 6/25 ~ 8/ 5頃。
・白いラッパ状の
 大きな花を咲かせる。
 海岸沿いに植えられることが
 多いらしい。
 ちょっといい香り。

・「インドハマユウ」の名で
 広く知られているが、
 正しい名前は
 「アフリカハマユウ」
 であるとのこと。 
 (ほんとの「インドハマユウ」は
  花の形は上の写真と
  ほぼそっくりだが、
  花びらの真ん中に
  濃いピンク色の縦筋がある)。

 当ページでは、
 一般的な名称である「インドハマユウ」
 の名とし、両名を並記することとします。
・別名「ポーウェリー」
 
  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ホタルブクロ    花言葉:正義

  今日の一首:ホタルブクロの俯く花にかくしおくほどのかすかな恥ずかしさあり  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

アナナス

2014年06月25日 | Weblog
これは、アナナス・パイナップル科、エクメア属のアナナスという花である。
このアナナスの花は、主に熱帯樹木の木の上など自生する着生植物で、葉は、細長くて表面に光沢があり、放射状に広がるようである。この花は、茎が短く葉の付け根は重なって筒状になり、ちょうど水がたまる構造になっているようである。アナナス類は、種類も多く、虎の尾を思わせるような葉のようなものもあるようである。この花は、何とパイナップルの兄弟分なのだ。



アナナス・パイナップル科。
・学名  Bromeliaceae :
     エクメア属
 
・温室内で撮影。
・噴水のような形の赤い花。
・熱帯アメリカ原産。

・「エクメア」の名で
 呼ばれることもある。
・同じ仲間にチランジアがある。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ザクロ   花言葉:円熟した優美

  今日の一首:雨のみちにザクロは朱く散りいたり詫びたき想いにわかにおこる   鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

立葵(たちあおい)

2014年06月24日 | Weblog
これは、葵(あおい)科、アルテア属の立葵(たちあおい)という花である。これは、いまの季節の花なので、いま至る所で沢山咲き誇っているのである。この立葵は、唯の立ちん坊なのかと思ったら、何と薬効がある花なのである。
それは、蜀葵(ショクキ)という、生薬で、根と花を乾燥させて、煎じると、利尿の薬になるそうである。もっと詳しくは、漢方薬の 黄蜀葵根(おうしょっきこん)として、胃腸薬にもなるが、主に丸薬のつなぎ剤に用い られるという。 また、花は、天ぷらや酢の物として食用にされるが、抗炎症作用があり、乾燥 させて粉末にしたものを水でといて火傷やおできに塗布すると効果があるらしい。 立葵は、ただの観賞用の花かと思ったら、薬効もあるハーブみたいな花だったようである。

立葵(たちあおい)・葵(あおい)科。
・学名 Althaea rosea
Althaea : アルテア属
rosea : バラのような

Althaea(アルテア)は、
ギリシャ語の
「althaino(治療)」が語源。
薬効があることから。

・開花時期は、 5/25 ~ 8/末頃。
・小アジア、または中国の原産。
・中国の唐の代以前は
「蜀葵(しょくき)」の
名前で名花とされた。
日本では、
平安時代は「唐葵」と呼ばれたが
江戸時代に今の「立葵」になった。
・人の背丈以上になり、
ぐんぐん伸びる。

・「葵」とはふつう、
この「立葵」のことを指すらしい。
「あおい」は、葉がどんどん
太陽の方に向かうところから、
「あうひ」(仰日)の意。

京都で毎年5月15日に行われる
「葵祭り(あおいまつり)」の
「葵」は
この「立葵」ではなく、
江戸徳川家の紋所として知られる、
「双葉葵(ふたばあおい)」 のこと。

・別名 「葵(あおい)」
「花葵(はなあおい)」
「梅雨葵(つゆあおい)」
「唐葵(からあおい)」

「ホリホック」
「ホリーホック」
英名。 ”ホリーホック聖地”から
きており、
12世紀頃の十字軍が
シリアからこの花を
持ち帰ったことから。

・「梨棗(なしなつめ) 黍(きみ)に
粟(あは)嗣(つ)ぎ
延(は)ふ 田葛(くず)の
後も逢(あ)はむと
葵(あふひ)花咲く」     万葉集

「くやしくぞ
つみをかしける あふひ草
袖のゆるせる かざしならぬに」源氏物語 柏木

  (季節の花300から引用)

   今日の誕生日の花:オカトラノオ   花言葉:優しい風情

  今日の一首:朝霧のうごく山原おりおりにオカトラノオは尾を振りいたり   鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用).


アマリリス

2014年06月24日 | Weblog
これは、彼岸花(ひがんばな)科、ヒッペアストラム属のアマリリスという花である。この花は、散歩の道すがら途中、二ヶ所で見掛けたからには、、多分、この季節の花だと思う。アマリリスの原種は、中南米・西インド諸島に約90種があり、数百種類の園芸品種が作り出され、現在もその数は増え続けているそうである。このヒッペアストラム属のアマリリスとは別に、ホンアマリリスというのもあるそうであるが、これは、原産地の違いで、少しばかり形状に違いがルようである。このアマリリスというのは、馬のように大きい星形の吃驚させられる花である。


アマリリス・彼岸花(ひがんばな)科。
・学名 Hippeastrum hybridum
   Hippeastrum :
      ヒッペアストラム属
   hybridum : 雑種の

 Hippeastrum
 (ヒッペアストラム)は、
 ギリシャ語の
 「hippeos(騎士)または
  hippos(馬)
   + astrom(星、似る)」
 が語源。
 馬のように大きい星形の花、
 の意味。
 
・南アフリカ原産。
 ブラジルとの説もあり。
・5月から6月頃にかけて
 赤いみごとな花が咲く。
 色は他にも白、ピンクがある。
・庭先でよく植えられる。

・ローマの詩人の
 ヴェルギリウスさんが作った
 詩歌のなかで登場する、
 羊飼いの娘の名前が 
 「Amaryllis アマリリス」で、
 名前はそれに由来する。

・1月20日、
 2月11日の誕生花。
・花言葉は「誇り、内気、
  すばらしく美しい」。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:レンゲツツジ  花言葉:情熱

  今日の一首:高原はレンゲツツジの朱に燃えてあなたをわたしをかくしてしまう   鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用).

半夏生(はんげしょう)

2014年06月23日 | Weblog
これは、毒痛み(どくだみ)科、ハンゲショウ属の半夏生(はんげしょう)という花?である。この花のネーミングは、少しばかりややっこしい話で、夏至からえて11日目頃、「半夏生」の日の頃に花が咲くからという。その日には田植えも終わり、何処かのお殿様が下々に蛸を食えと仰ったからか、最近は、半夏生の日が近づくと魚屋の店先に此の半夏生のポスターが掲げられるようなったようである。


半夏生(はんげしょう)・毒痛み(どくだみ)科。
・学名  Saururus chinensis
   Saururus : ハンゲショウ属
   chinensis : 中国の

 Saururus(ソーララス)は、
 ギリシャ語の
 「sauros(トカゲ)
  + oura(尾)」が語源。
 トカゲの尾のような
 穂状の花序から。
 
・開花時期は、 7/ 1 ~ 7/20頃。
・上の方の葉っぱが、
 ペンキをべったり塗ったように
 白くなるのがおもしろい。

・「半化粧」「半夏生」、
 両方の名前で呼ばれるようだ。
 別名
 「片白草」(かたしろぐさ)。


<名前の由来>

 「半夏生」(はんげしょう)
   夏至から数えて(初日算入)、
   11日目頃の日を
   「半夏生」と呼ぶが、
   (7月2日のことが多い。
    年によっては
    7月1日のこともある)
   その頃に、花が咲くことから。

 「半化粧」(はんげしょう)

 「片白草」(かたしろぐさ)
   葉の半分ほどが
   白くなることから。


・花期に葉が白くなるのは、
 虫媒花であるために
 虫を誘う必要から
 このように進化したのではないか、
 といわれている(白くて目立つ)。

・花は葉と同じく白で、紐状。
・花が咲き終わって
 夏の盛りの頃になると、
 白い葉の白い部分は色落ちして、
 ふつうの緑色っぽくなる。

・山の水辺に群生することが多いが、
 都会でもときどき
 植えられてるのを見かける。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ヒメサユリ、オトメユリ    花言葉:飾らぬ美

  今日の一首:楚々として咲くヒメサユリ看護婦のあの娘に似ると思いにとどむ   鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用).


凌霄花(のうぜんかずら)

2014年06月21日 | Weblog
これは、言わずもがな凌霄花(のうぜんかずら)科、ノウゼンカズラ属の凌霄花(のうぜんかずら)そのものの花である。此の凌霄花(のうぜんかずら)は、季節が暑くなると、きまって咲いてくれる花である。此の花は、けばけばしい派手なオレンジ色で毒があるように云われているが、薬効こそあれ、実際のところは有毒ではないようである。この凌霄花は、夏を象徴する花の一つである。この花は、ポピュラー過ぎて余り人気がないが、この季節には捨てがたい花の一つである。

凌霄花(のうぜんかずら)・凌霄花(のうぜんかずら)科。
・学名 Campsis grandiflora(凌霄花)
  Campsis radicans(アメリカ凌霄花)

   Campsis : ノウゼンカズラ属
   grandiflora : 大きい花の
   radicans : 根を生ずる

 Campsis(カンプシス)は、
 ギリシャ語の 
 「Kampsis(湾曲、曲がっている)」
 が語源。
 おしべの形が
 曲がっているところから。
 
・開花時期は、 6/25 ~ 9/15頃。
・中国原産。
 古くから薬として使われていた。
 日本には平安時代の
 9世紀頃に渡来。

・オレンジ色の派手な花。
・つるでどんどん伸びていく。
 いろいろからみつく。

・とても寿命の長い木で、
 豊臣秀吉が朝鮮半島
 から持ち帰ったといわれるものが
 金沢市にまだ健在らしい。
   (樹齢400年以上・・・)

・古名の「のせう」が変化して
 「のうぜん」になったとも、
 「凌霄」の音読みの
 ”りょうしょう”が変じて
 「のしょう」になったとも
 いわれる。
 「凌霄花」は漢名からで、
 「凌」は”しのぐ”、
 「霄」は”そら”の意味で、
 つるが木にまといつき
 天空を凌ぐほど高く登る
 ところから、この名がついた。

・茎、花が甘いらしく、
 よく蟻(あり)が
 うろうろしている。

・江戸時代の貝原益軒さんが
 「花上の露、目に入れば
  目暗くなる」と記述し
 いかにも有毒の花、
 というイメージがついているが、
 実際には毒はない。

・「凌霄花に
  秋の通ふか 風見ゆる」 恒丸

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:シモツケ    花言葉:いつかわかる真価

 今日の一首:老夫婦しずかに住める垣にそいシモツケの花ことしも咲けり   鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)