MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

オキザリス

2011年05月31日 | Weblog
このオキザリスという花は、雑草のように逞しく、何処にでも生えている。葉の形は、酢漿草よりも、四つ葉のクローバーによく似よく似ている。花は、一寸と可愛いピンク色の花である。何処にでも生えているのは、やはり酢漿草の仲間だったからであろう。
葉っぱは、雨が降ったり夜になると閉じる。 花は夏の晴れた午前中に咲く。昔は真鍮で作った仏具や鉄製の鏡をこれで 磨いていたという。



オキザリス・酢漿草(かたばみ)科。
・学名 Oxalis corymbosa (紫カタバミ)
Oxalis articulata(芋カタバミ)
Oxalis : カタバミ属
corymbosa : 散房花序の
articulata : 節目がある
Oxalis(オキザリス)は、ギリシャ語の
「oxys(酸っぱい)」が語源。
葉や茎に蓚酸(しゅうさん)を含み
酸味があることから。

・春から夏にかけて開花。
でもほぼ1年中、どこかで見かける。
開花するのは昼間だけ。夜は閉じる。
・葉は3枚。
葉の形は「白詰草(クローバー)」に似ている。

・花は「かたばみ」にそっくりだが、
オキザリスは「かたばみ」に比べて花が
大きいので別ページにし、また品種も多いので
「オキザリス」との名前のページにしました。
・品種はいっぱいある。
「紫酢漿草(むらさきかたばみ)」
「芋酢漿草(いもかたばみ)」
「大黄花酢漿草(おおきばなかたばみ)」など。
よく見かけるのは
「紫酢漿草」と「芋酢漿草」だが、
両者区別しにくい。
両者ともピンク色の花びら。
(紫~は、花びらの中央がうすいピンク、
芋~は、花びらの中央が濃いピンク)
なお、「酢漿草(かたばみ)」は
「傍食」「片喰」「片食」とも書く。

・sorrel は「すいば、かたばみ」の意味。
・10月1日の誕生花(オキザリス)
・花言葉は「喜び、母親の優しさ」(オキザリス)

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:ハマナス   花言葉:照り映える容色

  今日の一句:政瑰(はまなす)や夜明けはいつも船の音   原田青児

  (NHKラジオ深夜便から引用)



紫蘭 (しらん)

2011年05月30日 | Weblog
この花は、群生しているさまは見事であるが、見たところでは、ただの紫色の花の集りでしかない。しかし、よく花を見ると、名前の通り、やっぱり蘭の花である。花の形が蘭の花とまったく々である。この花は、むしろ紫色の花でない方が良かったのかも知れない。派手な紫色に惑わされた様な感じがしないでもない。是非、白い紫蘭をみてみたいものだ。

紫蘭 (しらん)・蘭科。
・学名 Bletilla striata
Bletilla : シラン属
striata : しま模様がある
Bletilla(ブレティラ)は、スペインの
薬剤師の「Blet さん」の名前にちなむ。

・開花時期は、 4/15頃~ 6/ 5頃。
・群生しているさまは見事。
・少し湿ったところに生える。
・紫色の蘭であることから、この名になった。
・球茎は「白及根(はくきゅうこん)」といい、
止血、あかぎれ、ひびに薬効がある。
・白花の品種もある。

  (季節の花 300から引用)

今日の誕生日の花:スイレン   花言葉:清純な心、信仰

  今日の一句:睡蓮や鯉の分けゆく花二つ    松本たかし

  (NHKラジオ深夜便から引用)

紫陽花(あじさい)

2011年05月30日 | Weblog
昨日、一昨日は、典型的な梅雨、気温も20度以下といった寒い日が続いた。この梅雨に相応しい花と言えば、まず紫陽花をあげることが出来ると思う。このアジサイは、知人のところで咲いたものであるが、少しばかり時期的に早いように思われる。大方の紫陽花は、まだ蕾の方が多いようである。紫陽花は、花の色が変わることから、変節するように思われて嫌われた向きもあったが、最近は、沢山の園芸品種ができ愛好者も多くなったようである。


紫陽花(あじさい)・雪の下(ゆきのした)科。
・学名 Hydrangea macrophylla form. macrophylla
(紫陽花)
Hydrangea macrophylla form. normalis
(萼(がく)紫陽花)
Hydrangea : アジサイ属
macrophylla : 大きな葉の
normalis : 通常の、正規の
Hydrangea(ハイドランジア)は、ギリシャ語の
「hydro(水)+ angeion(容器)」が語源。
大量の水を吸収し蒸発させる性質から(諸説あり)

・開花時期は、 6/ 1頃~ 7/15頃。
ちょうど梅雨時期と重なる。
紫陽花は日当たりが苦手らしい。
・名前は「あづさい」が変化したものらしい。
「あづ」は「あつ」(集)、
「さい」は「さあい」(真藍)で、
青い花が集まって咲くさまを表した。
「集真藍」
「味狭藍」
「安治佐為」 いろいろある♪

・日本原産。
・本来の「紫陽花」とは、唐の詩人の
白居易さんが命名した別の紫の花のことで、
平安時代の学者、源順(みなもとのしたごう)が
今のあじさいにこの漢字をあてたため
誤用がひろまったらしい。
(でも、いい雰囲気の漢字)
・中国では「八仙花」または「綉球花」と呼ぶ。

・色がついているのは「萼(がく)」で
花はその中の小さな点のような部分。
しかしやはり萼(がく)が目立つ。
・「萼(がく)紫陽花」の”萼”は
”額”と表記することもある。
・「隅田の花火(すみだのはなび)」 へ。
(名前がおもしろい♪)
・紫、ピンク、青、白などいろいろあり。
花の色は土が酸性かアルカリ性かによっても
変わるとのこと。
具体的には、
酸性土壌 → 青色っぽくなる
アルカリ性土壌 → 赤色っぽくなる
また、花の色は、土によるのではなく遺伝的に
決まっている、という説もある。

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:ツリガネソウ    花言葉:感謝

  今日の一句:六月を奇麗な風の吹くことよ   正岡子規

  (NHKラジオ深夜便から引用)

時計草(とけいそう)

2011年05月30日 | Weblog
世の中には、不思議なもの、珍しいものは沢山あるけれども、その最たるものとして此の時計草を上げることができよう、小生の散歩するエリアには、この時計草が咲いているところはただ二ヶ所だけ。それも、一ヶ所から分けてもらって植えたということだった。この時計草は、本物の時計同様、精緻を極めた作りである。造物の妙には、ただただ驚くばかりである。



時計草(とけいそう)・時計草(とけいそう)科。
・学名 Passiflora caerulea
Passiflora : トケイソウ属
caerulea : 青色の
Passiflora(パッシフローラ)は、
「受難の花」の意味で、
はりつけの刑にされたキリストを
めしべの柱頭にたとえ、
放射状にひろがる部分を
キリストから出た後光にたとえた。

・開花時期は、6/ 5頃~ 8/10頃。
・ブラジル原産。1730年頃に渡来。
・パラグアイの国花。
・名前のとおり、壁掛けの時計盤のような
咲きかたをする。とてもユニークな形♪。
・実は丸っこく、秋にオレンジ色になる。

・別名「パッションフラワー」

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:ウツギ、ウノハナ   花言葉:秘密

  今日の一句:花終へし壺の卯つ木が葉をのばす   福田甲子雄

  (NHKラジオ深夜便から引用)

ブラシの木

2011年05月30日 | Weblog
月日の経つのは早いもの、もう6月である。衣替えの季節というのに、何と此の寒さ。一体、どういう季節なんだろう。
これは、瓶などの中身を洗うブラシにそっくりの「ブラシの木」だ。造物の妙というのだろうか、神様も奇妙なものを、よくぞお作りになるものだと思う。すがた形が奇妙なだけでなく、性質も少し異様だそうだ。花が咲いた後で出来る実が、7~8年は枝についていて発芽能力をもつなんて驚きである。近所には、このブラシの木だけでなく、時計に似た花もある。また、煙の木という、立ち上る煙を思わせるような木もある。世は、まさに奇妙なもの一杯といったところか。、

ブラシの木・蒲桃(ふともも)科。
・学名 Callistemon speciosus
Callistemon : ブラシノキ属
speciosus : 美しい、華やかな
Callistemon(カリステモン)は、
ギリシャ語の「kallos(美しい)+ stemon(雄しべ)」が語源。

・開花時期は、 5/15頃~ 6/10頃。
・オーストラリア原産。
・花が、ビン洗いのブラシにそっくり♪
・明治中期に渡来。暖地に栽培される。
・実→丸く枝にずらっとついて並ぶ。
翌年の花はその上部に咲き、
実は次々と何年も残る。

・花のあとにつける実は、その後もずっと大きく
なりつづけ、7~8年は枝についていて発芽能力も持ち続ける。
この木は、乾燥地が原産地のため、極端な乾燥や山火事のときにパァーンと
実が開いて中の細かい種子が風に飛んで
散布されるという仕組みになっている。
山火事でまっさらな土地になったところに
すばやく芽を出して、その土地一帯の
優占種になるのが目的らしい。
(ユーカリの木も同じですね)

・別名「花槇(はなまき)」
葉が槇の葉に似ているところから。
「カリステモン」(学名から)

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:サツキツツジ  花言葉:協力が得られる

  今日の一句:満開のさつき水面に照るごとし    杉田久女

  (NHKラジオ深夜便から引用)

カーネーション

2011年05月30日 | Weblog
「被災地で目立つ白いカーネーション」といったニュースが放映されたことがあった。これは、岩手県の三陸海岸のとある街の出来事である。津波によって大変な災害を被ったにもかかわらず、亡き母の供養のために白いカーネーションを供えると言ったニュースであった。斯様、5月第二日曜日の母の日のカーネーションは、日本人の生活習慣の中に序々ではあるが定着しつつあるように思われる。このカーネーションは、切り花でなく、近所の息子さんが園芸関係にお勤めのお宅にあった鉢植えの花である。


カーネーション・撫子(なでしこ)科。
・学名 Dianthus caryophyllus
Dianthus : ナデシコ属
caryophyllus : ナデシコに似た姿の
Dianthus(ダイアンサス)は、ギリシャ語の
「Dios(ギリシャ神話の神、ジュピター)
+ anthos(花)」が語源で、
”ジュピターの花”の意味。

・原産地は地中海沿岸地方。
・花の色は赤、ピンクなどさまざま。細い葉っぱ。

・「母の日」(5月の第2日曜日)に母に贈ることで有名。
1905年頃、アメリカの「アンナ・ジャービス」さんが、
自分の母が亡くなったときにキリスト教の教会で
母が好んだカーネーションを捧げ、
参拝に来る人々にも配った。
そのことが人々の感銘を呼び、
その後、5月の第2日曜日が「母の日」に制定され、
「母の日」に母に感謝を込めてカーネーションを贈る、
という風習が定着するようになった。

・2000年以上前の
古代ギリシャ時代から鑑賞が始まった。
・「冠飾の花(coronation flower)」が
変化して”カーネーション”になった。
また、原種の花の色(濃いピンク)から、
ラテン語の「incarnation(肉色)」が語源との説もある。
・スペイン、モナコ、ホンジュラスの国花。

・1月3日、3月31日、4月22日、5月10日、
11月20日、11月28日の誕生花
・花言葉は「あらゆる試練に耐えた誠実、
良き競争相手、純粋な愛情、貞節、若い娘、
感覚、感動、純粋な愛情」
・別名 「オランダ石竹(せきちく)」

  (季節の花 300から引用 )

  今日の誕生日の花:タニウツギ  花言葉:豊麗

  今日の一句:緑蔭に憩ふは遠く行かんため    山口波津女

  (NHKラジオ深夜便から引用)

文目(あやめ)

2011年05月29日 | Weblog
アヤメとと菖蒲は、どうやら別な種類らしい。そして、一寸見ただけでは、その区別がつきにくいという。アヤメは、湿地には適さない花だという。この梅雨の時期に最も適した花かと思ったら、どうも違うらしい。花探検も、面白いことには違いないが、こうなると益々もって難しくなってきたようだ。
「いずれ文目(あやめ)か 杜若(かきつばた」その区別は。湿地に咲いているのがカキツバタといい、花菖蒲は、もっと遅くなってから咲くということだった。


文目(あやめ)・文目(あやめ)科。
・学名 Iris sanguinea
Iris : アヤメ(アイリス、イリス)属
(ギリシャ語で「虹」の意味)
sanguinea : 血紅色の
Iris(アイリス)はギリシャ語で「虹」の意味

・開花時期は、 4/25頃~ 5/20頃。
・剣形の葉がきちんと並んで生える葉の様子から
文目(筋道、模様の意)の名がついた、
と言われる。
・「綾目」とも書く。花弁の基の黄色部分の
縞(しま)模様を綾目の字で表現した。
・よく、この花は「菖蒲(しょうぶ)」と
表現されますが、文目は菖蒲とは別種です。
<参考>菖蒲(しょうぶ)
(菖蒲を”あやめ”と読むこともあり、
ますますややこしい)
・乾いた土に生える。湿地には向かない。
・白花の品種もある。  

・「いずれ文目か杜若」(区別できないこと)
・5月11日、6月3日の誕生花(文目)
・花言葉は「メッセージ、希望」(文目)

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:フタリシズカ  花言葉:いつまでも一緒に

  今日の一句:衣更へて肘のさびしき二三日   福永耕二

  (NHKラジオ深夜便から引用)

撫子(なでしこ)

2011年05月27日 | Weblog
この石竹(撫子)も、この頃の季節に相応しい花である。散歩の途中多く見かけるし、数日前、誕生日の花として紹介されたことがあった。ここで紹介するのは、物凄く真っ赤な花であり、おそらく原種に近い花ではないかと思われる。カーネーションは、撫子を改良した花と思うが、石竹とは、あまりにもかけ離れた感じはぬぐえない。まさに、原種との違い、まざまざである。

石竹・撫子(なでしこ)科。
・学名 Dianthus chinensis
Dianthus : ナデシコ属
chinensis : 中国の
Dianthus(ダイアンサス)は、ギリシャ語の
「Dios(ギリシャ神話の神、ジュピター)
+ anthos(花)」が語源で、
”ジュピターの花”の意味。

・中国原産。万葉時代に渡来。
・ピンクの濃い色の花。
花の中心部分の色が違うものもある。
・花の周辺部はギザギザ。
・中央部から白いひげ状のものが
ひゅるるると伸びているのが
とっても不思議。
・葉は細長く先端がとがっている。
カーネーションのような灰緑色。
・別名 「唐撫子(からなでしこ)」。

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:セッコク   花言葉:あなたは私を元気づける

  今日の一句:みめよくて田植の笠に指を添ふ    山口誓子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

お隣のミニバラ

2011年05月27日 | Weblog
第13回国際ばらとガーデニングショーは、5月11から16日まで、ここ西武球場で開催された。此処は、その地元だけに薔薇を栽培しているお宅が多い。このミニバラは、お隣の庭に植えられていたものであるが、さながらガーデニングショーを彷彿とさせる程の見事なものである。
西武球場のガーデニングショーは、大変な賑わいである。ために、この近所の道路は屡々渋滞するほどである。また、普段閑散としている西武鉄道ローカル山口線は、珍しくも特急電車までも走るのである。
という状況をみると、如何に薔薇の愛好者が多いか、その一つの証左ではないかと思う。

薔薇 (ばら)・薔薇(ばら)科。
・学名 Rosa : バラ属
Rosa(ローザ)は、
ギリシャ語の「rhodon(バラ)」や
ケルト語の「rhodd(赤色)」が語源。

・開花時期は、 5/ 1頃~11/25頃。
春(5~6月)と秋(10,11月)に咲くものが
多いようだ(いろいろ種類がある)。
夏は暑いのでひと休み。
・とげのある木の総称である「うばら」または
「いばら」(茨)が、「ばら」に略された。
(「茨」は”とげのある、つる草”を総称したもの)

・甘い香り。香水の材料にも使われる。
・草丈が20~30cmで、花の大きさが3cmぐらいの
小さい薔薇を一般に「ミニ薔薇」と呼ぶ。
たくさん花をつける。

・古代から、繁栄と愛の象徴とされた。
ギリシャ神話では、愛と美の女神「アフロディーテ」が
海から誕生したときに、大地がそれと同じぐらい美しい
ものとして、バラの花を作ったとされている。
ギリシャ時代には、ビーナスに結びついて、
「愛と喜びと美と純潔」を象徴する花とされ、
これが、花嫁が結婚式にバラの花束を持つ風習に
つながったとされる。
ギリシャの叙情詩人アナクレオンが、
紀元前6世紀(2500年前)に、
「バラなる花は恋の花、バラなる花は愛の花、
バラなる花は花の女王」と唄っている。

・ローマ人は、一輪のバラを天井につるし、その下で
した話は一切秘密にする約束を守ったので、
「バラの下で」という言葉が「秘密に」という意味に
なって今に残っている。
・イギリス王室の紋章である”チュードル・ローズ”は、
王位継承をめぐってランカスター家とヨーク家の間に
起こった「バラ戦争」(14世紀)のあとで両家が
結ばれて赤バラと白バラを組み合わせた紋章となった
もので、このバラがイギリスの国花となった。
英語の「ローズ」の語源はケルト語の「赤い」と
いう意味に由来する。
・イギリス、ルーマニア、ブルガリア、ポルトガル、
ルクセンブルグ、モロッコ、サウジアラビア、
イラン、イラク、などの国花。

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:アマリリス  花言葉:誇り、おしゃべり

  今日の一句:とととととととととと脈アマリリス   中岡毅雄

  (NHKラジオ深夜便から引用)

芍薬(しゃくやく)

2011年05月26日 | Weblog
「たてばシャクヤク 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」というように美人にも譬えられるのが、この芍薬である。ただし、ボタンと違って美しく咲いているところには中々お目にかかれない。近所に畑一面芍薬を植えているところがあるか、写真に撮れるような花は、残念ながら見つからなかった。これは、数日前、NHK深夜便の誕生日の花だったので、この季節相応の花として取り上げたものである。

芍薬(しゃくやく)・牡丹(ぼたん)科。
・学名 Paeonia lactiflora
Paeonia : ボタン属
lactiflora : ミルク色の花をもつ
Paeonia(パエオニア、ペオニア)は、
ギリシャ神話の”医の神”「Paeon」の名に由来する(ペオンさん)。
「Paeon さん」は、オリンポス山から取ってきた
シャクヤクの根によって、黄泉(よみ)の国王「プルートー」の傷を治した。
シャクヤクは死者の国の王の病も治すほどの
万能薬ということで漢方薬の中でも極めて重要な植物の一つ。

・開花時期は、5/10頃~ 5/ 末頃。
・中国原産。
・牡丹(ぼたん)とそっくり。
牡丹は”樹木”、芍薬は”草”に分けられる。
牡丹が咲き終わるのを待つようにして咲く。

・漢名の「芍薬」を音読みして「しゃくやく」。
・「芍」は味がよい、の意味。
根を乾燥したものは「赤芍(せきしゃく)」、
「白芍(びゃくしゃく)」として
鎮静、鎮痛剤として使われている。

・「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
”シャクヤクのように風情があり、牡丹のように華麗で、
百合のように清楚”という、女性の美しさを形容することば。

・別名 「枸杞」(ぬみぐすり。
”のみぐすり”ではないようです)。
「花の宰相」(はなのさいしょう)。
・5月8日の誕生花(芍薬)
・花言葉は「生まれながらの素質」(芍薬)

・「芍薬や 棚に古りける 薬箱」 水原秋桜子

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:エビネ  花言葉:謙虚な恋

  今日の一句:児の本にふえし漢字や麦の秋     木下夕爾

  (NHKラジオ深夜便から引用)