MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

三色スミレ(パンジー)

2014年02月28日 | Weblog
これは、菫(すみれ)科、スミレ属の三色スミレという花である。この花は、わが家のパンジー、ビオラなど6鉢の中の一つで、一番三色スミレっぽいので此処に掲載したのである。この三色スミレ(パンジー)は、屋外で先日の豪雪にも耐えて咲き続けている花なのである。これは、個人的な嗜好であるが、三色スミレというネーミングが、一番ぴったり此の花に当てはまるように思えるのである。





三色スミレ(パンジー)・菫(すみれ)科。
・学名  Viola × wittrockiana(パンジー)
   Viola : スミレ属
   wittrockiana : 採集者 
      「ウィトロック」さんの

 Viola(ビオラ)は
 「紫色の」という意味。
 
・開花時期は、10/10 ~ 翌 7/10頃。
・ヨーロッパまたはアジア西部原産。
・19世紀以降欧米各国で
 改良が進んでいる。   
 日本へは江戸時代に渡来した。

・菫(すみれ)の園芸品種。
・いろいろな種類がある。
・秋から翌春にかけて長く咲き続け、
 花壇の主役として利用される。
 寒さに強い。
・ポーランドの国花。

・「パンジー」は
 フランス語の「パンセ(考える)」
 という意味で、
 つぼみが下を向く形が、
 人が頭を垂れ物思う姿に
 似ているところから命名。

・パンジーに似た品種に
 「ビオラ」がある。
 花の直径が3~5cm以上のものを
 「パンジー」、
 それより小さいものを
 「ビオラ」と、 
 区分けして呼ぶことがあるそうだ。
 「ビオラ」の名は、
 属名 Viola から。


・別名「三色菫」(さんしきすみれ)。
   三色って、黄、紫、黒かな?

・1月9日、2月8日の
 誕生花(パンジー)。
・花言葉は「思慮深い」 (パンジー)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ハハコグサ    花言葉:いつも思う優しい人

  今日の一句:母子草やさしき名なり蕾もち              山口青邨

  今日の一首:母子草とその名教えし一瞬の母のない子の表情(かお)を忘れず  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

プリムラ・ポリアンサ

2014年02月27日 | Weblog
これは、桜草(さくらそう)科、サクラソウ属のリムラ・ポリアンサという花である。此れは、早春、花が他に先駆けて咲くことからプリムラといい此の季節の一番ポプピュラーな花なのである。このプリムラにも沢山の種類があり、また開花時期も色々あるようである。このプリムラ・ポリアンサは、恥ずかしながら我が家の鉢植えの花なのである。

プリムラ・ポリアンサ・桜草(さくらそう)科。
・学名  Primula polyantha
    (プリムラ・ポリアンサ)
  Primula obconica
    (プリムラ・オブコニカ)
  Primula malacoides
    (プリムラ・マラコイデス)

   Primula : サクラソウ属
   polyantha : 多くの花をもつ
   obconica : 倒円錐形の
   malacoides : 軟質の

 Primula(プリムラ)は、
 「primos(最初)」が語源。
 早春、花が他に先駆けて
 咲くことから。
 
・開花時期は、12/10 ~ 翌 5/15頃。
・よく見かけるのは花びらの大きい、
 「プリムラ・ポリアンサ」
   (地面の近くで花が咲く)。
 「プリムラ・ジュリアン」は
    ポリアンサの品種の一つ。
 「プリムラ・オブコニカ」は
    茎が高く伸びる。

・「西洋桜草(せいようさくらそう)」は
 野生の桜草の園芸品種で、プリムラの一種。
 「西洋桜草」の別名は
 「マラコイデス」、
 「乙女桜(おとめざくら)」。
 マラコイデスの名前で
 よく知られている。

・1月22日の誕生花
  (プリムラ・ポリアンサ)
 2月11日、12月19日の
 誕生花 (プリムラ・オブコニカ)
・花言葉は 「無言の愛」
  (プリムラ・ポリアンサ)
 「青春の美しさ」
  (プリムラ・オブコニカ)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:フリージア   花言葉:無邪気、潔白

  今日の一首:真黄色のフリージア抱え帰宅せし少年の如きありし日の夫(つま)  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)


オキザリス

2014年02月26日 | Weblog
これは、酢漿草(かたばみ)科、カタバミ属のオキザリスという花である。このオキザリスは、品種がいっぱいあって、何という種類なのか詳しいことは良く分からないが、多分、大型の花が咲く種類だと思う。この大きな花の咲く種類は、最近、多く見かけるようになったから、多分、新しい品種ではないかと思わえる。この花は、酢漿草(かたばみ)の園芸品種だと思うが、野や山に生えているものとは全然イメージを異にし、とても同じ種類のものとは思えない。余談だが、わが家の紋章(家紋)は、剣酢漿草(けんかたばみ)なのである。



オキザリス・酢漿草(かたばみ)科。
・学名 Oxalis corymbosa(紫カタバミ)
  Oxalis articulata(芋カタバミ)
   Oxalis : カタバミ属
   corymbosa : 散房花序の
   articulata : 節目がある

 Oxalis(オキザリス)は、
 ギリシャ語の
 「oxys(酸っぱい)」が語源。
 葉や茎に
 蓚酸(しゅうさん)を含み
 酸味があることから。
 
・葉は3枚。
 葉の形は
 「白詰草(クローバー)」
 に似ている。

・花は「かたばみ」に
 そっくりだが、
 オキザリスは
 「かたばみ」に比べて
 花が大きいので別ページにし、
 また品種も多いので 
 「オキザリス」のページ名
 にしました。

・春から夏にかけて開花。
 でもほぼ1年中、
 どこかで見かける。
 開花するのは昼間だけ。
 夜は閉じる。

・品種はいっぱいある。
 「紫酢漿草
  (むらさきかたばみ)」
 「芋酢漿草
  (いもかたばみ)」
 「大黄花酢漿草
  (おおきばなかたばみ)」
 など。

 よく見かけるのは
 「紫酢漿草」と
 「芋酢漿草」だが、
 両者区別しにくい。
 両者ともピンク色の花びら。
 (紫~は、
   花びらの中央がうすいピンク
  芋~は、
   花びらの中央が濃いピンク)

 「大黄花酢漿草
  (おおきばなかたばみ)」は
 早春の頃から咲きだす。

 また、大きなクローバーのような
 ”四つ葉”の葉が目立つ、
 「デッペイ」という品種もある。

・「酢漿草(かたばみ)」は
 「傍食」「片喰」「片食」
 とも書く。

・sorrel は「すいば、かたばみ」の意味。

・10月1日の誕生花(オキザリス)
・花言葉は「喜び、母親の優しさ」(オキザリス)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:クロッカス    花言葉:青春の喜び、堅実

  今日の一句:日が射(さ)してもうクロッカス咲く時分         高野素十

  今日の一首:胎内の記憶のようなやすらぎの陽光浴びてクロッカス咲けり  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)


シクラメン

2014年02月25日 | Weblog
今日は、2月26日、1936(昭和11)年、2.26事件が発生した。
陸軍の皇道派の青年将校が、対立していた統制派の打倒と国家改造を目指し、約1500名の部隊を率いて首相官邸等を襲撃した。内大臣・大蔵大臣等が殺害され、永田町一帯が占拠された。
当初、陸軍の首脳部は青年将校たちの行動を容認する態度をとっていたが、海軍が鎮圧を要求し、天皇も同様の立場をとったので、29日に鎮圧を開始した。飛行機から「下士官兵ニ告グ」のビラを撒いて帰順を勧め、「今からでも決して遅くはないから、直ちに抵抗をやめて軍旗の下に復帰する様にせよ」との投降を呼びかけるラジオ放送を行った。形勢が不利になったと判断した将校たちは兵を原隊に帰し、2名が自決、残りの者が自首して、その日のうちに鎮定された。

これは、桜草(さくらそう)科、シクラメン属のシクラメンという花である。これは、恥ずかしながら我が家の玄関先に咲いているシクラメンである。此のシクラメンは、12月はじめに購入し、今でも変わらず綺麗な花を咲かせてくれているのである。例年ですと、一月一杯で花が終わってしまうのが通例、それが此の花は、良く咲いていて呉れたシクラメンであった。出来れば、このまま夏の暑い時期を上手に乗り切って、出来れば今年のクリスマス頃には、もう一度、花を咲かせることが出来ればと思っているのである。



シクラメン・桜草(さくらそう)科。
・学名 Cyclamen persicum
   Cyclamen : シクラメン属
   persicum : ペルシャの

 Cyclamen(シクラメン)は、
 ギリシャ語の   
 「kiklos(円)」が語源。
 塊根が丸い球形のような
 ところから。
 
・開花時期は、10/25 ~ 翌 4/20頃。
・地中海沿岸地方原産。
 明治末期に渡来。
・花屋さんでよく見かける。
・花びらは5枚あり、
 いずれも上に強くそりかえる。

・初冬から春まで咲く。
 年末年始頃から
 室内でもよく飾られる。
 色はさまざま。
 鑑賞用の園芸植物。
 寒さに強い品種のことを
 「ガーデンシクラメン」と呼ぶ。
 また、シクラメンのことを、
 園芸では「ミニシクラメン」と
 呼ぶことが多い。

・1月7日、2月4日、
 12月8日の誕生花
・花言葉は「清純、思慮深い、
      内気、はにかみ」

・別名 「篝火花」(かがりびばな)
   篝火をたいているような
   花の形であることから。

 「豚の饅頭」
  (ぶたのまんじゅう)。
   シクラメンの原産地である
   トルコやイスラエルで、
   野生の豚が   
   シクラメンの球根を
   食べたことから。
   豚にとっては饅頭がわり、
   ということで・・・。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:アズマイチゲ   花言葉:温和

  今日の一首:枯草の乾く音する道の辺のアズマイチゲはいち早く咲く  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

福寿草(ふくじゅそう)

2014年02月24日 | Weblog
これは、金鳳花(きんぽうげ)科、フクジュソウ属の福寿草(ふくじゅそう)という花である。この福寿草は、先日來の有史以来の豪雪にも耐えて綺麗な黄色い花を見せてくれたのである。これは、知人のお庭に咲いた福寿草である。わが市内には、砂川遺跡というところに福寿草の自生地がある。今回の豪雪で生育状況が気になるところであるが、市役所のホムページには次のように書かれていたので、どうやら安泰のようである。
「寒い日が続く中、開花が遅れていた砂川遺跡の福寿草がようやく見頃を迎えています。黄色い福寿草を見ていると、心も明るくなってくるようです。」



福寿草(ふくじゅそう)・金鳳花(きんぽうげ)科。
・学名 Adonis amurensis
   Adonis : フクジュソウ属
   amurensis :
      アムール川流域の
    (黒竜河:中国北東部)
 Adonis(アドニス)は、
 ギリシャ神話に登場する、
 イノシシの牙に突かれて
 死んでしまった青年の名前に由来。
 傷から出た、
 血のように赤い花にたとえた。
  (欧州産の本属のものは、
   黄色い花ではなく
   赤い花らしい)。
 
・開花時期は、 2/ 1 ~ 3/15頃。
・黄色の、きれいな色の花。

・お正月に花屋さんで
 売られているものは
 ハウス栽培されたもの。
 花芽は晩秋にできるので、
 その後約1ヶ月、
 寒さにあわせて室内に
 とりこんでおくと
 お正月頃に咲く。
 ふつうは咲き出すのは2月から。

・光や温度に非常に敏感で、
 昼間でも日がさえぎられると
 1~2分で花がしぼみ、
 再び日があたると
 いつの間にか花が開く。
 寒い時期に咲くので、
 花びらを開閉することで
 花の中の温度を
 下げないようにしているらしい。

・福寿草の花と
 南天の実とセットで
 「難を転じて福となす」
 という縁起物の
 飾り付けがされることがある。
 名前も、めでたい
 「福寿(幸福と長寿)」の
 草の意。
・根と茎は有毒。食べないように。
・花が終わる頃、
 人参(にんじん)の葉のような、
 こまかい葉が出てきて
 一面に広がる。

・たくさんの別名をもつ。
 「元日草」(がんじつそう)や
 「朔日草」(ついたちそう)
 など。
 旧暦の正月(2月)頃に
 咲き出すことから、
 新年を祝う花として、
 いろんなおめでたい良い名前が
 つけられたものと思われる。

・「朝日さす
  老師が家や 福寿草」  与謝蕪村

 「日のあたる
  窓の硝子や 福寿草」  永井荷風

 「水入りの
  水をやりけり 福寿草」 正岡子規


  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:カンヒザクラ  花言葉:あでやか

  今日の一首:さみしさのようやくうすれてゆく頃をカンヒザクラはあでやかにさく  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

クロッカスが咲いていた

2014年02月23日 | Weblog
これは、文目(あやめ)科、サフラン属のクロッカスという花である。このクロッカスは、昨日、散歩の途中、道端の日当たりの良いところで咲いていたものである。この花は、我が家にもあるが、いま漸く葉っぱが出かってきたところである。したがって、この道端のクロッカスは、余程、温かく生育条件が良かったからではないかと思う。それと同時に、寒い寒いと云いながらも、確実に春は直ぐ近くまで来ているという証拠ではないかと思う。



クロッカス・文目(あやめ)科。
・学名 Crocus vernus
   Crocus : サフラン属
   vernus : 春咲きの

 Crocus(クロッカス)は、
 ギリシャ語の
 「croke(糸)」から。
 めしべが糸状に
 長く伸びることに由来。
 また、神話上の
 青年の名前に由来する、
 との説もある。
 
・開花時期は、 2/ 5 ~ 3/10頃。
・球茎の代表的な種類。
・白、黄、青、紫など、
 いろんな色の品種がある。
・葉は松葉のように細く、
 真ん中に白い筋が入る。

・別名 「花サフラン」

・1月4日、2月6日の誕生花。
・花言葉は「青春の喜び、切望」。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:オウレン   花言葉:変身

  今日の一首:これからという思いありオウレンの花咲く朝の力湧きくる  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

  

紅梅が、満開

2014年02月22日 | Weblog
これは、薔薇(ばら)科、サクラ属の梅(うめ)の花、その紅梅が今満開である。ここに紅梅の盆栽を取り上げたのは他でもない、いま近所では紅梅の花が盛んに咲き誇っているが写真に撮っても中々絵にならないので、やむなく知人のところに咲いていた盆栽を、此処に採り上げたのである。
また、先日、偶然、知人と謡曲「鉢の木」が一寸話題になったことがあった。(梅、松、桜の盆栽を旅の僧をもてなすために暖を採るため焚いたという故事)遠来の客人をもてなすのは美談であるが、これで果たして暖を採ることが出来ただろうか、他愛のない話であった。


梅(うめ)・薔薇(ばら)科。
・学名 Prunus mume(梅)
  Prunus mume
   var. bungo(豊後梅)
   Prunus : サクラ属
   mume : ウメ
(江戸時代の梅の呼び名=ムメ)
   bungo : ブンゴ(豊後)

 Prunus(プラナス)は、
 ラテン古名の
 「plum(すもも)」が語源。
 
・開花時期は、 1/20 ~ 4/ 5頃。
 1月中旬頃から咲き出すもの、
 3月中旬頃から咲き出すものなど、
 さまざま。 
 また、桜とちがって、
 咲き方も散り方もゆっくり。

・木の花が
 ほとんど咲いていない冬に、
 「ついに梅が咲き出したか♪」
 という、    
 うれしさのインパクトは大きい。

・漢名でもある「梅」の字音の
 「め」が変化して
 「うめ」になった。

・いろいろな園芸種がある。
・とてもよい香りの5弁花。
 「馥郁(ふくいく)たる梅の香り」
 の”馥郁”とは、
 「とてもよい香り」の意味。
 (そういえばこの言葉って、
  梅の香りにしか  
  使われないような気がする♪)


・中国原産。
 奈良時代の遣隋使(けんずいし)
 または遣唐使(けんとうし)が
 中国から持ち帰ったらしい。
 「万葉集」の頃は白梅が、
 平安時代になると  
 紅梅がもてはやされた。
 万葉集では梅について
 百首以上が詠まれており、
 植物の中では「萩」に次いで多い。

・幹がゴツゴツしているのが特徴。
 花を見ただけでは
 桜などと区別がつきにくい。 

・実が梅干しとなる(白梅の場合)。
 梅雨の頃に収穫する
 (梅干し、おいしいです)。
 江戸時代には、
 各藩が非常食として梅干を
 作ることを奨励したため、
 梅林が全国で
 見られるようになった。
 ちなみに
 「梅雨(つゆ)」の名の由来は、
 梅の実がなる頃に
 雨が多いかららしい。

・梅の字は「母」の字を含むが、
 中国ではつわりのときに
 梅の実を食べる習慣があるらしい。           

★「鶯宿梅(おうしゅくばい)」の故事
 ある時、
 宮殿の前の梅が枯れてしまった。
 そのときの天皇、村上天皇は
 これを残念に思い、
 かわりの木を探させていたが、
 ある屋敷で良い梅の木を見つけて
 それを勅命で宮殿に献上させた。
 そしてその木を植えてみたところ、
 屋敷の女主人の書いた歌が
 紙で結びつけてあり、

 「勅なれば いともかしこし
  鶯(うぐいす)の
  宿はと問(と)はば
  いかがこたえむ」

 とあった。  
 歌の心を知る天皇は、
 すぐにこの梅の木を
 元の屋敷に返したという。
  (ほのぼのとしたお話です)         

・「松 竹 梅(しょうちくばい)」

・中国の「四君子(竹、梅、菊、蘭)」
 の一つ。
 水墨画の画材にもよく使われる。

・「梅に鶯(うぐいす)」  
  梅に鶯を配した豪華な図柄
  → とりあわせの良いものの
    たとえ。
    他に「獅子に牡丹」
      「紅葉に鹿」

・別名「好文木」(こうぶんぼく)
 「木の花」(このはな)
 「春告草」(はるつげぐさ)
 「風待草」(かぜまちぐさ)

・1月1日、2月3日の誕生花(梅)。
・花言葉は
 「厳しい美しさ、あでやかさ」梅)。

・台湾の国花。
・和歌山県の県花(梅)
      梅干しの名産地。
 福岡県の県花(梅)
      菅原道真ゆかり。
 大分県の
 県花、県の木(豊後(ぶんご)梅)
 山形県の県の木(梅)

・枝垂梅はこちら
 → 枝垂梅(しだれうめ)

・梅擬(うめもどき)は、
 ”梅に似ている”という名前です。
          
・「春されば
  まづ咲く宿の 梅の花 
  ひとり見つつや
  春日暮らさむ」万葉集
   山上憶良(やまのうえのおくら)

 「わが園に
  梅の花散る ひさかたの
  天(あめ)より雪の
  流れ来るかも」万葉集
   大伴旅人(おおとものたびと)

 「吾妹子(わぎもこ)が
  植えし梅の木 
  見るごとに
  心咽(む)せつつ
  涙し流る」万葉集
   大伴旅人

 「十二月(しはす)には
  沫雪(あわゆき)降ると
  知らねかも
  梅の花咲く
  ふふめらずして」
   万葉集
   紀少鹿郎女(きのをしかのいらつめ)

 「人はいさ
  心も知らず ふるさとは 
  花ぞ昔の 香ににほひける」
   古今集
   紀貫之(きのつらゆき)
   百人一首(35)

 「月夜には
  それとも見えず 梅の花
  香(か)をたづねてぞ
  知るべかりける」 
   古今集
   凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)

 「東風(こち)吹かば
  にほひおこせよ 梅の花
  あるじなしとて
  春な忘れそ」
   拾遺和歌集
   菅原道真(すがわらのみちざね)

 「君ならで
  誰にか見せむ わが宿の
  軒端ににほふ 梅の初花」
   金槐和歌集 源実朝 

 「大空は
  梅のにほひに かすみつつ
  くもりもはてぬ
  春の夜の月」新古今集
   藤原定家(ふじわらのていか)

 「とふ人も
  なき古郷の 梅見月
  風のなさけを
  袖に知るかな」梅見月=2月)
   蔵玉集(ぞうぎょくしゅう) 有家

 「春もやや
  けしきととのう 月と梅」   松尾芭蕉

 「しら梅に
  明(あく)る夜ばかりと
  なりにけり」        与謝蕪村(よさぶそん)

 「二(ふた)もとの
  梅に遅速を 愛す哉」   与謝蕪村(よさぶそん)

 「梅一輪
  一輪ほどの あたたかさ」 服部嵐雪(はっとりらんせつ)

 「白梅や
  ひと日(ひ)南を
  あこがれぬ」       石川啄木

 「鳥の名の
  都(みやこ)となりぬ
  梅やしき」       千樹庵益賀 

 「道ばたの
  風吹きすさぶ 野梅かな」高浜虚子  

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:オウバイ   花言葉:恩恵

  今日の一句:黄梅に佇(た)ちては恃(たの)む明日の日を        三橋鷹女

  今日の一首:迎春花咲いたと手招く父がいしかの日のままのオウバイ咲けり  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

雪の中の白菜(はくさい)

2014年02月21日 | Weblog
これは、油菜(あぶらな)科、アブラナ属の白菜(はくさい)という野菜。何故、白菜を此処に採り上げたかというと、史上空前の豪雪によって、品不足のため野菜が値上がりした。そこで、畑の状況は、一体どうなっているのかを見てきたので、僭越ながら、その報告なのである。畑は、このところの寒さで依然として雪は解けてはいなかったし、白菜は、凍結による葉の変色防止のために丸く結んであった。
たかが白菜と云うなかれ、越谷市役所のホームページには、「越谷の山東菜」(白菜)が掲載されていた。これは、地域の特産物だと思うが、市役所が地域の野菜を宣伝するというのも珍しい。

 https://www.city.koshigaya.saitama.jp/kanko/tokusan/santousai.html

白菜(はくさい)・油菜(あぶらな)科。
・学名  Brassica rapa
    var. glabra または
  Brassica rapa
    var. amplexicaulis
   Brassica : アブラナ属
   rapa : カブラ形の
   glabra : やや無毛の
   amplexicaulis : 抱茎の

 Brassica(ブラシカ)は、
 古いラテン名で
 「キャベツ」を意味する。
 
・中国原産。明治初期に渡来。
・ふつうに食用とする野菜。
 キムチなどの漬物や、
 鍋料理によく使われる。

・そのままにしておくと、
 春、黄色い花が咲く。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:カンシロギク   花言葉:清純

  今日の一首:足元を吹く風のなかまっしろのカンシロギクの花ゆれている   鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)




カーネーションという花

2014年02月20日 | Weblog
これは、撫子(なでしこ)科、ナデシコ属のカーネーションという花という花である。このカーネーションは、何時でも何処でも見ることが出来る最もポピュラーな花なのである。このカーネーションという花の栽培の温室を見たのは、伊豆半島東伊豆町に旅したときのことであった。その温室には、カーネーションの花が咲いていおり、部屋一杯、咽返るような状況であった。
何時でも、何処でも見られるというのは、品種改良と温室などの栽培技術の進歩のお陰である。因みに此の花は、挿し芽でも増やすことが出来るのだそうである。



カーネーション・撫子(なでしこ)科。
・学名 Dianthus caryophyllus
   Dianthus : ナデシコ属
   caryophyllus :
       ナデシコに似た姿の

 Dianthus(ダイアンサス)は、
 ギリシャ語の
 「Dios(ギリシャ神話の神、
     ジュピター)
  + anthos(花)」が語源で、
  ”ジュピターの花”の意味。

・原産地は地中海沿岸地方。
・花の色は
 赤、ピンクなどさまざま。
・葉っぱは細い。

・「母の日」(5月の第2日曜日)
 に、母に贈ることで有名。

 1905年頃、アメリカの
 「アンナ・ジャービス」さんが、
 自分の母が亡くなったときに
 キリスト教の教会で
 母が好んだカーネーションを捧げ
 参拝に来る人々にも配った。

 そのことが人々の感銘を呼び、
 その後、5月の第2日曜日が
 「母の日」に制定され、
 「母の日」に母に感謝を込めて
 カーネーションを贈る、
 という風習が
 定着するようになった。


・「冠飾の花
  (coronation flower)」が
 変化して
 ”カーネーション”になった。
 また、原種の
 花の色(濃いピンク)から、
 ラテン語の
 「incarnation(肉色)」が語源
 との説もある。

・スペイン、モナコ、
 ホンジュラスの国花。

・1月3日、3月31日、
 4月22日、5月10日、
 11月20日、11月28日の
 誕生花
・花言葉はいっぱいある。
 「あらゆる試練に耐えた誠実、
  良き競争相手、純粋な愛情、
  貞節、若い娘、
  感覚、感動、純粋な愛情」

・別名「オランダ石竹(せきちく)」

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ミツマタ   花言葉:壮健

  今日の一首:呼ばれたるような気がして振り向けばミツマタの花ふくらみいたり  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

八重咲日本水仙(やえざきにほんすいせん)

2014年02月19日 | Weblog
これは、ヒガンバナ科スイセン属の八重咲日本水仙である。この水仙は、昨日、散歩の道すがら雪が解けた後に咲いていた珍しい八重咲きの水仙である。(やっぱり雪中花の別名が相応しい訳)今回、ここで引用した植物生態散歩によれば、日本水仙と云いながら、元は地中海沿岸から渡来した花ということである。この八重咲きは、普通の日本水仙同様、馨しい香りのする花なのである。




八重咲きニホンズイセン(日本水仙)分類:ヒガンバナ科スイセン属
学名:Narcissus tazetta
和名の由来:中国の古代、水辺に咲く清楚なこの花を水辺の仙人にみたてた。
別名:雪中花、金盞銀台(キンサンギンダイ)
性状:多年生球根植物 有毒
草丈:15~50センチ程度
花期:冬~春
地中海沿岸の原産で、室町時代に中国を経て渡来し、本州(関東以西)、九州の海岸沿いに野生化して、日本水仙と呼ばれている。
一般には、スイセン属に含まれるものを総称してスイセンと呼んでいる。
日本水仙は 12 月頃から咲き始め、冬から春にかけて、白や黄の花を咲かせる。
雌しべは1本で柱頭は3裂し、雄しべは6本で上下2段になっていて、上段の3本しか見えない。
6枚の花びらのうち、外側3枚は萼であり、内側3枚のみが花弁である。
二つをあわせて花被片と呼ぶ。
花被片の下半部は合生して筒となり、中心にある筒状の部分は副花冠という。
オニユリやヒガンバナ等と同じく、種子はできない。

  (植物の生態散歩より引用)

  今日の誕生日の花:ウグイスカグラ   花言葉:未来を見つめる

  今日の一首:なんとなき少しの不安やわらげるウグイスカグラほつほつ咲けり  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)