MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

黐の木(もちのき)の実

2013年12月31日 | Weblog
明けましておめでとうございます。
今日は、1月1日,元日(New Year's Day)
新年の幕開けの日。年のはじめを祝う国民の祝日。
1948(昭和23)年7月公布・施行の祝日法によって制定された。
元旦「旦」は「日の出・朝」の意味で、「元旦」とは1月1日の朝を指す。

これは、黐の木(もちのき)科、モチノキ属の黐の木(もちのき)の赤い実である。この黐の木(もちのき)は、直ぐ近くにの知人宅の裏庭に生えていたものである。この赤い実を見たとき、最初は、何の樹か分からなかったが、葉っぱを見て黐の木(もちのき)であることが分かったのであった。
この黐の木(もちのき)は、言うまでもなく鳥黐(とりもち)を作る材料である。往時は、よく鳥黐(とりもち)をお店で売っているところもあったが、最近は、全然見かけなくなったようである。それは、多分にかすみ網(かすみあみ)と同様、鳥類保護、自然環境の立場から売らないようになったのかも知れない。

黐の木(もちのき)・黐の木(もちのき)科。
・学名 Ilex integra
   Ilex : モチノキ属
   integra : 全縁のIlex は、
 「holly(西洋ヒイラギ:ホーリー)」の
 古代ラテン名。
 
・山地に生えるが、
 都会でも公園などで見かける。
・葉っぱはすべすべ。

・4月頃に開花。
 実は、夏から秋にかけて赤く熟す。
・樹皮の部分から
 「鳥黐(とりもち)」
  (鳥を捕まえるための
   ネバネバ状の固形物)
 というのを作ることができる。

・別名「鳥黐の木(とりもちのき)」
 「黐(もち)」

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:マツ   花言葉:不老長寿、向上心

  今日の一句:元旦の膳にのせたる若松の不老長寿の約束におう  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

マホニア・チャリテイ

2013年12月30日 | Weblog
今日は12月31日、大晦日,大晦 (1年の終りの日)
大晦日に年越し蕎麦を食べる習慣は江戸時代中期から始ったものである。元々月末に蕎麦を食べる習慣があり、大晦日のみにその習慣が残った。金箔職人が飛び散った金箔を集めるのに蕎麦粉を使ったことから、年越し蕎麦を残すと翌年金運に恵まれないと言われる。
除夜の鐘は108回撞かれる。眼・耳・鼻・舌・身・意の六根のそれぞれに苦楽・不苦・不楽があって18類、この18類それぞれに浄・染があって36類、この36類を前世・今世・来世の三世に配当して108となり、これは人間の煩悩の数を表すとされている。


これは、目木(めぎ)科、ヒイラギナンテン属のマホニア・チャリテイという変わった花である。変わっているというのは、この寒い12月に咲く花だからである。この花は、昨日、散歩の途中、知人宅の庭で初めて見た花である。これまで知人宅には、何度も訪れたことがあるが分からなかったのである。それは、唯のヒイラギナンテンと思っていて花がいま時分咲くなどということを知らなかったからである。ともあれ、この寒空の中咲くというのは、何れにしても此のマホニア・チャリテイは貴重な花であるということができよう。


マホニア・チャリテイ・目木(めぎ)科。
・学名  Mahonia × media
    cv. Charity
   Mahonia : ヒイラギナンテン属
   media : 中間の
 Mahonia(マホニア)は、
 19世紀のアメリカの植物学者
 「Mc.Mahon(マクマホン)さん」
 の名前にちなむ。
 
・冬咲きの”柊南天(ひらいぎなんてん)”。
 ふつうの柊南天は
 3月から4月にかけて開花するが、
 この品種は真冬の12~2月頃に咲く。

・別名「マホニア・チャリティー」学名から。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:アオキ    花言葉:若く美しく

  今日の一首:小雪舞う庭のアオキの赤い実の瑞々(みずみず)として大晦日  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)


ハナユ・1才柚子

2013年12月30日 | Weblog
柚子について、ウィキペディアを紐解けば、次のような記事があったので、ここで引用させて頂くことに。

ユズ(柚子、学名: Citrus junos)は、ミカン科ミカン属の常緑小高木。柑橘類の1つ。ホンユズとも呼ばれる。消費・生産ともに日本が最大である。
果実が小形で早熟性のハナユ(ハナユズ、一才ユズ、Citrus hanayu)とは別種である。日本では両方をユズと言い、混同している場合が多い。また、獅子柚子(鬼柚子)は果実の形状からユズの仲間として扱われることがあるが、分類上はザボンやブンタンの仲間であり、別種である。

一才柚子(イッサイユズ)とは、柚子その園芸品種である。実がなりやすく、たわわに実る品種である。
樹高は1メートルから4メートルくらいである。
その果実は、淡い黄色に熟した果実の表面には凸凹があり、強い香りがあり、果汁は酸味が強いようである。したがって、ジャムを作る格好な材料である。今年は、豊作だったためか、近所の方から、田舎からもと沢山のハナユ・1才柚子を頂いた。お陰でブレックファーストの食卓には、柚子ジャムが欠かせないものとなったのである。

  今日の誕生日の花:ベニベンケイ、カランコエ   花言葉:幸福を告げる

  今日の一首:花と葉と抱きつ抱かれるおもむきのカランコエ咲く今日のうれしさ  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

白妙菊(しろたえぎく)

2013年12月28日 | Weblog
これは、菊(きく)科、キオン属の白妙菊(しろたえぎく)である。散歩の途中、とあるところで、之は一見、花と見間違いそうに艶やかに生えているのを見つけたのであった。それは、この白妙菊が、葉と茎が、白い綿毛でおおわれていて恰も花のようだったからである。白い綿毛に覆われている様は、まさに銀色に覆われた花のように美しかったからでもある。ともすれば花の乏しい此の季節、之は貴重な植物と言うことが出来よう。


白妙菊(しろたえぎく)・菊(きく)科。
・学名 Senecio cineraria
   Senecio : キオン属
   cineraria : シネラリア
   (これとは別にシネラリア
    という花があります)

 Senecio(セネシオ)は、
 ラテン語の
 「senex(老人)」が語源。
 この種の植物に、
 灰白色または白色の
 冠毛があることから。
 
・葉と茎が、白い綿毛で
 おおわれているのが特徴。
 6月頃、
 その先端に黄色の花をつける。
・花壇の縁取りなどで
 よく見かける。

・別名「ダスティーミラー」

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:カトレア     花言葉:優雅な人

  今日の一首:羽衣を纏う天女のおもかげにカトレアの花守られて咲く  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

寒椿(かんつばき)

2013年12月28日 | Weblog
これは、椿(つばき)科、ツバキ(カメリア)属の寒椿(かんつばき)の花である。この寒椿(かんつばき)は、山茶花の花が終わった後、盛んに賑わいを見せている花のようである。山茶花とは、葉っぱも花も開花時期もほぼ同じであって、なかなか見分けがつかないというが、開花時期が少し違うようである。ともあれ、散歩の道すがら、至るところで此の寒椿が一番目立つ花の一つである。


寒椿(かんつばき)・椿(つばき)科。
・学名 Camellia sasanqua
    cv. Fujikoana
   Camellia : ツバキ(カメリア)属
   sasanqua : サザンカ

 Camellia は、
 17世紀のチェコスロバキアの
 宣教師「Kamell カメル」さんの
 名にちなむ。
 
・開花時期は、11/25 ~ 翌 2/10頃。
・濃い紅色が鮮やか。八重咲き。
・花びらは1枚ずつ散る。
・公害に強い。
 道路と歩道の間の植え込みなどに
 よく植えられる。

・山茶花とは、
 葉っぱも花も開花時期もほぼ同じで
 なかなか見分けがつかない。
   (学名的にもほとんど同じ)

 【寒椿】枝が横方向に伸びるので
   背丈が高くならない。
   せいぜい高さ1mぐらい。
   ただし、
   「獅子頭(ししがしら)または
    立寒椿(たちかんつばき)」
   と呼ばれる品種は
   背丈が高くなるので、
   山茶花と区別がつきにくい。
   (この品種は寒椿でなく
    山茶花の一種として
    紹介されることもある)
  ・花びらの数は多く、14枚以上。
  ・花びらはあまり
   しわしわにならない。

 【山茶花(さざんか)】
  ・背が高い。
  ・花びらの数は少なく、
   5~10枚。 
   (ただし数の多い品種も
    あるようだ)
  ・花びらは
   しわしわになるものが多い。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ロウバイ   花言葉:慈愛心、思いやり

  今日の一首:ロウバイの甘く香れる玄関に御用納めの夕べ靴ぬぐ  鳥海昭子
  
  (NHKラジオ深夜便から引用)


突抜忍冬(つきぬきにんとう)

2013年12月26日 | Weblog
これは、吸葛(すいかずら)科、スイカズラ属の突抜忍冬(つきぬきにんとう)という花である。

突抜忍冬(つきぬきにんとう)は、幾つかの点で珍しい花だと思う。ネーミングは、花のすぐ下にある2枚の葉がくっつき、茎が葉を突き抜いているように見えることから、この名がついたといい、ユニークな名前であるとお思う。また、この花は、蔓性にもかかわらず夏の茶花に用いられるということである。開花時期は、 4/15 ~ 7/10頃というが、未だに枯れずに咲いているというのも珍しいと思う。




突抜忍冬(つきぬきにんとう)・吸葛(すいかずら)科。
・学名  Lonicera sempervirens
   Lonicera : スイカズラ属
   sempervirens : 常緑の

 Lonicera(ロニセラ)は、
 16世紀のドイツの数学者、かつ
 植物採集家の
 「Lonitzer さん」の名前を
 ラテン語化した
 「Lonicerus」にちなむ。

・開花時期は、 4/15 ~ 7/10頃。
・北アメリカ地方原産。
 明治時代に渡来。
・赤いラッパのような花を
 円心状に咲かせる。つる性。

・花に一番近い葉は、
 2枚がひっついて1枚になり、
 その真ん中を突き抜けるように
 茎が伸びて花をつける。
 なんともいえないおもしろい形♪

・「突貫忍冬」とも書く。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ナンテン   花言葉:福をなす、良き家庭

  今日の一句:日当たればみんなしあはせ寒南天              星野麦丘人

  今日の一首;化粧塩きりりと鯛はナンテンの葉にのせられて万事よろしき  鳥海昭子
  
  (NHKラジオ深夜便から引用)

蔓梅擬(つるうめもどき)

2013年12月25日 | Weblog
これは、錦木(にしきぎ)科、ツルウメモドキ属の蔓梅擬(つるうめもどき)である。この蔓梅擬(つるうめもどき)は、散歩の途中、赤い実が一際目立つていて、思わず立ち止まるほどであった。この蔓梅擬は、名前の通り蔓性の樹木だあるが、写真の蔓梅擬は、普通の樹木のように高く生えていたのだった。山に生えている蔓梅擬は、此れまで大きくなるには、それ相当の年数を経ているからだと思う。


蔓梅擬(つるうめもどき)・錦木(にしきぎ)科。
・学名 Celastrus orbiculatus
   Celastrus :  ツルウメモドキ属
   orbiculatus : 円形の

 Celastrus(セラストラス)は
 古代ギリシャ語の「Celastros」
 (セイヨウキヅタ)に由来。
 
・山地に生える。つる性。
・秋にできる実がオレンジ色で
 とてもきれい。
 生花にもよく使われる。

・別名 「蔓擬(つるもどき)」

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:フユベゴニア    花言葉:愛の告白

  今日の一首:ひめやかな片思いなどありましてフユベゴニアを育てています   鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)


温州蜜柑(うんしゅみかん)

2013年12月24日 | Weblog
これは、蜜柑(みかん)科、ミカン属の温州蜜柑(うんしゅみかん)である。散歩の途中、見るからに美味もしそうな温州蜜柑(うんしゅみかん)に出会ったのである。正直、直ぐにでも食べたくなるような色といい形も立派な温州蜜柑(うんしゅみかん)であった。温州蜜柑(うんしゅみかん)の収穫時期は、普通10月頃と聞いているが、これは樹上で完熟をさせようとしているのかも知れない。或いは、キャベツなどのように霜でも降れば一層甘みが増して美味しくなるということでも無いと思うが。



温州蜜柑(うんしゅみかん)・蜜柑(みかん)科。
・学名 Citrus unshiu(温州蜜柑)
   Citrus : ミカン属
   unshiu : ウンシュウ(温州)
 Citrus(シトラス)は、
 レモンの木に対する古い呼び名。
 これが属名になった。
 
・もっともポピュラーな
 「みかん」♪
・中国から渡来した柑橘類をもとに
 日本で作られた品種。
・鹿児島県原産で、
 全国で栽培されている。

・ふつう、種子(タネ)はない。
・初夏に白い5弁花が咲く。
・葉は光沢あり。
・みかんの皮を干したものを
 「陳皮(ちんぴ)」と呼ぶ。

・別名 「温州蜜柑
  (うんしゅうみかん)」
   誕生地は鹿児島県だが、
   市場に出回る名前として、
   中国江南地方の、
   柑橘類名産地の
   「温州(うんしゅう)」
   の名がつけられ、
   そこから「温州みかん」
   の名で呼ばれる。

・愛媛県の県花(蜜柑)
   → えひめみかん

・「橘(たちばな=みかん)は
  実さへ花さへ
  その葉さへ
  枝(え)に霜降れど
  いや常葉(とこは)の樹」 万葉集 聖武(しょうむ)天皇

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:クリスマスローズ   花言葉:追憶

  今日の一首:思い出は少しさみしくさはあれど今日の窓辺のクリスマスローズ  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

ルドベキア・タカオ

2013年12月23日 | Weblog
今日は、12月24日、クリスマス・イヴ
クリスマス(キリスト降誕祭)の前夜。

これは、菊(きく)科、オオハンゴンソウ属のルドベキア・タカオという花である。この花は、名前を知っていたはずなのに中々思い出せず、知人に聞きただして漸く分かったものである。恥ずかしながら、その間、ざっと一週間くらい経過して仕舞ったかも知れない。なお、このルドベキアという花は、色んな種類があり、このルドベキア・タカオは、花びら8枚で真ん中がこげ茶色という特徴のある花なのである。


ルドベキア・タカオ・菊科
・学名 Rudbeckia :
   オオハンゴンソウ属
 Rudbeckia(ルドベキア)は、
 17世紀のスウェーデンの植物学者、
 「Rudbeck さん」の名前にちなむ。
 
・北アメリカ原産。明治中期に渡来。
・夏から秋にかけて開花。
 花は大小あり。
・いろんな種類がある。
・「ルドベッキア」とも読む。

・「ルドベキア・タカオ」
 という種類の花は、
 花びら8枚で真ん中がこげ茶色。
 よく見かける。
 「ルドベキア・タカオ」の別名を
 「三葉大反魂草
  (みつばおおはんごんそう)」と
 呼ぶらしい。

・別名「コーンフラワー」
 「松笠菊(まつかさぎく)」

・8月15日の誕生花
・花言葉は「鮮やかな態度」

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:シャコサボテン   花言葉:美しい眺め

  今日の一首:蕾そろうシャコサボテンの鉢を置く聖夜にありて想う人あり  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)


皐月(さつき)

2013年12月22日 | Weblog
これは、躑躅(つつじ)科、ツツジ属の皐月(さつき)という花である。この花は、五月ごろに咲くので五月といういう言い方、ネーミングであるようだ。にも拘わらず、何故、此処に皐月(さつき)を取り上げたかというと、この寒空の中、かくも綺麗に咲いていたからである。云わば狂い咲きというところかもしれないが、珍しい現象だと思う。



皐月(さつき)・躑躅(つつじ)科。
・学名 Rhododendron indicum
   Rhododendron : ツツジ属
   indicum : インドの
 Rhododendron
 (ロードデンドロン)は、
 ギリシャ語の
 「rhodon(バラ)
  + dendron(樹木)」が語源。
 
・開花時期は、 5/10 ~ 6/20頃。
・旧暦の皐月(5月)の頃に
 咲くことから命名。
 「皐月躑躅(さつきつつじ)」を
 省略したもの。つつじの一種。

・「杜鵑花」とも書く。
 杜鵑花(ほととぎす)が鳴く頃に
 咲く花であることから。

・他の「大紫躑躅」などの躑躅と
 よく似ているが
 開花が5月中旬以降、
 と遅いので区別できる。
 (躑躅が咲き終わった
  頃から咲き始める)。
 花の形は
 久留米躑躅によく似ている。

 (開花時期)
   久留米躑躅
    4月中旬~5月上旬
   大紫躑躅
    4月下旬~5月上旬
   皐月
    5月中旬~6月中旬

・葉っぱは小さく固い。
・いろいろ種類がある。
 ピンクのものが多い。
・ふつうのつつじは湿気を嫌うが、
 皐月は、湿気は問題ないようだ。

・5月12日の誕生花(皐月)
・花言葉は「協力を得られる」(皐月)

・「石に植えて
  さつきの花の 咲きにけり」 村上鬼城(むらかみきじょう)

 「庭石を
  抱いてさつきの 盛りかな」 三宅嘯山(みやけしょうざん)

  (季節の花300から引用)

   今日の誕生日の花、ユズ   花言葉:健康美

  今日の一句:吾子はをみな柚子湯の柚子を胸に抱き  山口青邨

  今日の一首;さわやかな香り立ちたるユズの湯に幼き子らの湯を飛ばしいき  鳥海昭子   

  (NHKラジオ深夜便から引用)