MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

野萱草(のかんそう)

2009年06月29日 | Weblog
散歩の道すがら、一見日光キスゲと見間違いそうな素朴な花が咲いていた。

それは、野萱草 (のかんぞう)である。

百合(ゆり)科。
・学名 Hemerocallis longituba
Hemerocallis : ワスレグサ属
(ヘメロカリス属)
longituba : 長い管の
Hemerocallis(ヘメロカリス)は、ギリシャ語の
「hemera(一日)+ callos(美)」が語源。
美しい花が一日でしぼむところから。


・野原や川岸の少し湿ったところに咲く。
・6~8月頃、オレンジ色の赤っぽい、
大きい一重の百合の花が咲く。
薮萱草(やぶかんぞう)は八重咲き。
葉だけではあまり区別がつかない。
・一日花だが次々に咲く。

豪華な花菖蒲

2009年06月28日 | Weblog
これは、無い物はないがある物は何でもあると豪語している友人が育てた花菖蒲である。

紫色の豪華な花菖蒲である。

普通の花の二倍はあるかと思われる大きい花である。

惜しむらくは此の花も、もう見納めだ。



時計草(とけいそう)

2009年06月27日 | Weblog
この時計草(とけいそう)は、知人のお宅の生け垣に咲いていたものである。

毎年、時期になると一斉に珍しい花を見せてくれる。何と言っても、時計の文字盤を彷彿とさせる花である。

精巧な造物の妙には驚かざるを得ない。



時計草(とけいそう)科。
・学名 Passiflora caerulea
Passiflora : トケイソウ属
caerulea : 青色の
Passiflora(パッシフローラ)は、
「受難の花」の意味で、
はりつけの刑にされたキリストを
めしべの柱頭にたとえ、
放射状にひろがる部分を
キリストから出た後光にたとえた。

・開花時期は、6/ 5頃~ 8/10頃。
・ブラジル原産。1730年頃に渡来。
・名前のとおり、壁掛けの時計盤のような
咲きかたをする。とてもユニークな形♪。
・実は丸っこく、秋にオレンジ色になる。

・別名「パッションフラワー」

・「果物時計草(パッションフルーツ)」はこの時計草の仲間。



サフラン擬(さふらんもどき)

2009年06月26日 | Weblog
お隣さん宅で綺麗な花が咲いていた。名前を聞くと、サフラン擬という。
欲しければ差し上げましょうかと言われたが、育てる自信がないので一応遠慮しておいた。

サフラン擬 (サフランもどき)

彼岸花(ひがんばな)科。
・学名 Zephyranthes carinata
Zephyranthes : ゼフィランサス属
carinata : 背骨のある
Zephyranthes(ゼフィランサス)は、ギリシャ語の
「zephyros(西、西風)+ anthos(花)」が語源。
西インド諸島が原産地であることから。

・熱帯アメリカ地方原産。
・夏、ピンク色の、サフランに
そっくりの花を咲かせる。
くっきりしていてとてもきれい。
・葉っぱは線形。
・別名「カリナタ」 学名から。


豪華な百合の花

2009年06月25日 | Weblog
小生の記憶で、むかし百合の花と言えば、山百合、鉄砲百合、鹿の子百合、鬼百合位であった。

最近は、洋花が多く、その種類は数限りが無いようだ。

特に此処所沢では、西武球場で百合の催しがあった関係からか、百合を栽培している人が大変多い。

また、此処の隣のでは、NHKで放映されるような立派な百合園もある。

したがって、百合を栽培している方は、無数、数え切れないほどいらっしゃる。

この豪華な百合も、そんな方が栽培したものである。

百合水仙

2009年06月24日 | Weblog
散歩の途中、色々な花にお目にかかるが、この時期、百合水仙もひときわ目立つ花だ。



・彼岸花(ひがんばな)科。 (百合科としている本も)
・学名 Alstroemeria spp.
Alstroemeria : ユリズイセン属
Alstroemeria は、スウェーデンの植物学者「アルストレメール」さんの名前にちなむ(リンネさんの友人)。 花名も同様。

・南アメリカ地方に多く分布している。 ブラジル、チリ、ペルー原産。
昭和初期の頃に渡来。
・5~7月頃、豊富な色あいの花が開く。 花びらの斑点が特徴でめだつ。
花持ちがとても長い。切花として人気。
・別名「百合水仙(ゆりずいせん)」 「インカの百合」南米インカ地方が原産であるところから。



向日葵(ひまわり)

2009年06月23日 | Weblog
このところ地球異変のためなのか、季節はずれの花が咲いたりしているような気がする。

これは、近所の知人宅で咲いた向日葵(ひまわり)である。

向日葵は、真夏の太陽がカンカン照りつけるような時期が一番相応しいと思うが、これは、時期が少しばかり早いような気もする。



菊(きく)科。
・学名 Helianthus annuus
Helianthus : ヒマワリ属
annuus : 一年生(草)の
Helianthus(ヘリアンサス)は、ギリシャ語の
「helios(太陽)+ anthos(花)」が語源。
”太陽の花”の意味。


・開花時期は、 7/10頃~ 9/10頃。
・夏の代表花。でかい花。
・北アメリカ原産。16世紀にイギリスに伝わり、
「太陽の花」と呼ばれ始めた。
(花の形が太陽を思わせる)
・オランダ人画家ゴッホが好んで描いた花の一つ。
(「ひまわり」という作品がありますね)


・名前は花が太陽の動きにつれてまわることから。
”日まわり”
でも「花首の柔らかいつぼみのときだけ
昼間太陽の方向を向いて夜に向きを戻し、
成長して花が咲いてからは東を向く」、
というのが本当のようです。
でも「太陽の方向にくるくる回る」、というのは
わかりやすくおもしろい説ですね。
漢字の「向日葵」は漢名から。
・種子は食用になる。種子から採った油は
石鹸や塗料の原料になる。
茎や葉は家畜の飼料となる。

・別名 「日輪草」(にちりんそう)、「日車」(ひぐるま)。



昼顔(ひるがお)

2009年06月22日 | Weblog
これは、散歩の途中、道端に咲いていた花だ。

その名は、昼顔(ひるがお)、雑草と言ってよいかも知れない。

昼顔(ひるがお)科。
・学名 Calystegia japonica
Calystegia : ヒルガオ属
japonica : 日本の
Calystegia(カリステジア)は、ギリシャ語の
「calyx(萼(がく))+stege(蓋(ふた))」
が語源。

・開花時期は、 5/15頃~10/10頃。
・名前のとおり、昼間に開花。夕方にはしぼむ。
・晩春から秋まで長い間咲き続ける。


・「打日さつ 宮の瀬川の 容花(かほばな)の
恋ひてか寝らむ 昨夜(きそ)も今宵も」
(容花=昼顔) 万葉集

「高円(たかまど)の 野邊(のべ)の
容花(かほばな) 面影(おもかげ)に
見えつつ妹(いも)は 忘れかねつも」
(容花=昼顔)
万葉集 大伴家持(おおとものやかもち)





早生のコスモス

2009年06月21日 | Weblog
今日、6月21日は父の日。

その詳しい由来は判らないが、デパートなどでは特設売り場をもうけるなど、これ喧伝に努めている。幾らかでも、景気浮揚貢献出来るかも知れない。



散歩の道すがらコスモスの花が咲いていた。

早生の品種なのか、それとも地球異変のためなのか良く分からない。

いずれにせよ、早生の秋桜であることには違いない。



菊(きく)科。
・学名 Cosmos bipinnatus
Cosmos : コスモス属
bipinnatus : 二回羽状の,再羽状の
Cosmos は、ギリシャ語で「飾り」の意味。

・開花時期は、 7/25頃~12/10頃。
・原産地メキシコ。外来品種だが、
日本の風景に自然にとけこんでいる。
・秋の代表花ですが、早いものは夏のあいだから
咲き始めている。早咲き遅咲きあり。

・メキシコからは、1876年頃にイタリアの
芸術家が日本に持ち込んだのが最初、との説が
ある。また、渡来当時は、
「あきざくら」と呼ばれていた。
・「秋桜」の字は、主に秋に咲き、花弁の形が
桜に似ているところからの和名。
・”コスモス(cosmos)”の語源は、ギリシャ語の
「秩序」「飾り」「美しい」という意味の
「Kosmos, Cosmos」の言葉に由来する。
このことから、星がきれいにそろう宇宙の
ことを、cosmosと呼び、
また、花びらが整然と並ぶこの花も
cosmosと呼ぶようになった。



萩(はぎ)

2009年06月20日 | Weblog
萩(はぎ)は、秋の花だとばかり思っていたら、散歩の道すがら咲いているところに遭遇した。

最初は、別な花かと思ったが、やっぱり萩の花だった。

もっとも、秋桜といわれるコスモスだって今頃咲いて居るんだから、宜なるかなである。

萩(はぎ)は、豆(まめ)科。
・学名 Lespedeza thunbergii(宮城の萩)
Lespedeza bicolor var. japonica
(山萩)
Lespedeza : ハギ属
thunbergii : スウェーデンの
植物学者「ツンベルク」さんの
bicolor : 二色の
japonica : 日本の
Lespedeza(レスペデーザ)は、
18世紀後半の、アメリカのフロリダ州知事のスペイン人「Cespedes さん」の名前にちなむ。
誤植のため Cespedes が Lespedez になった。

・開花時期は、 6/ 5頃~10/ 末頃。秋の七草のひとつ。
・日本各地の山野でごくふつうに見られ、萩といえば山萩(やまはぎ)を指す。
東京近辺で見られるものは「宮城の萩(みやぎのはぎ)」と「山萩」が殆ど。
早いものは夏前から咲き出している。(でもやはり秋の9月頃が見頃)