MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

木瓜(ぼけ)

2010年12月29日 | Weblog
散歩の道すがら、とあるお宅の庭先に木瓜の花が咲いていた。普通、木瓜の花言えば春先に咲くものと思っていたが、この寒時期に咲いているので吃驚いたものだ。しかし、この「季節の花300」の教科書によれば寒木瓜というのがあって今頃咲くものがあるそうだから、特別早く開花したmのではなかったようだ。このように寒い時期でも美しく咲いてくれるのは嬉しいものだ。家には草木瓜があるが、目下冬眠中である。

木瓜(ぼけ)・薔薇(ばら)科。
・学名 Chaenomeles speciosa
Chaenomeles : ボケ属
speciosa : 美しい、華やかな
Chaenomeles(カエノメレス)は ギリシャ語の
「chaino(開ける)+ melon(リンゴ)」が 語源で、”裂けたリンゴ”の意味。

・開花時期は、11/25頃~ 4/15頃。
11月頃から咲き出す花は
春に開花するものと区別するために「寒木瓜(かんぼけ)」と呼ばれることがある。

・中国原産。
・実が瓜のような形であるところから「木瓜」。
「木瓜」を「もっけ」と呼んでいたのが
次第に「もけ」→「ぼけ」になった。
(「ぼっくわ」→「ぼけ」の説もある)

・花の色は赤、白、ピンクなど。
・枝にトゲがある場合とない場合がある。

<木瓜と草木瓜のちがい>
【木瓜(ぼけ)】
・背が高い。
・枝のトゲはあまり目立たない。
・実は草木瓜の実よりも大きくて、
色は黄色。縦に「彫り」が入っている。
【草木瓜(くさぼけ)】
・背は木瓜より低い。
・枝にトゲがいっぱいある。
・実はボケよりは小さく、色は黄色。
縦に「彫り」は入っておらず、
表面はつるつる。

・1月21日、2月19日の誕生花。・花言葉は「指導者、先駆者」。

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:デンドロビウム    花言葉:華やかな魅力

  今日の一句:板の間は母に近くて手鞠つく      岡本眸 

  (NHKラジオ深夜便から引用)

金柑(きんかん)

2010年12月29日 | Weblog
今日、一月七日は「春の七草」である。春の七種を刻んで入れた七種粥を作って、万病を除くおまじないとして食べるのである。
七草は、次の7種類である。

名前   現在の名前   科名
芹[せり]   芹[せり]   セリ科
薺[なずな]  なずな(別名・ぺんぺん草)   アブラナ科
御形[ごぎょう]  母子草[ははこぐさ]   キク科
繁縷[はこべら]   繁縷[はこべ]   ナデシコ科
仏の座[ほとけのざ]  田平子[たびらこ]  キク科
菘[すずな]   蕪[かぶ]   アブラナ科
蘿蔔[すずしろ]   大根[だいこん]   アブラナ科

散歩の道すがら、金柑が実っていたので紹介する。いま柑橘類は、金柑にかかわらず実りの時期だ。

金柑(きんかん)・蜜柑(みかん)科。
・学名 Fortunella japonica
Fortunella : キンカン属
japonica : 日本の
Fortunella(フォーチュネラ)は、
イギリスの学者で東洋に旅行した、
「Fortune さん」の名前にちなむ。

・中国原産。
・1826年に、中国の商船が遠州灘(静岡県沖)で遭難し、漂着して清水港に寄航した際に、
船員が、助けてくれた地元の人に砂糖漬けの金柑果実をプレゼントしその種が育って日本で広まった。

・花は夏から秋に何回か咲く。白い5弁花。
・みかんの小型の実がなる(直径2cmくらい)。
皮がついたままでも食べられる。
(よく洗ってから食べようね)
・柑橘(かんきつ)系のいい香り♪
・のどあめとしても使われる。

・「金」は実の色から。
「柑」は「柑子(こうじ)」で、みかんの古名。
・「金橘」とも書く。
・別名 「姫橘(ひめたちばな)」。

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:ハコベ   花言葉:追想

  今日の一句:幕あひのさざめきたのし松の内    水原秋櫻子    

  (NHKラジオ深夜便から引用)

辛夷(こぶし)

2010年12月28日 | Weblog
辛夷とは、「北国の春」で歌われているコブシのことである。何で今頃コブシかと怪訝に思われるかも知れないが、このコブシについては、この白い花にまつわる思い出があるからである。丁度、コブシが咲く頃、福島県の猪苗代湖から福島市方面に向かうべく土湯峠に向かって車を走らせていた。春先と言っても相当積雪があり、果たして土湯峠を通れるかどうか心配しながら走っていたところ、案の定、結果は積雪のため通行止めだった。そのとき、通れない悔しさで落胆していたところ、慰めるかのように道路際のコブシの真っ白い花が咲いていた。その鮮明な辛夷の真っ白い花は、いまでも脳裏に焼き付いて離れない。
この辛夷は、花を咲くための準備、花芽が出かかったところである。

辛夷(こぶし)・木蓮(もくれん)科。
・学名 Magnolia kobus
Magnolia : モクレン属
kobus : コブシ(日本名)
Magnolia(マグノリア)は、
18世紀のフランス、モンペリエの植物学教授「Magnol さん」の名前にちなむ。

・開花時期は、 3/15頃~ 4/15頃。
・「北国の春」(千昌夫)の歌詞にでてくる。
♪ こぶし咲く あの丘 北国の
ああ 北国の春 ♪
・昔の人はこの花の開花時期から農作業のタイミングを判断したり、花の向きから
豊作になるか否かを占ったりした。 (種まき桜と呼ぶ地方もある)
・つぼみが開く直前の形が子供のにぎりこぶしに似ているところからこの名前になったらしい。
また、辛夷の実はゴツゴツしており、その実の
具合から「こぶし」と命名されたのでは、との説もある。
・白い花で、花びらの幅は狭い。全開する。
白木蓮より小さい。葉に先立って開花。
・花の下に小さい葉を一枚つける。
・細長い花びらが10数枚あって垂れ下がるさまが神前に供える玉串の「四手」に似ている、
「四手辛夷(しでこぶし)」や、ピンク色の「紅辛夷(べにこぶし)」もある。

・花のつぼみを摘み取り乾燥させたものを
同じ漢字で「辛夷(しんい)」といい、生薬(しょうやく)の一つに数えられる。
風邪による頭痛や鼻づまりなどに効く。
・別名「田打桜(たうちざくら)」
昔は、コブシが咲くと
田植えを始めたことから。
・3月24日の誕生花(辛夷)
・花言葉は「信頼」(辛夷)

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:カンアオイ  花言葉:秘められた恋

  今日の一句:門松のやヽかたむくを直し入る  原石鼎

  (NHKラジオ深夜便から引用)

アロエ

2010年12月27日 | Weblog
散歩の途中、あるお宅の庭先にアロエの鉢が置いてあった。驚いたことに其のアロエは、今にも花が咲きそうに膨らんでいた。伊豆地方なら当たり前かも知れないが、この辺でアロイが咲くというのは温室は兎も角として希有のことである。これは、お正月らしいお目出度い出来事に間違いないと思った次第である。

アロエ・百合(ゆり)科。
・学名 Aloe arborescens
Aloe : アロエ属
arborescens : 木質の、木本状に育つ
Aloe(アロエ)の名は、アラビア語の
「alloeh(苦味のある)」のことばから。

・開花時期は、11/15頃~ 2/10頃。
・アフリカ原産。
・花が咲くものと咲かないものがある。
鉢植えしているものは咲きにくいようだ。
・橙色の花。
・葉は肉質でギザギザ。健康食品となるが
すごく苦い♪。別名「医者いらず」。
整腸や胸やけ、やけどによく効くらしい。
(私も子どもの頃、病気になると
食べさせられました。効いたっけ?)
・夏咲きもあります。→ アロエ(夏咲き)


・日本で栽培されるのは、ほとんどが
「木立(きだち)アロエ」という種類。
この場合、名前としては
「木立蘆薈(きだちろかい)」の方が
とおりがいいですね。
”蘆薈(ろかい)”は、
昔、「aloe」を「ロエ」と音読みしたものに
「蘆(ろ)」と「薈(え:会)」の漢字を
つけたものです。
木立アロエ(キダチアロエ)
= 木立蘆薈 (キダチロカイ)
= アロエ・アルボレスケンス(学名読み)

・葉っぱの幅が広い「アロエ・ベラ」という種類
もある。ヨーグルト等で使われるのはこちら。
葉っぱは苦くない。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ウメ   言葉:澄んだ心

  今日の一句:梅一輪一りんほどのあたヽかさ   嵐雪

  (NHKラジオ深夜便から引用)

冬珊瑚(ふゆさんご)

2010年12月26日 | Weblog
散歩の道すがら、とある屋敷の庭に冬珊瑚が植えてあった。最初、唐辛子の仲間かと思って調べてみたら、冬珊瑚だということが分かった。色々な色の実がなって、あたかもクリスマスのデコレーションみたいな感じだ。だから「クリスマスチェリー」という別名になったのかも知れない。割とポピュラーナ花(実)だ。

冬珊瑚(ふゆさんご)・茄子(なす)科。
・学名 Solanum pseudo-capsicum
Solanum : ナス属
pseudo-capsicum : トウガラシに似た
Solanum(ソラナム)は、ラテン古名の
「solamen(安静)」が語源。この属の植物に鎮痛作用を持つものがあることから。

・ブラジル原産、明治中期に渡来。
・夏から冬にかけて鮮やかな色の丸い実をいっぱいつけるので、その姿を珊瑚に見立て、
時期と合わせて「冬珊瑚」という名前になったとのこと。
実の色の遷移がおもしろく、花を咲かせたあとで緑色の実になり、
それが順々に緑 → 黄 → 橙、に色づく。
いろんな段階の色の実が同居して、緑色の実、黄色の実、橙色の実がほぼ同時に楽しめる。
・実はきれいだが毒があるらしく、食用にはならない。
・寒さに強い。

・別名「ビッグボーイ」
「クリスマスチェリー」
「玉珊瑚(たまさんご)」
いずれも実の形からの命名のようですね。

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:オトメコザクラ   花言葉:少年時代の希望、初恋

  今日の一句:撥ね飛ばす一枚恋いの歌がるた    加古宗也   

  (NHKラジオ深夜便から引用)

烏瓜(からすうり)

2010年12月25日 | Weblog
烏が好んで食べることから「烏瓜」と云うそうだが、何故かこの寒空の中、未だに残っていた。この寒さの中でも強かに残っていたたというのは、まさにお正月に相応しいことではないかと思って取り上げたものである。子供の頃、この赤い実が霜焼けの薬になると聞いたが、その使い方が未だによく分からない。もし、ご承知の方が居られたら、是非、ご教示戴きたい。

烏瓜(からすうり)・瓜(うり)科。
・学名 Trichosanthes cucumeroides(烏瓜)
Trichosanthes kirilowii
var.japonica(黄烏瓜)
Trichosanthes : カラスウリ属
cucumeroides : キュウリ属に似た
kirilowii : 採集家の「キリロフ」さんの
japonica : 日本の
Trichosanthes(トリコサンセス)は、ギリシャ語の「thrix(毛)+ anthos(花)」が語源。
花冠の先が細裂して糸になることから。

・つる性植物。
・夏の夜に花が咲く。
(翌日の日中にも、一部咲き残る)。
レース飾りのある白いきれいな花。
白い花のネット状の模様は雄花と雌花を結ぶ蛾(ガ)の標識になる。

実を、烏が好んで食べることから「烏瓜」。
・秋に、縦長の実ができる。
最初は緑色で縦じまがあり、
緑→だいだい色→赤 と色が変わっていく。
実が赤くならずに黄色っぽくなるものも
ある。こちらは「黄烏瓜(きからすうり)」という。
(なかなか見分けがつかない。ここでは「烏瓜」ページとしました)
・葉のふちは浅く切れ込む。
(「烏瓜」の葉っぱはざらざら、
「黄烏瓜」の葉っぱはすべすべ)。
・別名 「玉章、玉梓(たまずさ)」
「狐の枕(きつねのまくら)」

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:オモト    花言葉:母の愛、長寿

  今日の一句:初夢の扇ひろげしところまで     後藤夜半  

  (NHKラジオ深夜便から引用)

白檀(びゃくだん)の実がなった

2010年12月25日 | Weblog
今日は、12月31日、大晦日である。月末のことを晦日[みそか]・晦[つごもり]と言い、年末の最後の晦日なので大晦日・大晦というそうだ。
「栴檀は双葉より芳し」と言う諺は知っていたが、栴檀というのは、どんなものか解らなかった。漸く、その栴檀は、此処で挙げる白檀だったことが分かった。それは、散歩の道すがら、花が咲いているように見える白檀の木に出合い、それを調べるうちに、初めて知ったということである。蓋し庭木としては、余り見掛けない珍しい植物であるようだ。

白檀・白檀(びゃくだん)科。
・学名 Santalum album
Santalum : ビャクダン属
album : 白い

・東南アジアのジャワ島原産。
(インド原産との説もあり)
・背は高い。約10mになる。
・材は良く、細工物、仏像、美術品などに使われる。
よい香りがあり、「白檀材」または「檀香(だんこう)」と呼ばれる。
ちなみに別の植物で「檀香梅」というのもある。
その檀香梅の名は、白檀の「檀香」の名が由来となっているらしい。

線香の香りつけにも使われる。
(椨の木 (たぶのき)も同様)

・材の色が白いので「白檀」の名前になった。
・花は青木に似ている。

・別名「サンダルウッド」 英名。

「栴檀(せんだん)」。
”栴檀は双葉より芳し”の「栴檀」はこの白檀のことを指す。
よく知られる「栴檀」のことではありません。
<参考>”栴檀は双葉より芳し”
(せんだんはふたばよりかんばし)
(栴檀は発芽したころから芳香を放つことから、
優れた人物は、幼いときから他と違って優れていることを示すことわざ)

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:アオキ    花言葉:若く美しく

  今日の一句:また一つ風の中より除夜の鐘   岸本尚毅 

  (NHKラジオ深夜便から引用)

菜の花

2010年12月21日 | Weblog
これは、正確に言うと菜の花の分類に入らないかも知れないが、お隣の畑で黄色い菜の花と覚しき花が咲いていた。これは、春先の畑一面の菜の花畑には劣っているが、冬枯れの花が乏しい季節、一際目立った花である。我が家もかっては、地主のご厚意で畑を作らせて貰っていたが、今年の夏に返上してしまった。したがって、隣の家の畑であるが、季節ときどき、この様に楽しませてくれるから有り難く思っている。

菜の花・油菜(あぶらな)科。
・学名 Brassica napus(西洋油菜)
Brassica : アブラナ属
Brassica(ブラシカ)は、
古いラテン名で「キャベツ」を意味する。

・開花時期は、 2/ 1頃~ 5/ 5頃。
・一面黄色に群生しているさまがすばらしい。

・”野菜(菜っ葉)の花”という意味から
「菜の花」になった。
おひたしや和え物(あえもの)として食べられる。
・「菜の花」は春によく見かける黄色い花の総称として
使われるが、ふつう見かけるのは
「西洋油菜(せいようあぶらな)」なので
「西洋油菜」のことを「菜の花」と呼ぶことが多い。
なお、「西洋芥子菜」や「小松菜」もほぼ同じ形の花
なので、見分け方は難しい。
(でも、どれも「菜の花」って呼びたくなりますね)

・蜜(みつ)を作る原料として、養蜂業者の人たちは
九州などの暖地から花期に従ってしだいに北上して
その花蜜を集めるらしい。
・3月の「桃の節句」では、
桃の花とともに一緒に飾られることがある。

・菜の花の別名。
「花菜」(はなな)
「菜花」(なばな)
「菜種」(なたね)
菜の花が咲く頃に降り続く雨を
”菜種梅雨(なたねづゆ)”という。
・昔は、種子から菜種油(なたねあぶら)をとる、
「油菜」(あぶらな)のことを菜の花と呼んだ。
「油菜」= 40%が油分。昔は灯火、食用油、
潤滑油などに使われ、
搾りかすは肥料に使われた。
現在は、油菜はほとんど見かけない。

・よく似た花に
「西洋芥子菜(せいようからしな)」がある。
「西洋芥子菜(せいようからしな)」のタネから
”カラシ”のもととなる”カラシ粉”がとれる。
以下、菜の花との見分け方。
菜の花 → 花びらは幅広。
葉っぱは幅広。茎を抱く形。
しわしわ。
西洋芥子菜 → 花びらは狭い。
はっきりした十字型の花。
葉っぱは細い。まっすぐ直線的。

・3月7日の誕生花(菜の花)
・花言葉は「豊かさ、財産」(菜の花)
・千葉県の県花(菜の花)

・「菜の花や 月は東に 日は西に」 与謝蕪村(よさぶそん)

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:ベニベンケイ、カランコエ   花言葉:幸福を告げる

  今日の一句:煤逃げて家にも世にも帰り来ず   文挟夫佐恵  

   (NHKラジオ深夜便から引用)

ウインターコスモス

2010年12月20日 | Weblog
昨日、「コスモスの花が咲いた」ということでアップしたが、親切な知人から「ウインターコスモス」ではないかという指摘があった。早速調べたところ、やはりウインターコスモスが正解だった。茲に誤りを訂正し、お詫び申し上げる次第である。

ウインターコスモス・菊科。
・学名 Bidens laevis
Bidens : センダングサ属
laevis : 平滑な
Bidens(ビデンス)は、ラテン語の
「bi(二)+dens(歯)」が語源。
実に、「歯」のような形のとげが2本
あることに由来。

・北アメリカ地方原産。
・コスモスに似た花で、
秋冬、花屋さんでよく見かける。5弁花。
コスモスより遅れて、晩秋頃に咲きだす。
・色は黄色または、ほとんど白に近い黄色。
・別名 「ビデンス」 学名から。

  (季節の花 300から引用)

ロウバイの花が咲いた

2010年12月20日 | Weblog
散歩の途中、彼方此方で蝋梅(ろうばい)が咲いているところを見掛けるようになった。この花は、春先に咲く花とばかり思っていたが12月頃から咲くようだ。奇しくも、NHKラジオ深夜便の誕生日の花であり、やはり此の時期に咲く花のようだ。

蝋梅(ろうばい)・蝋梅(ろうばい)科。
・学名 Chimonanthus praecox(蝋梅)
Chimonanthus praecox form. concolor
(素心蝋梅(そしんろうばい))
Chimonanthus : ロウバイ属
praecox : 早熟の、早咲きの
concolor : 同色の
Chimonanthus(チモナンサス)は、ギリシャ語の
「cheimon(冬)+ anthos(花)」が語源。
「冬の花」を意味する。

・開花時期は、12/25頃~翌3/15頃(蝋梅)。
・お正月頃から咲き出す。
花の少ない季節に咲く、うれしい花です。
・とてもよい香り。
・中国原産、日本には17世紀頃に渡来。


・「”蝋細工”のような、梅に似た花」から「蝋梅」の名になったらしい。
寒さや霜から身を守るために蝋細工状なのかな?
また、臘月(ろうげつ:陰暦の12月)に梅に似た花を咲かせるところから、とも。
(「臘梅」の字で表わすこともある)。
ちなみに「蝋」と「臘」を組み合わせたような文字も
あるが(虫へんに「臘」の右側)、JIS第3水準の難字のため表現できませんでした。

・よく見られるのは蝋梅のうちの
「素心蝋梅(そしんろうばい)」。
花の外側だけでなく内側も黄色いのが特徴。
ふつうの「蝋梅」は内側がちょっと赤っぽい。
私が撮った写真はほとんどが「素心蝋梅」。


・葉っぱは、ふつう花が咲く前に落葉するが、開花時にまだ残っていて徐々に落葉する場合もあるようだ。
表面はザラザラした感触。
・花のあとでできる実は、なんともユニークな形。
花の姿からは想像できない。
・1月27日の誕生花(蝋梅)
・花言葉は「先導、先見」(蝋梅)

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:ロウバイ   花言葉:慈愛心、思いやり

  今日の一句:臘梅を前にしばらく湯のほてり   川崎展宏

  (NHKラジオ深夜便から引用)