MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

チロリアンランプ

2009年11月30日 | Weblog
何年か前、このチロリアンランプを頂いて何年か育てたことがある。ところが、水やりを忘れたためか、ある日突然枯れて仕舞った。そこで可愛い花が咲くチロリアンランプを再び栽培したいと思って散々探し回ったが、探すときは見つからないもの、花屋に頼んでも中々見つからなかった。しかし、偶然の機会に探し当てて、有り難いことには再び育てることになったものである。したがって、このチロリアンランプは、以来我が家の宝物の様な植物になったのである。



チロリアンランプ・葵(あおい)科。
・学名 Abutilon megapotamicum(赤いランプ型の花)
Abutilon x hybridum (幅広の傘タイプの花)
Abutilon : アブチロン属
megapotamicum : ブラジルのリオグランデ川の
hybridum : 雑種の
Abutilon(アブチロン)は、
”家畜の下痢止めに効果がある”ということばに由来。

・ブラジル原産。
・6月から10月頃にかけていろんな色の花が咲く。
・釣りの浮き輪に似ている。花が幅広、傘状のタイプもある。
両者、花の形がだいぶ違いますが同じ仲間だそうです。
・昔はこの木の繊維を使って布や繊維を作った。

・別名 「浮釣木(うきつりぼく)」 「チロリアンランプ」 赤い細長の花の方の別名です。 うまく名づけたもんですね。

( 季節の花300から引用)



紅葉した灯台躑躅

2009年11月29日 | Weblog
昔から、この植物が、「どうだん躑躅」というのは知っていたが、恥ずかしながら灯台躑躅と書くことは知らなかった。しかし、名前の由来は、正直言って良く分からない。何れにしても、紅葉がトッテモ素晴らしい植物であることは確かだ。



灯台躑躅・躑躅(つつじ)科。
・学名 Enkianthus perulatus
Enkianthus : ドウダンツツジ属
perulatus : 鱗片のある、ポケットのようなEnkianthus(エンキアンサス)は、ギリシャ語の「enkyos(妊娠する)+ anthos(花)」が語源で、「膨らんだ花」を意味する。花の形から。

・開花時期は、 4/10頃~ 5/ 5頃。
・花がつぼみからぽこっと咲き出すところがおもしろい。壷形の花。
・枝分かれする形が「燈台」(燈明台、または、結び燈台、燭台(しょくだい)とも)に似ていることから「とうだいつつじ」になり、さらに次第に変化していって「どうだんつつじ」になったらしい。
ふつう略して「どうだん」と呼ぶことが多い。また、枝分かれする形が、岬に立つ「灯台」の脚の部分に似ていることから「とうだいつつじ」になった、との説もある。

・「満天星躑躅」とも書く。漢名から。
白い花が咲きほころぶさまを満天の星に見立てた。
・菱形(ひしがた)の葉っぱ。


・紅葉もとてもきれい。   ( 季節の花 300から引用)



真っ赤に紅葉した山桜

2009年11月28日 | Weblog
うちの目の前に山桜が生えている。この季節、紅葉がとっても美しい。この見事な山桜の紅葉は、毎日、目を楽しませてくれている。



山桜・薔薇(ばら)科。
・学名 Prunus jamasakura (山桜) Prunus : サクラ属 jamasakura : ヤマザクラ(日本名)
Prunus(プラナス)は、ラテン古名の「plum(すもも)」が語源。
・英語では、桜の木は「Japanese cherry」、桜の花は「Cherry blossom(チェリーブラッサム)」。

・開花時期は、 3/25頃~ 4/10頃(染井吉野)。
・日本原産。
山桜は、花が咲くのと葉が出てくるのがほぼ同時で、葉っぱが茶色いのが特徴。(5月を過ぎるとふつうの緑色の葉っぱになる) 染井吉野より、少しだけ遅れて咲き出す。
・日本の国花はこの桜(厳密には「山桜」)と菊の2つ。

             (季節の花 300より引用)



薔薇の花

2009年11月27日 | Weblog
我が家の近くの西武ドームでは、毎年5月頃に「国際バラとガーデニングショー」が開催される。来年の12回 国際バラとガーデニングショウも既に2010年5月12日(水)~17日(月)での開催が決定されている。この辺は、その地元だけあってバラを栽培しているお宅も沢山ある。これは、知人宅に咲いた薔薇である。名前は判らないが、綺麗なので写真に撮らせて戴いたものである。



・薔薇(ばら)科。学名 Rosa : バラ属
Rosa(ローザ)は、 ギリシャ語の「rhodon(バラ)」やケルト語の「rhodd(赤色)」が語源。

・開花時期は、 5/ 1頃~11/25頃。
・とげのある木の総称である「うばら」または「いばら」(茨)が、「ばら」に略された。
(「茨」は”とげのある、つる草”を総称したもの)

・つぎつぎに咲く。開花期間は長く書きましたが、春(5~6月)と秋(9~11月)に咲くものが
多いようです(いろいろ種類がある)。 夏は暑いのでひと休み。
・甘い香り。香水の材料にも使われる。
・草丈が20~30cmで、花の大きさが3cmぐらいの小さい薔薇を一般に「ミニ薔薇」と呼ぶ。 たくさん花をつける。


・古代から、繁栄と愛の象徴とされた。
ギリシャ神話では、愛と美の女神「アフロディーテ」が海から誕生したときに、大地がそれと同じぐらい美しいものとして、バラの花を作ったとされている。
ギリシャ時代には、ビーナスに結びついて、「愛と喜びと美と純潔」を象徴する花とされ、これが、花嫁が結婚式にバラの花束を持つ風習につながったとされる。
ギリシャの叙情詩人アナクレオンが、紀元前6世紀(2500年前)に、「バラなる花は恋の花、バラなる花は愛の花、バラなる花は花の女王」と唄っている。


・ローマ人は、一輪のバラを天井につるし、その下でした話は一切秘密にする約束を守ったので、 「バラの下で」という言葉が「秘密に」という意味になって今に残っている。
・イギリス王室の紋章である”チュードル・ローズ”は、王位継承をめぐってランカスター家とヨーク家の間に起こった「バラ戦争」(14世紀)のあとで両家が結ばれて赤バラと白バラを組み合わせた紋章となったもので、このバラがイギリスの国花となった。
(イギリス以外にも、多くの国の国花となっている)
英語の「ローズ」の語源はケルト語の「赤い」という意味に由来する。

    (季節の花 300から引用)



お隣さんの千両

2009年11月26日 | Weblog
 今年、我が家の千両も万両も、とうとう実らず仕舞いだった。それに較べてお隣さんの千両は、見事なまでに美しく実って壮観だった。そこで写真を撮らせて貰ったのが、この千両である。


千両は千両(せんりょう)科。
・学名 Ardisia crenata (万両)
Chloranthus glaber(千両)
Ardisia crispa (百両)
Ardisia japonica (十両)
Ardisia : ヤブコウジ属
Chloranthus : センリョウ属
crenata : 円鋸歯状の
glaber : 無毛の、平滑な
crispa : 縮れた,皺がある
japonica : 日本の
Ardisia は、ギリシャ語の
「ardis(鎗(やり)先)」が語源。
おしべの形がとがっているかららしい。
Chloranthus(クロランサス)はギリシャ語の
「chloros(黄緑)+ anthos(花)」が語源。  (季節の花 300より引用)
 

梅擬(うめもどき)

2009年11月25日 | Weblog
散歩の道すがら、この赤い実は特に目に付く、南天と同じように鳥たちの格好な餌になりそうだ。



梅擬 ・黐の木(もちのき)科。
・学名 Ilex serrata
Ilex : モチノキ属
serrata : 鋸歯のある
Ilex は、
「holly(西洋ヒイラギ:ホーリー)」の
古代ラテン名。

・葉や枝ぶりが梅に似ており、また、
実のつき方も小さな梅の実のように
見えることから「梅もどき」になった。
・晩秋から初冬にかけて赤い実をつける。
この実は発芽抑制物質を含んでおり、
小鳥のおなかを通過しないと発芽しない
しくみになっていて、小鳥を使って
種を遠くの方に運んでもらう。
(かしこい・・)
・11月1日の誕生花(梅擬)      (季節の花300からの引用)




何度でも咲くエンゼルトランペット

2009年11月24日 | Weblog
うちの近所に此のエンジェルトランペットが咲いている。そのお宅の人に伺ったが、この花は、年中咲いているという。一年に何度咲くかよく判らないということであった。



木立朝鮮朝顔 ・茄子(なす)科。
・学名 Datura suaveolens
Datura : チョウセンアサガオ属
suaveolens : 芳香のある
Datura(ダチュラ)は、この植物のヒンズー名「dhatura」から変化した名前。
Brugmansia(キダチチョウセンアサガオ属)として分類されることもある。


・開花時期は、 6/ 5頃~11/ 末頃。
・中南米、インド地方原産。
・草ではなく「木」です。
・夏から秋まで、芳香のあるラッパ形の大きい花を下向きに咲かせる。
夜に香るそうです。
でも毒があるそうなので口にはしない方がよいようです。

・別名では 「エンジェル・トランペット」、「エンジェルス・トランペット」、 「エンゼル・トランペット」、 「エンゼルス・トランペット」、 とも呼ばれ、品種もいろいろある。
                  

                      (季節の花300からの引用)
       

路傍の草花

2009年11月23日 | Weblog
散歩の道すがら、名の知らない草花に遭遇することがある。この花も、その一つである。
と思ったら、姫蔓蕎麦ということが判った。
・蓼(たで)科。
・学名 Polygonum capitatum
Polygonum : タデ属
capitatum : 頭状花序の
Polygonum(ポリゴナム)は、ギリシャ語のpolys(多い)+ gonu(節)」が語源。
茎の節がふくらんで関節のように見えることに由来する。

・ヒマラヤ地方原産。
・ピンク色の小さい花がつぶつぶ状に球形に集まって咲く。
だいたい四季を通じて咲くようです。
・明治中期に渡来。
・庭によく植えられる。
ときどき群落しているのを見かける。
・葉っぱにはしましま模様が入る。秋に紅葉する。

  (季節の花300から引用)


我が家の南天

2009年11月22日 | Weblog
これは、我が家の南天である。毎年、お隣さんにお正月のお花に差し上げようと思っていたが、鳥に全部食べられてしまったことがある。今年は、ビニールの袋でも掛けて保護しておかなければならないと思っている。


南天 ・目木(めぎ)科。
・学名 Nandina domestica
Nandina : ナンテン属
domestica : 国内の、その土地産の
Nandina(ナンディナ)は、
日本語の「ナンテン」が語源。

・開花時期は、 6/15頃~ 7/10頃。
・花は比較的地味な白いもの。真ん中は黄色。
・漢名の「南天燭」を略して「南天」。
「なんてん」は「南天」を音読みしたもの。
・秋に赤い実をつける。
鳥が食べない限り冬中見ることができる。
(鳥の大好物のようです)
実を乾燥させたものには「せき」止めの
効き目がある → のどあめがありますね。
また、葉には「ナンジニン」という成分を
含み、殺菌効果がある。

                 (季節の花300からの引用)



石蕗の文様

2009年11月21日 | Weblog
我が家の石蕗も今年は、とうとう花が咲かず仕舞いだった。そこで、艶やかな葉っぱの、せめてもの文様だけでもご覧に入れたい。


石蕗 ・菊(きく)科。
・学名 Farfugium japonicum
Farfugium : ツワブキ属
japonicum : 日本の
Farfugium(ファルフジウム)は、ラテン語の
「farius(列)+ fugus(駆除)」が語源といわれるが諸説あり。

・開花時期は、10/15頃~11/ 末頃。
・葉は蕗(ふき)に似ている。名前は”つや”のある葉から、”つやぶき”。
それが変化して「つわぶき」になった。
・きれいな黄色の花。

・冬から春にかけて、若葉をつみとって塩ゆでにするとおいしいらしい。
葉を火であぶったものは腫れ物や湿疹に薬効がある。
・「キャラブキ」や九州名産の「佃煮キャラブキ」は、このつわぶきの葉っぱで作られる。
・12月28日の誕生花(石蕗)
・花言葉は「困難に傷つけられない」(石蕗)


・「ちまちまと した海もちぬ
石蕗(つわ)の花」 小林一茶

「石蕗(つわぶき)の 日陰は寒し 猫の鼻」
酒井抱一(さかいほういつ)

「いくたびか 時雨(しぐれ)のあめの
かかりたる 石蕗の花も つひに終はりぬ」
斎藤茂吉(さいとうもきち)

                       (季節の花300からの引用)