MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

白式部(しろしきぶ)

2012年09月30日 | Weblog
今日は、10月1日である。(17号台風は、お陰様で、何事もなく大丈夫でした。)
衣替え,衣更え,更衣 気候に合わせて、衣服を冬服に替える日。
平安時代から始った習慣で、当時は中国の風習にならって4月1日および10月1日に夏服と冬服を着替えると定め、これを「更衣」と言った。しかし、天皇の着替えの役目を持つ女官の職名も更衣といい、後に天皇の寝所に奉仕する女官で女御に次ぐ者を指すようになったので、民間では更衣とは言わず「衣替え」と言うようになった。
江戸時代ごろから、衣替えは6月1日と10月1日に行うようになり、明治以降の官庁・企業等もそれに従った

これは、熊葛(くまつづら)科、ムラサキシキブ属の白式部(しろしきぶ)である。この白式部は、簡単に言うと、紫式部の実が白いものをいうのである。シロシキブ(白式部)は、6月~7月に真白な花を咲かせる落葉低木である。これは、コムラサキ(小紫)の白実種で、ムラサキシキブ(紫式部)の異変種である。民間療法では、寄生性皮膚疾患の治療用の薬草として知られているという。
シロシキブの花言葉は、「知性」、「愛され上手」、「聡明」、「上品」、「聡明」



白式部(しろしきぶ)・熊葛(くまつづら)科。
・学名 Callicarpa japonica form. albibacca
(白式部)
Callicarpa dichotoma var. albifructus
(白実の小紫)
Callicarpa : ムラサキシキブ属
japonica : 日本の
albi : 白い
dichotoma : 二叉になった
albifructus : 白い果実の
Callicarpa(カリカルパ)は、ギリシャ語の
「callos(美しい)+carpos(果実)」が語源。
「美しい実」の意味。

・秋になる白い実が美しい。
・「紫式部」の品種のうち、実が白いものを
この「白式部」と呼び、
「小紫」の品種のうち、実が白いものを
「白実の小紫」と呼ぶが、
2つを同じ扱いで呼ぶことが多い。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:マツムシソウ   花言葉:風情、けなげ

  今日の一句:赤い羽根つけらるる待つ息とめて     阿波野青畝

  (NHKラジオ深夜便から引用)

杜鵑草(ほととぎす)

2012年09月29日 | Weblog
これは、百合(ゆり)科、ホトトギス属の杜鵑草(ほととぎす)という花である。この杜鵑草には、いろいろな種類があり、この花が何という種類かよく解らないが、もしかして台湾杜鵑かも知れない。この杜鵑という花は、園芸品種かと思ったが、さにあらず。これは、山野の林下や林縁、崖や傾斜地などの日当たりの弱いところに自生する花だという。なお、此の花は、雌雄同花、上向きに咲き、花弁が 6枚、直径数cm程度のもので 2〜4日程度咲くのだということである。杜鵑草(ほととぎす)のネーミングは、花の模様が鳥の不如帰の模様に似ているからだと言うことである。



杜鵑草(ほととぎす)・百合(ゆり)科。
・学名 Tricyrtis hirta (杜鵑草)
Tricyrtis : ホトトギス属
hirta : 短い剛毛のある
Tricyrtis(トリキルティス)は、ギリシャ語の
「treis(三)+ kyrtos(曲)」が語源。
三枚の「外花被」というところの基部が
曲がっていることから。

・開花時期は、 8/25頃~11/15頃。
・秋に日陰に多く生える。
・若葉や花にある斑点模様が、鳥のホトトギスの
胸にある模様と似ていることからこの名に。
葉にある斑点は花が咲く頃には消えるらしい。
・「杜鵑」とも書く。
・鳥のホトトギスの方は「不如帰」と書く。

・いろいろな種類がある。
ふつうに見かける「台湾(たいわん)杜鵑」や、
花の黄色い、
「玉川(たまがわ)杜鵑草」
「黄花(きばな)の杜鵑草」
「黄花(きばな)の突抜(つきぬき)杜鵑草」
「高隈(たかくま)杜鵑草」や、
その他、
「山杜鵑草」「山路の杜鵑草」など。
・9月12日の誕生花(杜鵑草)
・花言葉は「秘めた意志」(杜鵑草)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:サワギキョウ   花言葉:高貴

  今日の一句:雨降れば暮るヽ早さよ九月尽       杉田久女

  (NHKラジオ深夜便から引用)

ガウラ( 白蝶草)

2012年09月29日 | Weblog
これは、赤花(あかばな)科、ガウラ属のガウラ( 白蝶草)という花である。この花は、長い茎の咲きに咲いているので、あたかも蝶々が飛んでいるように見えるのである。したがって、この花の別名を白蝶草(はくちょうそう)というそうである。また、このガウラ( 白蝶草)という花は、風が吹くと揺れ動いたりして、バレリーナが踊っているかのようにも見えるのである。この花は、斯様に、立派な、そして華美な花なのである。


ガウラ ・赤花(あかばな)科。
・学名 Gaura lindheimeri
Gaura : ガウラ属
lindheimeri : 採集家「リンドハイマー」さんの
Gaura(ガウラ)は、ギリシャ語の
「gauros(立派な、華美な)」が語源。

・北アメリカ地方原産。
・夏から秋にかけて、
白またはピンク色の花がきれいに咲く。
・別名 「山桃草(やまももそう)」。
「白蝶草(はくちょうそう)」
まさに白い蝶が飛んでるようだ。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:月下美人    花言葉:ただ一夜だけ会いたくて

  今日の一句:月下美人ひとの気配にひらきけり      黛まどか

  (NHKラジオ深夜便から引用)

水引(みずひき)

2012年09月27日 | Weblog
これは、蓼(たで)科、ミズヒキ属の水引(みずひき)という草である。

真紅の小花をつけた枝は、祝儀袋の水引そっくり。枝はごく細く、あちこちから茎を出して伸びるのである。花の大きさは、米粒半分位で、近寄らないと詳しく見えない。花後もよく見ると、実は先に引っかかりが出ている.これが動物や衣服などにくっついて遠方に運ばれ落ちる仕組み。
6月後半から咲いて夏が終わっても、9月後半からまた盛んに咲いてくる。金や銀の水引草もあるというが.まだ見たことがない。これは、珍しい花である。
 



水引(みずひき) ・蓼(たで)科。
・学名 Antenoron filiforme
Antenoron : ミズヒキ属
filiforme : 糸状の

・開花時期は、 8/ 5頃~10/10頃。
・上から見ると赤く見え、下から見ると白く
見える花を、紅白の水引に見立てた。
・日陰に生える。
・葉っぱはときおり変わった斑入り(ふいり)
のものがある。→ 斑入りの葉っぱ
・「水引草(みずひきそう)」ともいう。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:トレニア    花言葉:愛敬

  今日の一句:空気ほど旨きものなし豊の秋      成田千空

  (NHKラジオ深夜便から引用)

真っ白い彼岸花

2012年09月26日 | Weblog
これは、彼岸花(ひがんばな)科、ヒガンバナ属の彼岸花(ひがんばな)そのもの、しかも、真っ白い彼岸花なのである。この彼岸花には、赤い花、黄色い花などがあるが、これは一見、しろ百合を思わせるような花なのである。彼岸花は、花の形もいろいろあるが、このように百合に似たような花もあれば、環境の違いによって若干異なった形の花も見受けられるようである。「綺麗な花には毒がある。」の喩え、彼岸花は、有毒である。したがって、田んぼの畦などでは、鼠や害虫予防のために植えられていたこともあったようだ。
拙宅から電車で30分位の処、埼玉県飯能(はんのう)の近く、高麗川(こまがわ)沿いの水田には、日本一の規模の彼岸花群生地として知られているところがある。(通称、巾着田(きんちゃくだ))これも、むかしは観賞用ではなく、或いは害虫駆除用だったかも知れない。(此処は、高麗からの渡来人が、先進的な農業を営んでいたところでもある。)





彼岸花(ひがんばな)彼岸花(ひがんばな)科。
・学名 Lycoris radiata
Lycoris : ヒガンバナ属
radiata : 放射状の舌状花をもつ
Lycoris(リコリス)は、ギリシャ神話の海の女神
「Lycoris」の名前から採ったもの。
花がとても美しいことから。

・開花時期は、 9/15頃~ 9/ 末頃。
・原産地中国。
・ちょうど秋のお彼岸の頃に咲く。

  (季節の花300から抜粋)

  今日の誕生日の花:ハギ   花言葉:思い、思案、清楚

  今日の一句:夜の風にこの白萩の乱れやう      桂 信子

  (NHKラジオ深夜便から引用)



トレニア

2012年09月25日 | Weblog
これは、胡麻葉草(ごまのはぐさ)科、 Torenia (トレニア属)のトレニアという花である。この花は、特徴的な花の形から、一見、露草(つゆくさ)に似たようなところもあるるが、別名:ナツスミレ(夏菫),ハナウリクサ(花瓜草)というから、全く別な種類の花のようだ。この花は、9月21日の誕生日の花というから、この季節の花なのである。このトレニアも、最近、色んなところで多く見掛けるようになった花である。


トレニア・胡麻葉草(ごまのはぐさ)科。
・学名 Torenia (トレニア属)
Torenia は、18世紀のスウェーデンの
牧師「Toren さん」の名にちなむ。

・アジアまたはアフリカ原産。
・湿ったところを好む。
・なんとなく特徴的な形の花びら。
色は赤、ピンク、青、紫などさまざま。
夏から秋にかけて咲く。

・9月21日の誕生花
・花言葉は「愛嬌(あいきょう)」
・別名「花瓜草(はなうりぐさ)」
「蔓瓜草(つるうりぐさ)」
「夏菫(なつすみれ)」

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ベンケイソウ    花言葉:静穏、信じて従う

  今日の一句:秋晴の中あの山もこの山も      宇多喜代子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

アベリアの花

2012年09月24日 | Weblog
これは、吸葛(すいかずら)科、ツクバネウツギ属のアベリアという花である。このアベリアは、散歩コースの道端に咲いていた花である。この花は、長いこと名前が解らずに、一体、何という花なんだろうと思い続けていた花なのである。それが「至誠、天に通ず」、その思いが通じたのか、偶然の機会に「アベリア」という名前の花であることが分かったのである。このアベリアは、決して派手な花ではないが、甘い香りを漂わせている道端の咲く可憐な花なのである。

アベリア・吸葛(すいかずら)科。
・学名 Abelia × grandiflora
Abelia : ツクバネウツギ属
× : 交雑種の
grandiflora : 大きい花の
Abelia(アベリア)は、19世紀のイギリスの
医者かつ植物学者で中国に来たことのある、
「Abel(エイブル)さん」にちなんだ名前。
花の名前も同様です。

・開花時期は、 6/10頃~11/ 末頃。
夏から秋まで長い間咲き続ける。
・車道の脇によく植えられている。
・甘い香り。
・別名 「花園衝羽根空木」 (はなぞのつくばねうつぎ)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:オトコエシ(男郎花)   花言葉:野生味

  今日の一句:月山の空のまろさよをとこへし     小宮山勇 

  (NHKラジオ深夜便から引用)

芙蓉(ふよう)の花

2012年09月23日 | Weblog
これは、葵(あおい)科、フヨウ(ハイビスカス)属の芙蓉(ふよう)という花である。この写真の花は、普通の芙蓉(ふよう)なのか、酔芙蓉(すいふよう)なのかよく分からないが、何しろ美しい花である。この芙蓉にも、八重咲きの花、一重咲きの花もあるようであるが、何れにしても、極めて繊細で、美しい花なのである。それだけに、風が吹くと花びらが閉じてしまったり、写真には撮り難いところが難点である。


芙蓉(ふよう)・葵(あおい)科。
・学名 Hibiscus mutabilis(芙蓉)
Hibiscus mutabilis cv. Versicolor
(酔芙蓉)
Hibiscus : フヨウ(ハイビスカス)属
mutabilis : 変わりやすい、不安定な
versicolor : 変色の、種々な色のある

・開花時期は、 8/ 1頃~10/ 5頃。
・ピンク色の大型の花。
枯れたあとの姿も印象的(”枯れ芙蓉”)。
・昔から美しい人のたとえに用いられている花で、
美しくしとやかな顔立ちのことを「芙蓉の顔」という。

・「酔芙蓉(すいふよう)」
→ 芙蓉とほとんど同じ形の花だが、
朝に開花したときは白花で、
夕方になるにつれてだんだん赤くなる
という、とても珍しい花。
”酔っぱらって赤くなった”とのことで
この名前になったらしい。
ピンク色の「芙蓉」を夕方に見ただけだと
ふつうの「芙蓉」と「酔芙蓉」は見分けが
つきにくいが、
朝、白かった花が夕方ピンク色になって
いれば、「酔芙蓉」かもしれない。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:シラヤマギク    花言葉:丈夫

  今日の一句:あかあかと日は難面(つれなく)もあきの風      芭蕉

  (NHKラジオ深夜便から引用)

花魁草(おいらんそう)

2012年09月23日 | Weblog
これは、花忍(はなしのぶ)科、フロックス属の花魁草(おいらんそう)という花である。この花のネーミングは、いくら花の匂いが花魁の白粉ににているからとは、時代錯誤もいいところ、今の時代は、もう花魁を知る人が少ないと思うからである。此の花は、別名の草夾竹桃(くさきょうちくとう)の方がむしろ相応しいかも知れない。


花魁草(おいらんそう)・花忍(はなしのぶ)科。
・学名 Phlox paniculata
Phlox : フロックス属
paniculata : 円錐花序の
Phlox(フロックス)は、ギリシャ語の
「phlogos(炎)」が語源。花の色に由来。

・開花時期は、6/15頃~10/15頃。
・花の香りが花魁(おいらん)の白い粉の香りに
似ているからこの名前になったらしい。
・夏にピンク色の花が鮮やか。
色は他にもいろいろある。

・別名 「草夾竹桃」(くさきょうちくとう)。 夾竹桃の小型。
「フロックス」(こちらの名前の方がとおりがいいかも)
「フロックス」の中でも多年草の方を
「おいらん草」と呼ぶ。
(これとは別に1年草フロックスがある)

・10月17日の誕生花(フロックス)
・花言葉は「合意、一致」(フロックス)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ヒガンバナ    花言葉:再会

  今日の一句:つきぬけて天上の紺曼珠沙華        山口誓子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

七変化(しちへんげ)

2012年09月21日 | Weblog
これは、熊葛(くまつづら)科、ランタナ属の七変化(ランタナ)という花である。この花は、「同じ茎から微妙に違った色の花を咲かせる」というように、まさに「七変化」そのものの花である。そして、花が終わった後に出来る実も、色んな色に変化するという。また、此の七変化というネーミングは、まさに「七変化」そのものだけに、まさに当を得てたものだと思う。この七変化は、いま何処にでも咲いていて、この季節に最も相応しい花ということができよう。


七変化(しちへんげ)・熊葛(くまつづら)科。
・学名 Lantana camara
Lantana : ランタナ属

・開花時期は、 6/20頃~11/10頃。
長い間咲き続ける。
・同じ茎から微妙に違った色の花を咲かせる。
まさに色の”七変化”。
実も、緑→青→黒、と変化しておもしろい。
・別名「ランタナ」。
・10月27日、11月9日の誕生花   (ランタナ)
・花言葉は「合意、協力、確かな計画性」 (ランタナ)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:なんばんぎせる   花言葉: 物思い

  今日の一句:秋の燈のいつものひとつともりたる        木下夕爾

  (NHKラジオ深夜便から引用)