MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

苧環(おだまき)という花

2014年04月30日 | Weblog
今日は、5月1日、メーデー
1886(明治16)年、シカゴの労働者が「8時間労働制」を求めてストやデモを行ったことを記念し、1889(明治22)年の第二インターナショナル創立大会でこの日を国際的な労働者の祭典・万国労働者団結の日と定めた。翌1890(明治23)年に第1回メーデーが開催された。

これは、金鳳花(きんぽうげ)科、オダマキ属の苧環(おだまき)という花である。この写真の苧環(おだまき)を見たとき、別な花かと思っていろいろ調べても分からなかったのである。それは、花の形が駒草に何処となく似ているが、花の色が違うし一体何だろうと散々探しまわっても分からなかったのであった。が、偶然、オダマキの花を調べているとき、斯ういう形の花もあることが分かったのである。此の花のネーミングは、花の形が苧(お)に似ているところから”苧(お)、玉(たま)、巻き(まき)”が「苧環」となったというのも苦しい命名の様な気がするのである。


苧環(おだまき)・金鳳花(きんぽうげ)科。
・学名 Aquilegia flabellata(苧環)
  Aquilegia buergeriana(山苧環)

   Aquilegia : オダマキ属
   flabellata : 扇状の
   buergeriana : 日本植物の採集家
      「ブュルゲル」さんの

 Aquilegia(アキレギア)は、
 同じラテン語の
 「aquila(鷲)」が語源。
 曲がった距(きょ)の部分が
 鷲(わし)の爪に 
 似ていることから。
 (別の説もあります)
 
・開花時期は、 4/ 1 ~ 5/15頃。
・花の形がかわっていておもしろい。

・「苧(お)」という繊維を、
 中を空洞にして
 丸く巻き付けたもの
 (苧玉(おだま))に
 花の形が似ているところから。
 ”苧(お)、玉(たま)、
  巻き(まき)”が
 「苧環」という漢字で
 「おだまき」と
 呼ばれるようになった。

・色はいろいろある。
 よく見るのは青紫のもの。

・英語名の
 「コランバイン(Columbine)」は、
 つぼみの形が
 鳩(同名)に似ていることから。
・「小田巻」とも書く。

・別名「糸繰草」(いとくりそう)。

・5月29日の誕生花(苧環)
・花言葉は「断固として勝つ」(苧環)

・「しづやしづ
  賎(しづ)のおだまき
  繰り返し 昔を今に
  なすよしもがな」  義経記 静御前

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:スズラン   花言葉:純愛、希望

  今日の一首:スズランの群生ありき霧雨にぬれてさ揺れて涯もなかりき   鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)





石楠花(しゃくなげ)

2014年04月29日 | Weblog
これは、躑躅(つつじ)科、ツツジ属の石楠花(しゃくなげ)という花である。この写真の石楠花は、近所の知人宅に咲いていた西洋種の花である。日本種の東石楠花は、かって3鉢ほど育てたことがあったが、残念ながら全部枯らして仕舞ったのであった。また、お隣のご主人が狩猟で山に行ったとき、黄花石楠花を採ってきたと言って頂いたことがあるが、この珍しい黄花石楠花も、枯れてしまったのである。
なお、此の黄花石楠花は、高山の礫地・草地・ハイマツ帯に生える常緑の低木。葉は長楕円形で厚くて硬く、縁は裏側に巻き込む。淡黄色の花は枝先に数個集まって咲くという種類の石楠花である。



石楠花(しゃくなげ)・躑躅(つつじ)科。
・学名 Rhododendron
  metternichii
      など。
  (西洋石楠花を含めると、
   多数の学名あり)

   Rhododendron : ツツジ属
   metternichii : 採集家
   「メッテルニッヒ」さんの

 Rhododendron
 (ロードデンドロン)は、
 ギリシャ語の
 「rhodon(バラ)
  + dendron(樹木)」が語源。
 
・開花時期は、 4/10 ~ 5/ 5頃。

・漢字の「石南花」は
 中国産の別種だが、
 誤ってこれを用いて
 「しゃくなんげ」となり、
 しだいに
 「しゃくなげ」になった。
  (「石楠花」は漢名)。

 また、背丈がやや低い姿から、
  「尺なし(しゃくなし)」
 →「しゃくなげ」に
 なったとの説もある。

・細長い葉っぱの先端に
 大きな花をつける。

・本(ほん)石楠花や
 細葉(ほそば)石楠花、
 白山(はくさん)石楠花、
 東(あずま)石楠花
 など、いろいろ種類があるが、
 ふだん街中でよく見かけるのは
 「西洋(せいよう)石楠花」
 かもしれない。

・6月5日の誕生花(石楠花)
・花言葉は
 「威厳、荘厳」(石楠花)

・ネパールの国花。
・福島県の県花(根本(ねもと)石楠花)
・滋賀県の県花(石楠花)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ボタン   花言葉:風格

  今日の一首:あるなしの風にゆれつつ白牡丹神々しくて清々(すがすが)しくて  鳥海昭子   

  (NHKラジオ深夜便から引用)

牡丹(ぼたん)

2014年04月29日 | Weblog
これは、牡丹(ぼたん)科、ボタン属の牡丹(ぼたん)の花である。この牡丹と芍薬という花は、よく似ているが、何れが牡丹か芍薬かは、よく分からないという。不肖、小生の知るところでは、方や樹木であり、方や草木ということではないかと思っている。牡丹園というのは、各所に沢山あるが、小生が見て印象に残っているのは福島県須賀川市の牡丹園である。そこは、何故か駐車料金が無料だった。

牡丹(ぼたん)・牡丹(ぼたん)科。
・学名 Paeonia suffruticosa
   Paeonia : ボタン属
   suffruticosa : 亜低木状の

 Paeonia(パエオニア、ペオニア)は、
 ギリシャ神話の”医の神”
 「Paeon」の名に由来する。
 
・開花時期は、 4/20 ~ 5/ 5頃。
・中国原産。
 日本へは奈良時代に
 渡来してきたらしい。
 (弘法大師が
  持ち帰ったとの説も)。

・中国の国花。
 新年を祝う花として、
 中国の上流階級では
 とりわけ珍重された。
 中国では、
 花海棠(はなかいどう)
 とともに、最も愛好される。
・中国名の「牡丹」を音読みして
 「ぼたん」の呼び名になった。

・大輪の花が見事。
・「花王(かおう)」、
 「白王獅子(はくおうじし)」、
 「大極殿(だいごくでん)」、
 「烏羽玉(ぬばたま)」
 などいろいろな品種がある。

・あんこ入りのおだんごに
 「ぼたもち」と
 「おはぎ」があるが、
 じつは同じもの♪
  → 「萩(はぎ)」へ

・「立てば芍薬、
  座れば牡丹、
  歩く姿は百合の花」
  ”シャクヤクのように
   風情があり、
   牡丹のように華麗で、
   百合のように清楚”
   という、女性の美しさを
   形容することば。

・「獅子に牡丹」
 獅子に牡丹の花を配した
 豪華な図柄
  → とりあわせの
    良いもののたとえ。
    他に
 「梅に鶯(うぐいす)」
 「紅葉に鹿」
 また、”獅子”=”イノシシ”
 とみなし、
 ”イノシシ鍋”を
 ”牡丹鍋”と呼ぶこともある。

・服にある「ボタン」は
 英語で button です♪
 漢字で「釦」とも書きます。

・別名 「名取草」(なとりぐさ)
 「二十日草」(はつかぐさ)
 「深見草」(ふかみぐさ)

・2月27日、3月20日の
 誕生花(牡丹)
・花言葉は
 「王者の風格、
  風格あるふるまい」
・島根県の県花(牡丹)

・「牡丹散って
  うちかさなりぬ 二三片」 与謝蕪村(よさぶそん)

 「牡丹花は
  咲き定まりて 静かなり
  花の占めたる
  位置のたしかさ」     木下利玄(きのしたりげん)

 「一輪の
  牡丹かがやく 病間かな」 正岡子規(まさおかしき)

  (季節の花300から引用)

   (季節の花300から引用)

   今日の誕生日の花:コデマリ    花言葉:努力する。

  今日の一首:心身を労して生きて逝きにける母が好きだったコデマリの花  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)


華鬘草 (けまんそう)

2014年04月27日 | Weblog


これは、罌粟(芥子:けし)科、コマクサ属の華鬘草 (けまんそう)と言う花である。この花のネーミングのケマン(華鬘)とは、仏教用語で「華」は花といい、「鬘」は首飾りであり、ケマン(華鬘)、則ち花の首飾りを意味する装身具のことを云うそうである。この花は、全草、特に根茎と葉にビククリン、プロトピンなどを含んでおり、誤食した場合には、嘔吐・下痢・呼吸不全・心臓麻痺などを引き起こすという。やっぱり、美しい花には、うっかり手を出してはいけないという譬え通りのようである。
コマクサ属名の由来は、花の蕾の形を、馬の面(うまのつら)に見立てて、駒草(こまくさ)の名になったというが、そういわれて見ると、花の形が何となく似つかわしい感じがするようである。
奇しくも、この一昨々日、4月26日誕生日の花が、この華鬘草であったのである。

華鬘草 (けまんそう)・罌粟(芥子:けし)科。
・学名 Dicentra spectabilis
   Dicentra : コマクサ属
   spectabilis : 美しい

 Dicentra(ディセントラ)は、
 ギリシャ語の
 「dis(二)+ centron(距)」
 が語源。
 
・中国原産。鑑賞用。
・春、華鬘(けまん、仏前に飾る
      花輪のこと)
 に似た赤い花が、
 ずらりと片側に並んで咲く。
 白いのもある。

・別名 「鯛釣草」(たいつりそう)。
   鯛の形に似ているから。
  (ピンクの色までそっくり♪)

・紫華鬘(華鬘)は
 名前は似ているが全く別の花。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:スイートピー   花言葉:私を覚えて下さい、喜び

  今日の一首:スイートピーの淡いピンクよ高齢のあなたの胸に抱(いだ)かれながら  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)


常磐満作(ときわまんさく)

2014年04月27日 | Weblog
これは、満作(まんさく)科、トキワマンサク属の常磐満作(ときわまんさく)という花である。この花は、細いリボンのような4枚の花弁があり、その花は、株全体が花に覆っていて遠くからでも白い花が輝くように映えていたのである。

下記は、WEBから抜粋引用したものであるが、これは、簡単明瞭、常磐満作の特徴を良く捉えた内容であるので参考まで挿入したものである。

本州・静岡県湖西市、三重県伊勢神宮、九州熊本県荒尾市、中国南部、インドに分布
常緑小高木で高さ3メートル~8メートル
樹皮は黒褐色、葉は互生、楕円形~卵状長楕円形
花は、4~5月、枝先に白色の花をつける。花弁4、長さ1.5センチ
果実は、朔果、約7ミリの卵球形
名の由来は、常盤は常緑を意未し、常緑のマンサクから、トクワマンサクの名になった

常磐満作(ときわまんさく)・満作(まんさく)科。
・学名 Loropetalum chinense (常盤満作)
   Loropetalum : トキワマンサク属
   chinense : 中国の

 Loropetalum
 (ロロペタラム)は、
 ギリシャ語の
 「loron(革紐)
  + petalon(花弁)」
 が語源。
 革紐(かわひも)のような
 花弁に由来。
 
・結構背の高い木になる。
 白またはピンクの
 ひも状の細長い花。

 ピンク色の花は
 「赤花常盤満作」
  (あかばなときわまんさく)
 または「紅花常盤満作」
  (べにばなときわまんさく)
 という。

・原産地は中国から
 インドにかけての地方。
・静岡県、三重県、熊本県の
 一部に自生する。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:フジ   花言葉:恋に酔う、懐かしい思い出

  今日の一句:千年の藤の花房ながくして千年の音ひそめてゆらぐ   鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

  

著莪(しゃが)

2014年04月25日 | Weblog
これは、文目(あやめ)科、アヤメ(アイリス)属の著莪(しゃが)という花である。この著莪(しゃが)は、散歩の道すがら道端でもよく見掛ける花である。この花は、かって我が家にも植えてあったことがあるが、威勢が良すぎて勝手に伸びてゆくので往生したことがあった。この花のネーミングは、檜扇(ひおうぎ)の漢名の”射干”を音読みしてつけられたということである。なお、この著莪(しゃが)によく似た姫著莪というのがあるが、これは紫色をした小型の可愛い花である。


著莪(しゃが)・文目(あやめ)科。
・学名 Iris japonica(著莪)
  Iris gracilipes(姫著莪)

   Iris : アヤメ(アイリス)属
   japonica : 日本の
   gracilipes :
     細長い柄(脚)の

 Iris(アイリス)は、
 ギリシャ語で「虹」の意味。
 
・開花時期は、 3/25 ~ 5/10頃。
・日陰地、湿地にはえる。
・朝開いて夕方にしぼむ。
・ほのかに香る。
 寺院によく植えられる。

・「しゃが」の名は、
 檜扇(ひおうぎ)の
 漢名の”射干”を
 音読みしてつけられた。 
・「射干」「胡蝶花」とも書く。
  (諸説あるようです)

・「姫著莪(ひめしゃが)」は
 著莪より小さめの花で、
 うす紫色。
 著莪とは別種ですが
 同一ページにしました。

・6月22日の誕生花(著莪)
・花言葉は
 「友人が多い」(著莪)
  
・「紫の斑(ふ)の仏めく
  著莪の花」   高浜虚子

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ケマンソウ   花言葉:あなたについていく

  今日の一首:ケマンソウあなたとともに歩みきし金婚式の朝を咲きけり 鳥海昭子 

  (NHKラジオ深夜便から引用 )

シラーという花

2014年04月24日 | Weblog
これは、百合(ゆり)科、シラー属のシラーという花である。このシラーは、最初見た感じが星型の花が沢山集まって恰も宝石のように紫色に輝いていたのだった。綺麗な花には、気を付けろの譬え通り、この花の根っこは有毒だそうである。ネーミングは、ギリシャ語の有害ということが由来だとか。この花が有害というのも意外だが、姿形からして百合科の花だというのも意外な感じがしないでもないのである。


シラー・百合(ゆり)科。
・学名 Scilla peruviana
 (シラー・ペルビアナ)

   Scilla : シラー属
   peruviana : ペルーの

 Scilla は、ギリシャ語の
 「skyllo(有害)」が語源。
 地下茎部分が
 有毒であることから。
 
・開花時期は、 4/20 ~ 5/20頃。
・青紫色の花を八方に広げる。

・シラーにはいろいろ種類があり、
 写真のものはペルビアナという。
 (「大蔓穂(おおつるぼ)」
   ともいう)。
 いずれの種類も
 乾燥した地面に適するらしい。

・「シラー」は、
 「スキラ」「スキラー」
 「スキルラ」とも読む。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ライラック   花言葉:思い出を大切に

  今日の一首:忘れがたき思い出ひとつに重なりて紫ライラック庭のまんなか  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)


八重桜(やえざくら)

2014年04月23日 | Weblog
これは、薔薇(ばら)科、サクラ属の八重桜という花である。この八重桜は、どちらかと言えば普通の桜、染井吉野や枝垂れ桜が終わったころに咲くのである。事実、八重桜も散り始めたという時期に写真の八重桜は、奥手の花だと云わんばかりに咲いていたのである。此の八重桜と言えば、子供のころ祖母が、よく花を採ってきては塩漬けにして、桜湯をよく飲ませてくれたものである。(結婚式でよく飲ませてくれたが、最近は、ホテルなど飲ませてくれないという話も。)




八重桜(やえざくら)・薔薇(ばら)科。
・学名 Prunus lannesiana
   Prunus : サクラ属
   lannesiana :
    園芸家「ラネス」さんの

 Prunus(プラナス)は、
 ラテン古名の
 「plum(すもも)」が語源。
 
・開花時期は、 4/10 ~ 5/ 5頃。
・桜より咲き始めが
 2週間ほど遅い。
 「あれ、もう桜は
  終わったのでは・・?」
 という頃に、
 葉をつけた状態で咲き出す。

・野生の山桜に対して
 人里の桜ということから
 「里桜(さとざくら)」
  とも呼ばれる。
 また花の形から
 「牡丹桜(ぼたんざくら)」
  とも呼ばれる。

・「関山(かんざん)」
 「一葉(いちよう)」
 「普賢象(ふげんぞう)」
 「鬱金(うこん)」
 などの種類がよく知られている。

・鈴なりの花をいっぱいつける。
 運動会で子どもが踊りに使う
 「ポンポン」みたい。
・花びらが多い。
 なかでも兼六園菊桜
 という種類の八重桜は、
 花びらがなんと
 300枚ぐらいある。

・塩漬けにした花に
 お湯をそそぐと「桜湯」になる。
 塩辛い♪ 「茶」=「濁す」
 ということから、
 婚礼の席ではお茶でなく
 この桜湯をよく使う。

・大阪市の
 造幣局(ぞうへいきょく)の
 有名な「桜の通り抜け」は、
 この八重桜の開花時期に
 行うことが多いようだ。
   (毎年4月中旬)。

・4月5日の誕生花(八重桜)
・花言葉は
 「理知に富んだ教育」(八重桜)
・奈良県の県花(奈良の八重桜)

・「いにしへの
  奈良の都の 八重桜
  今日(けふ)九重(ここのえ)に
  匂ひぬるかな」 詞花集 伊勢大輔(いせのだいふ)
   百人一首(61)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ワスレナグサ   花言葉: 「私を忘れないで」「誠の愛」

  今日の一首:振り向けば勿忘草の色冴えて明日のために咲くと思えり   鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)


蔓日々草(つるにちにちそう)

2014年04月22日 | Weblog
これは、夾竹桃(きょうちくとう)科、ツルニチニチソウ属の蔓日々草(つるにちにちそう)という花である。この蔓日々草は、繁殖力が強く、至る所で繁茂している花である。ネーミングの由来は分からないが、多分、日々草に似た蔓性の植物だからだと思う。この花は、アルカイドを含んだ有毒植物であるが、WEBに認知症に有効な植物で有るという記事があったので参考まで紹介したい。
「ツルニチニチソウはアルカロイドを含む為、有毒であるが、ヨ-ロッパでは催吐薬として民間で使われ、抗癌剤としての効果もうたわれている。 一方、ヒメツルニチニチソウの成分には神経、精神症状を向上させる効果や、脳の血の浄化の効果があるとされ、ハ-ブテイとして用いられ、年配の人の痴呆症や物忘れに有効とされる。」という。
姫蔓日々草は、見た目には分からないが、花の萼に毛が生えているか居ないかの違いだそうである。


蔓日々草(つるにちにちそう)・夾竹桃(きょうちくとう)科。
・学名 Vinca major
   Vinca : ツルニチニチソウ属
   major : 巨大な、より大きい

 Vinca(ビンカ)は、
 ラテン語の
 「vincire(結ぶ、巻き付く)」
 が語源。
 茎が柔らかく
 曲がりやすいことから。
 
・開花時期は、 2/25 ~ 5/25頃。
・地中海沿岸原産。
・紫色のプロペラ状(5弁)の花を、
 つる状に伸びた茎の先につける。

・ヨーロッパでは、
 「蔓日日草を身につけて
  いると悪いものを寄せつけず、
  繁栄と幸福をもたらしてくれる」
 という言い伝えがある。
 また、常緑で
 冬の間も枯れないので、
 不死の力や魔力を持っていると
 信じられていた。

・別名 「ビンカ」 学名から。

・よく似た種類に
 「姫蔓日日草(ひめつるにちにちそう)」
 がある。
 開花時期は「蔓日日草」より遅く、
 春から夏にかけて咲く。
 2つは、なかなか見分けられない。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:オダマキ   花言葉:勝利の誓い

  今日の一首:誓いなど持たざるもよしオダマキの意志たかだかと花のむらさき  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)


一初(いちはつ)

2014年04月22日 | Weblog
これは、文目(あやめ)科、アヤメ(アイリス、イリス)属の一初(いちはつ)という花である。この一初(いちはつ)は、4月下旬から5月中旬頃に咲くはなである。この一初は、かって我が家にもあったことがあるが、花の色は、主に青紫色が多く、まれに白色もあるので写真の一初は、珍しい部類に属するかも知れない。これから文目(あやめ)科の花が、順々に咲いてゆくと思うが、この花は、その先駈けの花なのかも知れない。
   


一初(いちはつ)・文目(あやめ)科。
・学名 Iris tectorum
   Iris : アヤメ(アイリス、イリス)属 
   tectorum :
     屋根の、屋根に生ずる

 Iris(アイリス)は
 ギリシャ語で「虹」の意味。
 
・開花時期は、 4/20 ~ 5/20頃。
・中国原産。
・(日本風の)アヤメ類の中で
 一番早く咲き出すので
 この名前になったらしい。
  (一初草 → 一初)

・葉っぱの横幅が広く、
 花のところから白いとさか状の
 もじゃもじゃが出ているのが特徴。
 葉っぱの先端はとがっているが、
 やわらかく、さわっても痛くない。

・乾いた土に生える。
 乾燥に強いため、
 昔は、かやぶき屋根の
 頂上部分にたくさん植えて
 屋根を締め付けて守った。
  (火災、大風の
   魔除けの意味もあった)。

・「鳶尾」「一八」「逸初」
 とも書く。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ヤマツツジ   花言葉:燃える思い

  今日の一首:少し酸っぱく少しは甘くかみたりきヤマツツジ燃え想いは咲けり   鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)