MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

アロエに蕾が

2009年12月31日 | Weblog
この辺では、アロエの花が屋外で咲いたのを見掛けることは殆ど無いといっても差し支えない。それが昨日、知人のところで偶然にも、アロエが蕾を付けているのを発見した。今頃、伊豆半島のように温かいところでは、目を鮮やかな橙色の花が沢山咲いているのを見ることが出来るのだが。


アロエ ・百合(ゆり)科。
・学名 Aloe arborescens
Aloe : アロエ属 arborescens : 木質の、木本状に育つ Aloe(アロエ)の名は、アラビア語の 「alloeh(苦味のある)」のことばから。

・開花時期は、11/15頃~ 2/10頃。
・アフリカ原産。
・花が咲くものと咲かないものがある。
鉢植えしているものは咲きにくいようだ。
・橙色の花。
・葉は肉質でギザギザ。健康食品となるがすごく苦い♪。別名「医者いらず」。
整腸や胸やけ、やけどによく効くらしい。
(私も子どもの頃、病気になると食べさせられました。効いたっけ?)
・夏咲きもあります。→ アロエ(夏咲き)

・日本で栽培されるのは、ほとんどが「木立(きだち)アロエ」という種類。
この場合、名前としては「木立蘆薈(きだちろかい)」の方がとおりがいいですね。
”蘆薈(ろかい)”は、昔、「aloe」を「ロエ」と音読みしたものに「蘆(ろ)」と「薈(え:会)」の漢字を つけたものです。
木立アロエ(キダチアロエ)
= 木立蘆薈 (キダチロカイ)
= アロエ・アルボレスケンス(学名読み)

・葉っぱの幅が広い「アロエ・ベラ」という種類もある。ヨーグルト等で使われるのはこちら。
葉っぱは苦くない。

・東京周辺の見どころ
<伊豆白浜、アロエの里>
伊豆半島東南にある白浜のアロエ群落。
住民の方々が一ヶ所に持ち寄って植えたのがはじまりらしい。
花見頃11月下旬~1月上旬。
静岡県下田市白浜。
最寄駅 → 伊豆急下田駅

   (季節の花 300から引用)



青木(あおき)

2009年12月30日 | Weblog
この青木(あおき)も、先日アップした万年青(おもと)同様、大きな赤い実を付けた植物だ。これは斑が入った綺麗な品種だが、一般的には斑が入らないものが多いようだ。これも、冬枯れの時期赤い実を付け、目を楽しませて呉れる貴重な植木だ。

青木(あおき) ・水木(みずき)科。
・学名 Aucuba japonica
Aucuba : アオキ属
japonica : 日本の Aucuba は、日本名の「アオキバ」が語源。

・開花時期は、 4/ 1頃~ 4/25頃。
・1年中、葉も枝も青いので「青木」。
・花は海老茶色ですごく小さい。
・葉は固い。
・冬にナツメ形の赤い実がなる。 4月頃まで楽しめる。

    (季節の花 300から引用)

ろうばい

2009年12月29日 | Weblog
寒い寒いと言いながらも季節は確実に進行している。知り合いのお宅の庭のロウバイも、黄色い花が咲きはじめた。昨日、12月28日の誕生日の花(NHKラジオ深夜便)は、このロウバイだった。



蝋梅 ・蝋梅(ろうばい)科。
・学名 Chimonanthus praecox(蝋梅)
Chimonanthus praecox form. concolor (素心蝋梅(そしんろうばい))
Chimonanthus : ロウバイ属 praecox : 早熟の、早咲きの concolor : 同色の Chimonanthus(チモナンサス)は、ギリシャ語の 「cheimon(冬)+ anthos(花)」が語源。
「冬の花」を意味する。

・開花時期は、12/25頃~翌3/15頃(蝋梅)。
・お正月頃から咲き出す。
花の少ない季節に咲く、うれしい花です。
・とてもよい香り。
・中国原産、日本には17世紀頃に渡来。

・「”蝋細工”のような、梅に似た花」から「蝋梅」の名になったらしい。
寒さや霜から身を守るために蝋細工状なのかな?
また、臘月(ろうげつ:陰暦の12月)に梅に似た花を咲かせるところから、とも。
(「臘梅」の字で表わすこともある)。
・よく見られるのは蝋梅のうちの「素心蝋梅(そしんろうばい)」。
花の外側だけでなく内側も黄色いのが特徴。
ふつうの「蝋梅」は内側がちょっと赤っぽい。
私が撮った写真はほとんどが「素心蝋梅」。

・葉っぱは、ふつう花が咲く前に落葉するが、開花時に まだ残っていて徐々に落葉する場合もあるようだ。
表面はザラザラした感触。
・花のあとでできる実は、なんともユニークな形。
花の姿からは想像できない。 ・1月27日の誕生花(蝋梅)
・花言葉は「先導、先見」(蝋梅)

  (季節の花 300から引用)


万年青(おもと)の赤い実

2009年12月28日 | Weblog
赤い実を付けた植物は、蔓擬き、南天、千両などにとどまらない。鉢植えのオモトだって赤い実を付けている。これは、残念ながら我が家のオモトではなく、知人のお宅のものである。これも、お正月を迎える時期には、格好の植物と言えよう。


万年青 ・百合(ゆり)科。
・学名 Rohdea japonica
Rohdea : オモト属
japonica : 日本の
Rohdea(ローデア)は、19世紀のドイツの植物学者、
「Rohde さん」の名前にちなむ。

・観葉植物。耐寒性あり。
・原産地は日本とも中国ともいわれる。
江戸時代にたくさん栽培され、現在は約1000品種もあるらしい。
・葉は革質で光沢あり。冬でも枯れずにいつも青々♪
・5~6月頃、白い小花が咲き、秋に橙色の実がなる。
この実がとてもきれい。

・根は薬用になる。
・「おもと」は「大本(おおもと)」からきている。
根茎が太く大きいことから。また、大分県の「御許山(おもとやま)」で良質のオモトが
産出されたから、とも。
「万年青」の漢字は漢名から。
「まんねんせい」とも呼ぶ。
・引越しの際、新居の玄関にこのオモトを飾ると縁起がいい、と言われる。
(たしかに玄関飾りに似合います)

     (季節の花 300から引用)


別な場所でも菜の花が

2009年12月27日 | Weblog
一昨日、菜の花をアップしてみたが、今の時期には珍しいので何かの間違いではないかと心配していたが、別な場所でも菜の花が咲いていた。前回は、望遠で撮ったので今回はマクロで撮ってみたいと近くまで寄って撮影してみたが、間違いなく菜の花のようだった。季節外れに咲いているのは、やはり暖冬のせいなのだろうか?



・油菜(あぶらな)科。
・”野菜(菜っ葉)の花”という意味から 「菜の花」になった。
おひたしや和え物(あえもの)として食べられる。
・蜜(みつ)を作る原料として、養蜂業者の人たちは
九州などの暖地から花期に従ってしだいに北上してその花蜜を集めるらしい。
・3月の「桃の節句」では、
桃の花とともに一緒に飾られることがある。
・別名 「花菜」(はなな)
「菜種」(なたね)
菜の花が咲く頃に降り続く雨を”菜種梅雨(なたねづゆ)”という。
・昔は、種子から菜種油(なたねあぶら)をとる、
「油菜」(あぶらな)のことを菜の花と呼んだ。
(今も、油菜=菜の花、とする説あり)
「油菜」= 40%が油分。昔は灯火、食用油、 潤滑油などに使われ、
搾りかすは肥料に使われた。
・3月7日の誕生花(菜の花)
・花言葉は「豊かさ、財産」(菜の花)

      (季節の花 300より引用)



万両(まんりょう)

2009年12月26日 | Weblog
お正月が近づくと、花屋さんの店先には決まって赤い実の千両が並んでいる。しかし、同じ仲間の万両は、店先で余り見掛けない。もっとも、千両と違って赤い実が葉っぱの陰に隠れていて派手さが無いからかも知れない。庭先の万両も、綺麗に赤い実を付けているのは珍しいくらいだ。 珍しいばかりでなく、時として赤い実が付かないこともある。今年、我が家の万両は、実が付かず全然駄目だった。

万両、百両、十両は薮柑子(やぶこうじ)科。
千両は千両(せんりょう)科。
・学名 Ardisia crenata (万両)
Ardisia : ヤブコウジ属
Chloranthus : センリョウ属
crenata : 円鋸歯状の
glaber : 無毛の、平滑な
crispa : 縮れた,皺がある
japonica : 日本の Ardisia は、ギリシャ語の 「ardis(鎗(やり)先)」が語源。
おしべの形がとがっているかららしい。
Chloranthus(クロランサス)はギリシャ語の 「chloros(黄緑)+ anthos(花)」が語源。

・万両の花は7~8月頃に咲き、12月頃から冬にかけて実が赤くなる。
万両のなかには実が白い種類もある。
・万両の実はずーっと長い間残る(冬にできた実が次の冬まで残っていることもある)。
・正月の縁起物に使われる。

・万両と千両の名前の違い。
千両は葉の上の方に実をつけるので鳥に食べられやすく、万両は葉の下に実をつけるので
食べられにくく、その分、実がしっかり残るから・・。
または、万両は垂れ下がり、千両は上向きにつくので、万両の方が重い、千両は軽い、とのことから名づけられたともいわれる。 (諸説あります)
百両や十両はそれらに比べ背が低く、実の数も少ないからことから、こう名づけられた、との説があります。

・百両の別名 「唐橘(からたちばな)」。
十両の別名 「薮柑子(やぶこうじ)」。
薮柑子は、薮の中に自生していて、葉の形などが柑子(こうじ)みかんに似ていることから。実は赤い。
百両 → 葉っぱが細長くギザギザがない。 千両、万両より背が低い。
十両 → 百両より背が低い。葉っぱギザギザ

「吾が屋前(には)の花橘の いつしかも 珠(たま)に貫(ぬ)くべくその実成りなむ」
万葉集 大伴家持


    (季節の花 300から引用)



今頃、菜の花が

2009年12月25日 | Weblog
散歩の道すがら、畑で黄色の花が咲いていた。果たして此が菜の花かどうか判らないが、黄色い花の菜っ葉は、菜の花だと信じたい。



菜の花 ・油菜(あぶらな)科。
・学名 Brassica campestris
Brassica : アブラナ属
campestris : 原野生の、野原のBrassica(ブラシカ)は、古いラテン名で「キャベツ」を意味する。
・開花時期は、 2/ 1頃~ 5/ 5頃。
・一面黄色に群生しているさまがすばらしい。

・”野菜(菜っ葉)の花”という意味から「菜の花」になった。
おひたしや和え物(あえもの)として食べられる。
・蜜(みつ)を作る原料として、養蜂業者の人たちは九州などの暖地から花期に従ってしだいに北上してその花蜜を集めるらしい。
・3月の「桃の節句」では、桃の花とともに一緒に飾られることがある。

・別名 「花菜」(はなな) 「菜種」(なたね)
菜の花が咲く頃に降り続く雨を ”菜種梅雨(なたねづゆ)”という。
・昔は、種子から菜種油(なたねあぶら)をとる、「油菜」(あぶらな)のことを菜の花と呼んだ。
(今も、油菜=菜の花、とする説あり)
「油菜」= 40%が油分。昔は灯火、食用油、潤滑油などに使われ、搾りかすは肥料に使われた。
・3月7日の誕生花(菜の花)
・花言葉は「豊かさ、財産」(菜の花)
・千葉県の県花(菜の花)

・「菜の花や 月は東に 日は西に」  
与謝蕪村(よさぶそん)





勲章菊(ガザニア)

2009年12月24日 | Weblog
冬枯れの昨今、屋外で咲いている花は少ないが、この勲章菊は良く咲いている。これは、知人の処に咲いていたものだが、少し前にも咲いていたような気がする。もしかして、年がら年中咲いているのかもしれない。



 ガザニア ・菊(きく)科。
・学名 Gazania : ガザニア属
Gazania の名は、アリストテレスなどの書物を ラテン語に翻訳したギリシャ人「ガザさん」の名前に由来。

・春から秋まで長い間、オレンジ色、黄色などの花が咲きます。
・南アフリカ原産。明治末期に渡来。
・ガーベラに少し似てます。
・晴れた日の日中にのみ花開く。
・別名 「勲章菊(くんしょうぎく)」花の色や形が勲章に似ている。

     (季節の花 300から引用)



極楽鳥花(ごくらくちょうか)

2009年12月23日 | Weblog
昨日、近所の知人から、温室で咲いたといってストレリチアを届けてくれた。この花は、かって伊豆半島に旅行した際、カーネーションとともに温室で沢山栽培して居るところを見て知っていたが、この近くの個人が栽培しているとは知らなかった。12月の誕生日の花になっているのだから、やはり此の時期に咲く花のようだ。



極楽鳥花 ・芭蕉(ばしょう)科。
・学名 Strelitzia reginae
Strelitzia : ゴクラクチョウカ属
reginae : 女王のStrelitzia(ストレリチア)は、 イギリスのジョージ3世の妃の「ストレリッツさん」の名前にちなむ。

・南アフリカ原産。明治初期に渡来。
・花茎の先端に、鳥のくちばし状のオレンジ色の萼(がく)をもち、これがとても目立つ。じつにユニーク。
温室植物園に行くとよく見かける。
・「極楽鳥」は ”風鳥(ふうちょう)”という鳥の別名で、金色の美しい飾り羽を尾の部分にもつ。
この鳥に似ている花、ということで「極楽鳥花」と命名された。

・別名 「ストレリチア」 学名から。
・12月16日の誕生花(極楽鳥花)
・花言葉は「万能」(極楽鳥花)

   (季節の花 300から引用)



欅(けやき)

2009年12月22日 | Weblog
今日は冬至、冬至南瓜を食べて柚子湯にでも入ろう。

昨日、(NHK ラジオ深夜便)12月21日の誕生日の花-は、この欅(けやき)だった。何故、此の時期に欅(けやき)なのか良く判らないが、それなりの理由が有るのだろう。何れにしても、葉っぱが落ちても堂々と凛々しく生えている樹の姿は立派だ。この欅の巨木は、家から歩いて10分足らずのところにあり、銘板には、所沢市巨木第3号とある。市内でも有数の巨木なのかも知れない。



欅 ・楡(にれ)科。
・学名 Zelkova serrata
Zelkova : ケヤキ属
serrata : 鋸歯のある

・30mぐらいの高さになる。
・日本の代表的な広葉樹。寿命が長い。
街路樹に多い(関東地方で特に多い)。「ケヤキ並木」。
・放射状に広がる独特の樹形。花や実は全く目立たないが、この樹形(特に落葉後の冬)でケヤキとすぐわかる。
秋の紅葉もとてもきれい。
葉っぱの色は、木によって「赤に近い茶」「茶」「黄色」などに分かれるようだ。


・材は堅く、木目も美しい。湿気にもよく耐える。
木目が美しいところから「異(け)やけき木」と呼ばれ、(「けやけし」=他のものより目立っている)、
「けやけきき」→「けやけき」→「けやき」と変化していった。
・建築材として良材で、家具材、細工物としても利用される。
・宮城県、福島県、埼玉県の県の木。


・「早来(はやき)ても 見てましものを
山城(やましろ)の 高(たか)の槻群(つきむら)
散りにけるかも」
万葉集 高市黒人(たけちのくろひと)

            (季節の花 300から引用)