MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

美味しそうな葉牡丹

2011年01月31日 | Weblog
この葉牡丹は、我が家の直ぐ裏手のお宅の玄関先に飾ってあったものである。余りにも新鮮で柔らかで今にも食べたくなるような葉牡丹だったのでデジカメで撮って、ここに紹介した次第である。お正月以来、沢山の葉牡丹を見て来たが、種類も色々あって結構楽しませて貰ったのであった。

葉牡丹(はぼたん)・油菜(あぶらな)科。
・学名 Brassica oleracea var. acephala
Brassica : アブラナ属
oleracea : 菜園の、畑に栽培の
acephala : 頭状花のない
Brassica(ブラシカ)は、古いラテン名で「キャベツ」を意味する。

・開花時期は、 3/25頃~ 5/10頃。
・ヨーロッパ原産。17世紀に渡来。
・キャベツやブロッコリーの仲間。
葉はキャベツにそっくり。
「花キャベツ」という別名もある。
2月頃から中央部がだんだん盛り上がってきて、4月頃からその先端に花をつける。
「駿河の初日(するがのはつび)」などの園芸品種も多い。

・重なり合った葉が牡丹の花のように美しいことから「葉牡丹」。
・江戸時代の貝原益軒も本で紹介しているらしい。
当初は「牡丹菜(ぼたんな)」の名前だった。
その頃から、日本の正月飾りとして親しまれている。
(紅白の色合いがおめでたいとされる)
・冬のあいだじゅう鑑賞用として花壇に植えられている。
・12月30日の誕生花(葉牡丹の葉)
・花言葉は「物事に動じない」(葉牡丹の葉)


  (季節の花 300から引用)

   今日の誕生日の花:ナズナ(アブラナ科)   花言葉:すべてを君に捧げる

  今日の一句:わが声のふと母に似て鬼やらひ  古賀まり子    

  (NHKラジオ深夜便から引用)

谷戸田圃の風景

2011年01月30日 | Weblog
棚田(たなだ)谷戸田圃は、日本の稲作農業の歴史を語る上で忘れることが出来ない歴史的遺産である。稲作の田圃を作るために先人が苦難で切り拓いた最も象徴的なところと言うことが出来よう。
ここは、我が家から歩いて20分くらいのところに件の谷戸(やと)田圃がある。しかも、ここは西武球場の裏手の山を越したところで距離的には100メートルと離れていないところである。

谷戸をWikipedia (ウィキペディア)で調べると

谷戸(やと)とは、丘陵地が浸食されて形成された谷状の地形である。
また、そのような地形を利用した農業とそれに付随する生態系を指すこともある。
谷(や、やと)、谷津(やつ)、谷地(やち)、谷那(やな)などとも呼ばれ、
主に日本の関東地方および東北地方の丘陵地で多く見られる。

所沢市役所の説明によれば

菩提樹池は多摩湖(村山貯水池)の下貯水池北側にあり、西武ドームのすぐ東側の谷にあります。
南を西武園ゴルフ場、北を狭山湖畔霊園に囲まれた谷戸で、詳しい地図でないと見つからない場所です。
池は谷戸をせき止めてつくられた農業用の用水池ですが、水田が耕作されなくなって長年手入れされていませんでした。
池を復活させる活動のおかげでだんだん昔の景色が戻ってきました。
池に続く湿地や田んぼも自然公園の指定や特別に開発の制限はされていない民有地なので、
いつまでも守っていく活動が必要な場所です。(09年3月、埼玉県のエコオアシスとして湿地の大半が公有地化されました。)

菩提樹地区(旧・菩提樹村)には3つの谷戸がありました。いちばん東にあった大きな谷戸は宅地開発で住宅地になっています。もう一つの小さな谷戸も住宅がせまってきました。谷戸を囲む尾根の上にも開発の波が押し寄せています。

古来からの地名「堰入」(せきいり)は新住居表示では使用されなくなった小字名です。池の名称も本来は「堰入の池」、田んぼは「堰入の田」と呼ばれていましたが、地図から「堰入」の地名が消えてしまったので、
旧・菩提樹村の字名をとって「菩提樹池」(ぼだいぎいけ)の呼び名がつけられました。

  今日の誕生日の花:セツブン草(キンポーゲ科)   花言葉:光輝

  今日の一句:咲くだけの光集めて節分草   高橋 悦男    

  (NHKラジオ深夜便から引用)

プリムラ・ポリアンサ

2011年01月30日 | Weblog
1月4日、このプログで桜草が咲いていたことを紹介したことがあった。つい先日、それも一ヶ月も経ってから、桜草は、プリムラではないかというコメントが寄せられた。親切のつもりだと思うが、日本桜草の自生地は、我が埼玉県であり、この辺の人なら誰だって桜草を間違う人はいと思う。その様なわけで、散歩の途中、気懸かりで他所さまの玄関先に飾ってあったプリムラをデジカメで撮ったので其れを此処に紹介したい。昨日、今日は、相当冷え込んだにもかかわらず、プリムラの花は比較的元気だったようだ。

プリムラ・桜草(さくらそう)科。
・学名 Primula polyantha (プリムラ・ポリアンサ)
Primula obconica (プリムラ・オブコニカ)
Primula malacoides(プリムラ・マラコイデス)
Primula : サクラソウ属
polyantha : 多くの花をもつ
obconica : 倒円錐形の
malacoides : 軟質の
Primula(プリムラ)は、「primos(最初)」が語源。
早春、花が他に先駆けて咲くことから。

・開花時期は、12/10頃~翌5/15頃。
・よく見かけるのは花びらの大きい、
「プリムラ・ポリアンサ」(地面の近くで花が咲く)。
「プリムラ・ジュリアン」はポリアンサの品種の一つ。
「プリムラ・オブコニカ」は茎が高く伸びる。
・「西洋桜草(せいようさくらそう)」は
野生の桜草の園芸品種で、プリムラの一種。
なお、「西洋桜草」の別名は「マラコイデス」、
「乙女桜(おとめざくら)」。
マラコイデスの名前でよく知られている。

・1月22日の誕生花(プリムラ・ポリアンサ)
2月11日、12月19日の誕生花
(プリムラ・オブコニカ)
・花言葉は「無言の愛」(プリムラ・ポリアンサ)
「青春の美しさ」(プリムラ・オブコニカ)

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:ハナナ(アブラナ科)   花言葉:初々しい

  今日の一句:菜の花や月は東に日は西に   蕪村    

  (NHKラジオ深夜便から引用)

珍しい寄せ植え

2011年01月29日 | Weblog
これは、一見、何の変哲もない普通の鉢植えと思われるかも知れない。しかし、良く見ると、広場によく見られる白詰草が混じって植えられている。しかも、まだ野原では白詰草の花が咲かない時期である。このことは、まだ、持ち主に聞いていないので詳しいことは分からないが、何れにしても珍しいことに間違いない。この寄せ植えは、わざと奇を衒ったわけではないと思うが、よくぞやってくれましたと言ってやりたいと思う。(白詰草は、左手の紅い花のところ)

白詰草(しろつめぐさ)・豆科。
・学名 Trifolium repens
Trifolium : シャジクソウ属
repens : 匍匐(ほふく)する
Trifolium(トリフォリウム)は、ラテン語の「treis(三)+ folium(葉)」が語源。
葉が三小葉でできていることから。

・開花時期は、4/20頃~ 8/15頃。
・ヨーロッパ原産。牧草として用いられている。
・アイルランドの国花。
・江戸時代、オランダ人がガラス器具を箱詰めするときの
詰め物として利用していたらしい。(名の由来)。
・花は「赤詰草」にそっくりだが、
色が白なのと、花茎を伸ばした先に花が咲くことから区別できる。(赤詰草は葉っぱのすぐ上に花が咲く)
また、葉っぱ自体も丸っこい。 (赤詰草の葉っぱはややとがる)

・ふつうは葉は3枚だがまれに4枚つくことがある。さがしてみましょう。
”四ツ葉のクローバー”。 Four-leaf clover
→ 四ツ葉の形は「十字架」に似ていることから、幸運のシンボルとなったようです。
・夜になると葉を閉じる。
・別名 「クローバー」
「馬肥(うまごやし)」
馬肥は、本来は、黄色いつぶつぶの別の花の名前。白詰草の別名でもある。

・「クローバーに 雨すこし降り けふの会」   山口青邨

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:ギョリュウバイ   花言葉:密月

  今日の一句:手袋の左許(ばかり)になりにける     正岡子規    

  (NHKラジオ深夜便から引用)

シクラメン

2011年01月28日 | Weblog
このシクラメンは、我が家のホームドクターのところにあったものである。あまりに豪華だったのと、造花を思わせるような花だったのでデジカメで撮らせて貰った。シクラメンは、ほとんど香りがしなかったが、「シクラメンのかおり」の唄がヒットしたお陰で品種改良がすすみ、薫る品種が出現したとか、しなかったとか。(真偽の程は分からない。)いずれにせよ、唄がヒットしたお陰で一層感心を持たれるようになったことは確かだ。

シクラメン・桜草(さくらそう)科。
・学名 Cyclamen persicum
Cyclamen : シクラメン属
persicum : ペルシャの
Cyclamen(シクラメン)は、ギリシャ語の
「kiklos(円)」が語源。
塊根が丸い球形のようなところから。

・開花時期は、10/25頃~翌4/20頃。
・地中海沿岸地方原産。明治末期に渡来。
・よく花屋さんで見かける。
・花弁が上に強くそりかえっている。
・初冬から春まで咲く。
年末年始頃から室内でもよく飾られる。
色はさまざま。鑑賞用の園芸植物。
寒さに強い品種のことを
「ガーデンシクラメン」と呼ぶ。
また、シクラメンのことを、
園芸では「ミニシクラメン」と呼ぶことが多い。
・1月7日、2月4日、12月8日の誕生花
・花言葉は「清純、思慮深い、内気、はにかみ」

・別名 「篝火花」(かがりびばな)、
花の形が、ひっくりかえったような
形であるところから、篝火を連想。
「豚の饅頭」(ぶたのまんじゅう)。
シクラメンの原産地であるトルコや
イスラエルの方で、野生の豚が
シクラメンの球根を食べたことから。
豚にとっては饅頭がわり、
ということで・・・。

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:カルセオラリア、キンチャクソウ   花言葉:助けあい

  今日の一句:手をあてて火鉢のへりのなつかしく   大木あまり

  (NHKラジオ深夜便から引用)

紅梅(こうばい)

2011年01月28日 | Weblog
この紅梅は、散歩の道すがら、道端で咲いていたモノである。紅梅というと、何故か数年前、梅林を見物に行った際立ち寄った東京都下青梅市の梅郷近くの「紅梅苑」を思い出さずにはいられない。それは、一般的な観光地には似つかわしくない洗練されたお菓子屋だったからである。聞くところによると、吉川英治の奥さんが、吉川英治記念館周辺の地域の振興を計るためにお店を開いたそうだ。紅梅苑のホームページには、次のような一文があった。

「吉川英治は、生前こよなく紅梅を愛し、雪中に映えるその色をめでていました。現在、吉川英治記念館の建つ青梅吉野梅郷は、戦中戦後にかけて英治が住み「新・平家物語」を執筆したゆかりの地です。その英治の愛した紅梅にちなんで、ささやかな菓子どころを「紅梅苑」と名づけました。」とある。

梅(うめ)・薔薇(ばら)科。
・学名 Prunus mume(梅)
Prunus mume var. bungo(豊後梅)
Prunus : サクラ属
mume : ウメ
(江戸時代の梅の呼び名=ムメ)
bungo : ブンゴウメ(日本名)
Prunus(プラナス)は、
ラテン古名の「plum(すもも)」が語源。

・開花時期は、 1/20頃~ 4/ 5頃。
1月中旬頃から咲き出すもの、
3月中旬頃から咲き出すものなど、さまざま。
また、桜とちがって、咲き方も散り方もゆっくり。
・木の花がほとんど咲いていない冬に、「ついに梅が咲き出したか♪」という、
うれしさのインパクトは大きい。
・漢名でもある「梅」の字音「め」が変化して「うめ」になった。

・いろいろな園芸種がある。
・とてもよい香りの5弁花。
「馥郁(ふくいく)たる梅の香り」の”馥郁”とは、「とてもよい香り」の意味。
(そういえばこの言葉って、梅の香りにしか使われないような気がする・・・)


・中国原産。奈良時代の遣隋使(けんずいし)か
遣唐使(けんとうし)が中国から持ち帰ったらしい。
「万葉集」の頃は白梅が、平安時代になると紅梅がもてはやされた。
万葉集では梅について百首以上が詠まれており、
植物の中では萩に次いで多い。

・幹がゴツゴツしているのが梅の特徴。
花を見ただけでは桜などと区別がつきにくい。
・実が梅干しとなる(白梅の場合)。
梅雨の頃に収穫する(梅干し、おいしいです)。
江戸時代には、各藩が非常食として梅干を作る
ことを奨励したため、梅林が全国で見られるよう
になった。
ちなみに「梅雨(つゆ)」の名の由来は、
梅の実がなる頃に雨が多いかららしい。
・梅の字は「母」の字を含むが、中国ではつわりの
ときに梅の実を食べる習慣があるとのこと。

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:ハナアナナス    花言葉:たくわえる

  今日の一句:遠くまで歩きて日脚伸びにけり   雨宮きぬよ    

  (NHKラジオ深夜便から引用)

オキザリス・バーシーカラー

2011年01月26日 | Weblog
家の近所に色んな花の名前を教えてくれるオバサンが居る。そのお宅に万作(まんさく)の木があるので、今年は未だ咲かないのかどうか聞きに行ったところ、まだ蕾も出ていないということだった。その代わりという訳ではないが、可愛いオキザリス・バーシーカラーが咲いているということを知らせて貰った。なかなかカラフルでキュートな咲きっぷりでお庭を華やかに彩っていた。オキザリスと聞くと、葉の形が「白詰草(クローバー)」に似ているのが一般的である。これは、キット新しい品種なのかも知れない。

オキザリス バーシーカラー・酢漿草(かたばみ)科。
・学名 Oxalis corymbosa (紫カタバミ)
Oxalis articulata(芋カタバミ)
Oxalis : カタバミ属
corymbosa : 散房花序の
articulata : 節目がある
Oxalis(オキザリス)は、ギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」が語源。
葉や茎に蓚酸(しゅうさん)を含み酸味があることから。

・春から夏にかけて開花。
でもほぼ1年中、どこかで見かける。
開花するのは昼間だけ。夜は閉じる。
・葉は3枚。
、葉の形は「白詰草(クローバー)」に似ている。

・花は「かたばみ」にそっくりだが、オキザリスは「かたばみ」に比べて花が
大きいので別ページにし、また品種も多いので「オキザリス」との名前のページにしました。
・品種はいっぱいある。
「紫酢漿草(むらさきかたばみ)」
「芋酢漿草(いもかたばみ)」
「大黄花酢漿草(おおきばなかたばみ)」など。
よく見かけるのは
「紫酢漿草」と「芋酢漿草」だが、両者区別しにくい。
両者ともピンク色の花びら。
(紫~は、花びらの中央がうすいピンク、
芋~は、花びらの中央が濃いピンク)
なお、「酢漿草(かたばみ)」は「傍食」「片喰」「片食」とも書く。

・sorrel は「すいば、かたばみ」の意味。
・10月1日の誕生花(オキザリス)
・花言葉は「喜び、母親の優しさ」(オキザリス)

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:エンドウ   花言葉:未来の喜び

  今日の一句:豌豆の咲く土ぬくく小雨やむ    飯田蛇笏

  (NHKラジオ深夜便から引用)

クリスマスカクタス

2011年01月25日 | Weblog
これは、我が家で咲いたクリスマスカクタス(蝦蛄葉サボテン)である。いま丁度、真っ盛りと言うところである。もう何年経ったかよく判らないが、毎年綺麗な花を咲かせてくれる。栽培方法は、このインターネットで色々な知恵を授けて頂いたお陰である。本来だとクリスマス頃に咲くと言われるが、我が家のものは、もしかして蟹葉サボテンなのかも知れない。


クリスマスカクタス(蝦蛄葉サボテン)・サボテン科。
・学名 Zygocactus truncatus(蝦蛄葉サボテン)
(Schlumbergera属 との説もあり)
Zygocactus : ジゴカクタス属
truncatus : 切られた形の
Zygocactus(ジゴカクタス)は、ギリシャ語の
「zygos(対をなす)+ cactus(サボテン)」が語源。
ふしぶしに、対になった刺状突起があることから。

・開花時期は、11/10頃~翌1/10頃。
・ブラジル原産。明治時代に渡来。
・茎は四方に垂れ下がる。
・花は茎先に段々に咲く。咲き始めが見事。
色はピンクや赤。
・茎が、海老に似た「蝦蛄(しゃこ)」
(寿司ネタで有名)に似ているところから命名された。
また、ことわざで「蝦蛄で鯛を釣る」
(少ない元手で大きな利を得ること)というのがある。

・別名 「クリスマスカクタス」
クリスマスの頃に咲くサボテン、の意。
・デンマークで品種改良された「デンマークカクタス」も
花屋さんでよく見かける。
これも蝦蛄葉サボテンの一種。
(というか、「蝦蛄葉サボテン」と「デンマークカクタス」は
違いがなかなかわからない♪)
・「蟹葉(かにば)サボテン」というのも蝦蛄葉に似ているが、
蟹葉サボテンは茎部分にはトゲトゲがなく、 開花時期は2~3月頃で蝦蛄葉より遅いので両者区別できる。

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:キンカン   花言葉:思い出

  今日の一句:とっぷりと後ろ暮れゐし焚火かな    松本たかし

  (NHKラジオ深夜便から引用)

沈丁花(じんちょうげ)

2011年01月24日 | Weblog
この沈丁花は、「無い物は無いが、あるものは何でもある。」と豪語している友人の処で咲いていたものである。かって我が家にも、この沈丁花の赤と白色があったが、引っ越しや植え替えのため全滅してしまった。この花は、挿し木などで簡単に育つのに植え変えたりすると直ぐ枯れてしまうようだ。良い匂いを発散するだけあって、或いは、繊細な植物なのかも知れない。

沈丁花(じんちょうげ)・沈丁花(じんちょうげ)科。
・学名 Daphne odora
Daphne : ジンチョウゲ属
odora : 芳香のある、香りのいい
Daphne(ダフネ)は、ギリシャ神話の女神の名で、
「月桂樹(げっけいじゅ)」のギリシャ名でもある。
葉の形が似ていることから、ジンチョウゲ属の属名にも使われるようになった。

・開花時期は、 2/25頃~ 3/ 末頃。
3月の開花ラッシュの始まりを告げる花。(と、私は思っています)
・中国原産。室町時代に渡来した。
・花芽は、前年の秋にはできているが
実際に咲き出すまでに寒い中3ヶ月ほどを花芽のまま過ごす。
外側はピンクで内側は白い。
外側、内側ともに白い種類もある。

・香りは沈香(じんこう)という香りに似ており、葉の形が丁子(ちょうじ)という
植物に似ているところから”沈丁花”に。
遠くにいても匂ってくる。
秋の金木犀と同じぐらい香る。
・枝の繊維は紙の原料にもなる。
・「ちんちょうげ」と呼ぶ人もいる。
・漢名は「瑞香(ずいこう)」。
・3月23日の誕生花
・花言葉は「優しさ、おとなしさ」

・「沈丁花 いまだは咲かぬ 葉がくれの
くれなゐ蕾(つぼみ) 匂ひこぼるる」
若山牧水

「沈丁花 みだれて咲ける 森にゆき
わが恋人は 死になむといふ」
若山牧水

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:ミスミソウ、雪割草   花言葉:内緒、優雅

  今日の一句:寒晴れの逃げも隠れもできぬ空    黛まどか

  (NHKラジオ深夜便から引用)

雪中花(せっちゅうか)

2011年01月23日 | Weblog
雪中花は、水仙の別名。あえて優雅な雪中花をタイトルとした。
この花は、紛れもなく日本水仙である。この水仙は、派手ではないが馨しい匂いを破産させている優雅な花でもある。そして散歩の道すがら一番目立っている花でもある。今回は、特に親しみを込めて表題を「雪中花(せっちゅうか)とさせて貰ったのである。


雪中花(せっちゅうか)(水仙)・彼岸花(ひがんばな)科。
・学名 Narcissus tazetta var. chinensis
(日本水仙)
Narcissus : スイセン属
tazetta : 小さいコーヒー茶碗
(イタリア語)
chinensis : 中国の
Narcissus(ナルキッサス、ナルシサス)は
ギリシャ神話の美少年の名前にちなむ。

・開花時期は、12/15頃~翌4/20頃。
早咲きものは正月前にはすでに咲き出して
いる(「日本水仙」「房咲き水仙」などの
早咲き系は12月から2月頃に開花)。
3月中旬頃から咲き出すものは花がひとまわり大きいものが多い。
(「ラッパ水仙」や「口紅水仙」などの遅咲き系は、3月から4月頃に開花)
・地中海沿岸原産。平安末期に中国から渡来。

・漢名の「水仙」を音読みして「すいせん」になった。漢名は「仙人は、天にあるを天仙、
地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典から。
きれいな花の姿と芳香がまるで「仙人」のようなところから命名された。
・学名でもある英名「ナルシサス」はギリシャ神話の美少年の名前で、泉に映った自分の
姿に恋をして毎日見つめ続けたらいつのまにか1本の花になってしまった。
”ナルシスト”の名はここからくる。
・イギリスの国花の一つ。

・いろいろな種類がある。
「日本水仙(にほんずいせん)」が最もポピュラー。
・別名 「雪中花(せっちゅうか)」、
雪の中でも春の訪れを告げるので。
・福井県の県花(水仙)

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:フウキギク,サイネリア    花言葉:快活、常に輝かしく

  今日の一句:サイネリア咲くかしら咲くかしら水をやる    正木ゆう子

  (NHKラジオ深夜便から引用)