MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

紫蘭(しらん)

2013年03月31日 | Weblog
これは、蘭(らん)科、シラン属の紫色の蘭、すなわち紫蘭(しらん)という花である。この紫蘭は、散歩の道すがら道端で発見した花である。この花のネーミングは、特に説明を要しないと思うが、この花が、止血、あかぎれ、ひびに薬効があるというのは、まったくの初耳、初めて聞く話である。なお、此の紫蘭の原種は、準絶滅種に登録されているという。でも、此の園芸品種とおぼしき紫蘭は、土手にでも生えていたように自生と言った感じがしないでもないのである。



紫蘭(しらん)・蘭(らん)科。
・学名  Bletilla striata
   Bletilla : シラン属
   striata : しま模様がある
 Bletilla(ブレティラ)は、
 スペインの薬剤師の
 「Blet さん」の名前にちなむ。

・開花時期は、 4/15 ~ 6/ 5頃。
・群生しているさまは見事。
・少し湿ったところに生える。
・紫色の蘭であることから、
 この名になった。 

・球茎は「白及根(はくきゅうこん)」
 といい、
 止血、あかぎれ、
 ひびに薬効がある。
・白花の品種もある。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:カブ   花言葉:慈愛

  今日の短歌:慈しみ慎み深く咲くものよ山畑隅の蕪の黄の花     鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

河津桜(かわずさくら)

2013年03月30日 | Weblog
これは、薔薇(ばら)科、サクラ属の河津桜(かわずさくら)である。というのは、これは普通の桜より花が赤見かかっているので河津桜(かわずさくら)意外にないと思うからである。この河津桜(かわずさくら)は、我が家の前を流れている柳瀬川の下流の川岸に咲いていたものである。この桜は、「大島桜」と「寒緋桜(かんひざくら)」との自然交配というが、述べなるかな、色を見れば一目瞭然。楽しませて呉れた河津桜も、もう此れが見納めである。

河津桜(かわずさくら)・薔薇(ばら)科。
・学名  Prunus lannesiana
    cv. Kawazu-zakura
   Prunus : サクラ属
   lannesiana : 園芸家「ラネス」さんの
   Kawazu-zakura : カワヅザクラ
 Prunus(プラナス)は、ラテン古名の
 「plum(すもも)」が語源。

・南伊豆の河津地方で
 1955年頃に発見された品種。
 「大島桜」と「寒緋桜(かんひざくら)」との
 自然交配種らしい。
 たしかに花のつぼみの形は
 「寒緋桜」にそっくり。

 その河津地方では
 河津川沿いに多く植えられる。
 2月中旬頃から
 咲き始めることもあるようで
 早咲きの桜として注目を集める。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:アマナ    花言葉:運が向いてくる

  今日の一句:バスを待ち大路の春をうたがはず     石田波郷

  (NHKラジオ深夜便から引用)

珍しい木通(あけび)の花

2013年03月29日 | Weblog
これは、木通(あけび)科、アケビ属の木通(あけび)の花である。我が家の近所に、此の木通(あけび)を植えているお宅がある。その木通(あけび)が、いま丁度、花盛りといったところである。木通(あけび)の花は、ご覧の通り綺麗でるが、大きく開いた花と小さな花の集まりが必ず一緒、ワンセットという恰好である。詳しいことは判らないが、これで実を結ぶための雌雄が一対と言うことのようである。


木通(あけび)・木通(あけび)科。
・学名  Akebia quinata (木通)
  Akebia trifoliata (三葉木通)
   Akebia : アケビ属
   quinata : 五枚の小葉の
   trifoliata : 三枚の葉の

・開花時期は、 4/ 1 ~ 4/末頃。
・つる性植物。

・名前は、実が熟して割れたさまが、
 人の「あくび」に似ていることから
 「あけび」に変化していった。
 また、実は熟してくると
 ぱっくり口をあけたように 
 裂けることから、
 「開け実(あけみ)」
  →「あけび」になった、
 という説もある。

・実の白い中身は食べられる。
 つるの部分は利尿作用があり、
 漢字の「木通」は、 
 「小水が通じるつるの木」
 からきているらしい。  

・春の若菜は、”おひたし”や
 お茶(アケビ茶)に使われる。
・江戸時代は、
 実の中の種子から油を採った。

・木通の葉は5枚で丸っこく、
 三葉木通の葉は3枚で、
 ふちは波状になっている。

・「通草」とも書く。
・「実」は郁子(むべ)に似ている。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ダイコン   花言葉:適応力

  今日の一句:大原や日和定まる花大根      飯田蛇忽   

  (NHKラジオ深夜便から引用)

草木瓜(くさぼけ)

2013年03月28日 | Weblog
これは、薔薇(ばら)科、ボケ属の草木瓜(くさぼけ)である。この草木瓜(くさぼけ)は、シドメ/シドミという言い方の所もあるようである。この草木瓜は、かって野山に自生していたが、最近は、余り見掛けなくなったようである。この草木瓜(くさぼけ)が、何故か我が家に何年か前から有って、毎年、綺麗な花を咲かせてくれるのである。でも、残念ながら手入れ不十分で「地梨」(じなし)という果実がならがないのである。(普通の木瓜も、実がなることもあれば、全く実が成らないこともあるのだから。)




草木瓜(くさぼけ)・薔薇(ばら)科。
・学名  Chaenomeles japonica
   Chaenomeles : ボケ属
   japonica : 日本の
 Chaenomeles(カエノメレス)は
 ギリシャ語の 「chaino(開ける)
  + melon(リンゴ)」が語源で、
 ”裂けたリンゴ”の意味。
 
・冬から春にかけて、
 オレンジ色の花が咲く。
・盆栽としても利用される。
・枝にはトゲあり(痛いよ♪)

・別名「地梨」(じなし)。
   果実は果実酒にされる。

<木瓜と草木瓜のちがい>

【木瓜(ぼけ)】
  ・背が高い。
  ・枝のトゲはあまり目立たない。
  ・実は草木瓜の実よりも
   大きくて、色は黄色。
   縦に「彫り」が入っている。

【草木瓜(くさぼけ)】
  ・背は木瓜より低い。
  ・枝にトゲがいっぱいある。
  ・実はボケよりは小さく、
   色は黄色。
   縦に「彫り」は入っておらず、
   表面はつるつる。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:カタクリ    花言葉:初恋

  今日の一句:万葉の風に堅香子(かたかご)咲きにけり     渡辺萩風

  (NHKラジオ深夜便から引用)

風蘭(ふうらん)

2013年03月27日 | Weblog
これは、蘭(らん)科、フウラン属の風蘭(ふうらん)、別名、富貴蘭(ふうきらん)と言う花である。この風蘭(ふうらん)は、沢山種類があって、この花は、その一つということである。この風蘭(ふうらん)は、洋蘭ではないので、春蘭やセッコクなどと同じように比較的身近な蘭の花ということができよう。

風蘭(ふうらん)・蘭(らん)科。
・学名  Neofinetia falcata
   Neofinetia : フウラン属
   falcata : 鎌形の
 Neofinetia の「finetia」は、
 フランスのランの研究家
 「A.Finet」さんの名前にちなむ。
 
・樹木に着生する。
 山野にも生える。
・夏、白かピンク色の、
 変わった形の花が咲く。
・葉っぱは多肉質で固い。

・別名 「富貴蘭(ふうきらん)」

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ソメイヨシノ   花言葉:勝れた美人

  今日の一句:ちるさくら海あをければ海へちる    高屋窓秋

  (NHKラジオ深夜便から引用)

春蘭(しゅんらん)

2013年03月26日 | Weblog
これは、蘭(らん)科、シュンラン (シンビジウム)属の春蘭(しゅんらん)通称、「じじばば」という花である。この春蘭は、知人の所で咲いていたものである。この春蘭(しゅんらん)など、中国産をを含めた東洋蘭は、愛好者が沢山いらしゃるようである。蘭の収集を競い合ったり、品比べをしたり、もはや庶民には仲間に入り難いような感じになってしまったようである。ちなみに蘭を植える鉢も、美術品といった高級品が存在するというのが現状である。たかが春蘭、されど東洋蘭といったところか


春蘭(しゅんらん)・蘭(らん)科。
・学名  Cymbidium goeringii
   Cymbidium : シュンラン (シンビジウム)属
   goeringii : 採集家 「ゲーリング」さんの
 Cymbidium(シンビジウム)は、
 ギリシャ語の「cymbe(舟、ボート) + eidos(形)」が語源。
 その花の形から。
 
・開花時期は、 3/10 ~ 4/10頃。
・山野などに生える。
 花は葉と同じような色なので
 あまり目立たない。
 土筆(つくし)のように
 ひょろひょろと茎を伸ばしてくる。
・「春に咲く蘭」から「春蘭」。

・花を塩漬けにしたものを
 「蘭湯(らんゆ)」として
 祝いの席に使うことがある。

・ことわざ。
 「春蘭秋菊 倶に廃す可からず」
 (しゅんらんしゅうぎく
  ともにはいすべからず)
  = 両者ともにすぐれており
    捨てがたい、の意。

・別名 「じじばば」。
   花姿をこまかく見ていると
   上の方に、おばあさんが
    頭にかぶる”ほっかむり”、
   下の方に、おじいさんの
    ”白いひげ”、
   があることから。
   (よーく見てると
    確かにそんなかんじ♪)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ヒヤシンス   花言葉:控えめ愛

  今日の一句:春の海ひねもすのたりのたりかな   蕪村

  (NHKラジオ深夜便から引用)

龍金花(りゅうきんか)

2013年03月25日 | Weblog
これは、金鳳花(きんぽうげ)科、リュウキンカ属の龍金花(りゅうきんか)という花である。この龍金花(りゅうきんか)は、知人の庭一面に咲いていた花である。その様子は、あたかも福寿草が庭一面に咲いているように見えたのである。小生、長いこと人間をやっていて、これまで知らなかった花の一つである。若いときは、まったく草花に関心がなかったのであった。関心を持つようになったのは、リタイアして散歩するようになったからのことである。しかし、年寄りでも、草花を趣味として良く知っている方もおられるようだ。


龍金花(りゅうきんか)・金鳳花(きんぽうげ)科。
・学名  Caltha palustris
    var. membranacea (立金花)
   Caltha : リュウキンカ属
   palustris : 沼地を好む
   membranacea : 膜質の
 Caltha(カルサ)は、ラテン語で
 「強い匂いのある黄色い花」という意味。
 
・春から夏にかけて咲く。
・沼地や湿地に群生する。
 水芭蕉の咲く頃、
 一緒に咲きそろう。
・名前は、金色のような黄色の花が
 立っているように見えるところから。

・「流金花」とも書く。
 流れに沿って群生する黄金色の
 花のようすから。

・小型の花は「姫立金花(ひめりゅうきんか)」。
 ぴかぴかの花びらです。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:チューリップ    花言葉:愛の宣告、魅惑

  今日の一句:遠山に雪のまだありチューリップ    高田風人子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

三つ叉(みつまた)

2013年03月25日 | Weblog
これは、沈丁花(じんちょうげ)科、ミツマタ属の三つ叉の花である。「三つ叉」とは、楮(こうぞ)と同様、日本紙の原料、いや、日本銀行券の用紙の原料なのである。これは、その「三つ叉」の花である。この「三つ叉」は、埼玉県秩父や小川辺りではよく見掛ける木である。当然、今頃になると三つ叉の綺麗な花にお目にかかれることが出来るのである。我が家の近所でも、二三年前までは沢山見掛けるることが出来たが、何故か最近は少なくなったような気がする。その理由は、良く分からないが、生育状況、或いは、姿・形が庭木には相応しくないようなところが嫌われたのかも知れない。でも三つ叉の花は、写真の通り美しく綺麗な花なのである。


三つ叉(みつまた)・沈丁花(じんちょうげ)科。
・学名  Edgeworthia chrysantha
   Edgeworthia : ミツマタ属
   chrysantha : 黄色の花の
 Edgeworthia (エッジワーシア)は、
 イギリスの植物学者
 「Edgeworth 夫妻」の名前にちなむ。
 
・開花時期は、 3/ 5 ~ 4/10頃。
・原産地は 中国中南部、ヒマラヤ地方。
 江戸時代初期に渡来。

・花芽は、ちょっと不気味な、不思議な形。
・花は、蜂の巣がぶら下がったような形。
・枝が3本ずつ分岐する。(不思議!)
 これが名の由来♪

・樹皮には強い繊維があり、和紙の原料になる。
 しわになりにくく高級で、
 また虫害にもなりにくいので、
 1万円札などの紙幣や証紙など
 重要な書類に使われる。

 1876年(明治9年)に、
 政府印刷局で三叉を原料として
 紙幣を作ってから、
 三叉の利用度は
 非常に高くなった。
 紙幣以外でも、
 証書・地図用紙・コピー紙など
 各種の紙とその原料として
 幅広く使われている。

・「三椏」とも書く。
 「椏」は”あ”とも読み、
 「木の股」の意味がある。
 
・「赤花三叉(あかばなみつまた)」は、
 戦後、愛媛県の栽培地で発見され、
 今では黄色花とともに
 よく栽培されている。

・「春されば
  まず三枝(さきくさ)の
  幸(さき)くあらば 後(のち)にも逢はむ
  な恋(こ)ひそ 吾妹(わぎも)」     柿本人麻呂

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:レンギョウ   花言葉:達せられた希望、情け深い

  今日の一句:連翹に挨拶ほどの軽(かろ)き風    遠藤悟逸

  (NHKラジオ深夜便から引用)

ルピナス

2013年03月23日 | Weblog
これは、豆(まめ)科、ハウチワマメ属のルピナスという花である。散歩の途中、知人宅で咲いていた花を発見、珍しいのでデジカメに収めさせてもらったものである。この頃は、何処も彼処も花一杯で一体何を取り上げたら良いか迷ってしまうほどである。したがって、本日は、比較的豪華な花、此の大きなルピナスを取り上げたような次第である。


ルピナス・豆(まめ)科。
・学名  Lupinus : ハウチワマメ属
 Lupinus(ルピナス)は、
 ラテン語の「lupus(オオカミ)」が語源。
 どんな土地にも育つたくましさからつけられた。
 
・たくさん種類がある。
・葉っぱは9~13枚。
 一律ではないようだ。
・ピンク、紫色などの色の小花を
 いっぱいつける。

・古代エジプト時代から
 栽培されている古参植物。
 食用、石鹸、薬草、牧草と
 幅広く使われてきた。

・別名 「昇藤(のぼりふじ)」
   藤に似た花が逆さに立って
   咲くところから。

・4月30日の誕生花(ルピナス)
・花言葉は 「多くの仲間」(ルピナス)

  (移設の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ムスカリ    花言葉:夢にかける思い

  今日の一句:春の月さはらば雫たりぬべし    一茶

  (NHKラジオ深夜便から引用)

連翹(れんぎょう)の花が満開

2013年03月22日 | Weblog
これは、木犀(もくせい)科、レンギョウ属の連翹(れんぎょう)という花である。いま此の連翹(れんぎょう)は、散歩の道すがら道端の何処、彼処、至る所で黄色い花を咲かせている。この連翹(れんぎょう)の花は、真っ黄色の花が目に鮮やかに映えるのである。この連翹(れんぎょう)には、支那連翹、朝鮮連翹があるらしいが、われわれ素人には識別が難しいらしい。この花も、あっという間に緑の葉がでて、お終いになってしまうのである。


連翹(れんぎょう)・木犀(もくせい)科。
・学名  Forsythia suspensa(連翹)
  Forsythia viridissima (支那連翹)
  Forsythia koreana   (朝鮮連翹)
   Forsythia : レンギョウ属
   suspensa : 吊るした
   viridissima : 濃緑色の
   koreana : 朝鮮の
 Forsythia(フォルシシア)は、
 18世紀のイギリスの園芸家
 「Forsyth (フォーサイス)さん」の
 名前にちなむ。
 
・開花時期は、 3/20 ~ 4/20頃。
・古名は「鼬草」(いたちぐさ)。
・中国が原産地。
・たくさんの花で
 まっ黄色に染まるのが
 とても美しい。

・ふつうの「連翹」と、
 「支那連翹(しなれんぎょう)」、
 「朝鮮連翹(ちょうせんれんぎょう)」の
 3種類がよく知られている。(見分け方は難しそうです)。

 「連翹」   → 丸っこい花びら。
 「支那連翹」 → 細長い花びら。
 「朝鮮連翹」 → 細長い花びら。枝が湾曲する。

・本来「連翹」とは
 巴草(ともえそう)を
 さしていたが、
 今の連翹の木に誤用され、
 以来この木が「連翹」の名で
 呼ばれるようになった。

・1月24日の誕生花。
・花言葉は「集中力」。

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:ミツバツツジ    花言葉:節制

  今日の一句:春雷は空にあそびて地に降りず     福田甲子雄

  (NHKラジオ深夜便から引用)