上武散歩道

ダイエットのため毎日徘徊。
足で見つけた群馬と埼玉の情報を
綴ってみます。

渋川市 旧子持村 三宿を巡る Ⅲ 横堀宿

2011-07-19 20:23:55 | 上州の道
今日はもうひとつ。

北牧宿の続き。
北牧宿を出てR353を西へ数百m。



右折して県道36号を高山方面へ。

もちろんずっと上り坂。



こんな道を2kmちょっと登っていくと、
例の看板が出ています。



平面の無い坂道に横堀宿があったようです。



・・・って何も無いじゃん!
ここをもう少し登ってみると。



ああ、灯篭と案内板が見えるけど、それだけだね。

史跡めぐりのスタンプ。

横堀宿は北牧宿と高山村の中山宿の間に位置する宿場になります。
・・が、今は往時のものは残されていないように見えます。

案内板のある家に巨大なスズメバチの巣が!!


まあ、これ魔よけの意味があるんですよね。
確かにあの巣の中に魔物といえども入れないでしょう。



これが、さっきのスズメバチの巣のあった家の全景。
なかなか立派です。
それもそのはず・・・



屋根に丸に本とあるのがわかりますか?
こちらは本陣だったようです。
江戸時代は参勤交代が有りましたから、
お殿様も江戸まで行かねばならないわけです。
そこで、お殿様一行が入る宿が「本陣」というわけです。
「本陣」は戦のときも大将のいる場所ですね。

意外なものが残っていました。

このあとは吾妻川を渡りますが、また後日。

ところで・・・白井宿、北牧宿、横堀宿と歩いてきましたが、
実は白井宿だけ・・・宿場町では有りません。
その証拠に、白井宿には本陣の後が有りません。
と言うことは、お殿様が泊まらなかったというわけで
宿場ではない、ということになります。

まあ、宿場らしいと言えば、そういうつくりでは有りますがね・・・

熊谷市 旧妻沼町 梅月堂の縁結び最中とえんむちゃんドラ焼き

2011-07-19 20:04:15 | 武州のおいしいモノ
大型で強い台風六号が四国に接近しています。

勤務を終えて前橋から深谷へ向かう途中、
雨風が強くなったり止まったりと、
まさに台風の様相を示し始めている。

進路予想では直撃は避けられそうだけれど
少しずれたらどうなることか・・・
そうでなくても雨の被害が心配です。

さて、それではめぬま夏祭りの続き。

飾り神輿を見送りて、貴惣門へとふらりふらりと散策しけるとき、
オクサマの「おいしいあんこが食べたい」とのたまひき。

最近、彼女は団子や和菓子にはまっている。

・・丸岡さんはすでに通り過ぎたし・・・

そういえば貴惣門の外側に赤い日毛氈を敷いてあったような。



こちら、梅月堂さん。ショー・ケースの中には
揚げまんじゅう、鹿の子や黄身しぐれ、錦玉などの上生菓子に混じって
大和芋を使ったサブレや、ドラ焼きなどが入っています。

オクサマは上和菓子に見とれていますが・・・結局この二点。

左がえんむちゃんドラ焼き。
右は縁結び最中。
縁結び最中は丸岡堂さんでも見たような・・・

店の片隅にテーブルが用意してあるので、そちらでいただきます。
先ずは縁結び最中。



歓喜天さまの好物にして、聖天様の象徴、二又大根が描かれています。
真ん中に「縁結び」、下に「梅月堂」と入っています。

割ってみると、


皮は薄めで、さっくりとした歯ざわりに焼きあがっています。
餡はねっとりとした粒餡で、水あめ使ってるかな?
甘みも強めですが、癖があるようには感じない。

続いてえんむちゃんドラ焼き。


丸岡堂さんのえんむちゃんまんじゅうと同じく、
えんむちゃんの焼印が押されています。
幾分小ぶりに見えますが、



けっこうな厚みとずっしりとした重みです。
割ってみると・・・



ふかふかの生地と、甘み控え目の餡がぎっしり。
生地自体も甘みは抑えてあるので、思ったよりもおなかにたまらないかも。

最中とドラ焼きと餡の性格はずいぶん違うけれど、
どちらもおいしい。
みんなちがって、みんないい。

テーブルの上においてあった大和芋のサブレの試食品。

秋になったら、外の緋毛氈に腰掛けて、
景色を愛でながら、渋茶で上生菓子なんてのもいいですなあ。