上武散歩道

ダイエットのため毎日徘徊。
足で見つけた群馬と埼玉の情報を
綴ってみます。

17週間

2011-07-08 21:11:54 | その他
東北地方太平洋沖地震から17週間。

今日から、前橋、深谷両市で三日間、七夕祭りが行われている。
お祭りの人ごみがちょっと苦手な僕は、出かけないでいる。

今年は祭りや花火大会が自粛されるところも多いようだ。
気持ちはわからないでもないし、
僕もお祭りや花火を心から楽しむことは多分出来ないだろう。

でも、花火や祭りは鎮魂の意味もあるのだと思う。
祭りはもちろん、大地の豊穣を祈り、感謝するものが多いが、
盆踊りなどは盂蘭盆会のころに行われ、死者の魂を慰めるものなのだと思う。
花火大会も、盂蘭盆会のころに行われるのが多いのも、
きっと鎮魂のためなのだろう。

祭りの賑やかな一面だけを見て、楽しむのは申し訳ない、
と思うのは祭りの本質を見失っているのではないだろうか、
そう考えるようになった。

もちろん、賑やかなだけの祭りが無いわけではないのだろうが。

僕の地元渋川市。
毎年行われているへそ祭り。



腹に絵を描き、「へそ出せ、よいよい」と踊るなんともユーモラスな祭りも、
今年は7月23日の一日だけの開催となったようだ。
ポスターには東日本大震災復興祈念とある。

この祭りは、渋川市が「ほぼ」日本の真ん中にあることから始まった祭りで、
今年、23回目を迎える。

へそ踊りなどは北海道の真ん中、富良野のへそ祭りに酷似している。
このまつりが果たして鎮魂足りえるかは僕にはわからない。

ただ、祭りを通して、生を実感し、感謝することは出来るのではないかと思っている。


渋川市にあるへそ石。



こちらはへそ地蔵。



どちらも、日本の真ん中に位置することをアピールするもの。



北緯36度29分、東経139度0分。
正確には違うのだろうが、こういうのは言ったもの勝ち。

あまりとくいな人ごみではないが、今年はその中に出かけてみようかと思う。