三寒四温とはよく言ったもので、昨日のぽかぽか陽気から一転、
冷たい雨の一日となりました。
・・なのに「春近し」?
画像は土曜日に実家のある渋川市で撮ったものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/d3/3a00c05123b818b3e22b4d3fce0a0f99.jpg)
最近はこういう素掘りの土水路は殆ど見かけません。
いや、榛名山の東麓は二ツ岳の噴火の影響で、軽石が厚く積もり、
稲作にはあまり向かない土地柄。
そこでワタクシが物心つくころにはすでに群馬用水によるパイプライン化が進み、
多くの田んぼは水道の蛇口をひねるようにして灌漑されていました。
そんな中でこのような土水路はとても貴重な遊び場でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/fc/d8328712b72e6f37f8a3c0add1c8af13.jpg)
春が近くなり、土をかき、育った水草を引き抜いて準備万端、
あとは気温が上がるのを待っています。
こういった手間もあって、水路がコンクリートになっていったんだろうなあ。
水路を覗くと・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/73/9dfe1bd0a7a2d1405943ca43e9f23e4a.jpg)
ドジョウさんがお昼寝中。
けっこう大物ですね。
死んでいるのではなく、寝ているだけ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/e6/776e00772d3a9b870a34489471f6dc2f.jpg)
ほら、動いた。
ここは最終的には吾妻川に注ぎます。
吾妻川は中和されるようになる前は酸性が強く、魚のすめない死の川でした。
もしもこのドジョウたちが人間に放されたものでないとしたら・・
吾妻川に酸性の水が流れ込むようになったその前にここに辿り着き、
命をつないできたと言うことになります。
悠久の時の流れを感じますね。
そのころはまだ田んぼなどなく、このあたりは湿地で
そこで生活していたのでしょう。
この用水路は先に
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/16/cf6cc209418286c558471dda872a2444.jpg)
滾々と自噴する水源があるのです。
この日はよい天気で水量も多く、とても美しい光景でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/78/d4c325bab750757a06ecb9716ad9e7b5.jpg)
この水は枯れることがないので、きっと太古の昔、ここは湿地帯だったはず。
今は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/59/4cab25c121e8fda2654c1d99787ea77c.jpg)
湿地のかわりに、この田んぼと用水路を行き来して命をつないでいます。
暖かくなると、水とともに田んぼに入って繁殖し、
田んぼの水が落ちるのとともに用水路に戻ったドジョウが
次の年に命をつなぐのです。
「はーるになれば、すがこも溶けて、どじょっこだのふなっこだの・・・」
私の遊び場はこんな小さな土水路。
鮒っ子を見たのは結構大きくなってからでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/3d/97210aaa0f5dcf4a909f7591f97bc0ca.jpg)
今頃梅の花も冷たい雨に震えているんだろうな・・・
冷たい雨の一日となりました。
・・なのに「春近し」?
画像は土曜日に実家のある渋川市で撮ったものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/d3/3a00c05123b818b3e22b4d3fce0a0f99.jpg)
最近はこういう素掘りの土水路は殆ど見かけません。
いや、榛名山の東麓は二ツ岳の噴火の影響で、軽石が厚く積もり、
稲作にはあまり向かない土地柄。
そこでワタクシが物心つくころにはすでに群馬用水によるパイプライン化が進み、
多くの田んぼは水道の蛇口をひねるようにして灌漑されていました。
そんな中でこのような土水路はとても貴重な遊び場でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/fc/d8328712b72e6f37f8a3c0add1c8af13.jpg)
春が近くなり、土をかき、育った水草を引き抜いて準備万端、
あとは気温が上がるのを待っています。
こういった手間もあって、水路がコンクリートになっていったんだろうなあ。
水路を覗くと・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/73/9dfe1bd0a7a2d1405943ca43e9f23e4a.jpg)
ドジョウさんがお昼寝中。
けっこう大物ですね。
死んでいるのではなく、寝ているだけ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/e6/776e00772d3a9b870a34489471f6dc2f.jpg)
ほら、動いた。
ここは最終的には吾妻川に注ぎます。
吾妻川は中和されるようになる前は酸性が強く、魚のすめない死の川でした。
もしもこのドジョウたちが人間に放されたものでないとしたら・・
吾妻川に酸性の水が流れ込むようになったその前にここに辿り着き、
命をつないできたと言うことになります。
悠久の時の流れを感じますね。
そのころはまだ田んぼなどなく、このあたりは湿地で
そこで生活していたのでしょう。
この用水路は先に
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/16/cf6cc209418286c558471dda872a2444.jpg)
滾々と自噴する水源があるのです。
この日はよい天気で水量も多く、とても美しい光景でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/78/d4c325bab750757a06ecb9716ad9e7b5.jpg)
この水は枯れることがないので、きっと太古の昔、ここは湿地帯だったはず。
今は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/59/4cab25c121e8fda2654c1d99787ea77c.jpg)
湿地のかわりに、この田んぼと用水路を行き来して命をつないでいます。
暖かくなると、水とともに田んぼに入って繁殖し、
田んぼの水が落ちるのとともに用水路に戻ったドジョウが
次の年に命をつなぐのです。
「はーるになれば、すがこも溶けて、どじょっこだのふなっこだの・・・」
私の遊び場はこんな小さな土水路。
鮒っ子を見たのは結構大きくなってからでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/3d/97210aaa0f5dcf4a909f7591f97bc0ca.jpg)
今頃梅の花も冷たい雨に震えているんだろうな・・・