上武散歩道

ダイエットのため毎日徘徊。
足で見つけた群馬と埼玉の情報を
綴ってみます。

十五夜の野分

2012-09-30 20:36:08 | 雑記
今日は仲秋の名月、十五夜ですが、台風17号が接近していて風雨が強まってきています。
「野分」は台風の古名ですね。

それでもとりあえず・・・



団子・栗・ススキを用意しました。
兼好法師も「月はくまなきをみるものかは」と言っているし、心眼で月見をしよう。

団子はサトイモから変わったもの、ススキは稲に見立てたもの、そして栗とすべて秋の実りを月にお供えし、秋の恵みに感謝する新嘗祭のような意味もあったのかな?

ところで・・・上記の三つのうちひとつ間違いが。
・・・団子?
確かに僕の故郷では団子ではなくまんじゅうをお供えしてしていたけれど・・・

右の「ススキ」が多分違う。
これ・・・



多分「葦」、だね?
午前中、雨が降り出す前に利根川ベリから持ってきた。
背が高すぎるとは思ったんだよなあ。
株にもなってなかったし・・・

まあ、ススキが見当たらなかったので敢えてもってきたんだけどね。

それにしても、右下に移りこんでいるセイダカアワダチソウ・・・
邪魔な帰化植物だねぇ・・・
昔はここ一面葦原だったんだろうに・・・



午後は一転して



こんな曇り空になり雨風が強まった。



このお団子は深谷市の旧中山道沿いにある和菓子屋さん「栄寿堂」さんで買ってきた。
大・中・小と三種類の大きさがある内の「小」。
因みに一個百円。



つやつやの肌。



中には何も入っていないので、食べるときは味付けしないとかなぁ。

実は、故郷と同じく月見まんじゅうも。



僕の実家では作るのはもっと黄色くて硬いけれど、おんなじ炭酸饅頭。






中身は粒餡。
甘さもあるけれど、しっかりとあずきの味がする。

十五夜は降られてしまいましたが、来月の十三夜で秋の実りを寿ぎましょう。

田園風景。

2012-09-29 19:45:37 | 上州の道
よく晴れて、久々に車の外気計が30℃を越えました。
ここのところ涼しくなってきていたので、ちょっと身にこたえる暑さでした。
台風が南の空気を送り込んできているようですね。

明日の午後から夜にかけて関東でも台風の接近の知らせが出ているので、準備に実家へ行ってきた。
その合間に周囲を散歩。

ようやく稲刈りが始まったようで、はさがけされた田んぼも。



これ、台風が心配。
このままじゃ飛ばされちゃうよね、稲・・・




また別の田んぼ。
さっきの田んぼのはさがけは鉄製のはさにかけていたけれど、こちらは木製。
奥には子持山。
これで左下の作業小屋の上部が写っていなければすごく好きな風景になるけど、なかなかフレームからはずせなかった。

次はこんにゃく畑。



奥に見えているのは榛名山。
上のほうは雲の中。
分かり難いけれど、中央右に伊香保温泉街、中央左に渋川スカイランドパークの観覧車が写っている。

稲よりもこちらの方が心配。
風には弱いんだよね、こんにゃく・・・

子持山や榛名山、赤城山なんかは僕にとってふるさとの山。
この三座が見慣れた形で見慣れた方向に、見慣れた大きさで鎮座しているととても落ち着く。

ふるさとの山に向かひて
言ふことなし
ふるさとの山はありがたきかな 石川啄木

実家の周りを歩いていると・・・



大きなカタツムリ。


こちらは



白いキノコ。
この画像から見ると雑木林の下草の間から顔を出しているように見えるけれど・・・
これ、未舗装の小さな道路に生えている。
どれだけ車が通らないかお分かりいただけましたか・・・・

明日は中秋の名月ですが、台風が到来しそうな予報です。
実家から栗をもらってきたので、ススキと団子を調達しようかと思っていたのですが・・・
大きな被害が出ませんように。

バッタ。

2012-09-28 21:46:59 | ムシムシ大行進
先日、利根川ベリを歩いていたときのこと。
ここのところ見かける虫と言えば、圧倒的にバッタが多い。



緑色のトノサマバッタ。
一番見分けがつけやすい。

僕の足元から無数に飛び立ち、石の多いところに降りてくれれば発見も簡単。


こちらは褐色型?

よく見ると左の後脚がない。
この色のバッタはここでは一瞬見失ってしまう。

こちらは・・・



上のバッタとよく似ているけれど、何かが違う(無いのが右の後脚ということ除いて)。

頭が大きいし、写真では分かり難いけれどだいぶ小型。
後脚が赤いのも違う。

手元に図鑑がないのでなんとも・・・

もうすぐ10月になる。
だんだんと虫たちも減っていくんだろうなぁ・・

今夜の月。



薄雲の向こうにちょっとだけかけた月が見える。



明後日が仲秋の名月、と言うことは今夜の月齢は13。
一ヵ月後は十三夜ということになる。
欠けたところがない月も良いけれど、日本人って不完全なものを好むのが面白い。

利根川べりのススキもだいぶ穂が出てきているので、お供えしてみましょうか。
間違えて、葦の穂を取ってきたりして・・・

81週間

2012-09-28 21:32:03 | その他
東北地方太平洋沖地震から81週間。

ようやく陽気が秋めいてきた。

沖縄付近の台風17号が週明けにもこちらに来るようで心配になる。
それにしても、今年の沖縄は台風が多い。

今年も自然の脅威に心を悩ます年になってしまったようだ。

最強の生物

2012-09-27 20:05:43 | ムシムシ大行進
今日も過ごしやすい一日となりましたが、朝晩と日中の気温差が大きすぎてきついです。

早朝散歩のころが、日の出の時間と重なってきた。





はいたような雲が、秋を感じさせる。

・・ところで、日本の生き物で最も怖い物は何だろう?

クマ?
イノシシ?
マムシ?

最近行っていないけれど、山に入ることが多いとこの辺とは出会うことが多いし、もちろん怖い。

でも、僕が一番怖いのは今朝であったこの生物。





さすがに朝が遅くて暗いので、フラッシュを使わないと写らないけれど・・・



スズメバチ。
小さいけれど一刺しが強力で死亡することもあるし、何より空を飛んでいるから逃げにくい。
どこまでも追っかけてくるし・・・
スズメバチの重低音の羽音と、カチカチというあごの音が聞こえるともう足がすくんで・・・

クマは時季に注意すれば、結構向こうから逃げてくれる。
実際に30mくらい離れてであったときも逃げてくれるし、マムシも足元を注意していると、結構大丈夫だけれど、スズメバチは・・・


しきりに花の蜜を吸うスズメバチ。

お尻から、水滴のようなものをたらしていたけれど何だろう?

結構近づいて撮影していたら、この後こっちに飛んできて顔が引きつりました。


花粉がいっぱいついている。
受粉のお手伝いもできているようですが、できれば集団でいるところにはお会いしたくない方々です・・・