上武散歩道

ダイエットのため毎日徘徊。
足で見つけた群馬と埼玉の情報を
綴ってみます。

秘峰 皇海山を登る④ 鋸山へ。そして下山。

2010-09-21 20:00:46 | 上州の山
こんばんは。今日も暑かったですねえ。明日は中秋の名月だというのに・・・

さて、昨日の続きです。
愛媛の老夫婦の、「私たちは鋸山に登ってみようと思っています」、の言葉に奥様の目が、きらーんと光ったのですが・・・

「まだ、時間もあるし、私たちも言ってみようか」
うーん。そうくると思ったんだよなあ・・
時間的にも、体力的にも何の問題もないのですが、何の下調べもしていないので、どんな山で、どんな道なのか、さっぱりわかりません。そこが不安なところです。
何せ、標高すらわからない・・・

とりあえず、ご夫婦に挨拶をして、先に不動沢のコルに戻ります。

不動沢のコルから見た、鋸山。
 
あの鋭鋒にこれから登るのかあ・・・
最初はそんなに急な道でもなかったんですがねぇ・・

笹と広葉樹の道を歩いていくと・・・

    

次々と鎖場が現れます。

そして仕上げが

これ。
15mほどの鎖場です。
これは獅子岩でもちょっと腰が引けます。
おまけに大分ザレてるし・・・

を登れば頂上です。
因みに奥様はこういった鎖場が苦手なので、サポートしながら登ります。
獅子岩はこういう鎖場で鎖やロープをつかまずにフリークライムのように登ります。
いつ誰がつけたかわからないロープに命は預けられません・・・

15mほど最後の鎖場を過ぎると・・・


鋸山の頂上です。標高1998m。あと2mで2000mなのに。惜しいなあ。

鋸山は山頂からの眺望がとてもよいです。

上州武尊山。


鋸山から庚申山方面。以前はあんな向こうから登らないと、皇海山には登れなかったんだなあ・・

そして、

さっき登った皇海山。
もっさり、どっしりした山容です。
もしも鋸山に登らなければ、皇海山の印象は、もしかしたら林道だけだったかもしれません。
使い古された表現ですが、山、高きゆえに尊からず。森深きゆえに尊し、を実感できる山でした。

さあ、下山しましょう。
鎖場は下りのほうが怖いし、危険です。
先ほどのご夫婦とすれ違います。あの鎖場を登れるのかなあ。

下る間に一度、違う谷間に入ってしまい、夫婦そろって、遭難しかけました。

不動沢のコルを通過して、登山口に戻り、時計を見ると12時前でした。

今回のコースタイム
登山口(0:45)中間点(0:25)不動沢のコル(0:40)山頂(30分休憩)(1:15)鋸山頂(休憩15分)(0:30)不動沢のコル(1:00)登山口
合計5時間20分(休憩込み)

皇海山で出会った花々。

ヤマトリカブト。こんな湿地帯の日陰によくがんばって咲いていました。


ミヤマアキノキリンソウかなあ?


まったくわかりません。
獅子岩は植物は素人なので、突っ込み、ご教授お待ちしています。