上武散歩道

ダイエットのため毎日徘徊。
足で見つけた群馬と埼玉の情報を
綴ってみます。

碓氷峠の関所破り 旧中仙道を歩く②

2010-09-12 20:20:56 | 上州の道
こんばんは。今日も暑かったですね。

この中山道を歩いた日も扱ったのですが・・・

昨日の刎石坂の覗きを通り過ぎてしばらく山道を登っていくと・・

井戸が現れます。これは弘法の井戸。
弘法大師が湧かせた井戸、とのことです。この手の伝説はあちこちにありますが、弘法大師(空海)=唐への留学僧=最新の土木技術と言うつながりからきているのでしょうね。


滾々と今でも水が湧いています。冷たい水でした。


漸く、往時の賑わいを感じられる場所に出ました。
こちらは
四軒茶屋跡。峠を登る旅人に腹いっぱい食べてもらうために四軒の茶屋があったそうです。ヶ役に言うと、空腹だとこの先進めないほどの坂道、ということですが、どうしましょう?yさせるためにわざと空腹で着てるんですけど?


漸く平らな道に出ました。
この先に、


碓氷峠の関所が設置されていたようです。今は東屋の休憩施設があるだけです。
すいませーん。番士の方いますか?いないようですね?
仕方がない、ここは詮議を受けないで、関所を通過しましょう。
通行手形も持ってないし、関所破りですが、仕方ないですね。
追っ手がかからないと良いのですが・・
まあ、「入り鉄砲に出女」と言いますが、今日はどちらもないので、大丈夫でしょう。


この関所まで坂本宿から2.5km、まだいりも来てないんですね。あちらまでは1里半の上・・・

関所を破ってしばらく進むと・・

両側が切れ落ちたような場所に出ます。ここは掘り切り。
秀吉の北条討伐の際、松井田城主、大道寺政繁は、ここに拠って戦おうとしたようです。
確かにここなら一人ずつしか通れませんから、数に劣る場合には良い着眼点ですね。

と言うより、こんな狭い道を、軍勢が進んでいたとは・・
結局、討伐軍を支えることはできなかったわけですが・・・
実際に歩いてみると、歴史を肌で感じることができるんですね・・(つづく)