上武散歩道

ダイエットのため毎日徘徊。
足で見つけた群馬と埼玉の情報を
綴ってみます。

秘峰 皇海山を登る ② 苔むす山

2010-09-19 21:22:50 | 上州の山
こんばんは。昨日の記事は「登る」とありながら、ほとんど登ってませんでしたね。

今日は尾瀬に行ってきました。そこで、感動的なものを見ることができました。
今度報告します。それにしても、いつになったら夏の記事が終わるのか・・(山ばっかり行ってるから・・)

さて、皇海山の続きです。
この山の植生は・・・

白樺や岳カンバ、ほかに米栂、落葉松が中心です。
落葉松は植林でしょうから、ほかのものが原生でしょう。

さてさて、奥様が先に準備できたようですので、先に出発してもらいましょう。

この山は、沢沿いを歩くので、最初にここを渡渉します。


奥様を抜いて、先を進むパーティも抜きます。
このパーティから「さっきの女の子(!)来るかしらねえ」と聞こえてきます。
「かみさんは後から来ますよ。」
「え?おいてっちゃうの?」
「はい」
エーと、説明します。
うちの奥様は山の実力は何の心配もいりません。
そして本人が言うのですが、お互いに山慣れしているので、ペースをあわせて疲れるよりも、自分のペースで行ったほうがいい。とのことです。
獅子岩も歩くペースは速いですが、あちこちで写真を撮るので、トータルでは対して変わらないのですが、そのほうがありがたいのです。
まあ、ソロが二人一台の車で来て、何箇所かで同じ山を味わう、のがスタイルです。

さて、この山はずっと沢沿い、沢の中、枯れ沢の中を歩くことになります。
登山口の注意書きは、谷に入らないこと、とありますが、そりゃあ不可能ですよね。沢は谷を流れていますので。
そこで沢の写真のコレクション。


どれがいいですかね?獅子岩は最後の写真が好みですが。

さて、沢が多いので、マイナスイオンでも出ているのか、日陰の割りに気持ちのいい歩きが続きます。
先ほどの写真を見ていただくとわかりますが、この山、コケがとても多いです。
沢沿いだけでなく、

倒木、

石、とコケが密集しています。
この苔むした石を木の根が抱き込んでいます。
この3枚、並べてみると、シシ神が出てきてもおかしくないような雰囲気です。
実際に鹿がいましたしね。

さて、この山、全体で3.6kmほどの行程ですが、

中間点までは割りと平坦な道が続きます。(ここのバックも苔むしてますね)

中間点を過ぎると、

こんなガレた、急登の枯れ沢を登ります。周りは笹になります。

ここを登っていくと・・
尾根が見えてきます。ああ、光ってすばらしい・・・・


ここは不動沢のコル。
不動沢は、登ってきた沢の名前ですね。コルは鞍部ともいい、要は山と山の間の低くなったところです。
左に行けば、皇海山です。
右に行けば鋸山。まさかこのときは・・・

不動沢のコルから鋸山。鋭い鋭角の峰がたくさん・・・・