共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

折り鶴トランスフォーマー

2022年11月25日 19時40分58秒 | 日記
今日もいいお天気に恵まれました。小学校の子どもたちも、授業や休み時間を元気に過ごしていました。

さて、支援級の子どもたちの勉強を見ている時によくあるのが、子どもたちが勉強に飽きてしまって課題を放棄することです。酷いと教室から脱走してしまったりもするのですが、幸いなことに現在勤務している小学校ではそこまでのことは起きていません。

それでもある程度のことはやってもらわないと困るので、大人たちはあの手この手で勉強させようとします。殆どの先生方は優しい口調でその気にさせようとしていますが、私は始めに『ここまではやる』という言質をとっておいて、ゴネだした時には

「そういう言い訳はいいから、さっき自分で約束したところまでは責任持ってやる(`へ´)。」

と頑として譲りません。

ただ、きちんと約束を果たした子たちにはそれなりのご褒美というものも考えています。その方法はいろいろとあるのですが、私はよく折り紙を折ってやります。

勿論昔ながらの



折り鶴も折ることがありますが、最近はインスタグラムや動画サイトで折り鶴からトランスフォームする作品も見受けられるようになっています。

たとえば、ここから脚をちょっと細くすると



フラミンゴができ、クチバシを折り曲げて尾と羽根を細かく波打たせると



ドラゴンができます。特にフラミンゴは女子に、ドラゴンは男子に受けがいいので、よく作っています。

動画を観ていると、他にもハイパーな折り紙がいろいろと登場しています。ただ、そうした動画はあまりの展開が速くて、こちらもついていくのがやっとです(汗)。

『モノで釣っている』と言われるかも知れませんが、現場の大人たちはどうすれば支援級の子どもたちが勉強に手をつけるのか必死で考えている中での手段のひとつなので、何と言われようとやり方を変える気はありません。勉強は『してもらう』ものではなく『させる』ものであることは、昔も今も変わらないのですから。

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