共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

ヘンな盛り上がりと後味の悪さ

2024年07月11日 18時50分25秒 | 音楽
今日は朝から空一面に雲の広がる、どんよりとした天気となりました。日差しが無かった分かなり涼しかったのですが、それでも湿度が高いので不快であることに違いはありません。

今日は勤務先とは別の小学校の放課後子ども教室の日でした。夏休み前としては今日で一旦終わりで続きは9月に入るまでお休みということで、今日は



子どもたちの前でヴァイオリンとヴィオラを演奏することにしました。

楽器の説明をしながら何曲か演奏し、最後に子どもたち一人一人にヴァイオリンを持たせて音を鳴らしました。子どもたちは、直に自分の身体に響いてくるヴァイオリンの生音にビックリしていましたが、一様によろこんでくれたようでした。

勿論それも盛り上がったのですが、実は今日一番に盛り上がっのが楽器をしまう時でした。子どもたちの中の一人が

「先生!それちょっと見せて!!」

と言ってきたので何かと思ったら、



ケースの中敷きに使っている手ぬぐいが目に留まったようでした。

これはかつて奈良に旅行に行った時に購入したもので、もうかれこれ12〜13年は使っているものです。そんな手ぬぐいを見に子どもたちがワラワラと駆け寄ってきたり、しまいには強奪しようと企てる子がいたりと、演奏時を凌ぐような盛り上がりをみせていました(汗)。

子どもたちを下校させて片付けをしている時、ちょっと信じられないことがありました。同じ放課後子ども教室のスタッフの一人が、私に何のことわりもせずにヴァイオリンと弓を手に取って弾きだしたのです。

私が

『あっ!』

と思った時には、ドラえもんのシズカちゃんも真っ青な雑音をゴリゴリと鳴らし始めていました。一瞬呆気にとられてしまったのですが、そうこうしているうちにも勝手にゴリゴリ音を立て続けていたので、

「〇〇先生、壊したら新車一台分くらいで弁償してくださいね。」

と極力冷静を装って笑顔で指摘したら、慌てて元の位置に戻していました。

田舎ならではの大らかさなのか、何の躊躇もなく他人の楽器を手に取ったことにも驚きましたが、勝手にゴリゴリ弾き始めたのには面食らいました。この方は元々他人との垣根の低い、悪く言えばかなり図々しい人ではあるのですが、少なからず気分を害したことは否めませんでした。

明日は久しぶりに、神奈川県に雨の予報が出されています。気温もかなり落ち着くようですが、どんな小学校勤務になりますやら。


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