にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
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復活

2006-06-03 00:02:26 | オーケストラ
今日からオール・チャイコフスキープロで行われる午後のコンサートの練習。
指揮者が岩城先生から大町先生に変更となりましたが指揮者が代わっても体力的・技術的に難易度の高い演奏会である事に変わりはありません。
「スラブ行進曲」「イタリア奇想曲」「ロメオ&ジュリエット」「1812年」の間に弦楽器の曲が2つ挟まっている今回のプログラム、激しくダイナミックな曲の間に対極の静けさ。
右腕をこれ以上無いと言うくらいに細かく早く酷使する曲と静謐な美音を追求する為に澄み切って漂うような音を紡ぎ出すボーイングをきっちりと使い分けなくてはならない。
その対比がきちんと出来るかどうか、なかなかきついですね。

さて急遽指揮を引き受けて下さった大町先生、いつものように楽員を大笑いの渦に巻き込みながらの練習です。
骨折の影響で左手を使う事が出来ず右手でスコアをめくりながらの指揮姿がここしばらく続いていたのですが今日は左手もだいぶ自由に動いていました。
しかもその左手でスコアのめくりも、という事で右手に指揮棒も復活です。
これで完全復活も近いものと思われますね、あと一息です。

さて復活と言えばもう一人。
1stバイオリンの女性が一ヶ月の療養を経て今日から復活しました。
正しくは復帰ですが、4月の末に突発性難聴を患って入院。
退院後しばらくの自宅療養を終わって今日から職場に復帰しました。
難聴という音楽家生命に関わる病気でしたので本人の心痛はどれほどのものだったか、しかしまだ完全に元の状態には戻りきれてはいないようです。
楽器を弾いていると耳が変に響いてしまうと言ってました。
長年一緒に仕事をしてきた仲間です、その仲間を失う事にならず皆で胸を撫で下ろしました。

さてぜひ復活を遂げて戴きたいのは岩城先生です。
今日は仕事場の掲示板に降番の理由として診断書が掲示してありました。
今回は大事をとっての休養との事、来月の定期には見事な復活劇を見せて欲しいものです。