にのじ@ばよりん的日常

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お城

2007-09-13 01:35:16 | Weblog
子供の頃ですが父親が持っていた「日本の城」という写真文庫本をいつもいつも眺めていた事がありました。
そんな私を見て買ってくれた「日本の名城」という本、これも毎日穴の開くほどに眺めていたのです。
今でいうなら「城マニア」もしくは「城オタク」でしょうか、そんな小学生でした。

父方の祖母もそんな私に沢山のプラモデルのお城を買ってくれました。
金ピカの名古屋城や大阪城のプラモデルです。
しかしイッチョマエのマニアを気取っていた生意気な私は「そんな再建されたインチキな天守閣のプラモなんていやだい」などと言っていたわけです。
だって中に入ったら鉄筋コンクリート製でエスカレーターやエレベーター完備の天守閣なんて、許せないじゃないですか。

そんな生意気な小学生がこれはと思っていた天守閣は「姫路城」「松本城」「宇和島城」に「丸岡城」だったのです。
その他にも「彦根城」や「犬山城」などがオリジナルな天守閣を残す素晴らしいお城だと思い込んでおりました。
後にこれらのお城には訪れる機会もあったのですが「丸岡城」だけは未だに遠くから眺めただけ。
ですから今回この「丸岡城」を近くから見られただけでも嬉しかったのです、今までは北陸自動車道や北陸本線からちらっと見ただけでしたから。
でもやはりお城はそこに行って天守閣に登らなければいけません。
いつか機会を作って絶対に丸岡城の天守閣に登ります。

大きくて有名なお城も素晴らしいのですが、この中でも私が一番に好きなのが「宇和島城」の天守閣。
海を見下ろす丘の上にこじんまりと佇む白い小さな天守閣の美しさは格別です。
バランスのとれたその作りは芸術の域に達していると子供心に思い続けていたのでした。
大人になって訪れたその天守閣を前にしての感激は忘れられるものではありません。

丸岡城はまた別の意味での憧れなんです。
飾り気のない、質実剛健な外観。
本当の戦国武将が作ったそのままの姿。
残念ながら昭和になっての福井地震で一度は倒れてしまったのですがきちんと昔のままに修復されて素朴な力強さを今に伝えてくれています。
お城のある岡には沢山の桜が植えてあるそうです、訪れるのならやはり桜の季節でしょうか。
でもきっと秋も風情があって良いのでしょうね。
なんだかあれこれと考えているだけでも楽しくなってきました。

中学生になると今度は奈良の古寺と仏像の世界に入り込んでいきます。
そこでもやはり一つ、憧れて止まぬお寺が。
あとはそこだけなんですけど・・・・。

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