にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
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とんぼのたまご

2005-08-11 22:43:14 | Weblog
私の車は明るいグリーンのボディに大きなガラス窓が特徴なんです。
グリーンのボディにはよく昆虫たちがくっついて来るんです。草の色とでも勘違いをするのでしょうか?
そしてこの所頭を悩ませているのがトンボ君達、いつも車の回りを飛び回っているんですが何を思ってかフロントガラスや天井のガラスルーフに卵を産みつけてしまうんです。
トンボは水の中にたまごを産むはずなんですが何故うちの車のガラスなんかに産んじゃうでしょうか?
それも毎日毎日産んで行くんです、落としても落としても次の日にはいっぱいのたまご!

うちの車のフロントガラスは他の車と違い極端に角度が寝ているんです、そしてそのまま天井の大きなガラスルーフに繋がっていて大きな連続したガラスの天井になっているんです。どうもそのガラスに空が奇麗に映るので水たまりか何かと勘違いをするんではないかと推測しているんですが本当のところはどうなんでしょうね?
都会ではなかなかトンボが産卵しても育つような環境はありません、ましてこの季節の焼けて熱くなったガラスになんか産んでも卵もすぐに死んでしまうと思います。なんだか可哀想にも思えて来るんですけどどうしようもなくて。

つい先日などはNHKの駐車場で私が乗ってエンジンも掛かっている車の窓にトンボが卵を産みつけて去って行きました。
この夏の間は続くんでしょうか?でも去年まではこんな事は無かったのにな、不思議です。

不思議と言えば我が家の回りでセミ達が鳴いていて賑やかなんですが、今年は何故かミンミンゼミばかりが鳴いていてそれも変なんです。去年まではアブラゼミばかり幅をきかせていてミンミンゼミなど片隅でいじけてミンミンやっているだけだったんです。それが今年は大量のミンミンゼミが景気良くミンミンやっていてアブラゼミは全くと言って良い程にその声が聞こえない。これもなんだか奇妙に思えて仕方が無いんです。
虫達の世界で何か異変でもあったんでしょうか?

歳を重ねる事

2005-08-11 00:19:41 | オーケストラ
自分もこの歳まで生きて来た訳です、でも誕生日の度に嬉しくも有り寂しくもなり。
今年は酉年です、私も酉年。還暦の一回前の年男なんです。ここまで来ると妙な感慨も出て来ようと言うもの。
これから先の不安とこれまでの自信と、相反するこの二つが入り交じって何とも言えない奇妙な感情が芽生えてきています。
肉対の衰えと精神の充実の交差もまた色々と考えさせてくれるし。歳を取るって素晴らしい事なのか悲しい事なのか。
「音楽のある街で」の公開録画をやってきましたが今日は歳を取る事の素晴らしさを再認識させてくれる、そんな一日でした。

この番組はご当地の素人さん達が音楽を通して夢を叶えるという趣旨ですが、出て来る人も色々な年齢・職業・経歴の持ち主ばかり。中学生から70才近いおばあちゃんまで幅広い年齢層の出演者がやってきます。
その中でも特に感じるのは比較的高年齢層の出演者の皆さんの演奏の素晴らしさなんです。
このような番組に出る事がもう人生の一大事、共演は天下のコバケンと東フィル。それをバックに楽器を演奏するのですから緊張しない訳がありませんよね、きっと心臓がバクバクで脳もいつもの3倍くらいの速度で回っているはず。しかし不思議と皆さん上がっているにもかかわらず出て来る音楽が皆一様に感動的に素晴らしいのです。技術なんて越えちゃってます、確かに音も未熟なのですがそんな事は遥かに越えて今まで生きて来た人生が聞こえて来るんです。一世一代の大舞台で演奏する事、その特殊な緊張が引き起こす奇跡とでも言うのか。これまでも何度も目にして聞いて来たこの奇跡が今日もおこりました。その度に思うのです、歳を重ねる事は素晴らしいことなんだと。
音楽にはその人の人柄が本当に見事な程に現れます、しかしそれに留まらずどんな生き方をしてきてどんな事件が有ってどんな嬉しい事が有って、そういった生きて来た証しみたいな物が感じ取れるんですね。
時々出くわすそんな瞬間が有るから音楽をやっていられるのかもしれません。

いささか疲れました、東フィルだけではありませんが16日間もぶっ続けで仕事をしていたのです。おまけにその中にはチョンさんのお仕事も含まれていて。今日など目がしょぼついちゃって酷いありさま。
明日は本当に久々の休みになります。ゆっくりします!