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にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
仕事や遊び、色々書き込んでます。お気軽にコメントを書いて下さいね!

おお、そのタイミングで!

2010-03-01 01:11:55 | オーケストラ
今日は品川区の「きゅりあん」での本番。
協奏曲を2曲、モーツァルトのフルートD-durとシューマンのピアノ。
そしてメインとしてシューベルトの偉大なる「グレート」といったヘヴィなプログラム。
神々の黄昏の合間に入った仕事としてはあまりにヘヴィなんですが、気を失わないように。

気を失うというのは大げさですが、このグレートという曲はあまりに膨大な音の数とテンポの速さで我々に挑んできます。
4楽章の後半まで来ると脳も体も疲労が限界に達するのです。
本当に大変な曲なんです。

休憩が明けてチューニングも終わり指揮者の登場を待つ、その瞬間でした。
私の楽器のD線がいきなり緩んでしまったのです。
シーンと静まり返った会場で弦を締め直す事はできません。
音程が戻ったかどうかは音を出して確かめなくてはならないからです。
完全に緩みきってしまったD線、いつどのタイミングでチューニングをやり直そうか決めかねて。
まわりのメンバーも心配そうに見つめていたその時に。
指揮者が登場、と同時に会場から盛大な拍手が。
この瞬間しかありません、とにかくその拍手の間に締め直して。
でも完全では無い、でももうこれで弾くしかない。
覚悟を決めて弾き出せば、やはり微妙に狂ったまま。

一本の弦が緩むと両側も影響を受けて高めになったりします。
弾きながら微調整を繰り返し、何とか本番を終える事ができました。
でも結局最後までD線はピタっと合わなかったですねえ。
急いで巻き上げた為にきちんと奇麗に弦が巻かれていなかったのです。
通常とは反対方向に巻かれてしまい、弦にかかるテンションの方向が反対になっていました。
これではだめですね。
本番後にもう一度きちんと巻き直しました。
やれやれ。

さて明日からは3月、神々の黄昏もいよいよ本格的な練習に突入となります。

本当なら

2010-02-26 02:17:21 | オーケストラ
ジークフリートの本番のインターバルも、ジークフリートから神々への間も。
本当なら他の仕事などやりたくはないものですが。
これが自主運営のオケの悲しさ、入ってくる仕事はやらないといけない。
入ってきた仕事は誰かが演奏しなければならない。
演奏するのはどんなに疲れていようが我々メンバー、なわけでして。

昨日と今日と、2種類のコンサートの練習を。
昨日はグレートで今日は新世界、それにシューマンのピアノ協奏曲にモーツァルトのフルート協奏曲にラプソディ・イン・ブルーにフォーレのペリアス&メリザンド。
目が回るなんて状態はとっくに通り越し、クライマーズ・ハイとでも言うか、脳内麻薬の虜と言うべきか。
ある種の特殊な興奮状態に。

それにしても東フィルは良く働くなあ。




そしていよいよ明日から「神々の黄昏」が発進します。
今日の夜になって明日の練習箇所の変更などがメールで届いたりして大慌てで違う場所を練習したりして。
どたばたしていますが、音が出ればまたあの世界に戻って行ける事でしょう。

ジークフリートにも増しての長丁場、演奏時間も更に長くなるし。
とにかく無事に終了できるように頑張らなくては。


第3夜へ

2010-02-24 01:59:40 | オーケストラ
ジークフリート最終日も大きな盛り上がりの中で終了しました。
歌手のパワーも凄かったけれど指揮者のパワーも半端じゃなかった。
オケも奮闘しましたが、どうだったのでしょうか?

演奏していて楽しかった、というのが正直な感想です。
楽しいのですね。
ここがワルキューレとの違い。
何だかメルヘンチックで、演出も漫画のようで。
音楽も良くできていて、美しいし。

ワルキューレの余韻嫋々たる終わり方とは対照的に、派手にがんがん終わるし。
若者ジークフリートが英雄として旅立つのですから。

さてオケの方は今日で組み分けがリセットされます。
明日から定期に行くもの、このまま黄昏を演奏するもの。
コンサート側から黄昏に来るもの。
私は黄昏組ですが練習が始まる前に2つ、別の仕事の練習が入るというスケジュール。
きついですね。

たそがれ

2010-02-19 02:23:08 | オーケストラ
今月末から始まる「神々の黄昏」の練習に備えて譜読みをしている訳ですが。
これが予想以上に演奏困難な音ばかり。
今日は2幕の前半で挫折。
ここからがいよいよ大変な音の洪水になるのですが。

それにしても不思議な音の配列なんですね。
バイオリンのパートを一人で弾いていると「これでいいの?」と言いたくなる音の配列なんですが。
オケ全体で鳴らしてみればぴたりとはまる、のかな?

バイオリンで演奏すると指がからまるみたいな音の連続、それがしかももの凄い早さで演奏されなければならないのです。
難物だなあ、果たして練習が始まる前に音が頭に入るのだろうか。

ハイライト版では「ジークフリートのラインへの旅」「ジークフリートの葬送曲」「ブリュンヒルデの自己犠牲」「終曲」と言った箇所が取り上げられます。
この組み合わせだと「黄昏」の最初と最後になるんですね。
1幕と2幕は全く出てこない。
その出てこない部分がくせ者なんですね。
ちょっと参りました。

今日のフジテレビの「とんねるず」の番組で横浜市の南区のお店が2軒、紹介されていました。
そのうちの「天丼」の方は知っているお店でした、もっとも入った事は無かったんですが。
もう一軒のやきそば屋さん、こちらも美味しそうだったなあ。
同じ区内です、今度ぜひ食べに行こうと思います。
でもテレビで取り上げられるともの凄い事になってしまう事が多いので。
ブームが去ってから行くのがいいかも。



今日は今日の音楽を

2010-02-18 02:07:52 | オーケストラ
ジークフリート3日目。
初日・2日目・3日目と進んでまいりました。
それぞれ日によって味わいが違う音楽になっています。
オペラならではの楽しみですね、毎回その時だけの特別な音楽になっていくのです。
初日は初日ならではの緊張感に満ち、張りつめた中にも高揚感に溢れていました。
2日目は登場人物の感情の起伏そのままに激しく動き回る音楽に。
今日、3日目はどっしりとしたテンポの上にスケール豊かにドラマを構築したのです。
それぞれに特徴のある公演となりました。

オペラはコンサートよりもその日の特徴が際立ちます。
そこが面白い所ですね、やっていても些細な事から思わぬ方向へ音楽が動き出すこともしばしば。
絶対に同じような方向性の公演にならないのです。
まるで生き物のよう。
絶えず変化を見せて行くのです。

今日は方と首にチタンのテープを貼ってお仕事を。
痛むところ、それにツボに何カ所もペタペタと貼付けました、でもその甲斐あって昨日よりはずっと楽に楽器を演奏できたように思います。
これからしばらくはチタンのお世話にならないとだめかもしれません。

初日

2010-02-12 01:18:14 | オーケストラ
ジークフリートの初日が無事に終了しました。
今日はそれだけでもう十分です。

ワーグナーの音楽の素晴らしさは今ここで言う必要がありませんが。
その音楽を実際の音とドラマに変換する作業はなかなか大変な労力を要します。
歌手の皆さん、素晴らしい声です。
主役とミーメの二人のやり取り、そこにヴォータンが加わった時の声の見事さ。
ヴェルディにはヴェルディの声、ワーグナーにはワーグナーの声。
ぴったりはまった時の快感、これこそがオペラの醍醐味。
今日は存分に楽しんでいただけたのではないでしょうか。

これから飛び飛びに本番があります。
歌手の喉が最後まで保つことを祈ってますが、日本の冬の空気は喉には厳しいですね。
このままの調子で最後まで行きたい所です。

さて明日は大阪に。
仕事ではありませんが一泊で行ってきます。
かと言って遊びでもなく。
朝の飛行機で向かう予定ですが雪はどうなんだろうか。

通してみれば

2010-02-10 02:54:50 | オーケストラ
昨日はジークフリートのゲネプロ。
初めて全幕を通してみました。

通してみればこれが何とも大変で。
長さもさることながら、書かれている音符の多さにも改めて感心。
予定の上演時間を遥かにオーバーしていまして、だいたい6時間ですね。
休憩時間も含めての時間ではありますがそれでも6時間は長い。
黄昏は更に長いことが予想されていますから・・・・。

音符の多さは体力的にきついのは勿論なんですが、それ以上に精神力のスタミナを要求されます。
最後に向かうに従って音の数が多くなり、更に細かくなっていき、難しくなっていくこのジークフリート。
集中力を最後まで保つには相当の精神力が必要です。

これから本番になるわけですが、日程は飛び飛びに。
その間に他の仕事がなければまだ良いのですが。
東フィルはどこまでも東フィルなわけでして。
スケジュールの空白はほとんど無いのです。
他の仕事をやりつつジークフリートをやり、黄昏を練習しなければならないので。
自分で選んだ事とは言え、キツいです。


今日はどえらく暖かい一日、雨の予報に反してお天気も良かったですね。
で、この時期にお天気が良くなるとやって来るのがにくいアイツ。
そう、花粉です。
しっかり来てますね、部屋の換気で窓を開けていたらもう鼻が。
この季節です、こちらも難題。

通す

2010-02-08 02:06:16 | オーケストラ
明日はジークフリートのゲネプロ。
初めて全幕通しで演奏します。

ここまでの舞台稽古では幕ごとにしかリハーサルをやってませんでしたので、全部を一挙に演奏するにあたってのペース配分が掴めていません。
本来なら、いや、以前の新国の練習の順番からすれば、次はH.P.(ハウプト・プローベ)、つまり通し稽古のはずだったのですが。
何年か前からはこのH.P.がなくなり舞台稽古からいきなりゲネプロというスケジュールになりました。
細かいことを言うのは控えますが、そうなったのには訳がありまして・・・。

とにかく今回のような長いオペラを上演するには、やはりそれなりの練習の順序があってしかるべきです。
もう少し練習したいと言うのが本音であります。

まあ、そうは言っても残す練習は明日のみ。
頑張ってやろうと思います。


今日は午前中に中央フィルの練習、午後は戸越銀座で整体という一日。
ピットの中が去年よりはスペースがあって楽だとは言ってもピットはピットですから。
やhり体への負担はきついものがあります。
首がすっかり変な具合に曲がってしまいました。
今日はそれを修正、いやあ、なかなかに痛い午後となりました。
先生は凄い曲がり具合に大喜びで治療に当たってくれましたが。
でも、最後のバキッッッ!はきついかった!

更に

2010-02-06 00:50:23 | オーケストラ
今日は2幕を。
セットが更にポップになって手が込んでます。
更に、森の小鳥さんがもの凄いことに。
こうなってくると演奏など他の人に任せて自分はひたすら舞台を眺めていたい、なんて気持ちにもなるトーキョー・リング第2夜です。

初演の時には後半の担当は我々ではありませんでした、今回改めてジークフリートをやってみれば楽しいのなんの。
ワルキューレの3幕も見事でしたが今回のジークフリートも演出が行っちゃってます。
やはり客席で見たいものですが、再演は無いというもっぱらの噂ですからどうしたものか。
新国のライブラリーには今までの公演が全て映像で見られるそうなのでいつの日かトーキョー・リングを全部見てみたいものです。

そして明日はいよいよ第3幕に取りかかります。
どんなセットが飛び出してくるのやら。
でも3幕は忙しくて舞台を見上げる暇は無いのです。
やはりライブラリーでという事でしょうか。

昨日の事ですが初台に向かう湘南新宿ラインに乗った時の事。
いろいろあって横浜駅には22分の遅れで到着、新宿へは17分遅れで到着。
つまり走っている間に5分以上も時間を取り戻したんですね。
しかも西大井と大崎の間で信号停止を行ったのにもかかわらず。
ですから、思いっきり早く走ったのです。
恐ろしい程の速度でした。
モーターがうなりをあげ、車体はきしみ、今まで聞いた事のないような音も車体の下から聞こえてきました。
このままこの車両は分解してしまうのではないかと思うほどに、悲鳴のようにも聞こえたのです。
ちょっと無い経験でした。
一瞬福知山線の事故が頭をよぎりました。
遅れを取り戻すは大切な事かもしれませんが安全だけは蔑ろにして欲しくないものだと強く思いました。



去年より

2010-02-05 01:36:19 | オーケストラ
ジークフリートの舞台稽古が始まりました。
今日はまず1幕だけを念入りに。

セットがポップでキュート、そこでおじさんたちがまるで子供のような日常を繰り広げているような感じ。
よく舞台が見えないので全然的外れかもしれませんけど。
でもあのキッチュな雰囲気は笑えるなあ。

そしてピット、去年のワルキューレの時より居心地は良いみたい。
去年はとにかくスペースが無くて体の向きと楽器の向きがばらばらにならざるを得ず。
それに比べれば今年は楽になってます。
何とか普通に弾けそうなスペースが確保出来ていますので一安心。
これならばとりあえずジークフリートは大丈夫。
次の黄昏はどうなるんだろうか。


昨日は文化庁主催のコンサート。
海外研修に行った若手歌手ばかりでのオペラアリアの夕べ。
色々と凝った演出も繰り出してのコンサート、オケは舞台上手側にコンパクトに収まって、下手側にはスクリーンが。
プロジェクターから投影された映像の前でそれぞれの歌手が歌いました。

そんな舞台なのでオケは弦楽器の人数を思いっきり絞った編成。
モーツァルトならばこの人数でもよいかも知れませんが。
ワーグナーともなるとこの人数じゃあねえ。
音楽をどう考えているのやら、疑問は多いに沸き上がりましたが。
でもどんな条件でもやるのがプロですから。
頭の上にいくつものクエスチョンマークを浮かべながらも、演奏はきちんとやるのでありました。
でもさすがに厳しいぞと。

明日はジークフリート2幕をやる予定。
一日一幕、ペースが掴み辛いかも。

一つの区切り

2010-02-02 00:33:42 | オーケストラ
先週の木曜日と日曜日、東フィルのスペシャル・アーティスティック・アドヴァイザーをつとめてこられたマエストロ「チョン・ミョンフン」さんのアドヴァイザーとして最後の定期演奏会がありました。

既に東フィル公式ブログや他の楽員さんのブログなどで紹介されておりますので詳しくはここでは書きません。
しかし2001年から9年にわたり我々と多くの音楽を作ってきたマエストロとのお別れは、私自身にとってもこの上なく寂しい出来事であります。
この定期が任期を締めくくる演奏会であることはよく解った上で、ジークフリートを選択していたのではあります。
去年の夏、インチョンの打ち上げでマエストロとした握手で自分としては区切りを付けたはずでした。
まだマエストロとの演奏会がなくなる訳では無いと、そう自分に言い聞かせてはいましたが。
いざその当日が来ればとても平常心ではいられませんでした。

TOCでの定期演奏会にはジークフリート組のメンバーも大勢いたのです。
客席のあちらこちらに散らばりながら、マエストロと仲間たちの熱い夜を見つめていました。
そして終演後のパーティーにもみんな出席、楽しくも一抹の寂しさが漂う空気の中。
最後のひと時を過ごしました。

次期常任指揮者のエッティンガーさんも当日は客席にいましたね。
今はジークフリートで共に汗を流しております。
4月の定期で復活を演奏して常任としてのキャリアがスタートします。
これからどんなパートナーシップを発揮されるのか楽しみであります。



やっと

2010-01-28 00:52:03 | オーケストラ
練習3日目にしてやっと3幕にたどり着いたのですが。
1・2幕とは違ってバイオリンは大忙し、しかもとてつもなく難しい。
今までの幕はいったい何だったのだろう?
休みばかりの今まで、弾きっぱなしの3幕。
この違いは?

などと考える暇もなく3幕は怒濤のように襲いかかってくるのです。
よくもまあ、こんなに演奏しにくい音符を並べたものだと感心。
さすがはワーグナー、と感心している場合でもなく。
でも音楽は良い感じになっています。
期待できます。

しかし頭はいっぱいいっぱい。
ちょっとこれ以上の更新は無理。
コメントにもお答えできなくてすいません。

ジークフリート

2010-01-26 00:07:49 | オーケストラ
今日からジークフリートの練習が始まりました。
昨日の疲れが抜けないうちに始まってしまった練習も、始めのうちこそ調子が出ませんでしたが時間が経つにつれてだんだんと頭も冴えてきて。
何とか今日の所は無事に終了。
もっとも今日は1幕だけでしたが、それでも今日の予定時間をほぼ全部使い切って終了です。
明日は同様に2幕を。
問題は3幕なのですが、体と頭がしゃっきりするだろうか。


オリジナルとは?

2010-01-25 00:22:24 | オーケストラ
今日は午後のコンサート。
指揮者高関健さんによるブルックナーの原典版並びに改訂版、および改ざん版についての教養講座。
なかなかアカデミックな内容でしたが、つまりはブルックナーについてまわる楽譜のお話。
自身による改訂でどう変わったか、他人の手による改ざんで曲はどう変化したのか、二つの原典版(ハース版とノヴァーク版)による違いを実例を挙げながら説明するという贅沢な時間。

ブルックナーを演奏するときについてまわる問題がどのバージョンで演奏するかという事。
近年はノヴァーク版が主流になりつつあるようですが、そのノヴァーク版でさえ一つの曲に何種類かのバージョンが。
なかなか難しい問題であります。
通例としてはノヴァーク版の最終稿を演奏するのですが、あえて初稿や第2稿を取り上げる指揮者もいて何だか訳が解らない状態でもあります。

つまりは指揮者の個人的なし好で決まるのかもしれませんし。
初めて聞いたのがこのバージョンだったから、何て言う理由も。

演奏する立場からすれば結局ブルックナーはどれを演奏しても難しいし体力的にもきついので同じ、なんて感じでしょうか。

私個人の好みから言えば8番は断然ハース版。
9番は指揮者シューリヒトの演奏したバージョン。
7番はノヴァーク。
4番はノヴァーク最終稿。
3番もノヴァーク最終稿。
ただし3番は第2稿も面白いですが。

当たり前のように演奏される作品でも時代が変わるにつれ少しずつ内容が変わってきています。
ベートーベンにしろモーツァルトにしろ、後世の演奏家達によって手が加えられてきた歴史があります。
今はオリジナルに戻ろうという動きが活発でそれぞれの出版社が我こそはという原典版を出しています。
モーツァルトならベーレンライター社が出版した物が主流。
ベートーベンも同じくベーレンライターの版が増えて来ましたが、昔ながらのブライトコップを使う指揮者やオケもまだまだあります。

きっとこれからも原典版と言われる楽譜が出てくると思うのですが。
結局、編集者の主観が入ってしまうのは仕方がない事なんでしょうね。
まあ、今日はそんな事を考えさせられた一日でした。

しかし今日の本番、ブルックナーのエッセンスが濃縮されていましたから。
難しさも大変さも濃縮された、それはもう限界に挑戦するアスリートの世界?
とにかくしんどかった。

そのしんどさを引きずったまま明日からはいよいよジークフリートが発進。
右手があがるかなあ。

炎!

2010-01-22 01:12:21 | オーケストラ
今日は「運命」と「皇帝」の2曲を炎の指揮者「コバケン」さんと。
本番は明日、千葉市の京葉銀行文化ぷらざで行われます。
以前は「ぱるる千葉」という名前のホール、郵貯の施設でしたが民営化に伴い千葉市に売却。
現在はネーミングライツで銀行の名前となっています。

ベートーベンの中でも超ビッグネームの2曲。
炎の音楽作りは健在でして力がみなぎるベートーベン。
でも小さく演奏するところはきちんと、そのメリハリが有るからこそ音楽が生きるのです。
でも今日のマエストロ、お腹の調子がいまいちとかで調子が出ていないとか。
それでもあの迫力ですから、さすがとしか言いようがありません。

明日の本番のホールはとっても小さなホールでして。
そこで炎の運命をガンとやったらホールの壁が壊れるのではないかと、余計な心配も。
まあその辺は明日微調整します。