今、トリノ・オリンピックの真っ最中なのである。ほとんど見ていないけど^^; ま、はっきり言って興味あるのは女子フィギュアくらいだし(爆)
と言いつつ、今日帰ってきて何気にテレビをつけたら、女子スノーボードクロスの予選をやってて(フジテレビ系列だった)、日本の藤森選手が予選を突破しそうだ、ってんでつい見てしまった。なんだかんだ言っても、日本人選手が頑張ってると見てしまうのだ。で、藤森選手は無事予選を突破し、決勝の模様は22時より放送というので、こっちも見てしまったのであった(笑)
で、スノーボードクロスって初めて見たけど、実に面白い。予選は一人で滑ってタイムを競うのだが、決勝ではなんと4人同時に滑って順位を争う。予選と決勝で、これだけ基準が変わるのも珍しいのではないか。もちろん、決勝の方が圧倒的に面白かった。4人一組で滑って、上位2人は準決勝・決勝へと進み、下位2人は順位決定戦へ回る訳だが、接触・転倒は当たり前って感じで、予選下位の選手が順調に勝ちあがったり、優勝候補が転倒して下位に沈んだり、といった番狂わせもあり、スリリングなレース展開も合わせて大変面白く、つい興奮しながら見てしまった。藤森選手も頑張った。最初出遅れて4位だったが、2位と3位の選手が接触して転倒する隙をついて2位に滑り込み、ベスト8に進出。準決勝では残念ながら4位となり、順位決定戦では三つ巴の接触に巻き込まれ、最終的には7位だったけど、健闘したんではないかな(と解説の兄ちゃんも言ってたよ)。決勝最初のレースで彼女が2位でゴールした時には、つい一緒になってガッツポーズしてしまったし(爆)
さらに凄かったのは決勝で、2人が転倒して出遅れ、1位につけたアメリカの選手が余裕で金メダルかと思いきや、なんとゴール直前の直線コースでまさかの転倒、その時点で2位にいたカナダの選手が逆転優勝、金メダルを手にした。何が起こるかわからないのが、スノボークロスなんですよ、と解説の兄ちゃんがさかんに言ってたけど、本当にその通りと思ったね。藤森選手の健闘も漁夫の利みたいなとこもあったし(笑)
しかし、日本人がどうこうは抜きにしても、見てるだけでも面白い。なかなかの迫力で画面に釘付けだった。なんでも、このスノボークロス、今回から正式種目になったのだそうだ。こんな種目がある事さえ知らなかった(恥) 前述したように、予選はタイム、決勝は順位、と自分と他人との両方の戦いを制しないと勝つ事は出来ない、というのもなんとなくカッコいいし(笑)番狂わせはあるしで、今後人気種目になりそうな気がした(もうなってるのか) 藤森選手を見ていた限りでは、技術と根性はあるみたいだけど、外人選手と比べるとスタートが遅いような気がしたし、加速も今いちという感じ。日本人が表彰台に上るには、ここいらが課題だろうか。
ま、考えてみると、ウィンタースポーツは道具を使う競技がほとんどなので、人力スポーツに比べると、なんといってもスピード感が違う。選手も重装備で顔なんて分からないし、それだけに何の思い入れもなく見てても面白いのだろう。
今回のトリノでは、期待されていた選手が軒並みメダルを逃し、日本はまだメダルゼロだ。僕はオリンピックでひたすらメダルを求める風潮は好きではないが、それでも日本人が活躍した方が盛り上がるのは確かだ。後半頑張って貰いたい。
所でそこのあなた、トリノはイタリアだという事を知ってましたか? 僕は知らなかった(苦笑) 夏に比べると冬のオリンピックの開催地って、どうもマイナーな場所が多く、特に日本人には馴染みのない名前が多い。札幌・長野は別として(爆) リレハンメルとかレークプラシッドとかカルガリーとかアルベールビルとか、覚えてますか?(笑)