いささか旧聞ではあるが(汗)、先日FLASHのライブに行ってきた。クイーンのトリビュート・バンドである。僕は、ここのドラムのソルジャーさん(=FLASHのリーダー)しか存じ上げていないのだが、そんな僕でも声をかけて頂いたのである。なんと有り難いことか。という訳で行ってきた。天気が今イチだったのが残念だったけど。
FLASHのライブ会場はJR市ヶ谷駅から徒歩数分の所にあるLive inn MAGICである。クイーンのトリビュート・バンドがライブをやる為に存在してるかのような(笑)ライブハウスだ。今回のFLASHライブは、なんとワンマンということで、かなり気合いが入っていたのは想像に難くない。都内のライブハウスでワンマンだなんて、実は大変なことなのである。会場費がいくらで、それをペイするには×千円のチケットを何枚売らなければならないか、というのがつい頭をよぎってしまう(笑)と、何もそればかりではないが、とにかくワンマンである。プレッシャーもキツかっただろう。そのせいもあってか、余裕と緊張感が絶妙なバランスを保つ、実に素晴らしい演奏だった。
FLASHは前述したように、クイーンのトリビュート・バンドである。コピバンというレベルではない。僕も、クイーンのコピバンは経験あるが、自分たちのやりたい曲をやりたいようにやってただけで、FLASHとは全然レベルが違うのだ。やりたい曲をやりたいようにやってるのがコピバンだとするなら、トリビュート・バンドというのは、コピバンのようでいて、実はコピバンより遙かに上を行っている。コンサートを丸々再現したりするのである。19××年10月×日マジソン・スクエア・ガーデンで行われたコンサートを、曲順からアレンジから衣装・演出に至るまで再現するのだ。僕なんかからすると、そんな面倒な事はやりたくないのだが(爆)、FLASHは見事にやってのけるのである。今回のライブは、クイーンの1979年12月26日のハマースミス・オデオンでのコンサートを、完パケではないが再現した、という事で、そのコンサート自体は知らないのだが(笑)、でも良かったと思う。この時期、既に「セイブ・ミー」や「愛という名の欲望」をやってたとは知らなかったし(汗)
また、「ボヘミアン・ラプソディ」の中間部のコーラスや「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」を、メンバー(+α)で多重録音して、ライブで流していたが、これがまた完成度が高いのなんの。ハンパなトリビュート・バンドでは、ここまで出来ないだろう。ここいらにも、FLASHの意地と心意気、そしてワンマンライブへの気合を見たような気がする。
とにかく、演奏も演出も素晴らしいライブだった。会場も超満員で、メンバー及び関係者の皆さんもホッとしたことだろう。本当に、お疲れさまでした。
その後の打ち上げで、久々にお目にかかる人が何人かいたのだが、この人がいらしたのには驚いた(笑)
所で、その時聞いたのだが、蕨のHONEYFLASHが閉店するらしい。知らなかった。ちょっとショックだ。来年の年明け早々に、最後のクイーン・セッションが行われるらしいが、久々に参加しようかな...いつもこの時期、なかなか都合つかないんだけど...