日々の覚書

MFCオーナーのブログ

Election Day

2005年09月11日 16時51分27秒 | 時事・社会ネタ
とくれば、思い出すのはアーケイディア。久々に聴きたくなってきた。

という訳で、今日は衆議院総選挙の投票日である。最初っから「劇場型選挙」など言われ、注目度は十分。かなり高い投票率が見込めるらしい。結果はどうあれ、小泉首相の目論みは大当たりだったということだね。

所で、この総選挙、思わぬ所にとんでもない影響を与えている。

僕は仕事柄、新聞社または新聞印刷工場に出入りする事が多く、あの業界の事情というのも割に知っているのだが、本来9月11日は休刊日(酒を飲むのを控える日ではない、あれは休肝日)であった。皆さんもご存知だろうけど、月に一回くらい朝刊が配達されない日があるでしょ? それは新聞休刊日だからなのです。年に10回くらい、こうした休刊日が設けられ、製作現場の人たち及び配達する人たちを休ませてあげよう、という日になっているのである。新聞は毎朝配達されて当たり前だ、と言う人も多いと思うけど、現場の人たちも年中休みなし、というのはやっぱりキツい。ここはひとつ、勘弁してあげて下さい(笑)

9月11日を休刊日とする、というのは今年の初めに既に決定しており、現場はそれに合わせてスケジュールを組んでいた。勤務ローテーションとかね。また、我々のような出入り業者にとっては、工場が停止する休刊日は、大きな工事を行うには最適であり、やはりそれに合わせて工事計画を立てていたりしたのである。

所が、降って湧いた衆議院解散、それに伴う総選挙のおかげで、せっかくの休刊日がパーになってしまった。現場としては、一日休みが失われてしまったのである。そりゃそうだ。総選挙の投票日に新聞を発行しない訳にはいかない。かくして、現場サイドはローテーションや工程の組み直しで大騒ぎ。休刊日が無くなる事で、コストもかかる。しかも、今回の休刊日が潰れた代わりに、他の日を休刊日にするのか、というとそれはないそうで、結局休日を一日減らされただけなのである。当然、製作現場では今回の解散総選挙には大ブーイングらしい。

我々にとっても迷惑な話なのである。9月11日に予定していた工事は全て延期され、来月以降の工事計画を改めて検討し直さなければならなくなった。うちのような中小企業では、慢性的な人員不足の為、おいそれと工事日程を変更出来る訳ではない。総選挙が決まる前から、10月以降の工事日程は決まっているので、簡単に一月ずらせばいい、ってもんではないのだ。かくして、我が社も大騒ぎ。ブーイングは当然。

ま、そんな、新聞製作の現場の事情なんぞ、政府の知ったこっちゃないだろう。ただ、そういうのにも、少しは目配りして欲しかったなぁ、と当事者としては思うのである。

さぁて、選挙の結果はどう出るか....

コメント (2)
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