いまジャーナリストとして

 いま私たちの目の前に、次々と現れるニュースをどうとらえ、どう判断するか・・・ジャーナリストの日誌。

再び、アジア杯の日本ー韓国戦・・・日本代表の通訳さん、もうちょっとちゃんと通訳してくれませんか。

2011年01月27日 00時43分28秒 | 日記

  
   サッカーの日本代表の通訳さん、もうちょっと
ちゃんと通訳してくれませんか?

  25日の日韓戦の後、ザッケローニ監督のインタ
ビューで、監督につく日本人のイタリア語の通訳さん
が、気になった。
  インタビューに対し、ザック監督は、いっぱいい
ろいろと答えている。この人、岡田監督と違ってサービ
ス精神が旺盛だから、いろいろと答えてくれる。
  ところが、通訳がちょっとおかしい。
  ザック監督の答えの半分ぐらいしか訳していないのだ。
ザック監督の話す時間と、通訳の時間を見ているとわかる。
ザック監督が20秒ぐらいしゃべっても、通訳は10秒ぐ
らいしか話さない。
  え? ザック監督は、もっとしゃべってるだろう、と
いう感じが、最初から最後まで、ずうっとしている。

  通訳というのは、通訳する対象人物の話すことを正確に
そのまま伝えるのが仕事だ。対象人物の話を、勝手
にはしょったり、編集したりしてはいけない。
  その意味で、サッカー日本代表の通訳さんは、ちょっと
問題があるのではないか。

  プロ野球は、昔から外国人選手がいるので、どのチーム
にも通訳がいる。試合後のヒーローインタビューを見ている
と、うまい通訳と、下手な通訳とがいる。下手な通訳は、や
はり、外国人選手のしゃべったことを端折ってしまう。

  プロ野球の通訳で、傑作だったのは、10数年前の阪神
タイガースの通訳だ。当時、阪神の主力にオマリーがいて、
4番でファーストだった。これがよくホームランを打った。
   ホームランを打って、ヒーローインタビューに呼ばれ
る。
   インタビュアーが「いいホームランでしたね」と聞くと
、通訳が英語に訳し、オマリーがもちろん英語で答える。
   たとえば、
 「Oh、yeah,that‘s a great home run!」
   と答えるわけだ。
    
  すると、この通訳さん、大阪弁で
   「いやほんま、ごっついええホームランでしたわ」
  と訳して答えるのだ。

  なんやねん、それは。
  オマリーは大阪弁、しゃべるんかい。

  しかし、これが甲子園に妙にあっていた。
  この通訳さんは、よかった。
  
  サッカーの通訳さん、ちょっと考えてね。

(もう一本、この下にアップしています。そちらもどうぞ)。