先日書けなかった、誕生日プレゼントのバッグです。
なぜ書けなかったかと言うと、N子とK子の他に、いつもキルト展のチケットを送ってくれて(本人はうっかりして期日が過ぎてキルト展に行けなかったらしい)、応援してくれてるnorikoにも作ったので、それが手元に届いてから、と思いまして。
自分の分と合わせて4つ作りました。
以前、母の日に作ったバッグと同じスラッシュキルトの、肩に掛けるタイプです。
内側は、中が見やすいように、白っぽい布です。
中袋も色違いのお揃い。
こんな感じ。お財布とスマホとハンカチ、テッシュ、鍵が入る程度なので、ちょっとコンビニやちょっと歯医者さん…みたいに近所に出かける時に使ってくれたら嬉しいな。
元々は、こういう普通の綿の布です。
この柄の布を3枚と、厚手の布と、下地の布の合計5枚を重ねて、7ミリ幅にひたすらミシンをかける。
7ミリに縫った間にハサミを入れて、一番下の下地を残して切る。一番下の布を切ったら、そこでアウト!
慎重に、慎重に。しかも7ミリの間を切るので、大きな裁ちバサミではなく、小さな手芸用バサミで数センチずつ、チョキチョキするので、もう少しで腱鞘炎になりそうでした。
それを洗濯機に入れてガラガラ回すと、モハモハしたこんな風合いになるのです。
と、まあここまでも大変ではあるんだけど、実はバッグの形にするのが本当の試練なんです。
この時点ではクタクタなので、一番厚い芯を貼ります。そうするとまるで革製品のように硬くて、待ち針も通りません。
それを合わせてミシンで縫うので、もう曲がる曲がる。その度に糸をほどいてやり直し。
5分かけて縫って30分かけてほどく。3歩進んで2歩下がる…を何回繰り返したことか。
取っ手も厚いので、それを縫い込むのがこれまた大変で、やっと出来たと思って夫に「どう?」って聞くと、「ちょっと歪んでない?」って指摘されて、よく見ると左右で3ミリ程ズレてる。それだけで全体が歪んじゃうんです。
はい、やり直し。
ひとつなら気にならない失敗も、4つのうち、これだけが…って思うと気になって、
はい、やり直し。
正直言って、途中でこれやめて、どこかにプレゼントを買いに行きたくなりました。
全部出来た時は、放心状態でした。
それでも何とか誕生日に間に合ってよかった。
そんな訳で、多少の歪みや不出来は目をつぶって頂戴ね。
K子とN子には青、norikoと私は茶色。
気に入ってもらえたかどうか分からないけど、どんどん使ってくれたら、苦労した甲斐があるんだけど…。