皆様、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか。
うちは4月29日から5月6日まで8連休なので、29日に房総のセカンドハウスに来て、田舎暮らしを満喫しております。
季節は初夏の陽気で、少々暑くなりましたが真夏と違って湿気が少ないので、さわやかで気分爽快です。
の~んびり、極楽気分を味わってます。
…と言いたいところだけど、連休初日の夜の事。
シュシュがやけにそわそわして落ち着かない。
しきりに庭に出たがるので出してやると、呼んでも家に入ってこない。
さてはイケナイ夜遊びでも覚えたかな?なぁんて笑っていた。しばらくして家に入ったら、今度は外に向かって「ウォォォォン」と吠えた。
いつもは「静かに!」って言うと吠えるのを止めるのに、止めるどころか益々興奮して吠える。
ゲッ。「ねぇ、外に誰かいるんじゃない?」
夫が外に見に行った。聞き耳立てていたけど、ウンともスンとも聞こえない。
さてはやられちまったか?
私は我が身を守るため、夫を外に出したまま鍵をかけようとしたその時、実はやられてなかった夫が戻って来て「びっくりしたぁ。目の前にイノシシがいて、逃げて行ったよ」と興奮しながら言った。
なぁ~んだ、イノシシかぁ。
特に恐ろしいことに関して想像力が異常に膨らむ私は、凶器を持った男か、白い着物を着た女がドアの外に立ってたら…なんて想像して心臓バクバクでちびりそうになっていたので、ひとまず心臓の高鳴りは治まった。
まあ、イノシシなら外に出なきゃ襲われることもないしね。
襲われることは無いんだけど。
これ…。
庭のあちこちに大きな穴をあけて、台風ならぬイノシシ一家が一過。
今はタケノコが出る時期なので、それを狙って掘り返しやがる。ちっくしょー。
以前は、ゴールデンウィークにはご近所さんからいっぱいタケノコを頂いていたのに、そんな訳で、ここ2~3年はまったく貰えなくなってしまった。
我が家には大きな竹は無いのだけど、シノ竹という、よく畑の支柱に使う笹竹のような細い竹が自生していて、そこが荒らされていた。
そんなものはいくら荒らされてもいいんだけど、近くにポポーという果物の木が植えてあって、4、5年前に植えた時20センチ程の苗木がなんと一本5000円もしたので、2本でいっ、いちまんえん。 やっと去年から花をつけ始めたというのに。 これは何が何でも死守します。
この茶色の花がポポーの花。下向きで茶色だけど、枯れてるんじゃなくて、こういう渋い色の変わった花。実はカスタードクリームのような濃厚で甘~いらしい。腐りやすいので、市場に流通しないそうです。
こんな簡単な囲いで大丈夫かねぇ。
イノシシに荒らされるまでシノ竹がツツジの手前まで茂っていたので切りました。
それとひどく荒らされたところがもう1か所。
高級山芋の自然薯(じねんじょ)。自宅の近所の人から種イモを貰って、2~3年して大きくなったら食べようと植えてあった。
相当深く掘られて、何本か食べられてしまった。
高級品ばかり狙うとは、おのれぇ憎っくきイノシシめ。
コンクリートの芯になる細い鉄筋の格子に枠をつけ、杭に通して、更に上にネットをかけてみた。いくら屈強のイノシシであろうとも、これなら掘れまい。
夫はイノシシと出くわして、相当怖かったらしいけど、イノシシの方でもビビったのか、それともこの囲いのお蔭か、昨日は荒らされた形跡無しだった。
やれやれ、初日から重労働でした。