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ピンポイントにしか役に立たない、観艦式ガイド

2015-10-13 21:54:57 | 観艦式2015
以前に書いたとおり、当方はただのひこーきスキーさんなので、観艦式の何たるかなんぞ、ほとんど分かってませんでした。
が、せっかく呼んでいただいたのだから楽しみたい。できればガッツリ写真を撮りたい。
そんなわけでアタフタしたのですが、結論から言うとですね、「観艦式をよく知ること」これが大事ですね。
ザックリいえば、
1.事前に勉強する
2.事前にイメージトレーニングをする
3.当日は周囲の警戒を怠らない(笑)
これでいけます(ほんとかよ)

1.事前勉強
・まあこれは航空祭と変わらないですね。内容やスケジュールを知らなければどうにもなりません。
そして大切なのは、自分がどの部隊のどの艦に乗るのか。こればっかりは選択不能ですが、だからこそ自分の乗艦と動きを知っておく必要があります。観閲部隊、付属部隊、受閲部隊、それぞれに動きが異なりますのでね。

※当方の乗艦は、観閲付属部隊の4隻目 4202くろべ

航空祭のように事前予行を見て確認するのは不可能に近いので、2012年度のレポを探すなどして、情報を集めましょう。当方も、これらのレポには本当に助けられました。前回と違うのは、1.ヘリの発艦展示がないので、183いずもは受閲後は付属部隊の後(きりしまの後)に付きます。2.旗艦177あたごは観閲部隊の後(ちょうかいの後)に付きますので、乗る方はご参考に。

受閲後、イージス艦2隻に後続する護衛艦いずも。これは震える…

*ちなみに…前日に乗艦の見学をしたのも大きかったです。どのあたりに陣取るのがいいか、当日の服装、持ち物など、乗員の皆さんとお話をすることで確認できたことが多かったです。

2.イメトレ
・出港して帰ってくるまで、ざっくり8時間あります。ずっと気を張っている必要はないのですが、シャッターチャンスはぜひとも抑えたい。
となると、事前のイメトレは欠かせません。特に観艦式は「撮影する自分の艦も動く」という当たり前の要素が、シャッターチャンスに如実に現れますからね。
被写体の位置と太陽の向き、自分の位置を想定するのは航空祭と同じですが、観艦式では自分が立ち位置を勝手に動けないという決定的な違いがあります。当方が乗った艦は比較的小さかったので、右舷から左舷に移動して撮影、なんてことも可能でしたが、大きな艦や立ち位置が限られる艦ではそれも難しいかもしれません。
各艦の動きをイメージしながら、どんな絵が撮れるか事前によく考えておくとよいと思います。

部隊の間隔を広げるため、単縦陣から一斉転舵する付属部隊。受閲部隊通過直後と、LCACに追い抜かれる直前の2回あり。どちらも絵になる。

3.チェックシックス
・観艦式は観閲艦(今回は144くらま)を中心に展開しますので、乗艦の位置によってはさっぱり見えないということが起こります。(特に訓練展示)一方で、シャッターチャンスが複数同時にやってくることも。(前出の一斉転舵は受閲艦通過直後なので、画面の右には受閲航空部隊がすでに飛来しています。)とにかく、右に左に状況把握をし続ける必要あり。

こちらは180度転舵して向かってくる101むらさめ。乗艦も同じく転舵中だが、背後に富士山がズバッと入った。

状況把握という意味では、道中も結構面白い。木更津、横浜、横須賀と出港してきた各艦が、浦賀水道を出たところで一気に隊列を組み替えてくる。帰投時も同様で、3列の単縦陣(複縦陣かな)を解いて浦賀水道へ向かっていく様は壮観の一言。当然シャッターチャンスも多い。

併走しながらぶっ飛んでいく106さみだれと104きりさめ。さすが姉妹艦、息もぴったりという感じ。

という訳で、思いつくままに書いてみたわけですが…
はっきり言って、そんなにガツガツ撮影している人は乗ってません(苦笑)
のんびり見ている人が大多数。非常にまったりしています。(ほしい人に券が渡ってない、みたいな議論は別の問題ね。我々マニア=乗るべき人、ではないのだから。)航空祭の開門ダッシュとか、一列目に大砲林立なんていう世界ではありません。(実際大砲は要らないです。当方も100-400mmと標準ズームのみ使用)
もうちょっと左が見えれば…とか、あの艦邪魔なんですけど…等々思う瞬間は沢山ありますが、それはそれ。目の前で起きていることをどれだけ切り取れるか、それに尽きます。
おおらかな気分で行きましょう。

あとは航空祭でもそうですが、お天気ね。すべてはこれにかかっています。
あと2回、よい天気になるといいですね。そして、皆さん楽しんでくださいませ。

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