折角なので、最初は先日2勝目を上げノリノリだった室屋さんで。
エアレース用の機体はファルケンを意識したカラーに変わりましたが、
こちらは昨年の機体色を彷彿とさせるシルバーのレクサスカラー。
尾翼の雰囲気も含め、室屋さんらしい機体になったと思います。
マジョーラカラーのレクサスマークが映える。正直スポンサーむき出し
の塗装はあまり好きではないし、そういう人も多かろうが、これは意外
にイケるのでは。
最後にはエアレースをイメージした、パイロン抜けのパフォーマンスも
披露。高速ロールから水平にピタリと止める、例の機動も見せてくれた。
レース機に比べロールレートは劣るのでしょうが、それでも翼の動きは
キレキレで、トップレーサーの片鱗を見せてもらいました。
こちらもお馴染みウイスキーパパの内海さん。
もはややっている事が凄すぎて、普通に見える困ったフライト。
とにかく真っすぐ飛ばないので、油断するとファインダーですぐ見失う。
だいたいこのスモークの向きは、オカシイ。何が起きているのか分からん。
機動の切れ味は室屋さんだが、ロールやスピンの多彩さは内海さんだろう。
アクロフライトでしっかり個性が見えるのはとても面白い。
ちなみに会場に流れていた曲が、何かどこかで聞いたような、と思った
ら、出囃子ですよ。5代目文枝師匠の出囃子だ。何となく自信がなかった
のだが、今調べてみると廓丹前らしいのでどうやら当たっているようだ。
耳タコ恐るべし。
やっぱり天気が良い順光だと写真が映えるね。午前中はかなり雲があ
り、薄日だったのが幸いした。朝一から快晴になると、午前中一杯ド逆
光でどうしようもないのだが、今年の岩国は非常に良い流れのまま夕方
まで進行。振り返れば、雨だったりガスってたりといろいろあり、最後
まで会場にいたのは、本当に久しぶり。
関係ないけれど、昔(10年以上前か)大阪だか福岡の飛行機写真展で、
「この写真展の空はみんな嘘だ、こんなに空は青くない!」
って力説していたおじさんがいたなあ。
本当のそんな色かなんて、誰にもわかんないんだよね。
実際、見たものを脳内補完しているわけで、多くの場合、
「もっときれかった(なぜか口語)」
というのは頻繁にありますよね。