「参議院なんてなくして、一院制でいいんじゃないか。」と言った声を以前はよく聞いてました。衆院で決めた事を、そのまま通過させる参院を「衆院のカーボンコピー」と揶揄していた。
僕は以前から二院論者だが、最近は特に「二院制で良かったと思う。」
今、問題になってる「国籍法改正案」は二院制じゃなかったら、ほとんど審議される事なく成立していただろうし、その問題点や法改正を多くの国民は知らないままに過ごしていく事になっていたからだ。
今日の午後に法務省から民主党会派所属議員に対して、国籍法改正について説明が行なわれ、国籍法改正に関心のある多くの議員が参加した。
説明としては、改正の経緯、改正案の骨子、DNA鑑定導入について等々。
特に議論となったのは、DNA鑑定に関してであり、法務省からはDNA鑑定を導入することは相当でない理由が語られた。
・現在の家族法体系と相容れない。
・外国人との子の認知にだけDNA鑑定をすると、外国人に対する新たな差別を生むおそれがあること。
・検体の同一性など鑑定結果の信用性を判断することが窓口では困難である。
それらの説明に納得した議員もいるだろうし、納得してない議員もいると思います。
僕自身は「民法722条」(離婚後300日規定:離婚後300日以内に誕生した子は前夫の子)も改正すべきだと考えてますので、「現在の家族法体系と相容れない。」という説明では納得できるものでもありませんし、「鑑定結果の信用性の判断」も法務省側の説明であった届出受付時の事務処理スキームでも同じ問題はでてくるのではないかと思います。
なぜ、この国籍法改正の問題がクローズアップされたのか?
問題点があったからではないのか。
同じ日本人の血が流れておきながら、国籍が付与されない子供達を救わなければいけないのは当然だが、もし仮にこの改正案で苦しめられる子供達(人身売買等で)が数パーセントでも出る可能性があるのなら本末転倒になってしまうし、認める事は出来ない。附帯決議ぐらいでは、防ぎようがない。
僕は以前から二院論者だが、最近は特に「二院制で良かったと思う。」
今、問題になってる「国籍法改正案」は二院制じゃなかったら、ほとんど審議される事なく成立していただろうし、その問題点や法改正を多くの国民は知らないままに過ごしていく事になっていたからだ。
今日の午後に法務省から民主党会派所属議員に対して、国籍法改正について説明が行なわれ、国籍法改正に関心のある多くの議員が参加した。
説明としては、改正の経緯、改正案の骨子、DNA鑑定導入について等々。
特に議論となったのは、DNA鑑定に関してであり、法務省からはDNA鑑定を導入することは相当でない理由が語られた。
・現在の家族法体系と相容れない。
・外国人との子の認知にだけDNA鑑定をすると、外国人に対する新たな差別を生むおそれがあること。
・検体の同一性など鑑定結果の信用性を判断することが窓口では困難である。
それらの説明に納得した議員もいるだろうし、納得してない議員もいると思います。
僕自身は「民法722条」(離婚後300日規定:離婚後300日以内に誕生した子は前夫の子)も改正すべきだと考えてますので、「現在の家族法体系と相容れない。」という説明では納得できるものでもありませんし、「鑑定結果の信用性の判断」も法務省側の説明であった届出受付時の事務処理スキームでも同じ問題はでてくるのではないかと思います。
なぜ、この国籍法改正の問題がクローズアップされたのか?
問題点があったからではないのか。
同じ日本人の血が流れておきながら、国籍が付与されない子供達を救わなければいけないのは当然だが、もし仮にこの改正案で苦しめられる子供達(人身売買等で)が数パーセントでも出る可能性があるのなら本末転倒になってしまうし、認める事は出来ない。附帯決議ぐらいでは、防ぎようがない。
一部退席された方がいたとはいえ、衆議院を全会一致で通過したのはおかしいと思います。
議員の皆様には、もっと国の将来を考えて頂きたいです。
また、失言だのなんだのやかましいマスコミにもしっかりと国籍法改正についてしっかりと報道してもらいたいものですね。
民主党は1日午後、国会内で改正に向けた勉強会を開催。DNA鑑定の導入について「外国人にだけ適用するのはバランスを欠く」との慎重論が大勢を占め、今後の対応を参院法務委員会の千葉景子筆頭理事に一任した。
この記事が事実だとすると、民主党議員の大勢はDNA鑑定の導入に慎重のようですね。
私は今の時点では、「二院制で良かった」とは言えません。
この欠陥法案が否決されてはじめて「二院制で良かった」と言えるのだと思います。
右だの左だの、党の方針などを考える次元の
問題ではないですよね。
国籍ー選挙権ー政治ー国の存続と
繋がっているのですから。国の基盤が揺らいで困るのは、議員さんも含めた全員ですから。
「二院制」については、全くその通りと思います。
ですが、「二大政党制」を喧伝する意義はもはや無くなってしまいましたね。政党制を含む、国会の手続・機構面のドグマティックな硬直性を是正すべく、早期の再検討を求めたく存じます。