「先行き」

2010年12月10日 | 日常活動
昨夜は、昨年派遣された調査団のメンバーで懇親会をしました。政治家、院の職員と立場は違えど、同じ仲間であります。こういったご縁を大事にしていきたいと思います。

昨年末、アメリカを訪問した時に、アメリカは景気回復の予兆が確かにありました。しかし、結果は未だにアメリカを含む世界各国は景気が低迷しております。先を見通すというのは、とても難しい。

日本に目を向けてみると、政治の先行きが不透明な部分がでてきております。支持率を上げる為に、あの手この手を考えてるようですが、世論を気にし過ぎるのには困ります。

以前の体制の時は両議員総会も頻繁に開かれ、執行部が何を目指すのか我々、所属議員にも伝わってきました。今は、何を執行部が考え、何を目指そうとしているのか伝わらない。自分達よりも先にマスコミに伝わり、我々は間接的に見聞きする。もっと、開かれた形にする事が必要だと思います。我々が、今一番優先しなければならない事は明確です。

我々は、「国民の生活が第一。」と掲げ、当選し、政権交代を成し遂げた。しかし、国民の皆さんからは我々が、皆さんの期待に応え切れていないと思っている。そのギャップを埋めなければならないし、国民生活を一日でも早く安定させ、景気を上向きにしていかねばならない。


「今日から」

2010年12月09日 | 日常活動
本日から本格稼働するまで、試験的に新ブログも運用します。
(http://ameblo.jp/izki-toyama/)

今日から、宮崎は知事選挙が始まった。とにかく注目を集めた東国原知事の後を任される知事で、口蹄疫からの復興など解決しなければ問題は山積しているが、皆で県民のための知事を選び、その方に託して県政を運営していただきたいと思います。我々、国会議員は新しい知事をしっかりとサポートしていかねばならない。

今日は国会閉会中だが朝の便で上京し、国土審議会の離党振興対策分科会に出席した。先の国会から国土審議会の特別委員に選ばれました。宮崎県も3つの離島を抱えております。

離島人口の流出の問題、航路維持の問題、離島がゆえの生活にかかる物品のコスト高の問題など、色々と話し合わねばならない課題はあります。離島振興法の改正の際は、そういった諸問題も与野党を超えて議論せねばなりません。

以前から、ブログでTPPについて触れさせていただいておりますが、報道によれば、TPPの第四回拡大交渉を主催しているニュージーランドの主席交渉官が農業分野を例外にすべきではないとの考えを示された。TPPに関する議論で、外務省や経済産業省は「ルール作りに参加すれば、例外もあり得る」と言っていたが、日本が思い描いているような事を各国は容認しない可能性が益々高まってきた。

TPPに果たして、皆が思い描いてるようなメリットはあるのだろうか?



「開通式」

2010年12月07日 | 日常活動
国会が終了した。法案成立も30%台と低迷した。来年冒頭から始まる通常国会で、どのように予算・関連法案を処理し、内閣提出の法案を成立していくのか。全てはトップと執行部の腕にかかっている。

国会が終わり、部会等で国会にいなければならない時、以外は地元で活動をさせていただいております。民主党政権に対する厳しい声、総理に対する厳しい声をいただいております。その中でも、多くの方が同時にする声が「やっぱり、小沢さんでなければ!」という声であります。意見交換をさせてもらった、首長さんからも同じ声がありました。

このような国家を取り巻く環境が経済にしても、外交にしても困難を極めている時にはリーダーシップを発揮でき、政治的な手腕もある方がトップになる必要性があるのかもしれません。

先日は、東九州自動車道門川ー日向間が開通し、その式典で挨拶し、テープカットをさせていただきました。県民の悲願であります東九州自動車道が一歩、一歩、前進し、部分開業しております。民主党政権が誕生する前に、「民主党だと東九州自動車道は完成しないんだ」と悪宣伝もされましたが、事実はそのようには動いておりません。我々はミッシングリンクを解消するともに、供用開始が早い所から戦略的に予算を投入していく。

同時に、宮崎の場合は、東九州自動車道だけではなく、九州中央道(横断道)、細島港と、この三つをリンクさせて地域経済の浮揚していかねばなりません。必ず、これらを完成させてまいります。

現政権では高速道路無料化の社会実験を行っているわけですが、先日の新聞に各県の評価が載っておりました。宮崎県は、無料化社会実験に一番上の高評価を行ってたようです。「一般道路の渋滞緩和で地元も大変喜んでいる」との事でした。

私も県北を訪問する際に、無料化区間を使用する回数が多くなったのですが、便利でありますし、思った以上に交通量が多いとの印象を受けます。高速道路無料化については、色々な意見があるのも事実でありますが、私は民主党政権の打ち出していた高速無料化の方向性は決して間違っていないと思っております。

多くの方が利用でき、その恩恵に授かる事の出来る「道」というものを造っていかねばなりません。

「選挙制度」

2010年12月02日 | 日常活動
急遽、口蹄疫に関して講演をする事になった。日にちもない為に、準備を急がねば。相手が第一次産業に従事している方々ではなく、年齢層も若いので、分かりやすく説明する事を心がけなければ。

口蹄疫が終息し、ようやく復興に向けて動き出しているが、法律や制度上、改善しなければならない点は多々ある。また、先日、検証委員会の報告書も公表された。

話は変わりますが、参院民主党内では選挙制度改革についての議論が再開された。「一票の格差」の問題があり、色々と私案等があるが、まずは「一票の格差」の解消うんぬんと言うよりも、参院のあり方自体を考え、それに沿って選挙制度を変えていくという視点が大事なのではないかと思う。

衆と参の役割をしっかりと議論しなければならないし、元々は「二院論者」だが、この国の政治にスピード感をもたせる為にも「一院制」も議論すべきではないかと考えます。



「330人の欠席」

2010年12月01日 | 日常活動
議会開設120周年の式典が開催されましたが、翌日の新聞に「120周年式典 330議員欠席」という見出しで記事が書かれてました。

式典の開催された参院本会議場(天皇陛下ご臨席の式典は参院本会議場で行われ、衆参の議員が参院本会議場に集まります。)の空席が目立ったので、陛下がご臨席される開会式よりも少ないと感じてましたが、ここまで多くの国会議員が欠席していたとは残念です。陛下がご臨席になるという意味を多くの国会議員の方々に理解をしていただきたいと思います。

私は国会議員になり、国民の象徴でもあられる天皇陛下がご臨席になる開会式等への参加は欠かしておりません。開会式の前には、国会の正面で陛下をお迎えし、式が終了すると、同じく正面で陛下をお見送りする。何百人もいる国会議員ですが、お迎え・お見送りになると数が極端に少なくなるのが現実であります。

報道によりますと、120周年式典で民主党の某議員が秋篠宮殿下に対して「早く座れよ」と暴言を吐いたと伝えております。そのような行為があったのであれば、不敬であり、許せる行為ではありませんが、同じ場にいた者として、そのような野次はなかったのではないかと思います。ご着席されない宮さまを心配されて、「どなたか、宮さまに伝えたが良いのでは」といった主旨の発言があった事は記憶しております。

式典で天皇陛下から頂いた、おことばを肝に銘じ、国家・国民のために、国会議員としての職責を全うしてまいります。




「国会開設120周年」

2010年11月29日 | 日常活動
本日は天皇皇后両陛下、秋篠宮同妃両殿下のご臨席を仰ぎ、議会開設120周年の記念式典が開催されました。明治23年に開設された日本の国会でありますが、幾多の困難な時代を乗り越えて、我が国に議会制民主主義を定着させました。議会人として、この国の議会制民主主義を更に発展させ、この国が真に豊かになれるように、改めて努めてまいります。

先週末は、補正予算が参院では否決という結果になりましたが、無事に成立いたしました。国民の生活を考える上では、何よりも予算を優先しなければなりません。ただ、残念な事に、仙石官房長官と馬淵国交大臣に対する問責決議が同時に可決されました。

この国の景気や、この国を取り巻いている周辺事態を考えれば、与野党が争っている場合ではありません。そのような時に問責が出され、それに加えて問責を提出した自民党とみんなの党が、取り下げる、取り下げないで争い、予定よりも大幅に本会議開催が遅れたのは残念でなりません。「問責」とは、単なるパフォーマンスではないのですから。

問責決議とは法的拘束力はないものの、その「意味」というものは大変大きなものです。これまで、問責を出された閣僚は最終的には全て辞任に追い込まれております。その背景には、問責を出した野党の「覚悟」があったからです。問責とは、その相手を院としては認めないという事です。

国会用語に「寝る」という言葉がありますが、これは審議拒否をする意味であります。内閣の要の官房長官に問責を出すという事は、内閣を認めない事に等しいわけであります。認めない内閣と審議をする事は普通の常識から言ってあり得ません。ただ、この国を取り巻く周辺の状況や積み残している法案がある中で、ほんとに野党に「寝る」覚悟があるのでしょうか。

「寝る」覚悟がなく、問責した閣僚との審議に応じれば、参院の権威すら問われる事になるわけであります。「覚悟のない」問責だったら、効力はなく、単なる乱用になってしまいます。

国会開設120周年というめでたい年に、その国会がこのように不正常な状態だという事は残念でなりません。


「いつになる」

2010年11月25日 | 日常活動
与野党間で明日の参院予算委員会で2010年度補正予算案を採決する事で合意ができ、明日にも補正予算が成立する可能性が出てきた。

本日は北朝鮮による砲撃に関する集中審議、そしてその後にその他の委員会が開かれる。議員歴は約3年とまだ浅いが、今国会が今までの国会で一番、日程が直前までどうなるか分からない国会だ。

様々な法案や予算等の成立するのが遅れれば、それはすなわち国民生活に大きな影響が出る。国家国民の為に、やらなければならない事は多々あり、その為には、もうちょっと政権にしっかりと運営をしていただけなければならない。今のままでは通常国会が大変だ。

急がなければならい事、やらねばならい事は多々ある。今から予算委員会、農水委員会に行ってまいります。


「突然の攻撃」

2010年11月25日 | 日常活動
北朝鮮による韓国・延坪島砲撃で民間人2人を含む犠牲者がでた。朝鮮戦争以来、初めての陸上着弾攻撃であり、 突然のこのような攻撃は許し難い。

北朝鮮の最近の動きはエスカレートしてきている。哨戒艦・天安鑑を魚雷攻撃で撃沈したり、遠心分離器2000台によるウラン濃縮を行ったり。

北朝鮮が、どのような意図を持って、一連の行動を起こしてるのか不明な部分も多いが、マスコミが報道するような後継体制強化の為なのだろうか?

6ヶ国協議もなかなか進展しないが、日米韓で密接な連携を取り、行動していかねばならない。






「首尾一貫」

2010年11月22日 | 日常活動
発言問題の責任を取って柳田法務大臣が辞任を表明された。こういう形での辞任は残念であります。文脈を読むと別のニュアンスも伝わってきますが、クローズアップされてる部分だけみれば、辞任に値するのかもしれません。

政治家は常に自身の発言に責任を持たなければなりません。政府や党の要職なら尚更であります。「言っていい事」と「言うべきでない事」の分別はつけなければなりませんし、それが出来ないようなら、国会の混乱を招くような要職を受けるべきでありません。

これまでも、多くの閣僚が「発言」を理由に辞任に追い込まれました。ただ、その中には、文脈を読めばそれ程の発言ではなかったり、責任を取らないといけない程の案件ではないものなどもありました。マスコミが発言全体から、面白い部分だけをカット&ペーストし、世論を煽る。そのような行為を繰り返す事に私は違和感を覚えます。なんでもスクープになればいいといった報道姿勢は正して欲しいと思います。

週末、地元に戻って多くの方から、「与野党はもっとしっかり、予算や我々の暮らしを話してもらいたい」とお叱りを受けます。今の日本の置かれている状況を考えますと、補正予算をしっかり審議して成立させ、次は来年度予算を詰めていかねばなりません。我々、与党にも大きな責任があるのかもしれませんが、野党も政局ありきではなく、このような時代だからこそ責任野党として予算の中身に集中した審議をやっていただきたい。

今回の件で、私がひっかかってる部分は、大臣の進退に関して政府や与党の要職の方々が二転三転している事です。これでは、国民の皆さんに対して間違ったメッセージを送ってる事になります。「守るのなら、守る。」、「責任を取らせるなら、取らせる」と首尾一貫しなければならないにも関わらず、どこか迷走してるようにも感じられました。

このような態度が様々な場面で現れ、国民の皆さんに大きな不安を与えているのかもしれません。同じ政党にいながら、それらを改善させる事が出来ない歯痒かさもありますが、国民の皆さんの声を聞かせていただきならが、あらゆる点を改善できるように働きかけてまいります。



「構図」

2010年11月10日 | 日常活動
昨日はJA関係者と宮崎県関係国会議員とのTPPに関する会合と懇親会が行われました。既に報道で伝わってると思いますが、参加議員全てがTPPに関して反対の立場で決意を述べました。

何度も申し上げてますが、私にはTPPに我が国が入るメリットがあるようには思えません。製造業は輸出が促進されるのかもしれませんが、それが我が国の雇用創出等に結びつくかは別問題。TPPは、人もサービスも全て障壁がなくなる可能性が高いわけですから。

先日、日本はレアアースを止められて、あたふたしました。資源などの海外依存を否定はしませんが、常に止められる可能性がある事を考えなければなりません。このTPPを考える上で、「食の安全保障」をどのように我が国は確立していくのかという事を考えなければなりません。万が一参加すれば、食料自給率は14%ぐらいになるとも言われております。また、「国土保全」の観点からも農業の持つ多面的な機能にもっと目を向けるべきです。

このTPPの問題をマスコミが論じる時に、「工業VS農業」というような構図でとらえようとしております。農業が、文句を言って他の産業の足をひっぱってるようなイメージを植え付けようとしている。果たして、それは正しいのか?

JA関係の皆さまには、昨日含めて二度お願いしてますが、農林水産業だけで固まるのではなく、TPPでダメージを受けるであろう、TPPに不安を抱いている様々な団体を巻き込んで結束してメッセージを発信していただきたいと伝えました。今のままでは、第一次産業だけが悪者になる構図を益々強められます。この意見に多くの方が理解を示していただけた事は幸いでした。

今から、TPPの決起大会に参加してまいります。