「少年法とマスコミ」

2006年09月08日 | 事件
徳山高専での女子学生殺害事件で、容疑者とされていた少年が遺体で発見された。
容疑者が遺体で発見された事で、事件の真相は闇の中になる。

少年法との兼ね合いもあり、山口県警は少年の名前や写真を公開しなかった。
少年法では少年の更生を図る見地で氏名などの公表を禁じている。

僕は少年法のあり方に常々、疑問を感じている。少年であるなら、何をしてもいい訳でもない。犯した罪に対して、それなりの償いが必要である。罪の償いは置いといて、更生を先に図るという現在の法体制は甚だ疑問を感じる。それは少年である以上、氏名を公表できないという状況も引き起こしている。今回の事件のように、殺人を犯した少年が逃走した場合、知ってる人だけしか対処できない。

これは、法体制や捜査機関だけの問題だけではない。容疑者の氏名や写真を公開しなかった事、県警が公開捜査しなかった事を批判するマスコミがいるが、僕はマスコミは批判できる立場ではないのではないかと思う。非公開に関してはマスコミも同罪である。

週刊誌の週刊新潮は容疑者の氏名と顔写真を公開したが、それ以外のマスコミはニュース映像を流しても、氏名は公表しなかったし、顔にぼかしを入れたりもしていた。(今朝の読売新聞は、手配少年が遺体で発見された事を顔写真と氏名をいれて公表したが。)マスコミが批判やリスクを恐れていては、疑惑や事件も明らかにならないであろうし、事件も解決できないのではないではないだろうか。マスコミは影響力も権力も持っている。この国を良くする為にも、恐れず進んでももらいたい。

「裁判の行方」

2006年03月24日 | 事件
3月22日に、以前から気になっていた裁判の二審判決がでました。
二審判決も一審を支持して「無期懲役」。

この裁判は、6年前に仙台市内の病院で准看護師の守大介被告が患者の点滴に筋弛緩剤を混ぜたとされる事件です。事件当時は、かなり報道され、今でも当時の報道を私は鮮明に覚えております。そして、報道をみる度に「なんと残酷な事をする人間がいるものだ」と憤りを覚えてました。

しかし、そんな感情そして自分の持ってる事件への知識を覆すような新たな情報に出会って、この事件に対する私の考えは変りました。私は有罪なのか無罪なのかと意見を述べる立場でもありませんし、そういった能力も持ち合わせてるわけありません。ただ、新たな情報を通して今まで私がニュースや新聞を通して知りえた情報とは大いに異なり、また捜査及び裁判に対してある種の疑問を持ちました。

その新たな情報を提供してくれたのは、テレビ朝日の「ザ・スクープ」という番組です。残念ながら民放2局の宮崎では放映されてません。しかし、ネットで過去の動画映像をご覧になる事は出来ます。

ザ・スクープ 仙台筋弛緩剤事件 動画 (これ以外にも事件に関する特集はやってますので、ご覧ください。)
http://www.tv-asahi.co.jp/scoop/update/special_back/20011215_010.html

また、以下のサイトで当日の裁判が報道されています。
http://news.tbs.co.jp/20060322/newseye/tbs_newseye3251429.html

「無期懲役」という判決がでましたが、今後どのように発展していくのかとても気になります。

「ライブドア・ショック?」

2006年01月20日 | 事件
まだ捜査段階なので、軽々しく論じるべきではないのでしょうがライブドア・ショックが日本の株式市場を揺るがしています。そして、不幸にも自殺者までだしてしまいました。亡くなられた方にはご冥福をお祈りいたします。

ライブドア本体にまで粉飾決算の疑惑が浮上しており、捜査がどのように今後展開していくかがポイントになってきます。この一連のライブドア問題が事実なら、大変な問題です。

まずは、投資家を騙した事に問題があります。投資家を騙し、自社株を買わせて不当に株価をつりあげていた事。

そして次に、この問題で同じような新興IT企業もライブドアと一緒なのではないかと疑いをもたれ、それらの企業の価値まで失わせてしまった事。

そして、投資家達がライブドアを売れないから手放されない為に、損失補填の為に他の保有する株式を売りにだし、株式市場そして景気にも影響を及ぼしてる事。

以上のような事を考慮すると、もし一連の問題が事実なら厳正に対処していかないといけません。日本の経済犯罪というものは他の国に比べて罪が軽いですので、その法改正も国会議員の方々には力を入れていただきたいと思っております。

経済犯罪というのは、一歩間違えれば国を恐慌に陥れる可能性もあるわけで
間接的かもしれませんが、多くの人々の生活と結びついています。


「人の心はお金で買える。」と堀江社長は言われましたが、「人の心はお金で狂う。」と僕は言いたいです。金の亡者になると、本来許されない行為でも犯してしまいたくなるのではないのか・・・。

金がすべての競争主義が招いた、現代日本を象徴するような事件だったなのではないでしょうか?


話しは変りますが、閲覧数が伸びてきています。
残念なのは、ブログの閲覧数の総数が分からない事。
(数日間の一日ごとの総数は分かるのですが、ブログ開設してからの総数は分かりません・・・)

HPとブログの閲覧数が連動してないのも問題だし・・。
(HPの閲覧数はブログ開設以降、減ってきていてブログの方の閲覧数が伸びてます。しかし、最近はHPの閲覧数も最低ラインからの伸びがジワリジワリとでてきてますが。)

今度、専門の人に聞かなきゃ。

「献血禁止」

2005年03月08日 | 事件
変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(狂牛病)の患者が国内で初めて確認された問題で、厚生労働省は、1980年から96年の間にイギリスとフランスに1日以上滞在していた人の献血を禁止することを決めた。ならびに臓器提供も禁止されるとの事だ。

なんでも対象者は数十万人に上るそうだ。

何が正しい決断かは分からないが、もうすでに献血してる人とかも多いだろうし、数十万の人が献血禁止になると、医療にも深刻に影響するのは間違いないだろう。

発症して亡くなった方が献血をされてたか、どうかの追跡調査は可能だろうが、まだ発症してない不特定多数の人達(その期間に一日でも滞在した人達)の追跡調査ならびに献血の有無の調査は不可能と言ってもいいのではないのか・・・。

献血を禁止しますと言った、軽い判断だけでは色々な面ですまされない問題だし、またどうすることもできない問題でもある。

ある意味、ぞっとするような問題です。

グローバル化を迎えた今日、社会学者のギデンズはリスクが多様化すると言ってますが、ほんとそうだと思います・・・。

「中止」

2005年03月06日 | 事件
友達の結婚式が中止になったらしい・・・。
この前、メールした時には何も言ってなかったし
「新居は借家だ」って話ししかしてなかったしな・・。

別の友人から「式は中止になったよ。」って聞いたもんで、
破局か??って思って心配になってメールしてみると
なんでも奥様になる予定の彼女が妊娠中毒症で入院したとのこと。
式は延期でもなく、中止らしい。
結婚はするんだけど、式あげれないなんて残念だろうな~。