「この国のカラクリ」

2009年05月29日 | 日常活動
先日は民主党の総務部門会議で東京都の猪瀬直樹副知事から「地方からみた地方分権」についてお話を聞かせていただきました。

直轄事業負担金など、なんで地方が国の出先職員の退職手当なども負担しないといけないのか不思議である。また、道路の維持管理費を例にとり、国が行うと高コスト体質になるというご指摘までいただきました。

やはり、我々が目指す地域主権型の分権を推し進め、ヒト・モノ・カネを国から地方に移譲していかねばなりません。

部門会議の冒頭、原口ネクスト総務大臣から、猪瀬知事とは故石井紘基代議士とともに戦った仲間だという紹介がありました。

石井紘基氏といえば、この国の特別会計の闇にメスを入れた最初の政治家だ。「あと、一週間で今の政権は終わる」という言葉を原口代議士と交わしたのを最後に、石井紘基氏は刺殺されたそうだ。現職国会議員が刺殺されるというショッキングな事件だった。

裁判では「金銭トラブルが原因で刺殺された」と結論づけられたが、個人的にはそのような簡単な理由ではないのではないかと疑問に思う。その後、獄中から犯人もテレビ局の取材に対して「頼まれた」と告白している。あの事件の真相は未だ闇の中だ。

石井紘基氏は、特別会計などこの国の実態を調べるうちに、この国の闇を見つけ、「このままでは、この国が滅んでしまう」と政治生命をかけて、この国の闇を追及されてきたのだと思う。 

石井紘基氏の行った調査と比べ物にならないが、委員会質問の準備や「事業仕分け」を行うだけでも、この国の無駄や、天下り団体の多さに気がつく。「ほんとうに、このままでいいのか?」とは常に思う。

我々も石井紘基代議士の意思を受け継ぐ形で、さまざまな物を調査して、良い国を将来の世代に渡せるようにしていかねばならないと思う。


「エコカーの効果がない使い方。」

2009年05月27日 | 日常活動
今、補正予算が参議院の予算委員会で審議されております。「マンガの殿堂」など問題ある予算の使い方もありますが、今回はその話は置いといて、予算委員会の審議を委員会室で聞いてると「エコ」や「グリーン革命」という声が政府の方から聞こえてきます。

各省庁の車をエコカーに買い換えるという案もあるようですが、ほとんどの省庁の車は省エネ対象車になってるのではないだろうか?

国会で私達が使わせていただいてる院車というのがあります。これは、ハイブリット車なのですが、運転手さんの話によると、国会議員や役所の方の使い方(短距離移動、待機時間が多い)をすると、ハイブリット車よりも、省エネ対象車の方が燃費はいいようです。「ハイブリット=環境に良い」という単純な見方は危険です。

私も地元で燃費と環境の事を考えてハイブリット車を使ってますが、ほとんどが長距離移動なので、このような場合はハイブリット車の威力を発揮しているのだと思います。

委員会の昼休み時間に国会の裏の広場にいくと、各閣僚の専用車が待機しております。委員会中は、こうして待機して待ってるのでしょうが、驚くことに待機してる間、アイドリングを行なっております。しかも、車には運転手を含めて誰も乗っていない。

大臣が戻った時に、快適な車内を提供したいのでしょうが、「エコ」を掲げているのなら、この待機中のアイドリングは改善しないといけないのではないかと思います。



「北朝鮮の核実験は許せない。」

2009年05月26日 | いつきの思い
昨日、北朝鮮が「地下核実験を成功裏に実施した」と発表した。
各地の地震波の観測所でも、揺れを観測した。

今回の北朝鮮の行動は許すことはできない。
さらなる厳しい対応が求められる。

今回の核実験には、なんらかの北朝鮮の思惑があり、北朝鮮が発したメッセージが何なのかというのも理解して、我が国も対応していかねばならないわけだが、北朝鮮が今回の核実験を行った背景には、アメリカを直接対話のテーブルに着かせたいという狙いがあり、その後については、ブッシュ政権後期に対話路線に舵を切ったアメリカに対して、自分達の要求をのませる形で国交正常化を実現したいという思惑があるのでないだろうか。

北朝鮮の行動というのは、過去のミサイル発射でも、二度に渡る核実験にしても強硬策を取り、アメリカをはじめとする各国の譲歩を引き出している。自国の経済が厳しいので、「核」、「ミサイル」というカードを武器に各国と交渉しようとしているのではないだろうか。

しかし、ここで各国が譲歩したところで、北朝鮮は、そのカードを捨てる事はない。幾度となく、我々は北朝鮮に騙されてきている。北朝鮮に「核」、「ミサイル」というカードを放棄させる為には、こちらも更なる強硬策を取り、その一方で交渉用の窓口を用意しなければならない。

ただ、北朝鮮の眼中には日本は入っていない。

藪中外務事務次官が「日本外交が機能しなかったという面が結果としてあるかもしれない」と発言されているが、まさにその通りだろう。

じゃあ、直接的な交渉が機能してないのであれば、北朝鮮が最も交渉したがっているアメリカに対して、同盟国である日本が今まで以上にアメリカの対北朝鮮政策に対して強く主張すべきではないだろうか。今までのアメリカの対応を見ていると、とても我が国の主張に沿った行動を取っているようには思えない。

北朝鮮の核、ミサイルは、我が国にとって大変脅威であり、また拉致問題も解決されておらず、我が国と北朝鮮の間には問題が山積している。これらの問題を解決する為に、我々の主張に沿うような形で、アメリカも我が国の同盟国なら交渉してくれてもいいのではないかと思う。

いずれにしろ、今回の核実験は許す事はできないし、我が国は制裁強化も含めて検討に入り、関係各国にも協力を求めていくべきだ。


「野党に責任をなすりつける、国交省」

2009年05月25日 | 日常活動
この週末は、凍結された国道220号線青島~日南改良区間の沿線住民の皆さんや区長さんを1軒1軒まわらせてもらった。

この区間は、がけ崩れも多く、連続雨量が170mm以上だと通行規制になる区間だ。私自身、幼少の時から幾度も使っている道路であり、何度も通行止めも経験している。この地域の事情というのは、他の誰よりも理解しているつもりだ。災害が起こったら孤立するので、その迂回路的な意味合いが高い道路改良事業なのに、政府・国土交通省はB/C(費用便益費)1.0以下は切り捨てるというやり方を行った。

道路整備というのも色々とあると思う。時間短縮や経済効果を期待して造るもの、災害対策として造るもの。B/Cの議論にしても、これは時間短縮や経済効果を期待して整備する道路には当てはまるのではないかと思う。しかし、道路は全てがそうではない。それを、ごちゃ混ぜにして、機械的に1.0以下は全て切り捨てるという、政府のやり方には疑問が残るし、そのようなやり方は許せない。

しかも、次の日からは新年度が始まるという3月31日に突如、凍結を発表するというやり方は許せない。自民党の議員曰く「年度内に結論を出す事になっているのだから、(3月31日は)年度内だから仕方ない。」という論調もどうかと思う。

この改良区間のトンネル工事が必要な区間は、今にも崩れそうな箇所もある。それらを国土交通省は認識していて、数ヶ月前までは地域住民にルートに関する説明まで行っている。

そして、先日、ある区長会に国交省の方が来られ、「野党のせいで、凍結になった。」というような趣旨の説明を資料をつけて国交省は行ったらしい。

自分たちの行った決定を、野党のせいにするようになったら、政府・与党はおしまいだ。
じゃあ、野党の要求を政府・与党は全て受け入れるのだろうか?

しかし、区長さん達も良識のある方が多く、「(政府が)自分達で決めた事やとん、何が野党か」、「選挙対策」と言われていました。国交省の説明の時は、それを追求しようとしていた区長さんもいたようです。

先日、行われた決起集会にも出席された方からは、「選挙に利用しよる」、「あれは選挙の決起集会のようじゃった。」と言う声までありました。

住民を混乱におとしめて、政治利用しようという姿には憤りを感じます。
国交省が沿線住民にどのような説明を行ってきたのか、本省に尋ねたら、いつどのように自治体や地域住民に説明をしているのかも把握してないというありさまでした。

この国の政治体質、官僚体質を変えない限りは、この国の抱えている問題は根本的には解決されないのだろうとつくづく感じます。


「町村議長会からの要望」

2009年05月20日 | 日常活動
先日、町村議長会と宮崎県選出の国会議員の意見交換会がありましたので出席し、意見を言わせていただきました。

要望事項としては、①東九州自動車道並びに九州横断自動車道延岡線の早期整備促進について②国道220号青島~日南改良事業の一時凍結早期解除について③新たな過疎対策法の制定について④中山間地域等直接支払制度の継続について⑤介護療養病床廃止の中止について⑥地上デジタル放送対策について⑦有害鳥獣の被害防止対策の強化について、七項目、町村議長会から要望を受けました。

意見交換会に出席した、江藤衆議院議員、松下参議院議員、そして私の順で要望に対して一つ一つ意見を述べさせていただき、意見交換会が行われました。党派は違えど、これらの問題に関しては方法論は別とし県選出国会議員は共有してるのだと思います。意見を述べた後、各議長さんからの質問を受ける機会をいただいたのですが、意見交換会に最後までいたのは、私しかいませんでしたので、質問された民主党の農業者戸別所得補償制度と地上デジタル対策に関してお答えさせていただきました。

その後、場所を移して懇親会が行われ江藤衆議院議員と私の二人が出席させていただきました。そういえば、この種の集まりに県選出国会議員が全員そろった事はありません。いつも、江藤議員と私の二名出席のような気がします・・・。

懇親会で各議長さんや事務局の方とお話をさせていただくと、町村数の減少で議長会改革を進めなければいけないという意見や、また政権交代が起こるのではないかという意見など色々いただきました。

次の選挙で政権交代が起こるのか、起きないのかは分かりませんが、どのような結果になろうとも、地方が切り捨てられないような政策を実現していかねばなりません。

「関心ごと」

2009年05月19日 | 日常活動
毎週末、地元に戻っておりますが、今週はお世話になってる団体の「青年の日」で挨拶をさせていただき、その後は都城市に移動し、これまたお世話になってるOB会の総会に出席させていただきました。

ちょうど、民主党の鳩山新代表が就任した直後だった為に、皆さん関心が高く、色々と尋ねられました。話題は「代表選挙」、「西松問題」、「総選挙」等々が視中心です。私は私のスタンスで話させていただいてますが、直接話させていただいた方には、これらの話題に関して理解していただけたと思います。

そんな中、よく利用しているMNS(http://jp.msn.com/)のサイトの、一つのコンテンツの中に、作家の村上龍氏が「小沢民主党前代表の罪って?」というタイトルで分かりやすく説明している映像を見つけました。

ご視聴するには、MNS(http://jp.msn.com/)のホームページにいっていただいて、以下の順でページを移動してください。

ホーム > おすすめ > RVR - 村上龍 Ryu's Video Report 「小沢民主党前代表の罪って?」

村上龍氏の解説する視点で、あの問題を見ると、また違って見えてくるのかもしれません。


「日本の大掃除」

2009年05月18日 | 日常活動
「大きな日本の大掃除をしようではありませんか!」と民主党の新代表に選出された鳩山代表は代表選挙勝利後の挨拶で述べられました。

「天下をとることは、これは小事にすぎない」と鳩山代表は言われておりますが、政権交代は手段であり、我々の目的ではありません。

官僚主導による政治を、政治家主導に変えなければなりません。今、民主党は全ての省庁の事業仕分けを行なっております。担当だった総務省の事業仕分けを私は行いましたが、「なぜ、国がそんなものやるの?」や「なぜ、そんなにお金かけてるの?」や「お金かけておこなってる研究の成果がこれだけ?」といったような物が次から次にでてきております。

事業を行なうときは企画というものがあるべきであるにもかかわらず、担当の方に聞いても明確な答え、明確な目標というのも答えられないというな事業も数多くあるわけです。

そういったものを整理し、国がやるべき事は国がやる。必要のないものは、民間や事業自体を廃止するというような改善を行なわなければなりません。

「脱官僚」これをやる為に、政権交代を必ず次の選挙で実現しなければならない。

「東京黒潮同窓会」

2009年05月15日 | 日常活動
金曜はいつも地元に戻るのですが、今夜は東京で私の母校であります日南高校の同窓会「東京黒潮同窓会」の総会・懇親会が開催されたので、出席してきました。

沢山の先輩や後輩と楽しい一時を過ごさせていただきました。
ただ、やっぱり若い世代が少ないのは悲しいものがあります。
ある先輩議員に「投票率と一緒。若い人が少ないんだよ。」との事。
個人的には、来年は今年よりも若い人に来て貰いたいと思いますので、情報がない人もいると思うので、こちらでもPRします。

写真は日南高校出身の歌手 MisaChi さんです。
(http://ameblo.jp/aotomi/)
「異邦人」のカバーが有名です。
歌唱力が凄く、大先輩達も絶賛してました。

明日は、民主党代表選の両院議員総会にオブザーバーで出席して、地元に戻ります。土曜の予定が完全に変りました・・・。

「代表選の火蓋」

2009年05月14日 | 日常活動
小沢民主党代表の辞任に伴う代表選挙に鳩山、岡田の両氏が出馬表明をし、本格的に選挙運動がスタートした。

昨日有志議員と供に鳩山幹事長に出馬要請しました。
ただ、私は党籍を持ってないので投票権はありませんが・・・。
ちなみに、私が民主党公認で衆院選に出馬した時の代表は岡田さんでした。

岡田副代表も鳩山幹事長も両名とも立派な政治家であり、トップに立てば両名とも明確なリーダーシップを発揮されると思います。しかし、今、民主党のリーダーに求められるのは鳩山幹事長の掲げる「友愛」の精神を持った政治家及び、実績だと思います。ここまで民主党を大きしてきた鳩山幹事長の手腕というものは民主党を、そして我が国を託すにふさわしいと評価できるものであります。

マスコミが「どちらが民主党のリーダーにふさわしいか?」という世論調査では、岡田氏と答えてる人が数ポイント多いようですが、党のリーダーを選ぶ際には「選挙に勝てるかも」という発想で選ぶのはナンセンスだと考えます。たぶん、そういう意味ではマスコミの今回の世論調査は「人気投票」みたいなものではないでしょうか。そういえば、自民党が去年の総裁選で麻生さんを選んだ時も「選挙の顔」という意味合いが強く、その後の支持率低下が起こると「麻生おろし」が起こりました。決して、リーダーをそのような視点で選ぶべきではありません。

しかし、報道番組を見てますとマスコミの編集はいかがなものかと思います。
あるニュースを見ていたら小沢代表の辞任を了承する両院議員総会で、蓮 舫議員の「週末に地元に戻って皆の声をきいてくるべきだ」と代表選の日程をもうちょっと取るべきだという発言の後に、「そんな横やりは、不愉快だ」と同期の谷岡議員の発言が続いた。それも、二度も同じ映像がそのニュース番組では流れたのだ。

テレビを見ていた人は、蓮 舫議員の発言に対して、谷岡議員が代表選の日程をずらす事に「横やりをいれて、不愉快だ」と発言されたと思われたのではないでしょうか。しかし、谷岡議員の発言は連ほう議員にしたのではなく、谷岡議員の発言中にヤジを入れたある議員に対して発言されたのです。

「民主党は揉めている」、「小沢対反小沢」、「代表選の日程は両陣営の思惑」というイメージを視聴者に植え付けたいマスコミの行き過ぎた編集だと思います。

報道の自由がありますので、我々は編集権に踏み入れませんが、自分たちに都合のいい部分だけを切り取りして、都合のいい所にペイストしていくといったような編集・加工を野放しにするのはどうかと思います。

マスコミが「代表選挙」ばかり報道してますので、国会活動は停止してるように移るかもしれませんが、民主党が各省庁の事業仕分けを行っており、私たち「総務部門」の事業仕分けを行いました。それとは別に、臓器移植法案に関して大阪大学医学部の教授から説明を受けました。

写真は事業仕分けの光景です。
事業仕分けに関しては、後日、記します。


「小沢代表辞任」

2009年05月12日 | 日常活動
朝一で上京し、11時から開催された決算委員会に出席した。すると、時間は忘れたが「小沢代表辞任」の情報が入った。

委員会終了後、小沢代表の言葉をマスコミを通さず、自分の耳で直接聞きたかったので党本部に向かった。

小沢代表が民主党、そしてこの国の政治において、民主党代表3年間に果たした役割は大きい。それが、政権交代が目前に迫った時に政治資金規正法の問題が起こり、民主党内の一部に不協和音がでた。

この場では、あの問題については触れない。

ただ、次の解散・総選挙で仮に政権交代が出来なかったら、この国の政治は数十年遅れるだろう。そして、それで得をするのは誰なのだろうか?

政権交代とは、「自民対民主」という単純な構図ではなく、この国を長く支配してきた官僚政治に終止符を打てるかどうかの大事な戦いなのだ。

小沢代表は、この国の政治を変える為には政権交代が必要だと考えていて、それには民主党の団結・結束なしには総選挙での勝利は厳しいと考えられたのではないだろうか。

記者会見を聞いていて、いろいろと考えさせられた。
それと同時に、なんとしてでも政権交代を成し遂げて、日本の政治を変えなければいけないと、思いを更に強くしました。