「延岡の勉強会に参加して。」

2008年08月29日 | 日常活動
昨夜は、延岡で会社を経営されてる方を中心とした勉強会によばれ、ゲスト・スピーカーとしてお話をさせてもらいました。

私からは今の国会の情勢を中心に話させていただき、その後、皆さんと意見交換をさせてもらいました。

先日、延岡を訪問させてもらった際に、お世話になってる方に、「経営や人生についての勉強会があるから、外山君も出てみない?そして、自分の考えてる事を話して、皆と意見交換をしたらどうだい?皆の生の声を聞いてもらいたい。」と言われ、参加してきました。

建築士の方からは、耐震偽装以来、官が法律で現場をがんじがらめにして、確認申請がなかなか下りない事や、その影響で住宅建築件数が減ってる事、建設業の方からは、今のままでは建設業が淘汰され、数年後には業者が三分の一にまで減らされ、失業者は二万人にまでなる可能性が高く、そして「日本はバックギアに入った」と不安を口にされました。

それ以外にも多くの業種の方々から、生の声を聞かせていただきました。
多くが、将来の日本に対する不安と、長期ビジョンを持てない政治への不満だったように感じます。

「10年前、20年前と比べて、どれだの人が豊かになったと思っているだろうか?」

同じ事を、別の場でも言われた事があります。

今日、消防操法大会で自民の中山衆議院議員や社民党の県議、公明党の県議と雑談させてもらいましたが、その中でもでてきたのが、都会の人、特にマスコミは、地方の疲弊というのを分かってはないのではないかという意見でした。

地方の「生の声」を、僕らが中央に伝えていかねばなりません。

「悲しい出来事。」

2008年08月29日 | 日常活動
民主党所属の議員を中心に新党が結成された。

数日前から、この新党結成という情報が錯綜していたが、メンバーを見ても驚きもなかったし、どちらかというと「やっぱり。」という気持ちだった。

ただ、正直、「なぜ、この時期に?」という思いと、民主党の支援をもらって議席を得た議員達の今回の行動を有権者は納得するのか?という思いがある。

テレビを見ていると有権者の人が「私の一票を返してもらいたい。」と発言されていたり、片山前参院議員も「民主党の公認ないし推薦で出た人ですから、選挙民との関係はどういうことになるのかね。その見識の問題だな。」とインタビューに答えてられました。

私も多くの人から、同じような声を聞かされました。
私には今回の新党立ち上げは、政治家の私利私欲にしか見えません。

各紙には、自民党の「工作」や政党助成金目当てという文字を見る事ができます。

真実は何なのかは分りません。

ただ、有権者の中には「裏切られてた」と思ってる人が多くいるのは事実です。

私としては、とても悲しい一日でした。



「間違った約束。」

2008年08月27日 | いつきの思い
昨日、北朝鮮が核の無能力化の作業を中断すると発表した。

交渉して譲歩するように見せかけて時間を稼ぐやり方。従来と同じ手法である。正直、「またか・・・。」と呆れるばかりだ。

拉致の問題でも、拉致被害者再調査で日朝で合意したが、再調査に着手した段階で日本政府が経済制裁を一部解除すると約束したわけだが、日本外交の弱腰ぶりもいい加減にしてもらいたい。

調査をするだけで制裁を解除していたら、相手の思う壺であり、北朝鮮にしては痛くも痒くもない調査なのではないだろうか。

日本政府は、どうも「アメとムチ」の使い方を間違えてるような気がする。

今後、どのようにこの問題が進展するか見守るしかない。


「地域の声」

2008年08月22日 | 日常活動
地域住民の方から、「一度現場を見てくれて」と要望のあった、都井名谷~市木石波間の国道448号線の現場を案内してもらいました。

前日に宮崎3区選出の古川議員も視察に訪れたようなので、いかに住民側の問題として、この国道448号線に対する要望が強いかというのがうかがいしれます。

この448号線は、台風などで大規模な災害が発生し、一時期は完全に通行が出来ない時もありました。(写真を見ていただければ分りますが、道路が地滑りで崩壊しております。)現在は小崎バイパスと名谷バイパスの工事が行われており、完成すれば全線復旧となるわけです。

しかし、問題が他にあります。

この448号線は、毎年地盤がずれているいる為に道路改修では抜本的な解決にはなりません。地区の住民の方のお話だと、「さがりよ(本牧地区)」という地域があり、そこは名前の由来どおり、道が下がっていってる。ここの改修に50億以上投資されてるが、問題は解決してないし、しまいには行政側も方法がないと途中で改修を投げ出したという経緯があるそうです。

住民側の願いは「災害復旧の時だと、抜本的な解決策(バイパスを通すなど)を示してくれるが、災害があって使えなくなるまでは行政は何も動いてくれない。災害があって使えなくなった時は、孤立した時だ。だから、災害が来る前に、なんとか解決策を示して欲しい。」というものでした。

もう一度、事の経緯を関係機関に確認して、抜本的な解決策を示して動いていただくように、視察を行った他の議員とも連携しながら要請してまいりたいと思います。

閉会中は、地域の声を聞かせてもらう為に、ほとんど地元をまわっていますが、建設工事のあり方なども住民側と政治や行政の間のギャップを感じます。小沢代表に言われた「時間があったら、地元に戻れ。」っといった言葉の重さを深く感じます。




「国政報告会」

2008年08月20日 | 日常活動
高千穂町で国政報告会を開催させてもらいました。(約100名のご参加)
内容としては、「ねじれ国会」での法案対応などを中心に質疑応答を入れて1時間程度の報告会でありました。
今後もミニ集会を中心に、国政報告会も混ぜて県内各地で活動を行ってまいります。

その後の懇親会で、皆さんと色々と話をさせてもらったのですが、
ある方から、「友人から電話があったんです。三人目の子供ができたけど、どんげすればいいやろか?って。子供ができる事って、ほんとは喜ぶ話じゃないですか。でも、金銭的な不安で子供を育てる自信がない人が沢山いる。だから、少子化対策も含めて国に真剣になってもらいたい。」と涙目で訴えられました。

その人の訴えをきいて、僕も辛く感じました。子育てにお金がかかる。それで、ほんとは育てたいけど、諦めないといけない現実。特に高校・大学とお金がかかるが、田舎ではそれらの出費に見合うほどの所得がなかなか得れない現状があります。

高校の授業料無償化や、こども手当だけでは解決できない、これらの問題。
子育てしやすい環境の議論も含めて、早急にしていかねばなりません。
少子化や子育ての議論をする時に、子育て世代をもっと議論に巻き込まなければ、
昔の子育て世代の方々と現代の子育て世代の方々のギャップもあるわけです。

子育てできるか悩まなくていい、社会を政治の力で創りあげねばなりません。

「土砂降りの後の、感激。」

2008年08月17日 | いつきの思い
昨日は、ある施設の花火大会に参加してきました。

会場に向かう前から、雲行きが怪しいなと思ってたら、案の定、土砂降りでした・・。

土砂降りでしたが、花火を打ち上げる間だけは、雨が小雨になり、見に来てた人に喜びを与えたのではないでしょうか。
施設に入所してる、おばあちゃんが、花火を見ながら、「綺麗だね~。」と喜ばれていたのが印象に残ります。

終わった後は、同じ会場に来られていた武井県議達と食事に行き、いろいろと県政の課題や県議会の定数問題をお聞きする事ができました。

武井県議も私も会場で焼きおにぎり数個食べて、焼き鳥も何本も食べてたはずなのに、その後も大きいプレートを平らげました。お互いメタボには気をつけないといけません・・・。

食といえば、先日、ある漁連の会長さんと話をする機会がありました。
会長さん曰く、「今回の政府の措置は、始まりじゃないと困る。ほんと、(A重油が)70円を超した時点でわしらは死活問題だ。」と言われてました。「民主党が先に原油高騰対策1000億円を打ち出してくれたおかげで、自民党もようやく動きよった。」とおっしゃられました。

その後、いろいろお話をさせて頂くと、会長さんから「漁業の予算っていったって、漁港整備にほとんど使われて、漁師は潤ってない。もっと、漁師が助かるような法案をだしてもらいたい。」と言われたので、次の臨時国会で民主党が提出を予定している漁業者戸別所得補償制度と、その財源(主に漁港整備にまわってる3000億円の漁業予算のうち、1000億円を直接補償にまわす。)を説明させていただきました。

この法案は意外と漁連の求めてる政策だった事に、双方驚きました。

この国会閉会中の夏は、現場の方々に直接お話しを聞き、自分達の考えを説明させていただく機会を多くつくっておりますが、現場には問題を解決するヒントや本当の声が数多くあります。その声やヒントを、一つ一つ大事にしなければなりません。

明日からは、また県北に入ります。一か所では、国政報告会もさせていただきます。

「盆踊り」

2008年08月16日 | 日常活動
お盆というと、皆さんどのように過ごされてるのでしょうか?

私はテレビの収録や、戦没者追悼式に出席したり、お世話になった人を中心に可能な限り初盆参りをさせていただき、盆踊りに出席させてもらいました。

初盆参りしても、公職選挙法の問題で何もしてあげる事ができません。
生前お世話になっときながら、何も許されないという現実。
これには、ほんと心苦しくて仕方ありません。
同じ思いの議員や候補者は沢山いるのではないでしょうか。

「公選法で何もできないもので、すみません。」と言うと、皆さんが「気にしなくていいのよ。」と言ってくださるので助かります。

お盆は終わりましたが、土・日と連休の方もいらっしゃると思います。
お盆や連休は、いつもより人や車が多いでしょうから、くれぐれも事故のないように気をつけてください。

これから、招待を受けたある施設の花火大会に行ってまいります。

「終戦記念日」

2008年08月16日 | 日常活動
63回目の終戦記念日を迎えました。

私は国会議員になってから終戦の日は、宮崎市で行われる戦没者追悼式に出席するようにしております。
そこで、正午の時報に合わせて黙祷し、天皇陛下のお言葉を拝聴させていただきます。

終戦から63年という時により、戦争を知らない世代が多くなってきて、
こういった式典に出席される方も、数少なくなってきています。

昨年から参列し、一人の議員として、とても一番残念に思う事があります。
国会議員や地方議員の出席が少ない事であります。
2年出席しておりますが、国会議員は私以外誰も出ておりません。
県議会議長とも、席上、この議員の出席率の話をしましたが、低さに嘆いておられました。

自衛の戦争、侵略の戦争という歴史観の問題はそれぞれあるでしょうが、戦争が起こった事実、その戦争で国の為に家族の為に戦死された方、また戦禍にあい亡くなった一般の方が多数いるという現実があります。

私は一国会議員として、戦争でなくなれた方々に対する追悼式には出席する責務があると考えます。我々は戦争という出来事を忘れるわけにはいかない、過去の尊い犠牲の上に、我々の今日があるという事を認識しなければなりません。

終戦記念日に行われる追悼式において、永遠に平和と不戦の誓いを新たににし、恒久平和の追求と創造に国会議員として全力を尽くすことを誓います。




「食の大切さ。」

2008年08月12日 | 日常活動
昨日は、農場を視察させていただき、
本日は、「みやざきの 食 と くらし を守る緊急県民大会」に出席させていただきました。

原油・穀物の高騰で、生産者のみならず、消費者も深刻な影響を受けております。
特に農業生産者の方のお話をお聞きすると、穀物高騰の問題は経営を大きく左右する程の危機的状況であります。

昨日は、鶏卵・和牛・養豚とそれぞれの農場をまわらせてもらい、帳簿なども見せてもらいながら、農業政策の問題点や良かった点などを直接、生産者から教えていただきました。

生産者からの声としては、「農家は儲ければ自分達で設備投資をします。設備投資の補助ではなく、価格安定の為の補助を出してもらいたい。」といった声や、輸出が民間任せになりすぎてる点などを指摘されました。

「鳥でも牛でも在庫がだぶついてきてるから、価格が下落してきてる(養鶏に関しては国が生産調整を撤廃した結果、数が増え、価格が下がっているようです。)、あまった分を外に出した方が農家の為になる。」

「アメリカのように病気等で豚価が暴落した場合は、政府が直接買い付けをして、価格を安定させるべき。」

「鳥インフルエンザ対策も、防疫対策ばかりで、その後の補償の話はない。国の言われるように防疫をしたが、鳥インフルにかかった場合の救済策を論じて欲しい。」等々、様々な声をいただきました。

飼料高騰で現場は困窮しています。訪問させてもらった鶏卵業者の方の話によると、エサ代だけで数年前と比べると年間2800万円も違うそうです。さらにいえば、資料安定基金がなければ、経営は実質の赤になるようです。

現場を見させてもらっておもったのは、現場の努力は限界を迎えてるという点と、やはり国と現場とのギャップでした。私たちも、飼料高騰に対しての「畜産・酪農経営安定特別交付金」によって、価格安定の為の農家に直接交付して底上げをしていかねばならないと考えております。

東国原知事も緊急県民大会で「総力戦!」と仰られましたが、政治、行政、民間、消費者、一丸となって、この危機的状況を乗り越えていかねばなりません。



「阿波井堰」

2008年08月08日 | 日常活動
先月、川内川流域の自治体の首長や議長が宮崎・鹿児島両県選出国会議員に河川改修に関する要望の為、上京されました。

川内川といえば、平成18年7月の鹿児島県北部豪雨災害において、河川氾濫を引き起こし、未曾有の災害が発生しました。

その後、激甚災害対策等特別緊急事業によって、河川の改修が進んでおります。
(ちなみに激特事業は、平成22年までで終了。 総額331億円。)

要望にこられた際に、宮崎・鹿児島の関係者の方に色々とお話をきくと、激特事業に入っていない、鹿児島県湧水町の阿波井堰(あばいぜき)の改修をしなければ、川内川上流域の洪水に対する不安は取り除けないと言われました。

何事も「聞くよりも、見せてもらう」を信条に活動をさせてもらっておりますので、実際に宮崎県えびの市と鹿児島県湧水町に昨日、行政視察をさせていただきました。

首長さん、議長さん、役場の責任者の方、そして地域住民の方々から、色々と「阿波井堰」に説明を受けました。川内川上流からの水を、どうしても川幅の狭い阿波井堰が止めてしまい、特に豪雨の時などは、それが原因で上流部の川が氾濫し洪水被害がでるとの事でした。

実際、上流部から阿波井堰までは川底が、ほとんど平坦で、堰周辺に何らかの改修を加えないと、今後も被害が絶えないのではないかと思われます。最近でも、今年の6月に豪雨によって浸水被害がでたようです。

地域の住民の方のお話ですと、その方が8歳の時に昭和二年の大水害が起き、その時から地域としては国に対して「阿波井堰」の撤去もしくは改修を求めてきたが、未だに要望には応えてもらえていないようです。

特に最近は大きな洪水としては、平成3年、5年、9年、17年、18年と次々と繰り返される被害によって、住民の人達は不安を覚えてるようでしたし、早期に改修に動き出してもらいたいという声をいただきました。

自治体・地域住民の方からの要望ですと、阿波井堰を可動堰に改修してもらいたいとの話でしたが、現場を見させてもらって、「可動堰だけでは、抜本的な解決にならないのではないか。川幅を広げたいいのではないのか。」と感じましたので、担当者に質問すると、担当の方も「抜本的には川幅の改修も必要です。」と言われました。

皆さんからいただいた要望を改めて国交省に伝え、宮崎・鹿児島両県の議員と連携しながら、改修できるよう求めていきます。

皆さんとお話をしてると、皆さんが口にされるのは山の問題があると言われました。「国有林は表(人の目に入るところ)は木があるが、裏は伐採され手つかずの状態です。山そのものに保水力がなくなってるから、集中豪雨が降るとすぐ溢れます。」と仰られました。私自身、山の保水力の低下を感じますし、多くの人がそれを口にします。

各省庁の連携が取れず、縦割りになってるこの国の国土の保全の問題を改めて見つめ直していかないといけないと思いました。